借金で破綻したというのは、テレビやネットでよく聞く話ではないでしょうか。しかしそれは他人事ではありません。誰でもその状況になる可能性があるのです。なので、借金で破綻しない為の方法を紹介します。
そもそも借金で破綻するってどういう意味?
借金で破綻すると聞いても、具体的に何がどういった状況になれば、その状況になるのかいまいちピンときませんよね。なので以下で解説してきます。
破綻とは
・破れほろびること。
・物事が、修復しようがないほどうまく行かなくなること。
(引用:コトバンク)
つまりは「破綻」という言葉はどうしようも無い、最悪の状況という意味です。
借金で破綻するという意味
では借金で破綻するというのはどういった意味なのでしょうか?ただ借金をしているというだけの状況では、修復しようがないとは言えません。なので、借金で破綻するというのは、「借金の返済額が、収入を上回っていて、借金をいつまでも返せる見込みがない」状況を指します。
自己破産=破綻と指す場合もあります。
借金で破綻した人は多い?
借金をするというのは、多くいます。なぜなら、借金をするという行為がギャンブルや豪遊をしている人だけでなく、今の日本では当たり前のことだからです。クレジットカードや住宅ローンなどほとんどの人が借金をした経験があります。
その状況でいきなり病気になってしまって借金の返済が滞ってしまったり、勤務している会社が倒産してしまったりする可能性がある為、日本人であれば誰もが借金で破綻するというのは他人事ではないのです。
借金で破綻する人の特徴・傾向
日本人であれば、誰もが借金で破綻する可能性はありますが、その中でも、以下のような傾向がある方は更に可能性が高いです。
リボ払いを抵抗がない
リボ払いとは、例え高額の買い物をしても、月々の返済は少額で済みます。その為、リボ払いをよくする人というのは金銭感覚が鈍っていることが多いです。自分の収入を考えたら到底買えるものではないのに、その場でお金を払わなくていい為買ってしまいます。
投資や事業を行っている
投資や事業を行うと、巨額の収入を得られる可能性もありますが、逆に巨額の借金を背負ってしまう可能性もあります。投資も事業も不確定な要素が多いことから、昨日まではお金持ちだったのに、今日から債務者という可能性もあります。
保証人になってしまう
借金の保証人にはなってはいけないとよく言われます。これはどんな親しい仲でもです。保証人になるというのは、その人が借金を背負ったも同然の状況です。「信じていたのに…」と後から思っても取り返しがつきません。
だらしない
お金に関してだらしない人というのは言うまでも無く、借金で破綻してしまう可能性が高いです。
借金で破綻する金額は?
破綻するというのは、修復できないほどの最悪の状況なので、人によって収入が違うことから一概には言えません。更に、どんな状況であっても修復できるかできないかは、人それぞれ考えがあるので、それによっても変わってきます。
しかし、一つの目安となるのが、自己破産できる金額です。自己破産したらお終いだと考えている方が多いことからこれを基準として考えます。個人の収入によって自己破産できるかどうかも変わっきますが、一般的なサラリーマンであれば200~300万円の借金があれば自己破産できます。
200~300万円と一つの基準を出しましたが、破綻しているしていないの判断は人それぞれです。
なぜ、借金で破綻すると危険なのか
どんなにキレイごとを言ったとしても、やはり日本で生きているならば、お金がある程度必要です。借金で破綻するというのは、当然その最低限のお金を確保できない状況なので危険です。
更にはその状況下で、借金の取り立てがあります。このようなことがあるので、自ら命を落としてしまう人もいるような危険な状況になってしまいます。
借金での破綻を防ぐ方法
借金で破綻する可能性が誰にでもあります。現在借金で苦しんでいるならなおさらです。なので借金での破綻を防ぐ方法について解説していきます。
借金の状況を確認する
まずは借金の状況を確認しましょう。何お金を使って借金を作ってしまったのかというところから、現在どの債権者にいくら借金をしているのかというところまでです。
これをしないと借金を返済する計画も立てられませんし、状況を把握していないと、気づいた時には破綻していたという状況になりかねません。
関わる人を考え直す
あなたが借金で苦しんでいるのは、関わっている人が原因である可能性があります。頻繁に呑みに誘われたり、お金を貸してくれと言ってくる人とは、なるべく距離を置きましょう。
余裕が出来たら即返済に当てる
普段、借金のせいで生活を切り詰めているからといって、急な収入やボーナスを娯楽に使ってしまっていては、借金には利息がある為、将来的に多くのお金を返済しなければなりません。逆に言えば、月々決められた金額よりも多く返済すれば、将来的に楽になります。
心に余裕を持つ
極論を言えば、10万円借金を抱えているだけでも、その人が破綻していると思えは破綻しています。自分が破綻していると思ってしまうと、当然そこから抜け出す方法など思きませんし、活力を失ってしまい、今の収入源もどうなるか分かりません。
借金をなくすというのは当人がどうにかできることではありませんが、借金で精神的に苦しむかどうかはその人次第です。
借金の破綻を防ぐ最善策
借金の破綻を防ぐには、借金がキチンと返済でいれば良いわけです。その為には、借金を減らす方法を取るというのが最善の策です。その方法が「債務整理」です。
債務整理をすれば、将来の利息を0円にすることや、借金を0円にすること、逆にお金が返ってくることがあります。もちろん、すべての人が借金を減額できるわけではありませんが、実際にかなり高い確率で借金減額できます。相談だけでしたら、無料で行えますし、もし債務整理に少しでも興味があるなら、一度相談してみてはいかがでしょうか。
国が破綻したら、あなたの借金はチャラ?
現在日本は1000兆円を超える借金を抱えています。もしこのまま借金が膨らみ経済破綻をしてしまったら、個人の借金はチャラになるのでしょうか。結論から言うとチャラにはなりません。しかし、インフレが起こる事によって、例えば物価が2倍に上がったら事実上借金が1/2という状況になる可能性はあります。
ドイツでは1920年代に経済破綻になり、ハイパーインフレが起こった事により、250マルクだったパン1個が一年で3990億マルクにまでなりました。このように国が経済破綻になると実質的に返済するハードルがぐんと下がります。
日本は経済破綻しない
日本の借金は円建ての借金です。どういうことかというと、もし借金が返せなくなったら、日本政府が円を大量に作って返済に当てることができるのです。もちろんそれをしてしまうとハイパーインフレを起こしてします可能性が高いので安易にはできませんが、最悪の場合そういう方法も取れるということです。
ドイツやギリシャは、ユーロ建てで借金をしていた為、自国がいくら苦しくなっても、お金を大量に作ることができなかった為に経済破綻をしてしまいました。
なので、今の日本で経済破綻で借金を軽くするというのは不可能ということが言えます。
まとめ
借金で破綻しない為に、一番良い方法は債務整理を行うことです。いくら借金の破綻を回避し続けても、借金がなくならなければ根本的には解決しません。
生活を切り詰めて借金を減らすのも、収入源を増やすというのもいいですが、元々の借金が減らすのが一番手っ取り早いです。相談だけでは無料で行っている事務所もありますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。