「食費を節約しようかな」と考えたときに真っ先に浮かぶのが、もやしですよね。
実際、節約のためにもやし生活をしている人は多く、文句なしの節約食材人気ナンバー1といえるでしょう。
しかし、「実際、もやし生活ってどれくらい節約になるんだろう?」「もやし生活をしていて、健康とかに害はないのだろうか」など、気になりませんか?
そこで今回は、もやし生活での節約と、もやし生活をしていく上での注意点を紹介いたします。是非参考にしてみてくださいね。
もやし生活でどのくらい節約できる?
では早速ですが、もやし生活をするとどれくらいの節約になるのでしょうか?
一袋20円のもやしを毎日2袋、1ヶ月食べ続けたらとしたら、「20円×2袋×30日=1200円」
例えば、これまでおかずに月1万円を費やしており(1日約300円)、そのうち半分がもやしになったとすると、「(1万円÷2)-1200円=3800円」
つまり、3800円/月の節約が見込めるという計算結果になります。
人によってこの節約額は増減するかと思いますが、月に3800円浮くのはかなり助かりますよね。
かなりアバウトな計算ですので、目安として参考にしてください。
では、「節約のためにもやし生活を始めよう」となると、心配になるのが栄養素ですよね。次の章では、もやしの栄養について紹介していきます。
もやしの栄養素は意外と豊富?ダイエットにも効果的!?
もやしは低カロリーと値段の安さから、「あまり栄養がないのでは?」と思われがちですが、意外にも様々な栄養素が含まれています。
- カルシウム(主に骨や歯の形成)
- カリウム(血圧を下げる効果)
- 食物繊維(便秘や糖尿病の予防・改善の働き)
- 葉酸(赤血球の形成)
- ビタミンB,C
- アスパラギン酸(疲労回復、代謝活性効果)
以上のとおり、もやしには多くの栄養素が含まれていることがわかりましたでしょうか。
ビタミンCやカリウムなど水溶性の栄養素が多く含まれており、長時間水洗いをしてしまうと栄養素が流れ出てしまうので注意してください
また、栄養素が豊富で、低カロリー・低糖質なもやしはダイエットにも最適と言われています。節約に加え、健康にも良いのは嬉しいですよね。
栄養素も豊富なもやしですが、節約もやし生活をしていく上で気を付けなければならないことがあります。次章からは、そんなもやし生活での注意点を紹介していきます。
節約もやし生活での注意点
ここまでは、もやしの値段や栄養素などのデータを中心に紹介してきました。ここからは、実際にもやし生活を実践していく際の注意点を紹介していきます。
節約のためにもやし生活を始める前に、もやし生活をしていく上での注意点を把握しておきましょう。
- 足が速い(賞味期限が短い)
- 淡白な味で、飽きやすい
- 低カロリー故、カロリー不足になりやすい
- 栄養素が偏ってしまう
次章からは、上に挙げた4つの注意点を1つずつ詳しく紹介していきます。
節約もやし生活での注意点①足が速い
もやしは、足が速い(賞味期限が短い)ことに注意が必要です。もやしは水分が多く含まれるため、比較的菌が繁殖しやすい食材です。
ですので、スーパーやコンビニで購入する際は賞味期限を確認し、1~2日で食べられる量だけ購入するようにしましょう。
また、調理の際には菌を防ぐために必ず過熱して食べることをオススメします。水洗いでは菌が残ってしまいますし、栄養素も流れ出てしまうため、加熱が確実でしょう。
節約もやし生活での注意点②飽きる
もやし生活をしていく上での注意点2つめは、淡白な味で飽きやすいことです。
毎日食べても飽きないよう、様々な味付けや、アレンジ調理をするようにしましょう。
- 味噌汁の具にする
- 他の食材とともに炒める
- 細かく刻み、餃子の具やハンバーグなどにする
- 麻婆
- ナムル
- チヂミ
- ラーメンや丼物の具にする
