クレジットカードでお金を借りたことはありますか?簡単に借りることが出来てしまうがゆえに、ついつい借りてしまいますよね。
ですが、「借りたはいいものの返せるか不安」「完済できる自信がない」などと感じている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、クレジットカードでした借金を確実に、かつ効率的に返済する方法を記述していきます。
確実に借金を返済したい、効率的に借金を返済したいと思う人は、ぜひこの記事を読んでください。
クレジットカードでのキャッシングの状態を把握する
まずは、借入状況をまとめることから始めましょう。各借入機関における、借入残高、約定金額(月々の最低支払額)、金利を表にまとめましょう。
借入状況を明確に可視化することで、今後の返済計画が立てやすくなります。
例として、以下に借入状況を示す表を作ってみました。これを参考にあなたもやってみてください。
カード | 残高 | 金利 | 約定金額 | 利息 |
Aカード | 20万円 | 10% | 6000円 | 1644円 |
Bカード | 15万円 | 15% | 3000円 | 1850円 |
Cカード | 10万円 | 18% | 3000円 | 1480円 |
メモ
利息は「残高×金利÷365日(1年)×30(1か月)」で求めることができます。
クレジットカードのキャッシングを返済するために収支を見直す
借金を確実に返すために、支出を見直す必要があります。以下の手順で支出を見直してください。
- 家計簿をつける
- 無駄な出費を見つける
- 無駄な出費を削る
月々の生活費を知るために、家計簿をつけましょう。家計簿は固定費(家賃、光熱費など)と変動費(交際費や交通費など)を分けて記録することで、無駄な出費を見つけやすくなるのでおすすめです。
家計簿をつけたら、振り返りを行いましょう。そこで、無駄な出費に気づくことができるはずなので、翌月に活かしていきましょう。
記録と振り返りを毎月行えば、支出を抑えることが出来るようになってくるはずです。
クレジットカードでのキャッシングの返済計画を立てる
収支を見直したら、返済計画を立てて返済をしていきましょう。収入から支出を引いた額が、返済にあてることができる最大の額です。
この時、返済にあてることのできる額をすべて返済にあてるのはやめてください。もしもの時のために、ある程度のお金を手元に残しつつ返済をしていくようにしましょう。
目安としては、最低でも3か月分以上の生活費は手元に残しておくようにしてください。理想を言うと、半年分の生活費を持っておいたほうが良いですが、厳しければ3か月分でも問題ありません。
毎月の返済額を多めに設定する
毎月、約定金額(返済しなくてはいけない最低額)を返済するだけでは、なかなか残高を減らすことができずに、支払い期間も長期化してしまいます。
また、毎月の返済額が少ないと最終的に支払う総額が多くなってしまいます。
そのため、毎月の支払いはなるべく多くしたほうが結果的に損をすることがないです。
もしもの時のお金を残しつつ、なるべく多くのお金を返済に回すようにしましょう。
臨時収入が入ったら繰り上げ返済をする
ボーナスなどで臨時収入が入ったら、繰り上げ返済を行うとよいでしょう。繰り上げ返済を行うことで、借金の残高を一気に減らすことが可能です。
繰り上げ返済には、返済期間を短くする期間短縮型と、毎月の返済額を減らす返済額軽減型の2つがあります。
一般的には、完済までの期間が短くなり、利息を大きく削ることができる期間短縮型を選択する方が多いです。
繰り上げ返済について詳しく知りたい方は以下の記事を読んでください。
キャッシングの返済日に遅れないようにする
借金の返済は毎月の返済期日が設けられている場合が多いです。返済のし忘れなどで、返済期日までにその月の返済を行わないと、延滞金が発生してしまします。
延滞金が発生してしまうと、借金を減らすどころか増やすことになってしまいます。
延滞金が発生しないように毎月の返済は忘れにように気を付けてください。
返済を忘れることが不安な方は、口座振替にすることで、指定日の引き落としとなるので、延滞金が発生することを防ぐことができます。
複数のクレジットカードでのキャッシングがあれば1つにまとめる
複数のクレジットカード借入を行っているのであれば、1つにまとめることで返済がしやすくなるでしょう。
1つの借入先にまとめることで、毎月の支払いが減るので払い忘れによる、延滞金の発生を防ぐことができます。
また、1つにまとめることによってまとめた額が大きくなるので、金利が下がる可能性があります。
複数のクレジットカードで借金をしているのであれば、1つにまとめてみてはいかがでしょうか。
クレジットカードでしたキャッシングを返済するための借金はだめ
クレジットカードでした借金の返済が厳しいからといって、他の金融機関からお金を借りて、借金の返済にあてるようなことはやめてください。
借金をして借金を返すことで、その場しのぎにはなるかもしれませんが、新たに借りたお金を返すために、また借金をしなくてはいけなくなってしまいます。
返すために借りる行為を繰り返していくうちに、利息や手数料で借金が増えていき、最終的に立ち行かなくなってしまいます。
クレジットカードでのキャッシングの返済が厳しいなら債務整理
クレジットカードでの借金の返済が厳しいのであれば、債務整理を行って借金を減らすことをおすすめします。ここでは主に行われる債務整理の種類を3つ紹介します。
任意整理
任意整理とは債権者と債務者が話し合いによって借金を決めなおすことです。債務者の代わりに弁護士や司法書士が話し合いを行います。
任意整理を行うと将来発生する利息をカットできたり、返済期限を延期してもらえたりします。
ただし、任意整理を行うと信用情報に登録されてしまい、借入やクレジットカードの作成が5年間できなくなってしまいます。
任意整理は手軽に行えてデメリットも少ないので、債務整理の中で最も利用されている方法です。
個人再生
個人再生とは裁判所を通して借金を減額することができる制度です。
個人再生には小規模個人再生と給与所得者等再生の2つがあります。
小規模個人再生はサラリーマン、給与所得者等再生は事業主が行うものだと区別してください。
小規模個人再生を行うと最低弁済額と所有する財産の総額の金額が多いほうを返済額とします。最低弁済額については以下の表をご覧ください。
借金総額 | 最低弁済額 |
0~100万円 | 全額 |
100万円~500万円 | 100万円 |
500万円~1500万円 | 借金総額の5分の1 |
1500万円~3000万円 | 300万円 |
3000万円~5000万円 | 借金総額の10分の1 |
個人再生を行うと信用情報に登録されて5年間借入、クレジットカードの作成が行えなくなります。また、住所氏名が官報という国が発行する機関誌に掲載されてしまいます。
自己破産
自己破産を行うと借金の支払い義務を放棄できます。一方で、自己破産には多くのデメリットも存在します。以下の4つが自己破産を行った時のデメリットです。
- 信用情報に登録されて10年間借入、クレジットカードの作成が不可
- 官報に掲載される
- 一部の職業・資格が制限される
- 裁判所が定める一定状の財産を没収される
クレジットカードのキャッシングの返済 まとめ
いかがでしたでしょうか。最後にここまでの内容をまとめておさらいしましょう。
- キャッシングの状態をまとめる
- 収支を見直す
- 返済計画を立てる
- 毎月の返済額を多めに設定する
- 繰り上げ返済を活用する
- 返済期日までの支払いを忘れないようにする
- 借入先を1つにまとめる
- 借金返済のための借金はしない
- 返済が厳しければ債務整理をおこなう
借金をすべて返済することは簡単なことではありませんが、この記事に書いてあるように行動すれば完済することができるでしょう。あなたの借金が1日でも早くなくなることを祈っています。