『最近、キャッシュレス決済でいろんなPayの種類があるけど、どれがおトクに使えるんだろう?』
使うと便利なキャッシュレス決済ですが、種類が多すぎてどれを使えばいいか分からないという人もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、「○○Payの種類」と、「○○Payのそれぞれのメリット・デメリット」を解説します。
この記事を読むことで、あなたにぴったりなキャッシュレス決済が見つかりますよ!ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそも「Pay」(ペイ)って?
「Pay」(ペイ)とは、QRコード・バーコード型決済、ECサイト型(Amazon Payなど)決済、IC(QUICPayなど)決済…などを総称したサービスのことです。
正式名称は「Payサービス」と呼ばれていて、現金を使わずに支払いができる、電子決済サービスですね。
コンビニや飲食店などの実店舗だけでなく、「Amazon」などのネットショッピングでも使えるようになってきています。
決済専用のスマホアプリをインストールして使用できるようになるサービスも多数あります。
「○○Pay」の種類一覧
○○Payは本当に様々な種類があります。2020年2月現在で20種類以上の「Pay」が乱立している状態です。
その中で「QRコード・バーコード決済型のPay」と「ECサイト型決済のPay」、「IC決済型のPay」をまとめました!
後述するPayサービスがごちゃまぜにならないよう、ここでそれぞれの決済方法について知っておきましょう。
- QRコード・バーコード決済…客側が端末にQRコード・バーコードを表示させて、店員に読み取ってもらう「ストアスキャン方式」と、店員から提示されたQRコード・バーコードを客側が読み取る「ユーザースキャン方式」がある。大抵は「ストアスキャン方式」を使っているお店が多い。
- ECサイト決済…ZOZOTOWNなどのオンラインサイトで、Amazonなどのアカウント情報を使って決済をすること。
- IC決済…お店側の決済用端末に、スマホや所定のカードを近づける事で決済をすること。
共通しているメリットは、「現金をわざわざ出して支払う」ことがないのでスムーズに決済できることです!
主にコンビニやレストラン、ウェブサイトなどを独自調査の元、判断しています。
- PayPay
- au PAY
- pixiv PAY
- Bank Pay
- Alipay(支付宝)
- WeChat Pay(微信支付)
- d払い
- ORIGAMI Pay
- 楽天ペイ
- ファミペイ
- &Pay
- JCoin Pay
- PAY ID
- ローソンペイ
- YOKA!Pay
- はまPay
- Amazon Pay
- Paypal
- QUICPay
- メルペイ
- Apple Pay
- Google Pay
「○○Pay」だったり「○○ペイ」だったり…。分かりやすく選別したつもりでしたが、やはり種類が多いです。
ユーザーにとっても数がこれほど多いと、「全部使ってみよう!」とはなりにくいですよね。
そこで次項では、この20種類以上あるPayの中から、筆者がオススメする7つの「○○Pay」を紹介していきますよ!
QR・バーコード決済型、おすすめPayの種類① PayPay
PayPay(ペイペイ)の概要
この記事に行き着いた方は「もう知ってるよ!」なんて声も聞こえそうですね。
そう、あのヤフーがサービス展開している『PayPay』。QRコード決済の王者です。
芸能人の宮川大輔さんがCMに採用され、一気に名の知れた決済サービスになりました。
ソフトバンク株式会社とソフトバンクグループ株式会社、ヤフー株式会社が合同出資・設立をした「PayPay株式会社」が提供していますよ。
サービス開始日は2018年10月15日です。そこから1年2か月たった日の2020年1月17日にユーザー数2300万人・加盟店数185万店の大規模なサービスになりました。
PayPayを実際に使用するための手順は以下の記事を参考にしてみてください!
PayPayのメリット・デメリット
そんなPayPayのメリット・デメリットを紹介します。しかし、メリットの方が多いのでそれほど問題ではないです。
- PayPay残高にチャージするプリペイド式なので、使いすぎることがない!
- 全国に加盟店が続々追加されているので、使える場所がどんどん増えていく!
- スマートフォンアプリの設定がとても簡単で、最短1分で設定完了!
- キャンペーンを時々行っているため、おトク度が非常に高い!
- 個人間の送金ができるので、割り勘もできる!
- PayPayを経由してクレジットカードの不正利用があった。(2018年12月17日に修正済み。)
- クレジットカードでPayPayを最大限おトクに利用できるのは、ヤフーカードしかない。
2つ目のデメリットに関しては、こちらの記事を読むと理解が深まるでしょう。
PayPayは「初期設定がめんどくさい…」と思っている方にオススメです!
デメリットもありますが、PayPayの不正利用があっても原則、被害額の全額を補償してくれます。
安心安全にサービスを利用してもらうため、しっかりセキュリティ対策をしているので、ぜひPayPayを利用してみてくださいね!
