「クレジットカードの有効期限が近付いているけど、更新って何をするの?」「新しいカードはいつ届くの?」などが気になりますよね。
この記事では、クレジットカードの更新について紹介していきます。更新したくない場合や更新できなくなる理由などについても紹介しているので、参考にしてくださいね。
- クレジットカードの更新は何のためにあるのか
- クレジットカードの更新手続きの方法
- 更新手続きをする際の注意点
- 新しいカードはいつ届くのか
- 受け取りに失敗した時の対処法
- 新しいカードが届いたらするべきこと4つ
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E4%BF%A1%E7%94%A8%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC-5141612/#content)
クレジットカードの更新は何のためにあるのか?
ここでは、クレジットカードの更新は何のためにあるのかを解説しています。更新は面倒だと感じるかもしれませんが、更新はクレジットカードを安全に使うためにあるものなんですよ。
クレジットカードに更新時期が設けられている理由は3つあります。
劣化対策
クレジットカードは使っているうちに劣化していきます。本体の傷などもそうですが、情報を保存しているチップが故障する可能性もあるのです。
防犯対策
更新はクレジットカードが不正利用されるリスクを防ぐ役割もあります。クレジットカード自体が第3者の手に渡らなくても、情報がもれてしまうと不正利用されてしまいます。
それを防ぐためにも、定期的に更新して、セキュリティを強化しているのです。更新では、クレジットカード番号は変わりませんが、「セキュリティ番号」は変わります。
セキュリティ番号は決済時に必要となるので、定期的に変えることで不正利用されるリスクを軽減できるのです。
セキュリティ番号は、カードの表側もしくは裏側にある3桁から4桁の番号のこと。
再審査
クレジットカードの更新には、再審査の意味合いもあります。今までの利用状況を考慮して、カードの保持者に信用があるのかどうかを再審査しているのです。
次章では、クレジットカードの更新手続きと新しいカードが届く時期について紹介していきます。
クレジットカードの更新手続きと新しいカードが届く時期
クレジットカードの更新では、特に何もする必要はありません。クレジットカード会社が再審査をして、合格であれば新しいカードを発行してくれます。
新しいクレジットカードの届く時期ですが、古いカードの有効期限の1か月~2か月前に届くケースが大半です。ただ、実際の時期はカード会社によって異なるので、正確な時期は公式サイトで確認してみましょう。
更新の際は、カード会社から「新しいカードを発行しました」という連絡がくることがほとんどです。会員サイトやメールなどをチェックしておくといいですよ。
クレジットカードの更新をしたくない場合はどうしたらいい?
「クレジットカードの有効期限が近いけど、更新したくない」という人もいるでしょう。そういった場合は、事前にクレジットカード会社に申し出てください。
クレジットカードの裏面にある電話番号に連絡して、「更新をしたくない」という旨を伝えましょう。事前の連絡は現在持っているカードの有効期限の3~4か月前に連絡すると良いです。
とはいえ、3~4か月前を過ぎてしまっていても、更新したくないのであれば電話して相談してみてください。
クレジットカードの更新ができないのはどんなケース?
クレジットカードの更新をしたくても拒否されてしまうケースもあります。そういったケースは以下の4つです。
カードが1度も使われていない
現在持っているクレジットカードを1度も利用していない場合、更新を拒否されてしまう可能性があります。前章でもお伝えしましたが、カードの発行には費用がかかります。
カード会社からしたら、利用してもらえないのにカードを発行するのは費用の無駄になってしまうため、更新を拒否するのです。
信用が足りない
転職をして収入が大幅に減少していたり、カードの支払いに遅延が発生していたりする場合は、あなたの信用が足りないと判断されて、更新を拒否されてしまいます。
また、他社のカードで多額のキャッシングを利用していたり、支払いに遅延があったりする場合も同様です。
カードの発行がなくなった
クレジットカードのサービス自体が終了し、カードの発行がされなくなった場合、クレジットカードは更新されません。
こういった時に1枚しかクレジットカードを持っていないと、クレジットカードでしか支払いができないサービスの利用をする事が出来なくなってしまいます。
リスク管理としてクレジットカードは複数枚持っておくことをおすすめします。
住所が間違っている
クレジットカード会社に登録している住所が現住所と違う場合、カード会社は新しいカードを届けることができないので、更新ができない場合があります。
多くの場合は、「住所が違っているので情報を更新してください」という旨の連絡が来ます。
次章では、新しいカードが発行されたけれど、受け取りができなかった場合の対処法を紹介していきます。
