「カードローンの返済が終わらない」「カードローンの効率のよい返済方法が知りたい」という方はいませんか?
カードローンで借金をしたものの、返済に苦労されている方って多いですよね。この記事では、カードローンの効率的な返済方法を紹介していきます。
カードローンを効率的に完済したい方はぜひこの記事を読んでください。
カードローンでの借金の返済方法
カードローンで行なった借金の返済方法は借入機関により異なりますが、多くの場合は約定返済(やくじょうへんさい)という返済方法が採用されます。
約定返済とは、毎月の約定返済日(指定日)に、ローン専用普通預金口座から約定返済額を自動引落しにする返済のことです。約定返済額は、金融機関や残高によって異なります。
毎月、約定返済額のみを支払っていれば、月々の支払いは少額で済みますが、返済が長期化してしまったりより多くの利息を払うはめになったりしてしまいます。
カードローンでの借金を効率よく返済する方法
返済の長期化を避けたり、余計な利息の支払いを省いたりするためには、約定返済のみでの返済ではなく、追加返済を積極的に行うことが有効的です。
追加返済とは、約定返済とは別に追加で返済を行うことを指します。多くの場合は、指定の口座に振り込みを行うことで追加返済をすることができます。
では、実際に約定返済のみの場合と、追加返済を行った場合を比較した時に、返済総額や返済期間がどれほど異なってくるのかをシミュレーションしてみましょう。
借入額は200万円として、金利は15%で借入期間は5年間を想定。借入から1年後に、50万円を追加返済をした場合としなかった場合を比較します。
ー | 追加返済あり | 約定返済のみ |
返済総額 | 2,538,928円 | 2,854,740円 |
利息額 | 538,928円 | 854,740円 |
返済期間 | 3年7か月 | 5年 |
毎月返済額 | 47,579円 | 47,579円 |
以上のシミュレーション結果を見ると、追加返済を行ったことにより、大幅な利息のカットと返済期間の短縮が可能となることが分かります。
メモ
利息=元金×金利÷365(1年)×30(1か月)
カードローンの借入状況を把握する
カードローンの返済を効率的にするポイントは、積極的に追加返済をすることであることは理解できたと思います。
追加返済の重要性を理解したところで、今度は借入状況をまとめる作業を行いましょう。各借入機関における、借入残高、約定金額(月々の最低支払額)、金利を表にまとめてみてください。
借入状況をまとめて可視化することで、今後の返済計画を立てることが容易になります。
例として、以下に借入状況を示す表を作ってみました。これを参考にあなたもやってみてください。
カードローン | 残高 | 金利 | 約定金額 | 利息 |
A社 | 20万円 | 10% | 6000円 | 1644円 |
B社 | 15万円 | 15% | 3000円 | 1850円 |
C社 | 10万円 | 18% | 3000円 | 1480円 |
収支を見直して借金を効率的に返済する方法
追加返済を行うためのお金を捻出するには、収支を見直して無駄な出費を削ることが重要です。以下の手順で支出の見直しとお金の捻出を行ってみてください。
- 家計簿をつける
- 無駄な出費を見つけて削減する
- 捻出したお金を追加返済にあてる
家計簿をつける
家計簿ををつけることで、無駄な出費を見つけやすくなります。毎月の収入と支出を記録するようにしてください。
手書きで書いていくのでも良いですが、手書きで書くのは面倒という方は家計簿を簡単につけることのできるアプリを利用するとよいでしょう。
家計簿をつけるにあたってのおすすめのアプリは以下の記事を参考にしてください。
無駄な出費を見つけて削減する
実際に家計簿をつけてみると、何かしらの無駄な出費が見つかるでしょう。
無駄な出費を見つけたら、翌月はその出費を抑えるように生活することを意識して下さい。
捻出したお金を追加返済にあてる
家計簿をつけて、無駄な出費を削れば、あとは捻出したお金を追加返済にあてていくだけです。
どんどんお金を捻出して、どんどん追加返済にあてていきましょう。と、言いたいところですが、捻出したお金をすべて追加返済にあててしまうのは危険です。
以下で説明するある一定のルールを守りながら、追加返済をしていくようにして下さい。
最低でも3か月分の生活費は貯金しておく
上記で、捻出したお金をすべて追加返済にあてるのは危険だと説明しました。
