証券取引を始めるなら、手数料などの細かいコストはできるだけ抑えておきたいところです。
松井証券は初心者でも始めやすいようにサポートが充実している証券会社ですが、手数料の金額が高すぎると使いたくないですよね。
そこで今回は松井証券と有名証券会社6社の手数料を比較してみました。他にも松井証券でNISAやiDeCoを行う場合の手数料についても紹介しています。
松井証券で口座開設することを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%94%b7-%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%94%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%83%bc-%e6%a0%aa%e5%8f%96%e5%bc%95-5782411/)
松井証券と有名証券会社6社の手数料を比較
国内現物取引にかかる、証券会社各社の手数料を比較しています。会社ごとに異なるプランを用意しているため、金額が細かく異なっています。
証券会社名 | 約定金額ごとの手数料(税込) | |||
〜10万円 | 〜20万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | |
松井証券(26歳以上) | 0円 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
松井証券(25歳以下(未成年含む)) | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
SBI証券(アクティブプラン) | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
SBI証券(スタンダードプラン) | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 |
楽天証券(いちにち定額コース) | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
楽天証券(超割コース) | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 |
楽天証券(超割コース・大口優遇) | 0円 | 110円 | 261円 | 468円 |
マネックス証券(取引毎手数料コース) | 99円 | 105円 | 250円 | 487円 |
マネックス証券(一日定額手数料コース) | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 |
SMBC日興証券(ダイレクトコース) | 137円 | 198円 | 440円 | 880円 |
SMBC日興証券(総合コース) | 最低5,500円 | 最低5,500円 | 最低5,500円 | 最低5,500円 |
GMOクリック証券(1日定額プラン) | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
GMOクリック証券(1約定ごとプラン) | 90円 | 100円 | 260円 | 460円 |
野村證券(オンライン取引) | 152円 | 330円 | 524円 | 1,048円 |
野村證券(電話取引) | 1,991円 | 1,991円 | 4,505円 | 7,648円 |
一覧で比較してみると、松井証券の手数料は非常に安定していることがわかります。
26歳以上で100万円以上の取引を行う場合の手数料は、業界内でも高めの1,100円となっていますが、それ以外は全て0円です。
他の証券会社はプラン内容によって料金が細かく異なるので、プラン次第では松井証券よりも手数料が安くなるケースはあります。
しかし、あなたが投資初心者なのであれば、最初は手数料の算出方法がシンプルな松井証券を利用するのがわかりやすいのでおすすめですよ。
松井証券でNISAを利用する場合の手数料は?
松井証券でNISAを利用する場合「NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA」の3種類がありますが、いずれも手数料は無料です。
株式投資の場合、売買にも口座維持にも手数料はかかりません。
投資信託を行う場合も、購入時手数料は無料ですが、投資信託には手数料以外にもコストがかかります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
松井証券でiDeCoを利用する場合の手数料は?
松井証券でiDeCoを利用するときにかかる「運営管理手数料」は0円です。
しかしiDeCoを利用するには証券口座だけでなく、国民年金基金連合会や事務委託先金融機関も関係してくるため、それらの組織とのやり取りで手数料が発生します。
まず新規加入時や企業年金から移換するときは、国民年金基金連合会に2,829円の手数料が発生します。
運用中は毎月、国民年金基金連合会に105円、信託銀行に66円を支払います。つまり合計171円が、毎月かかるiDeCoの運用コストということですね。
松井証券の投資信託にかかる手数料は?
NISAの手数料に関する紹介で「投資信託の購入時手数料は無料ですが、投資信託には手数料以外にもコストがかかります。」と説明しました。
投資信託の購入時手数料以外にかかるコストは「信託報酬」と「信託財産留保額」の2つです。以下でそれぞれ詳しく解説しています。
信託報酬
信託報酬は、投資信託を保有している間にかかるコストです。運用資金の管理やレポート作成を行うために徴収されます。
あらかじめ決められている利率を元に、販売会社・運用会社・受託会社へ運用資金の一部が支払われます。
松井証券でモデルポートフォリオを設定した場合、信託報酬は年率0.24〜0.34%(税込0.26%〜0.37%)、平均0.29%(税込0.32%)です。
信託財産留保額
信託財産留保額とは、投資信託を購入したり解約したりするときに発生する費用です。
不特定多数の人間が参加している投資信託では、信託財産留保を集めていないと運用資金が足りなくなるという可能性があります。
つまり各投資家の売買時に発生する資金のやりとりの一部を信託財産として徴収することで、運用資金を確保しているのです。
ちなみに投資信託によっては信託財産留保額がかからない商品もあります。信託購入時には、必ず目論見書をチェックしましょう。
手数料の確認方法は松井証券の公式サイトから!
松井証券の過去の取引内容や手数料は、松井証券口座のマイページにある「資産状況」のタブから「取引履歴」のアイコンをクリックするだけで、簡単にわかります。
取引履歴の画面では「過去2ヶ月分の精算表」と「過去15ヶ月分の取引履歴」を見ることができます。
松井証券のスマホサイトや公式アプリでも確認することが可能です。
松井証券公式サイトの「よくあるご質問」ページの「過去の取引はどこで確認できますか」という質問でも詳しい解説がありますので、合わせてご確認ください。
松井証券を利用するときの手数料はいつ引かれる?
松井証券は現物取引の1日あたりの約定代金の合計が100万円以上かかる時に手数料が発生します。
1日の約定代金の合計が一定金額を超えない限りは、何回でも同じ手数料で取引できます。
松井証券の手数料は50万円から100万円で税込1,100円。100万円から200万円で税込2,200円で、以降100万円増えるごとに税込1,100円が加算されます。
他にも用途によって細かく手数料が発生する条件やタイミングは異なりますので、松井証券の公式サイトで自分の用途に合わせた手数料を確認してみましょう。
少額取引なら松井証券の手数料は抜群に安い!
今回は松井証券の手数料について紹介しました。松井証券は現物取引の約定金額が50万円以下なら無料ですが、それ以上になると1,100円の手数料が発生します。
これだけを考えると、確かに他社の方が手数料が安い証券会社もあります。しかし、他の証券会社はプランによって手数料がまちまちなので、初めて投資を行う人は混乱しやすいかもしれません。
松井証券の手数料は50万円以下の少額取引なら0円なので圧倒的に安いですし、ややこしいプランがないので初心者でも計算がしやすいです。
証券口座の開設を検討している人に、松井証券はおすすめの証券会社といえるでしょう!