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【初心者必見】元銀行員が教える!積立投資信託の仕組み

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本記事は、積立投資信託の仕組みを理解し、安心して運用を始められる構成となっています。そのため、「初心者向きの運用方法を知りたい」「積立投資信託の仕組みを理解したい」といった方向けの記事となります。

あなたが現在考えている通り、積立投資信託は投資未経験の方に適した運用方法のひとつです。その理由と仕組みについて、元銀行員で投資信託の販売経験もある筆者がわかりやすく解説していきます。

最終的に、安心して積立投資信託を始められるようになります。そのためにもしっかりと仕組みを理解していきましょう。

そもそも投資信託とは?基本の仕組みを解説

まず積立投資信託の基礎として、”投資信託”とはなにかをまず理解しましょう。この仕組みを理解することで、おおまかな仕組みがわかります。信託協会では以下のように定義づけています。

「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」

引用:https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/

例えば、あなた(投資家)が銀行や証券会社で取り扱っている投資信託の商品を買うとします。あなたはお金を出し、その先の運用(売却や再投資、損失拡大を防ぐための損切り等)はプロに任せられます。

もし、株式への直接投資を自ら行う場合、利益が出た銘柄を売却する、利益を他の銘柄へ再投資する、損失が拡大する前に損切りするなど、全て自分で行うのです。それには目利きの能力や判断力、時間が必要です。

一方で、自分の運用方針に合った投資信託を購入しておけば、運用は投資信託の中で行われます。そのため、比較的安心して資産を運用することが可能となり、初心者に適しているといわれているのです。

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積立投資信託の仕組みを知る必要性

それではなぜ積立投資信託の仕組みを理解する必要があるのかを解説します。結論としては、仕組みを知っていると安心して始められる待ち受ける長期投資にも耐えられると考えられるからです。

COCO
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投資未経験の方は、ご自身の資産の目減りへの不安が大きいと思います。今まで投資をしてこなかったのは、”減るリスクの回避”や、”運用状況をチェックする時間の確保”などが理由ではないでしょうか。

しかし現在は、ただ口座に預けておいても金利がつかないどころか目減りする時代です。基準となる日本銀行が定める定期預金の年利は、金額・預入期間に関係なく、もはや0.003%しかありません(2020年10月現在)。税金や年金負担額は上がる一方なのに厳しい現実です。(※参考 https://www.boj.or.jp/statistics/dl/depo/tento/te201105.pdf)

この状況を打破するためにも、あなたは本記事を読んでいるのではありませんか。前章で解説した投資信託のなかでも、特にリスクをおさえ少しずつ増やしていくことのできる方法、それが積立投資信託です。

投資なので100%増える保証はありません。それでも手段として積立投資信託を選ぶならば、その仕組みを理解しておくことは非常に大切です。そこで次章より四つの章にわけて詳しく触れていきます。

それはすべて、資産を守るうえで、安心して運用に慣れていける方法を理解していただくためなのです。

積立投資信託の仕組み①長期運用のススメ

積立投資信託は無理のない範囲で長期にわたって運用するのが特徴です。期間の目安は数年・数十年単位を想定しておきましょう。今回は「ドルコスト平均法」という手法をご紹介します。

常に上下する投資信託の価格に振り回されず、一定の金額で購入し続けるのがドルコスト平均法です。そのため、安くなっているときは沢山買えますし、高くなっているときは買える範囲内で購入します。

以下の表は、毎月1万円ずつ購入した場合(ドルコスト平均法)と、毎月10口ずつ購入した場合を比較しています。この例からも分かる通り、長期的に平均すると、よりお得に多く購入できる可能性が高まる仕組みです。

    1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目 合計投資額 平均購入単価
価格/1口 1,000円 800円 1,100円 1,200円 900円 1,000円 購入口数
定額購入 購入価格 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 6万円 983円
購入口数 10口 12.5口 9.1口 8.3口 11.1口 10口 61口
定量購入 購入価格 1万円 8,000円 11,000円 12,000円 9,000円 1万円 6万円 1,000円
購入口数 10口 10口 10口 10口 10口 10口 60口