QR・バーコード決済型、おすすめPayの種類② au PAY
au PAY(エーユーペイ)の概要
こちらは、携帯会社の「KDDI株式会社(au)」が提供している『au PAY』。サービス改善によりauのユーザーでなくても使えるようになりましたよ!
au PAYでは芸能人の桐谷健太さんや菜々緒さんがCMに出演しており、有名になりつつあります。
https://www.youtube.com/watch?v=VBuuWAzLr2U
サービス開始日は2019年4月9日です。そこからたった6か月の2019年10月でau PAYの会員数を600万人に増加させています。
携帯会社のユーザー基盤をうまく使って会員数を続々と増やしていますね。
au PAYのメリット・デメリット
そんな人気の予感がするau PAYのメリット・デメリットを紹介します。
- 大手IT企業「楽天」と提携しているため、「楽天ペイ」を導入している店舗でも決済可能!(条件有り)
- 2020年5月以降にau PAYアプリが金融に強い「スーパーアプリ」化するため、アプリ1つで様々なことが出来るように!
- これからも加盟店が増えていく予定なので、ますます便利に!
- au PAY残高にチャージできる銀行口座は「じぶん銀行」のみ。
- スマートパスプレミアム会員(月額499円)になっていないと、ポイント還元の恩恵を最大限受けられない。
au PAYは「auの利用者でまずはPAYを使ってみたい」と思っている方にオススメです!
Payサービスの後出しで開始されたサービスですが、2020年5月以降にも期待がかかるサービスですよ!ぜひau PAYを使ってみてくださいね。
次項では、「QRコード決済」に絞ったオススメPay2つを紹介していきますよ!それぞれのPayの良さを見ていきましょう。
QRコード決済型、おすすめPayの種類③ pixiv PAY
pixiv PAY(ピクシブ ペイ)の概要
こちらは、「ピクシブ株式会社」が提供している、「同人誌即売会などのイベントで使える」決済サービスです。
サービス開始日は2017年8月10日より開始しており、利用者も少しずつ増えているようです。
以下の動画ではpixiv PAYのメリットを紹介しています。安全性・決済スピードの早さを推していますよ。
同人誌即売会(コミックマーケットとも呼ばれます。)はイベントが行われるたびに、人によっては、大量のお金を持参する必要がありました。
大量のお金を持参することによって、紛失・盗難のリスクも高まってしまいます。
しかし、この「pixiv PAY」はスマホ1つでQRコード決済を用いて決済することができます。
さらに、出品者(クリエイター)側がお知らせとして、購入者に次のイベントの出展を告知することも可能になりました。
pixiv PAYのメリット・デメリット
- 出品者は売上をノートなどに記録する手間がなくなる!
- 「アシスタントモード」で売り子さんに手伝ってもらうのが簡単に!
- 出品者はファンにメッセージを送ることもできる!
- 購入者はお金の盗難を心配する必要がなくなる!
- 出品者、購入者のどちらも会計をスムーズに進められる!
- 決済手数料3.6%+10円がかかる。
- 売上金を銀行振込にすると、銀行振込手数料がさらにかかる。
pixiv PAYは「即売会でスムーズに決済したい・ファンとの交流を深めたい」と思っている方にオススメです!
決済手数料がかかってしまうのが難点ですが、ファンとの交流ができるのがpixiv PAYの強みですね。
ぜひ、同人誌即売会の利用を考えている方はpixiv PAYの登録もしておくとラクですよ!
QRコード決済型、おすすめPayの種類④ Bank Pay
Bank Pay(バンク ペイ)の概要
こちらは、「日本電子決済推進機構(J-Debit)」が提供予定の決済サービスです。
決済と同時に直結している銀行口座から引き落としが行われるので、「デビットカードがスマホ版になった」と考えると理解しやすいでしょう。
サービス開始予定日は2020年春頃を予定していますが、すでに先行提供されている地域もあります(福岡県、三重県など)。
三井住友銀行や三菱UFJ銀行などの大手メガバンクが参入しているので、数ある銀行系列の「Pay」よりも一番有力になりそうなサービスですよ!
Bank Payのメリット・デメリット
- 三井住友銀行や三菱UFJ銀行などの大手メガバンクを初めとした、1000以上の銀行が対応予定!
- 各銀行のアプリと連携したサービスなので、各銀行のアプリを新しくインストールする必要がない!
- 「QRコード決済で銀行口座から即引き落とし」というデビットカードのような決済方法なので、使った金額の管理がしやすい!