更新後に新しいクレジットカードを受け取れなかった場合の対処
新しいクレジットカードが発行されたにもかかわらず、受け取れなかった場合の対処法を紹介します。受け取れなかった場合、以下の2パターンの状況が想定できます。
不在だった
単純にカードが届いた際に不在だったケースです。こういった場合は、不在票に書いてある連絡先に連絡し、再配達の申し込みをしてください。
保管期間を過ぎた
何度も配達業者が来てくれたにもかかわらず不在であった場合、配達業者の拠点に保管されます。しかし、保管期間が定められており、あまり放置しすぎるとカード会社へ送り返されてしまいます。
配達業者から「返送しました」という連絡がくるので、連絡があったかどうかで送り返されたかどうか判断してください。
カード会社へ送り返されてしまった場合は、カード会社に連絡して再発送してもらいましょう。
次章からは、新しいクレジットカードが無事に届いたらやるべきこと4つを紹介していきます。
新しいクレジットカードが届いたらやること①署名
新しいクレジットカードが届いたら、まず最初に必ず署名をしましょう。クレジットカードの署名は、会計時のサインが間違いなくあなたのものであるということを証明するためのものです。
クレジットカードに署名をしないと、決済時の利用を拒否されたり、補償を受けられなかったりします。また、言うまでもなく、不正利用されるリスクが上がります。
不正利用されるリスクが高く、さらに補償も受けられないとなると、多額の請求が来てしまったとしてもあなた自身が支払わなければいけません。
署名は1分もあれば書けます。たった1分でこれだけのリスクを防げるのですから、書かない理由はないでしょう。
新しいクレジットカードが届いたらやること②自動引き落とし
新しいクレジットカードに署名ができたら、自動引き落としの設定を更新してください。
元々持っていたクレジットカードで自動引き落としの設定をしていた場合、情報を更新しないと支払いがうまくいきません。
自動引き落とし設定をしていることが多いものを一覧にまとめてみたので、きちんと手続きできているかどうか確認してみてくださいね。
- 電気、水道、ガスなどの公共料金
- サブスクリプションサービス
- 通信費
- 年金
- 分割払いをしているもの
新しいクレジットカードが届いたらやること③廃棄
新しいクレジットカードが届き、自動引き落とし設定の更新が済んだら、古いカードの廃棄をします。
有効期限が終わる前に新しいカードがくるので、実際は古いカードもあと数か月は使えます。ただ、忘れないうちに廃棄してしまったほうがセキュリティ的に良いので、設定が済んだら廃棄してしまいましょう。
古いカードの廃棄では、ハサミで裁断します。以下の部分の情報が読み取れないように裁断するようにしてくださいね。
- カード番号
- セキュリティ番号
- ICチップ(カード表側の金色の四角い部分)
- 磁気ストライプ(カード裏面の黒い帯状の部分)
また、裁断した後は、ガムテープなどで覆って捨てると「カードが捨ててある」というのが外から見ても分からないのでおすすめです。
それでも不安な人は、数回に分けて捨てるようにするとさらに安全に廃棄することができますよ。
新しいクレジットカードが届いたらやること④特典確認
これはおまけ的な感じなのですが、新しくなったクレジットカードの特典を確認してみましょう。
クレジットカードが新しくなったことで新たな機能が増えていたり、特典の内容が変わっていたりする場合があるからです。会員サイトなどで確認してみてください。
また、新しいクレジットカードが入っていた封筒の中には、お得なキャンペーンを知らせるチラシが入っていることがあります。
「今まで気づかなかったけど、実はすごくお得な優待があった!」なんてことに気づくこともあるので、更新手続きの息抜きがてらチェックしてみるといいでしょう。
クレジットカードの更新 まとめ
クレジットカードの更新について紹介しました。記事の内容をまとめてみたので、最後にもう一度確認してみましょう。
- クレジットカードの更新に手続きはいらない
- 新しいカードは古いカードの有効期限1~2か月前に届く
- 更新したくない場合はカード会社へ連絡する
- 一度も使ってなかったり、信用が足りなかったりすると更新できない
利用状況に問題がなければ、クレジットカードの更新はうまくいきます。更新には手続きも特に必要ないので、難しく考える必要はありません。
更新が済んで新しいカードが届いた場合は、下記の3つを忘れずに行うようにしましょう。
- 新しいカードが届いたら必ず署名を書く
- 自動引き落とし設定の更新をする
- 古いカードは裁断して廃棄する
新しいカードが届いたら署名を書き、自動引き落とし設定の更新をすることを忘れないでください。また、古いカードは情報が読み取れないように裁断して廃棄しましょう。
更新があると面倒だと感じるかもしれませんが、記事の冒頭でお伝えしたように、更新はクレジットカードを安全に使うために必要なことなのです。
この記事の内容を参考にして、新しいカードを安全に利用してくださいね。