ドルコスト平均法による運用は、価格変動リスクを避けつつ、安定したリターンが期待できます。そのため、長期運用が初めての投資初心者におすすめの買い付け方法といわれています。

積立投資信託の仕組み②分散投資のススメ

投資の格言に「卵はひとつのカゴに盛るな」という言葉があります。もしひとつのカゴにたくさんの卵を入れた状態でカゴを落としてしまったら、卵が全部割れてしまう可能性が高くなりますよね。

リスクを減らすための格言として、分散投資を促す意味を持っています。積立投資信託はあらゆる意味で分散投資が可能になります。ここでいう分散とは、時間、銘柄、地域の3種類を指します。

時間の分散

積立投資信託は前章で説明した通り、ドルコスト平均法によりリスクを軽減することが可能です。長期投資は一度に買うよりも買った投資信託の利益と損失がならされるため、値動きに一喜一憂する必要がなくなります。

購入のタイミングは、日・週・月など販売会社によって選ぶことが出来ますが、もっとも一般的なのは月に一度の購入です。

銘柄(商品)の分散

投資信託にはたくさんの銘柄があり、インデックスファンドとバランスファンドという2種類が存在します。

インデックスファンドとバランスファンドとは

インデックスファンド日経平均株価などの指標と同じ値動きを狙う投資信託。同じ動き方をするので動きが読みやすく、初心者向き。(日本や外国それぞれの債券・株式・リートに準ずるものなど。)

バランスファンド:株式や債券など、さまざまな資産に分散し投資するようにパッケージングされた、まさにおまかせ投資信託。商品によって投資内容や分散比率が異なるため、内訳はきちんと確認が必要。

どちらの商品を購入しても正解・不正解はなく投資家ごとの方針や好みになってきます。初めての場合はそれぞれ1商品ずつ購入してみて、じっくりと時間をかけて様子を見るのもありでしょう。

地域の分散

銘柄選択の際にもあったように、国内のインデックスファンドを買ったとします。しかし国内の景気が悪化するとファンドの価格も下がる可能性があります。外国の資産も持っておくとリスクヘッジになるでしょう。

日本経済が傾いたからといって他の国の景気状況が必ずしも日本国内と同じ動きをしているわけではありません。景気循環が異なる国を選んでおけばどこかの国の景気が悪化してもリスク分散できるのです。

積立投資信託の仕組み③小額投資のススメ

積立投資信託の大きな利点は、同じ安定運用の仲間である投資信託や保険商品を使った運用と異なり、小額で投資を始められるということです。

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一般的な先取り貯蓄をする場合の目安金額は収入の2割といわれています。

おすすめの方法は大きく二つあります。一つ目は、完全に貯蓄として捉えあえて引き出せないようにするために、2割の額を丸々積立投資信託にまわす方法。
二つ目は、「万が一すぐに引き出しが必要になったら困るな」など不安な場合に備えて、お給料日に収入の1割程度の額で投資信託を買い付け、1割程度を積立預金口座またはべつの銀行口座振替にすると上手に貯めることが出来ますよ。

実際積立投資信託は、数千円、数万円単位で買い付けが出来ますし、ネット銀行を中心に数百円単位での購入が可能な場合もあります。長期投資となることからも、生活に影響しない範囲内での計画的な運用が必須です。

積立投資信託の仕組み④代理運用のススメ

投資信託は、第一章の基本の仕組みでも解説したように、運用のプロ(ファンドマネージャー)が売却や再投資などを行ってくれます。

COCO
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投資経験者でも利益確定や損切りのタイミングを見極めるのは難しいもの。それを込みでやってくれる投資信託は、どうしてもその分の手数料がかかるけれど、プロによる代理運用代金と思えば納得も出来る気がしますね。