- PayPayなどがすでにQRコード決済サービスを提供しているため、利用者を増やせるのかが不透明。
- 多くの銀行が参入するため、何らかの問題が発生するなど、セキュリティの不安がある。
Bank Payは「決済料金を即引き落としてお金の管理をしやすくしたい」と思っている方にオススメです!
「後日請求型」の引き落とし方法ではなく、「当日請求型」なので、決済料金を即座に引き落としてくれるのはうれしいメリットですよね。
2020年春頃に正式リリース予定なので、ぜひBank Payも利用候補の1つにいれてみてはどうでしょうか。
次項では、「ECサイト決済」に絞ったオススメPay1つを紹介します。あの大企業がPayサービスを展開していますよ!
ECサイト決済型、おすすめPayの種類⑤ アマゾンペイ
Amazon Pay(アマゾン ペイ)の概要
こちらは、アメリカ合衆国にある「Amazon.com」が提供している決済サービスです。
以下の動画ではAmazon Payのメリットを紹介しています。Amazonアカウント1つで決済ができることを推していますよ。
サービス開始日は2015年5月より開始しており、2016年10月に導入している企業が1000社を突破しています。
- ZOZOTOWN
- adidas
- コジマネット
- プレミアムバンダイ
- 劇団四季
- るるぶトラベル などなど…
元々は「Amazon ログイン&ペイメント」という名称だったのですが、2017年2月にグローバル化として「Amazon Pay」へと名称変更しました。
Amazonのアカウント情報を用いて決済するので、Amazonのアカウントさえ持っていれば、新しくECサイト(後述)の会員登録をする必要もありません。
他の類似決済アプリにはない、「Alexa(アレクサ)を使用した音声での決済」も兼ね備えていますよ。
Amazon Payの詳細は以下の記事を参考にすると良いでしょう。ぜひ、この記事も読んでAmazon Payを使ってみましょう!
Amazon Payのメリット・デメリット
- 対応しているECサイトなら、アカウントを登録しなくても、Amazonが仲介者になってくれるので安心・安全に決済ができる!
- ↑の点より、ECサイトのIDやパスワードの管理をしなくてOK!
- セキュリティの甘いECサイトも一部あるので、そういったサイトに登録する必要もない!
ECサイト(イーシーサイト)とは、自社の商品(広義では他社の商品)やサービスを、インターネット上に置いた独自運営のウェブサイトで販売するサイトのことである。ECとは英語: electronic commerce(エレクトロニックコマース=電子商取引)の略。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ECサイト)
要約すると、ZOZOTOWNやadidasなどのオンラインショッピングのサイトが「ECサイト」に該当します。
- 他の類似決済アプリではポイント還元のキャンペーンがあるが、2020年3月現在もキャンペーンがない。
- 上記の点より、3月以降もポイント還元はしない可能性がある。
Amazon Payは「ECサイトに個人情報をあまり渡したくないな…」と思っている方にオススメです!
この決済サービスに限りませんが、普及している決済サービスではないので、使えるケースが限られてしまいます。
しかし、安心・安全に使えるところがAmazon Payの良いところでもあるので、安心・安全に使いたいという方にAmazon Payはオススメですよ!
次項では、「IC決済」に絞ったオススメPay2つを紹介します。どちらも1度は聞いたことがあるかもしれませんよ?
IC決済型、おすすめPayの種類⑥ QUICPay[+]
QUICPay[+](クイックペイ[プラス])の概要
こちらもPayPayに負けない規模で広く使われていますね。QUICPayのキャラクター「キューペイ」が特徴的なサービスです。
各種カードに限らず、iPhoneやAndroidでも使用できるようになったので、利便性がグンと上がっていますよ!
「QUICPay」のサービス開始日は2004年7月20日と結構古いです。「QUICPay+」は2016年10月25日より対応しています。
https://www.youtube.com/watch?v=21UG80hVfHY
クレジットカード会社の「JCB(ジェーシービー)」が開発・提供している、決済サービスです。
『QUICPay』の正式名称、知っていますか?しっかりとした正式名称があるようですよ。
正式名称は『Quick & Useful IC Payment』(クイック アンド ユーズフル アイシー ペイメント)と呼ばれています。
直訳すると、「素早く & 便利に ICで 決済する」という意味になります。
QUICPayとQUICPay+って何が違う?
QUICPayよりQUICPay+が優れている点は、「1回あたりの支払いが2万円を超えても決済できること」です。
2020年3月現在では、QUICPay+は「Apple Pay(アップルペイ)」や「Google Pay(グーグルペイ)」などに搭載されています。
いつものお買い物やショッピングで「あっ!たくさん買いすぎちゃった!」となっても、スムーズに支払いすることが可能ですよ。
ちなみに、QUICPayのマークがある店舗でないと、そもそもQUICPayでの支払いができないので注意しましょう。
QUICPayのメリット・デメリット
そんなQUICPayのメリット・デメリットを紹介します。しかし、デメリットは使い方次第でなんとかなるのでカバー可能です。
- iPhone・Androidのどちらでも使えるので、利便性が高い!(別途、設定が必要です)
- おサイフケータイに対応している機種でも使えるので、いわゆるガラケーでもOK!
