ビットコインに次いで人気が高いイーサリアムを決済に使いたい人は多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、イーサリアムを使った決済について紹介していきます。
イーサリアムがどんな通貨なのか分からない人にも、分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
残念ながら、今現在はイーサリアムを使った決済の利用ができなくなっています。その代わり、決済におすすめな他の仮想通貨、イーサリアムの決済以外での使い方などを紹介しているので、見逃さないでくださいね。
(トップ画像出典:https://www.pakutaso.com/20200339073post-25157.html)
イーサリアムってどんな通貨?
イーサリアムとは、正式に言うと仮想通貨を扱うためのプログラムの名前で、通貨の正式名称はイーサです。ただ、イーサリアムという呼び名が広まったため、一般的には通貨もイーサリアムと呼んでいます。
イーサリアムの単位は「ETH」で、2020年3月9日時点では1ETH=約21,000円です。イーサリアムの価値はつねに変動します。
イーサリアムの特徴は、様々な人がシステムの開発に携われる仕組みと、運営の自動化が行われていることの2つです。
様々な人がシステム開発に関わると、開発の状態が多くの人に見えるようになるため、セキュリティの向上につながります。また、運営が自動化されると仲介が少なくなるので運営コストが下がるんですよ。
いろんな人がシステム開発に携われる仕組みは「Dapps」、運営の自動化は「スマートコントラクト」と呼ばれています。
次章からは、イーサリアム決済を利用するメリットとデメリットを紹介していきます。実際に決済を利用する前にしっかりと理解しておきましょう。
イーサリアム決済を利用するメリット
ここでは、イーサリアム決済を利用するメリットを紹介していきます。イーサリアム決済を利用するメリットは、以下の2つです。
支払い完了が早い
イーサリアム決済では、ビットコインよりも決済のスピードが速いのが特徴です。ただし、ネット環境やシステム状況によっては、決済スピードが落ちる可能性があります。
海外でも使える
イーサリアムだけに限った話ではありませんが、仮想通貨は海外でも決済に利用することができます。
利用する際は、いちいち外貨に換える必要がないので便利ですよ。ただし、仮想通貨に対応していない国もあるので注意しましょう。
次章では、イーサリアム決済を利用するデメリットを紹介していきます。メリットとあわせて確認しておいてください。
イーサリアム決済を利用するデメリット
ここでは、イーサリアム決済を利用するデメリットを紹介していきます。
デメリットは、決済を利用できる場所が少ないことです。仮想通貨というものが認知し始めてから数年ほどしかたっていないため、決済利用ができるお店は限られています。
今後増えていくと予想されますが、日本でイーサリアム決済ができるお店は東京を中心に数えるほどしかありません。
次章で、イーサリアム決済が利用できるお店を一部、紹介していきます。
イーサリアム決済が利用できるお店
イーサリアム決済が利用できるお店は、飲食店や美容サロンなど、東京を中心に何店舗かあります。すべてを紹介すると長くなってしまうので、一部を紹介しておきます。
- 整体院カラダノバス(東京都)
- 懐石割烹 輝きらり(東京都)
- MODENA(福岡県)
- Bit cafe(大阪) 等
※参考サイト https://bitdays.jp/cashless/cryptocurrency_pay/10703/
チェーン店ではまだイーサリアム決済の取り扱いが始まっていないので、使える場所はかなり限定されてしまいますね。
ただ、ネットショッピングサイトであるAmazonで、イーサリアム決済を使えるようにするプログラムを仮想通貨関連会社が製作していることを発表していますし、今後は使える場所が増えていくでしょう。
イーサリアム決済をするにはウォレットが必要
ここまで、イーサリアム決済のメリットデメリットや使える場所について紹介しました。ただ、実際にイーサリアム決済をするためにはウォレットが必要となります。
ウォレットとは、仮想通貨を入れておく口座のことです。様々な種類がありますが、決済利用ができるウォレットはホットウォレットと呼ばれる種類のものです。
ホットウォレットでは、インターネットに接続した状態の口座で仮想通貨を管理します。スマホで使えるものやパソコンで使えるもの、取引所が運営しているものなどがあります。
イーサリアム決済ができるウォレットはある?
残念ながら、2020年現在でイーサリアム決済ができるウォレットはありません。少し前までは、ビットポイントウォレットなどでイーサリアム決済ができたのですが、現在はサービスを停止しています。
筆者が問い合わせてみたところ、再開のめどはたっていないそうです。今後どうなるか分かりませんが、すぐにはイーサリアムを使った決済はできないでしょう。
仮想通貨を使った決済をしたい人は、ビットコインを利用することをおすすめします。ビットコインであれば、ウォレットやプリペイドカードで決済利用が可能ですよ。
次章以降で、ビットコインを使った決済ができるプリペイドカードとウォレットを紹介していきます。
ビットコインを使って決済する方法①バンドルカード
バンドルカードは、ビットコインを事前にチャージすることで支払いに使うことができるプリペイドカードです。日本国内で使える仮想通貨のプリペイドカードはバンドルカードだけなんですよ。
プリペイドカードを使うと、仮想通貨決済に対応していないお店であっても、カード会社の加盟店であれば決済をすることができます。
ウォレットを使った仮想通貨決済だと、支払える場所がかなり限られてきてしまいますが、カードを使うことで支払える場所がグッと増えるのでおすすめですよ。
ただ、カードへチャージするためにはウォレットが必要になるので注意してください。次章で紹介するウォレットは、バンドルカードにチャージがしやすいウォレットですので、併せて確認しておいてくださいね。
ビットコインを使った決済方法②ビットフライヤーウォレット
ここで紹介するのは、ビットフライヤーのウォレットです。ビットフライヤーのウォレットだけでもビットコインを使った決済が可能です。
ただ、ウォレットでの仮想通貨決済は支払いに使える場所が限られてしまうので、先ほど紹介したバンドルカードを使うことをおすすめします。
ビットフライヤーのウォレットは、スマホのアプリで操作することができます。日本国内での仮想通貨アプリの利用率1位を誇っていて、安全面も信頼できるアプリです。
ビットフライヤーのウォレットはバンドルカードと連携しやすく、チャージがスムーズにしやすいのでぜひ使ってみてくださいね。
イーサリアムは決済利用はダメでも投機に向いている
イーサリアムはビットコインに比べて価格変動が安定しているため、投機の対象としては狙い目の仮想通貨です。
また、仮想通貨のプラットフォームとしても新しいシステム開発が進んでおり、将来性が見込めます。
イーサリアムは今のところ決済利用ができないので、イーサリアムを扱いたい人は取引をするとよいでしょう。
上記で紹介したビットフライヤーでもイーサリアムの取引を行うことができますよ。
まとめ
イーサリアムを使った決済について紹介しました。残念ながら、日本国内ではイーサリアムを使った決済をすることができなくなってしまいました。
今後はどうなるか分かりませんが、すぐに決済ができるようになる可能性は低そうです。仮想通貨決済をしたい人は、記事でも紹介したようにビットコインを使うと良いでしょう。
また、イーサリアムを扱いたい人は決済ツールとしてではなく、投機の対象として扱うことをおすすめします。この記事を参考にして、仮想通貨の使い分けをしてみてくださいね。