いきなり右も左もわからない運用の世界で、損失をおさえるための判断をしろと言われても難しいし、怖いと思ってしまうのは当然のことです。

投資初心者に投資信託がおすすめされる理由として、あなたの代わりに難しい判断を行ってくれることが、大きな理由のひとつになっています。

積立投資信託のメリット

本章では、積立投資信託のメリットを紹介します。前章までの仕組み等と重複する部分もありますので、端的にまとめてあります。

積立投資信託のメリット
  • 安定的に資産を守れる
  • 低リスクで運用できる
  • 小額で積み立てられる
  • プロに一任して運用できる

一見メリットだらけのように感じられる積立投資信託。頻繁に運用をチェックする時間がない方や最小限のお金で運用を始めてみたい方にはピッタリかもしれません。

その一方で、運用益を短期間で大幅に得たい方や投資経験があり自分で運用をコントロールしたい方には物足りなさを感じてしまうでしょう。

そのため、今は経験がなくても慣れてきたら少しずつ運用方法の見直しをして自分に適した方法に移行していくのがおすすめです。

積立投資信託のデメリット

本章では、積立投資信託における注意点やデメリットを紹介します。積立投資信託ならではというより、投資信託の仕組みとしてのリスクやコストのお話しです。

積立投資信託のデメリット
  • 短期間での結果が見込めない
  • 元本割れのリスク
  • 税金
  • 手数料などのコスト

少しずつ小額で長期運用をする積立投資信託は、投資商品ですのでもちろん100%資産が増える保証はありません。手数料も商品によって異なるため、どうしても気になる方は”ノーロード商品”を選択しましょう。

運用をプロに託す分、”販売手数料”、”運用手数料”、”解約手数料”などたくさんのコストがかかります。また、税金が気になる方は、次章でつみたてNISAに関して紹介しますので参考にしてみてください。

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つみたてNISAについて

一般的に積立投資信託で得た利益や配当には20.315%もの税金がかかり、全額をそのまま受け取ることがはできません。これは積み立て式ではない普通の投資信託も同じルールになっています。

せっかく運用益が出たなら、なるべく税金はおさえて受け取りたいと思うのは自然な事です。そこで、税金徴収されないお得な”つみたてNISA”について簡単にご紹介します。

つみたてNISAとは
  • 毎年40万円までの購入分が非課税対象
  • 非課税期間20年間の間に受け取った分配金・売却益が非課税
  • 一般のNISA(120万円非課税)枠と同年利用は不可

つまり、積立投資信託を”つみたてNISA”の範囲内で購入し続ければ、最大で800万円まで非課税で投資し続けられるのです。貯蓄しても利益を出せない今、この制度を利用しない手はありませんね。

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まとめ

本記事では、運用経験のないあなたも安心して積立投資信託を始められるよう、ベースとなる仕組みについて紹介しました。最後に積立投資信託の仕組みを再度おさらいしておきましょう。

積立投資信託の仕組み
  1. 長期運用でじっくり育てる
  2. 分散投資でリスクを回避
  3. 小額投資で無理のない運用を
  4. 代理運用でプロにお任せ

積立投資信託の仕組みや必要性は理解していただけたでしょうか。基本的には長期でじっくりと少しずつ増やしていくものなので、花を育てるように気長に見守りましょう。

この記事を読んで、安心して運用への第一歩を踏み出すことが出来れば幸いです。

ABOUT ME
COCO
恋愛・婚活をメインとして、フリーランスを目指し日々奮闘しています。素直に明るく前向きに!がモットー。 小学生の頃から現在まで日記をつけています。中身はほぼ恋の話。自身の経験・多くの方から受ける相談内容と、徹底調査・分析に基づいた情報を読者の皆さんにリアル且つ役に立つかたちで提供したいと思っています。 最近起きた自虐ニュースは『婚約破棄』です(笑)!めげずに頑張るぞー!!
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