- 肉巻きもやし
- お好み焼きの具にする
もやし単体で食べるだけでなく、料理の具をもやしに置き換えることがポイントですね。
今回紹介したもの以外にも、ネットで調べたら様々なもやしレシピが出てきますので、お好みのもやし調理を探してみてくださいね。
節約もやし生活での注意点③カロリー不足
先ほど、もやしは低カロリー・低糖質でダイエットに向いていると紹介しましたが、カロリーの不足しすぎには注意が必要です。
もやし生活を続けてせっかく節約できているのに、カロリー不足でお腹が空いて、出先で我慢できずに外食してしまっては元も子もありません。
また、カロリー不足で倒れてしまうなど健康に影響が出てしまうと、医療費の方が高くつきます。
もやし以外に米などを食べて、カロリーを補うようにしましょう。
節約もやし生活での注意点④栄養が偏る
先ほど、もやしは栄養素が豊富と紹介しましたが、もやしばかりを食べていては栄養が偏ってしまうので注意が必要です。
もやしで補えない栄養として、米やパンなどの炭水化物や、肉や魚などのタンパク質があります。これらを摂取するようにしましょう。
以上がもやし生活をする上での4つの注意点でした。しっかりと把握できましたでしょうか。
次章では、「飽き」「カロリー不足」「偏った栄養」を解消するための、節約食材を紹介していきます。節約生活を続けていくカギになるので、是非最後まで読んでくださいね。
もやし生活のカロリーと栄養素を補う 節約食材
もやし生活では不足してしまうカロリーや栄養素を補う、節約食材を2つ紹介していきます。是非参考にしてくださいね。
豆腐
1つ目に紹介するのは豆腐です。スーパーなどで、1パック数十円で売っており、もやしにはないタンパク質が含まれているのも嬉しいポイントです。
触感ももやしのシャキシャキとは真逆で飽き防止にもなりますし、もやし生活を助けてくれる食材です。
鶏むね肉
2つめは鶏むね肉です。こちらも、もやしに不足しているタンパク質とカロリーを主に補ってくれます。
低糖質で健康にも良く、肉の中では最も安価な食材のため、節約食材にピッタリですよ。
他にも、「大根の葉」や「白菜」なども安く手に入る食材です。もやしの飽きを防ぐため、これらの野菜を食べるのもオススメですよ。
次の章では、もやしを使ったレシピを紹介していきます。是非、もやし生活をする際の参考にしてください。
簡単・安い・美味しい・飽きない!節約もやしレシピ
節約できる上に、簡単で美味しくて飽きない、もやしを使ったレシピを紹介します。
無限もやし
もやしとツナ缶を使った、レンジで簡単に作れる節約レシピです。ご飯のお供に最高ですよ!
レシピではツナ缶を使っていますが、アレンジとしてサラダチキンや、レンジでチンした鶏むね肉を割いて代用するのも美味しいですよ。
■材料(2人前)
もやし 1/2袋
ツナ缶 1缶
A:鶏がらスープの素 大さじ1
A:ごま油 大さじ1
A:砂糖 小さじ1/2
粗挽きこしょう 適量
.
■作り方
1.耐熱容器にもやしとツナ缶を加え、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで約3分加熱します。
2.温かいうちにAを混ぜ合わせ、こしょうで味を調え、できあがり。出典:(yucco_setsuyaku)
豚ひき肉ともやしの炒め物
比較的安価な豚ひき肉を使用した、包丁不要の簡単レシピです。もやし生活に不足しがちなカロリーとタンパク質を補い、元気が出る一品ですよ!
◆材料(2人分)【材料費1人前:約110円】
豚ひき肉 150g(100g約98円=117円)
もやし 1袋(1袋約38円)
ニラ 1/2束(1束約98円=49円)
A:酒 大さじ1
A:しょうゆ 大さじ1
A:砂糖 小さじ1
A:しょうが(チューブ)小さじ1
塩・こしょう 適量
ごま油 大さじ1
.
