リボ払い・返済の恐ろしさをシミュレーションを用いて説明してみた

リボ 返済 シミュレーション

リボ払いという言葉を聞いたことがありますか?恐らく多くの人が1度は耳にしたことがある言葉だと思います。

しかし、リボ払いがどういったものなのかや、その恐ろしい一面を理解している人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、リボ払いについての説明と、シミュレーションを用いたリボ払いの恐ろしさについて解説していきます。

リボ払いについて詳しく知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでください。

(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2266638?title=%E8%B2%AF%E9%87%91%E7%AE%B1)

一括払い、分割払い、リボ払いの違い

まずは、リボ払いが一括払い、分割払いとどのように異なるのかを見ていきましょう。

一括払い

一括払いとは、料金を一括で払うことです。決められた引き落とし日に、銀行口座から引き落とされます。

手数料はかかりません。5万円の商品を買ったとすると、5万のみの支払いとなります。

分割払い

分割払いとは料金を分割して払うことです。毎月、分割した分の金額+金利手数料が引き落とされます。分割回数が多くなればなるほど、多くの手数料がかかります。

5万円の商品を購入して、分割(2回)なら25,000円+手数料×2回の支払いとなります。

リボ払い

リボ払いとは月々の支払額を決めることができる支払方法です。月の支払額を1万円と決めたとしたら、毎月1万円ずつ返済することになります。

利用金額や利用件数にかかわらず、一定金額の支払です。残高が全てなくなるまで、毎月一定の支払いをします。

もっと詳しく
リボ払いは手数料が高いという特徴もあります。ほとんどの場合、金利は15%です。

リボ払い・返済の仕組みとシミュレーション

出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA-%E6%95%B0%E5%AD%A6-%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0-1044090/

リボ払いをさらに詳しく理解するために、金利手数料の計算と返済方法を確認していきましょう。

金利手数料の計算方法

リボ払いを利用している場合の、1か月の金利手数料は以下の計算式で求めることができます。

  • 金利手数料=利用残高×年利÷365(1年)×30(1月)

試しにクレジットカードで10万円の買い物をしたと仮定します。リボ払いの年利に多く採用されている15%として考え、これらの数字を上の計算式に当てはめてみます。

  • 100000×0.15÷365×30=1232円

以上の計算から、年利15%で10万円の買い物をすると金利手数料が月々1232円かかるということが分かります。

返済にあてられる金額

毎月の支払金額は、まず利息にあてられて、残りが利用残高にあてられるという仕組みになっています。

  • 金利手数料+利用残高の1部=支払額

先ほどの例(利用残高10万円、金利15%)で考えみましょう。毎月1万円の支払いと仮定します。

1か月の金利手数料が1232円なので、1万円から1232円引かれ、残りの8768円が利用残高にあてられるという計算です。

この時点で利用残高が9万1232円となり、また同じように1万円から金利手数料が引かれ、残りが利用残高にあてられます。

以上のような支払いを毎月繰り返すことによって、支払いを完了させることができます。

今月の支払いが…。リボ払いの仕組みと効率的な返済方法とは

2019年4月15日

リボ払い・返済のシミュレーション①10万円

実際に10万円のリボ払いを始めてから支払いが終了するまでのシミュレーションを見ていきましょう。金利は15%、毎月の支払額は1万円としてシミュレーションを行います。

支払総額 金利手数料 支払回数 金利 毎月支払額
107,497 円 7,497 円 11 回 15.0 % 10,000 円

シミュレーション結果から、10万円の残高の支払いに対して7000円ほどの金利手数料がかかることが分かります。

また、返済回数は11回となり、1年以内に支払いを終えることができると理解できます。

残高が10万円の場合は、リボ払いをしても特に危険ではないようですね。

リボ払い・返済のシミュレーション②20万円

今度は、20万でリボ払いを行うとどうなるのかシミュレーションをしていきましょう。他の条件は10万円で行った時と同様です。(金利15%、毎月支払額1万円)

支払総額 金利手数料 支払回数 金利 毎月支払額
231,576 円 31,576 円 24 回 15.0 % 10,000 円

シミュレーション結果から、20万円の残高の支払いに対して3万円ほどの金利手数料がかかることが分かります。10万円の時よりも金額は大きいですが、気にするほどではないでしょう。

また、返済返済回数は24回となり、支払いを終えるのに2年間かかると理解できます。

残高が10万円の時と比べると、支払いの負担がやや大きくなっていますね。

リボ払い・返済のシミュレーション③50万円

出典:https://www.pakutaso.com/201706411741006.html

最後に、50万でリボ払いを行うとどうなるのかをシミュレーションしていきましょう。他の条件は10万円、20万円で行った時と同様です。(金利15%、毎月支払額1万円)

支払総額 金利手数料 支払回数 金利 毎月支払額
789,501 円 289,501 円 79 回 15.0 % 10,000 円

シミュレーション結果を見ると、50万円の残高に対して30万円弱もの金利手数料がかかっていいることが分かります。

また、支払回数も79回とあり、支払いを終えるのに6年以上もかかっていしまいます。

このように残高が大きいと、支払いの負担も大きくなってしまうので注意が必要です。

シミュレーションから分かるリボ払い・返済の恐ろしさ

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1927727?title=%E6%9A%97%E3%81%8F%E9%95%B7%E3%81%84%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