- 各種クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードに対応しているので、汎用性が高い!
- 実質、電子マネーとして使うことも可能!
- 分割払いはできず、1回払いのみ。
- 対応しているカードがないとそもそも使えない。(QUICPay単体の利用は不可)
- 上記2つにより、使いすぎてしまうケースもある。
QUICPayは「スムーズに高額なお買い物をしたい」と思っている方にオススメです!
クレジットカード等にある「ご利用可能枠」をそのまま実質、電子マネー化できるのも良いところですね。
しかし、このサービスに限りませんが、お金を使っている感覚が薄くなる傾向になりがちです。
しっかり利用明細を確認しながら、QUICPayを使ってみてくださいね!
IC決済型、おすすめPayの種類⑦ メルペイ
メルペイの概要
こちらは「株式会社メルペイ」が提供している、「メルカリ」というアプリを使った決済サービスです。
YouTuberのHIKAKINさんなどがCMに出演しており、YouTuberとコラボしたCMが多い印象がありますね。
サービス開始日は2019年2月13日です。そこからたった8か月の2019年10月でメルペイの利用者数が500万人を突破していますよ。
メルカリアプリ1つだけで、全国135万店のiD(アイディー)が使えるお店なら、メルペイで決済可能です!
iD(アイディ)は、株式会社NTTドコモが運営する決済(電子決済)プラットフォーム及びブランドである。
「iD」の名称の由来は「英語: Identity(存在証明)」と、身分証明書を意味する「ID」。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ID_(クレジット決済サービス))
要約すると、電子決済できるSuicaやnanacoなどの電子マネーの一種です。
またメルカリでの売上金を利用できたり、メルカリ内でのキャンペーン・クーポンも利用できるようになる、という特徴があります。
メルペイのメリット・デメリット
- メルカリの売上金をそのまま入金した額として使用できるので、チャージの手間がない!
- Apple Payとの連携で「iD」を利用できて、さらに「Suica」にもチャージ可能!
- ポイントバックキャンペーンとメルペイ独自のクーポンでさらにおトクに使える!
- キャンペーンを利用するためには、本人確認が必要になる。(銀行口座を指定or身分証明書の提出)
- 他の決済アプリなどはクレジットカードからのチャージ(入金)ができるが、メルペイは使えない。
メルペイは「いろんなクーポンでおトクに使っていきたい」と思っている方にオススメです!
メルペイ残高にチャージする方法が銀行入金しかないので、銀行口座を持っていないと使用できないのが難点です。
しかし、それさえ乗り越えれば、使いやすい決済サービスであることには間違いないですよ。ぜひメルペイも使ってみてくださいね!
○○Payを使っていこう!
ここまで、様々なPayを紹介してきました。今回紹介したPayサービスを一覧にまとめましたよ!(2020年3月時点)
サービスの名称 | 決済種別 | 引き落とし元 | 特徴的なメリット |
PayPay | QRコード・バーコード決済 | PayPay残高(銀行口座などからチャージ) | 割り勘が可能! |
au PAY | QRコード・バーコード決済 | au PAY残高(コンビニなどでチャージ)
auかんたん決済 WALLETポイント |
auユーザー以外も使える! |
pixiv PAY | QRコード決済 | 残高をコンビニ端末にてポイントチャージ
クレジットカード |
同人誌即売会で唯一使える! |
Bank Pay | QRコード決済 | 銀行口座 | 即口座から引き落とし! |
Amazon Pay | ECサイト決済 | クレジットカード | セキュリティが万全! |
QUICPay[+] | IC決済 | クレジットカード | 様々なところで使える! |
メルペイ | IC決済 | メルペイ残高(銀行口座にてチャージ)
メルカリでの売上金 ポイント |
iDが使えるお店もOK! |
どうしても迷って選べない!という人は、とりあえず「PayPay」を使ってみましょう。
QRコード・バーコード決済型、ECサイト決済型、IC決済型…と様々な決済方法が存在するので、種類が増えれば増えるほど管理もややこしくなってきます。
しかし、「設定が面倒くさい…」「メリットがよく分からない…」という理由でPayサービスを使わないのはとてももったいないですよ!
この記事を読んで、少しでも○○Pay(○○ペイ)に興味が湧いたなら、実際にキャッシュレス決済・Payサービスを利用してみてくださいね!