◆作り方【調理時間目安:8分】
1.熱したフライパンにごま油をしき、ひき肉を加え炒める。
2.ひき肉の色が変わったら、もやしと3センチ幅にはさみで切ったニラを加えてさっと炒める。
3.Aの調味料を加えて全体に味を絡ませ、塩・こしょうで味を調えたらできあがり。出典:(yucco_setsuyaku)
麻婆もやし
飽きやすいもやし生活において、麻婆にすることは飽きを防ぐ有効な手段です。ボリュームもあり、ご飯も進む、絶品のおかずですよ!
◆材料(2人分)【材料費1人前:約90円】
豚ひき肉 100g(100g約88円)
もやし 1袋(1袋約30円)
にら 1/2束(1袋約98円=49円)
A:にんにく(チューブ)小さじ1
A:しょうが(チューブ)小さじ1
豆板醤 小さじ1
B:しょうゆ 大さじ1
B:酒 大さじ1
B:鶏がらスープの素 小さじ1
水溶き片栗粉 適量
ごま油 小さじ1
.
◆作り方【調理時間目安:15分】
1.フライパンにごま油とAを入れ火にかけ、香りが出てきたらひき肉を炒める。
2.ひき肉の色が変わったら豆板醤を加える。
3.4センチ幅に切ったにら、もやしを加えて、しんなりするまで炒める。
4.Bを加え全体に味をなじませ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたらできあがり。出典:(yucco_setsuyaku)
豚ともやしののっけ丼
ズボラレシピの王道、”丼物”のもやしレシピです。味付けは焼肉のタレなので、味付けが苦手という方でも簡単に作ることができますよ!
◆材料(1人分)【材料費1人前:約100円】
豚バラ肉 100g(100g約78円)
もやし 1/3袋(1袋約30円=10円)
ごま油 小さじ1
焼肉のたれ 大さじ2
塩こしょう 適量
温かいごはん 1杯分
.
◆作り方【調理時間目安:10分】
1.熱したフライパンにごま油をしき、もやしを入れ塩こしょうを振り、さっと炒める。
2.どんぶりに温かいご飯を盛り、1のもやしをのせる。
3.同じフライパンに豚バラ肉を加えて色が変わるまで炒め、焼肉のタレを全体に馴染ませ、もやしの上にのせて完成。出典:(yucco_setsuyaku)
平均的な食費はどれくらい?
ちなみに、もやし生活をしなくでも節約ができるかもしれません。まずは、年代別の食費の平均を見てみましょう。あなたの現在の食費と比べてみてください。
年代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代~ |
食費(円/月) | 41,829 | 58,768 | 69,007 | 70,685 | 66,184 | 55,958 |
「総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)平均速報結果の概要」より
この値は家族構成にもよりますが、平均がわかると、あなたが今現在どれだけ節約できているかがわかりますよね。
この結果を参考にして、あなたの現在の食費を見直してみましょう。
【もやし生活を始める前に】現在の食費を見直そう
もやし生活を始める前に、現在の食費を見直しましょう。もし年代別の食費平均に比べてあなたの食費が多くかかっている場合は、もやし以外にも節約できるポイントがあるのではないでしょうか。
食費として最もお金がかかるのは、やはり外食です。特に飲み会は食費がかさむ一番の原因と言えるでしょう。
あなたが月に何度も外食や飲み会をするようであれば、それらを自炊に変えるだけで大きな節約が見込めます。
予算をあらかじめ決めておき、計画的に外食・飲み会を楽しむようにしましょう。
節約もやし生活 まとめ
今回は、もやし生活での節約と、もやし生活をしていく上での注意点を紹介してきました。おさらいとして、この記事のポイントをまとめます。
- もやし生活を始める前に、今の食費を見直そう
- もやし生活で月3800円くらいの節約が見込める
- もやしは栄養素が豊富
- 「足が速い」「飽き」「低カロリー」「栄養の偏り」に注意
- 豆腐や鶏肉など、他の節約食材も組み合わせよう
もやし生活で節約し、あなたが自由に使えるお金が増えることを願っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。