上で行ったシミュレーションを見てもわかる通り、残高が多ければ大きいほど、支払いの負担が大きくなってしまいます。

また、リボ払いの最も恐ろしい点は、「残高が大きいと元本がなかなか減らない」ということです。

残高が大きいとその分、金利手数料も多くなります。その結果、支払った金額のほとんどが金利手数料にあてられてしまい、残高を減らせなくなってしまいます。

そのため、支払総額が膨らんでしまい、支払い期間も長引いてしまうのです。その状態で、追加で買い物などをしてリボ払いの残高を増やしてしまうと、返済が半永久的に終わらなくなってしまいます。

全く支払いが終わらないリボ払い地獄に陥らないために、リボ払いの乱用は避けましょう。

リボ払い・返済で支払い地獄に陥った人の体験談

実際に、リボ払いで大変な思いをした方の体験談を見ていきましょう。

社会人になるまでアルバイトもしていなかったため、自分で稼いだお金を使う楽しさにすっかりはまってしまった…これが私の借金生活の始まりでした。

私の贅沢ざんまいは加速し、一度に使うお金も増えたためにリボ払いを利用するようになりました。気づけば複数のカードでリボ契約をして、毎月の給与の半分が返済に消えるという状態。そんな生活を長く維持できるはずもなく、やがて支払いが滞るようになって、会社にまでその通知が届き、信用を失い退職を余儀なくされました。

退職後すぐに派遣社員として再就職しましたが、不安定な雇用に不安を覚え、ついに弁護士に相談しました。弁護士さんに調査してもらったところ、その時は利息だけで毎月5万円以上支払っていたという事実がわかりました。リボ払いを続けていなければ、十分に生活できる範囲だったのです。

出典:https://xn--u8jvc1drbz972aywbk0by95ffo1aqm1c.com/post-27104

この方はリボ払いをしてしまったせいで、生活が破綻してしまったようです。

残高が膨らんだ結果、金利手数料(利息)の支払いが不可能になってしまったのですね。

軽い気持ちでリボ払いをしていると、気づいた時には困窮してしまうこともあり得るので、気を付けるようにしましょう。

リボ払い・返済の地獄から抜け出す方法①

終わらないリボ払い地獄から抜け出す1つの方法として、親にお金を借りるという手があります。

親からお金を借りて、そのお金で残高分の支払いを終えてしまえばそれ以上の金利手数料を支払う必要がなくなります。

クレジットカードのリボ払いは金利手数料の支払いが生じるのに対して、親からの借金であれば基本的には借りた分の金額を返せばよいだけです。

自分だけの力ではどうにもならないという方は親を頼ってみてはいかがでしょうか。

リボ払い・返済から抜け出すための方法②

出典:https://pixabay.com/ja/

自力でリボ払いの支払いを終えることが困難で頼れる人もいないのであれば、債務整理を行って支払いの負担を減らすのがよいでしょう。ここでは主に行われる債務整理を3つ紹介します。

任意整理

任意整理とは債権者と債務者が話し合いによって借金を決めなおすことです。債務者の代わりに弁護士や司法書士が話し合いを行います。

任意整理を行うと将来発生する利息をカットできたり、返済期限を延期してもらえたりします。

ただし、任意整理を行うと信用情報に登録されてしまい、借入やクレジットカードの作成が5年間できなくなってしまいますので注意しましょう。

任意整理は手軽に行えてデメリットも少ないので、債務整理の中で最も利用されている方法です。

個人再生

個人再生とは裁判所を通して借金を減額することができる制度です。

個人再生には小規模個人再生給与所得者等再生の2つがあります。

小規模個人再生はサラリーマン、給与所得者等再生は事業主が行うものだと区別してください。

小規模個人再生を行うと最低弁済額と所有する財産の総額の金額が多いほうを返済額とします。最低弁済額については以下の表をご覧ください。

借金総額 最低弁済額
0~100万円 全額
100万円~500万円 100万円
500万円~1500万円 借金総額の5分の1
1500万円~3000万円 300万円
3000万円~5000万円 借金総額の10分の1

個人再生を行うと信用情報に登録されて5年間借入、クレジットカードの作成が行えなくなります。また、住所氏名が官報という国が発行する機関誌に掲載されてしまいます。

自己破産

自己破産を行うと借金の支払い義務を放棄できます。一方で、自己破産には多くのデメリットも存在します。以下の4つが自己破産を行った時のデメリットです。

  • 信用情報に登録されて10年間借入、クレジットカードの作成が不可
  • 官報に掲載される
  • 一部の職業・資格が制限される
  • 裁判所が定める一定状の財産を没収される

債務整理の相談ならおすすめはここ!

もし今あなたが未返済の借金について悩んでいるのであれば、債務整理を考えてみませんか?

法的手続きを取ることによって、未返済の借金を減額してもらえたり、0にすることもできるんです。そんな債務整理は個人でも手続きができるのですが、非常に難しいので専門家にお願いするのが一般的です。

債務整理を考えているならば、以下の記事で紹介している弁護士事務所がおすすめですよ。まずは一度目を通してみませんか?

【オススメまとめ】借金・債務整理を相談できる弁護士事務所紹介

2018年12月15日

シミュレーションで分かるリボ払いの恐ろしさについて まとめ

いかがでしたでしょうか。最後にまとめてここまでのおさらいをしていきましょう。

リボ払いはよく使われる支払方法ですが、使い方を誤ると支払いが終わらずに生活が困窮してしまうリスクさえあります。

リスクを回避するためにはリボ払いをしないことが最も良い方法ですが、もしリボ払いを利用する場合も自分を苦しめることがないよう上手に利用してください。