この記事は、借入金の返済で困っている人やこれから借入を考えている人向けの記事です。
借金ってすごく怖いイメージがあるし取り立てとか恐ろしいですよね。この記事では、借金の返済額を把握する方法やお金を借りる時に損しない方法、お金を返すための行動について書いています。
読んでいただくことで、借金をどのように返済していくか具体的な方法がわかります。また、返済に困った時に取るべき手段についても知ることができます。
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%81%8A%E9%87%91-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-256281/
借入金の返済金額を計算する方法は?
借入金の返済金額を計算する方法は、2つあります。1つ目は、銀行や金融業者がインターネット上で公開している計算プログラムを使うことです。2つ目は、エクセルを使って計算する方法です。
1つ目:計算プログラムを使う
計算プログラムを使うと手軽に返済計画を作ることが出来ます。すぐにでも返済計画を立てたいという方やこれから借入を考えている方は返済の見通しを考えられるのでおすすめです。
日本銀行のシミュレーションサイトへ下記リンクからいけますので、興味のある方はポチッとクリックしてみてください。
2つ目:エクセルでの計算
最初の作業は面倒ですが一度作ってしまえば、1つ目のプログラムと違ってオフラインで作業ができます。他にもワードなどのその他ソフトウェアや資料への互換性があります。
エクセルでの計算方法は、下記記事に記載していますのでカーソルを合わせてクリックしてご覧ください。私も作っていますが、15分あれば作成できる上に計算効率が上がりました。
借入金の返済前にやるべきこと
すでにお金を借りていらっしゃる方も今からお金を借りようとしている方も、提案されたローンをそのまま組んでいませんか?
融資担当の方の提案をそのまま受け入れると大きな落とし穴が待っているかもしれません。
お金を貸す側は、お金を長期で借りてくれれば借りてくれるだけ儲けが出ます。もしかしたら、提案された内容はお金を貸す側の儲けが最大になるものかもしれません。
私が90万円の車を購入した時、カーディーラーの方に言われるままに分割の支払いを承諾したため、頭金76万円を3年前に支払いましたが未だに車の支払いが終わっていない状況です。
では、私のように損しない返済をするにはどうすればいいのか、具体的な方法をお伝えしていきます。
借入金の返済計画を立てる
返済計画を立てるためには、借入しようとしている金額と金利などの条件を確認することが必須になります。
私の場合は、「得になるから」という言葉でよく金利や返済期間を確認しなかったため、損な返済計画になってしまいました。
相手の提案ではなく、自分が自ら借入金と返済期間、金利を確認し自分で返済計画を立てましょう。確認した内容を元に下記の内容は最低限考えておいたほうがいいですよ。
- いつまでに自分が返済できそうか
- 月々の返済額はどれくらいになるか
- 月々の返済を行った後自分が生活できるだけのお金はあるか
- 月々の支払とは別に返済をしないでお金を返した時に発生する利息合計はいくらか
- 無駄な金利を払わないために月々の返済とは別に臨時収入による支払いをすると利息はどれだけ減らせるか
- けがや事故で返済できなくなったらどうするか
私自身、病気やけがで働けなくなり、入院して余分な費用が発生しました。そのため、車の支払いやクレジットカードの支払いが大変でした。
借入金の返済計画を意識してお金を返す
返済計画を自ら立て、融資を受けた場合は計画を元にお金を返していきましょう。確実に実行するために計画を常に意識することが大切です。なぜなら、人間は弱い生き物で、計画を立てたとしても簡単に計画倒れをしてしまうからです。
そこで、計画を意識するための行動は何があるのか具体的な行動をまとめました。誰でもできる簡単なことばかりなので、とりあえず実践してみて、計画通りにお金を返済していきましょう。
- トイレの壁、寝室の壁など必ず見る場所に計画の紙を貼る➡スタンフォード大学で推奨されるやり方で、紙を貼って目標を意識するのとしないのとでは計画の達成度合いが30%も差が出たそうです。
