積立型投資信託は、誰でも気軽に始められる人気の投資スタイルです。
そんな人気の積立型投資信託ですが、実は意外なリスクが潜んでいます。
そこで今回は、「積立型投資信託」をテーマに以下のような内容について紹介していきます。
- 積立型投資信託のリスク
- 積立型投資信託をするときの注意点
- 積立型投資信託を始める方法
これから積立型投資信託をしようか考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
積立型投資信託とは
積立型投資信託とは、毎月・毎週に決まった金額を投資するスタイルのことです。
この積立型投資信託は、以下のような仕組みで資産運用をしてお金を増やしていきます。
- 投資家(あなた)が投資信託にお金を渡す
- 投資信託が色々な会社にお金を投資する
- 得た利益を投資家(あなた)に還元する
- 『手順1』に戻る
定期的にお金を投資しなければなりませんが誰でも簡単に資産運用できるので、投資初心者でも挑戦できるようになっています。
積立型投資信託のリスク・デメリット
投資初心者が始めていることから、一見積立型投資信託にはリスクやデメリットがないように見えますよね。
しかし、そんな積立型投資信託にも、以下のような4つのリスクやデメリットがあります。
- 短期間での利益が見込めない
- 元本割れする可能性がある
- 税金がかかる
- 様々な手数料がかかる
積立型投資信託はリスクが少ないだけであって、リスクやデメリットが全くないわけではないのです。
それでは、積立型投資信託のリスクやデメリットについて、1つずつ詳しく説明しています。
積立型投資信託のリスク① 短期間での利益が見込めない
積立型投資信託は、短期間での利益はほとんど見込めないと思っていてください。
なぜなら、他の投資スタイルのような大きな金額を投資するのではなく、少しずつ投資金額を大きくしていくからです。
仮に積立型投資信託を始めて早い段階で利益を出したとしても、利益はあまり伸びません。
積立型投資信託は、長い期間投資し続けて利益を出すことで、初めて大きな利益を得ることができる投資スタイルなのです。
積立型投資信託のリスク② 元本割れする可能性がある
積立型投資信託は、リスクこそ少ないものの元本割れする可能性があります。
あなたが購入した投資額より低い金額になる、つまり赤字を出してしまう現象のこと
積立型投資信託は投資なので必ず、利益を生み出せるわけではありません。
なので、その部分を理解した上で積立型投資信託を利用するようにしましょう。
元本割れは、投資信託よりリスクの低い商品を選ぶようにすれば、起こりにくいですよ。
積立型投資信託のリスク③ 税金がかかる
積立型投資信託は、「得た利益は全て自分の資金にできる」というわけではありません。
積立型投資信託は、得た利益の中から以下のような税金が必要になります。
- 所得税
- 復興特別所得税
- 住民税
税金額は、利益や配当に対して約20%ほどかかってきます。(具体的には「20万円の利益を得ると4万円の税金がかかる」といった感じ。)
ただ、これらの税金は他の投資スタイルでも必要なので、投資をするのであれば「投資額の他に税金や手数料が必要になる」ということをしっかり覚えておきましょう。
積立型投資信託のリスク④ 様々な手数料がかかる
積立型投資信託では、税金の他にも、様々な手数料も必要になってきます。
積立型投資信託に必要な手数料は、主に以下の3つが挙げられます。
- 販売手数料(2~3%くらい)
- 運用手数料(年率約1〜3%くらい)
- 解約手数料(売却価格の1%くらい)
どれも積立型投資信託を利用する上で必須の手数料なので、きちんと準備しておきましょう。
ただし、販売手数に関しては無料で利用できる投資信託もあるので、節約したい人は無料の投資信託を選ぶことをおすすめします。
また、これらの手数料は、税金と同じくどの投資スタイルにも必要になります。
積立型投資信託にはリスク以上のメリットがある
積立型投資信託には、4つのリスクがあることが上記で分かったかと思います。
しかし、そんな積立型投資信託は、以下のようなリスク以上のメリットがあります。
- 投資に必要なリスクを激減してくれる
- 投資についての知識がなくてもできる
- 時間を気にすることなく、放置できる
- 1,000円からという少額で投資を開始できる
これらのリスク以上のメリットがあるから、たくさんの人が積立型投資信託を利用しているのです。
積立型投資信託はこんな人におすすめ
ここまで、積立型投資信託のリスクやメリットについて紹介していきました。
そんな積立型投資信託は、以下のような人におすすめしたいです。
- 少額で投資をしたい人
- 投資のことを考えたくない人
- 株に関しての知識があまりない人
- 時間をかけてお金を増やしていける人
積立型投資信託は、少額ながらもお金を使用するので、取り組む前にしっかり考える必要があります。
なので、その前にあなたが積立型投資信託に向いているかどうかをチェックしてみましょう。
積立型投資信託を始める方法
積立型投資信託は、基本的に下記の手順で始めることができます。
- 投資信託口座を作る
- 積立型投資信託のサービスに申し込む
- 投資信託を選択してお金を渡す
この投資信託口座は、イオン銀行や三井住友銀行といった色々な銀行で作ることができるので、あなたの好きな銀行で口座を作りましょう。
また、投資信託口座によってはポイントで投資することもできるので、投資信託口座を作るときは色々な銀行を見て決めることをおすすめします。
まとめ
今回は、積立型投資信託に潜んでいるリスクについて紹介しました。
本記事で紹介した積立型投資信託に潜んでいるリスクは、以下の4つでした。
- 短期間での利益が見込めない
- 元本割れする可能性がある
- 税金がかかる
- 様々な手数料がかかる
本記事で、積立型投資信託のリスクの他にもメリットや始め方も分かったかと思います。
本記事を参考にして、積立型投資信託に挑戦してみてはいかがでしょうか。