- 毎日のタスク管理や手帳に日ごと月ごとの返済金額を書いておく➡具体的な数値を書いておくと「いついつまでに何円返す。だから、お金を稼がないと」という見通しが立ちます。
返済計画と進捗のズレを確認する
もしも、計画とズレがあった場合には何が原因なのか考えてみましょう。原因として考えられるのは、以下のものがあります。
- 返済額が大きい
- 返済日が早く、現金が準備できない
返済額が大きすぎた場合は、支払はできても、生活費の捻出に苦労したり、お金がないことによる精神的な不安があったりしますよね。
また返済日が早すぎると、収支のバランスが取れていないと返済に支障が出てしまいます。
借入金の返済計画のズレを直す方法を考え、実行する
返済計画と進捗のズレの原因が確認できたら、問題を解決していきましょう。解決方法としては、以下のものがあります。
- 返済額を減らす
- 返済日を遅らせる
- 収入を増やす
- 支出を減らす
返済額を減らすためには、返済回数を変更するか繰り上げ返済を行って借入金の総額を減らすとよいでしょう。返済回数の変更をすると利率が高くなり返済総額が増えるので注意しましょう。
繰上げ返済については、下記記事で解説してあります。「繰上げ返済って何だろう」と思われた方はクリックして、記事をご覧ください。
収支のバランスが取れていない場合、副業をして別の収入減を増やす、電気代や通信費など固定費を見直すなどして支出を減らしましょう。また、食費などの変動費を減らすことでさらに支出を減らせます。
- 格安SIMに変えて通信費を減らす
- 電気会社の契約を見直す
- 自炊をする
借入金返済が難しいとなった時に取るべき2つの手段
「計画を見直したけれど、どうにもならない」「やることはすべてやった。もう逃げるしかない。」と追い詰められた場合に取るべき行動が2つあります。
- 支払を待ってもらう、少しずつ支払う
- 借金を整理する
銀行やクレジットカード会社は交渉すれば支払いを待ってくれる場合があります。また、弁護士に相談すると借金の減額になるケースもあります。2つの手段について具体的な方法を解説していきます。
支払いを待ってもらう、少しずつ支払う
銀行への返済やクレジットの支払いを交渉次第では待ってもらます。2億円の借入があり返済できない人が交渉によって毎月返済額を1,000円まで落とした猛者を私は知っています。
私も仕事をしていない時期があったのでクレジットの支払いを遅延金が発生する代わりに待ってもらったことがあります。
相談、交渉することで何とかなります。どうしても返済が難しい場合はプライドは多少傷つきますが、勇気をもって支払いを待ってもらえないか交渉してみましょう。
街金からお金を借りるのはやめましょう。お金を持っている資本家を探すか身内に声をかけた方がましです。
街金からお金を借りている情報が外部に漏れたらお金を持っていない認定をされてしまいます。どこからも融資を受けられないどころか、高利貸し業者から電話かかってくる可能性もあります。
借金を整理する
弁護士に依頼して借金を減らせないか相談してみましょう。法律で決まっている利率を超えた貸し付け分を回収できる可能性もあります。
詳しくは下記の記事に記載しています。興味のある方はぜひ下記リンクをクリックして記事をご覧ください。
最終手段は自己破産があります。借金をゼロにする代わりに家の資産価値のある貴金属などが回収され、5年間は新たな借り入れができなくなり、クレジットが使えなくなります。
自己破産はあなた自身の可能性や機会の損失になるため、本当の最後の切り札として最後まで取っておきましょう。
まとめ
借入金の返済は行動を起こさなければ、問題は深刻になり手の付けられない状態になります。
何か借入を考えている人は、融資担当の人が立てた計画でなく、自分で計画を立てた状態で借入しましょう。そうしないと損をする可能性が高いです。
収支のバランスは、支出を減らすことが最も簡単です。電気の契約会社を変える、格安SIMに変える、自炊して出先で飲み物や食べ物を買わないなど即実践して現金を確保してください。
計画を立てて実行してそれでもだめなら、お金を借りている先に支払いを待ってもらったり、借金の整理を考えてみましょう。