なぜ全額を追加返済にあてるのが危険かというと、ある程度の貯金がないと緊急でお金が必要になった時に対応できないからです。
もしもの時に備えて、まずは3か月の生活費分のお金を確保するようにしましょう。
3か月以上の生活費を貯金できている方は、捻出したすべてのお金を追加返済に回しても問題ありません。
カードローンの返済のための自転車操業はNG
カードローンの返済にあてるだけのお金がないとしても、返済のために借金をするのはやめておくべきです。
新たに借金をして、クレカでの借金を返済することができても、今度は新たに作った借金に悩まされることになります。
返すために借りる行為を繰り返していくと、借金額が膨らんでいきどうしようもなくなってしまうでしょう。
ただし、以下の場合に限り例外となります。どのような場合に、借金の返済のための借金が有効的なのか見ていきましょう。
借金の返済負担を軽減する方法としておまとめローンを利用する
上記で、返済のために借金をするのはやめておくべきと書きましたが、おまとめローンを利用する場合はこの限りではありません。
おまとめローンとは
おまとめローンとは、複数の借入先から借金を行っている場合に、借入先を1つにまとめるローンのことです。
おまとめローンを利用することで、借入状況を把握しやすくなったり、利息額が減額されるなどのメリットがあります。
複数の借入先から借金をしている方は、おまとめローンを利用してみてはいかがでしょうか。
おすすめのおまとめローン
おすすめできるおまとめローンとして、東京スター銀行のおまとめローンが挙げられます。
融資上限額 | 金利 | 融資スピード | 担保・保証人 |
1000万円 | 12.5% | 3週間~1か月 | 不要 |
東京スター銀行のおまとめローンをおすすめする理由として、以下の3つがあります。
- おまとめ専用商品なので返済に集中しやすい
- 限度額が大きく、複数の借入をまとめる際も余裕がある
- インターネットで手続きを全て完了できる
複数のカードローンを利用している方は、東京スター銀行のおまとめローンを利用してみてはいかがでしょうか。
返済負担を軽減する方法としてカードローンの借り換えを利用する
返済のために借金をするのはやめておくべきと書きましたが、カードローンの借り換えを利用する場合も例外となります。
カードローンの乗り換えとは
カードローンの借り換えとは、現在利用しているカードローンよりも、さらにメリットのあるカードローンに乗り換えすることを指します。
カードローンの金利が高いと感じていたり、毎月の約定返済金額が高く支払いの負担が大きい場合などに利用可能です。
借り換えローンを上手に利用することで合計返済額や月々の返済額を減額できたり、返済期間を短縮できたりなどのメリットがあります。
おすすめのカードローン
カードローンの乗り換えをする際のおすすめのカードローンは、みずほ銀行カードローンです。
融資上限額 | 金利 | 担保 |
800万円 | 2.0~14.0% | 不要 |
みずほ銀行カードローンをおすすめする理由は以下の3つがあります。
- 低金利で借り換えが可能
- webで申し込みが完結できる
- 限度額が大きく、借り換えを行っても余裕がある
借り換えを行うことで、返済の条件が良くなると試算できたという方はみずほ銀行のカードローンを利用してみてはいかがでしょうか。
カードローンでの借金の返済が厳しければ債務整理を行う
ここまで紹介してきたお金を捻出する方法などを試してもクレカの返済が困難ならば、債務整理を行って借金を減らすのがよいでしょう。ここでは主に行われる債務整理を3つ紹介します。
任意整理
任意整理とは債権者と債務者が話し合いによって借金を決めなおすことです。債務者の代わりに弁護士や司法書士が話し合いを行います。
任意整理を行うと将来発生する利息をカットできたり、返済期限を延期してもらえたりします。
ただし、任意整理を行うと信用情報に登録されてしまい、借入やクレジットカードの作成が5年間できなくなってしまいますので注意しましょう。
任意整理は手軽に行えてデメリットも少ないので、債務整理の中で最も利用されている方法です。
個人再生
個人再生とは裁判所を通して借金を減額することができる制度です。
個人再生には小規模個人再生と給与所得者等再生の2つがあります。
小規模個人再生はサラリーマン、給与所得者等再生は事業主が行うものだと区別してください。
小規模個人再生を行うと最低弁済額と所有する財産の総額の金額が多いほうを返済額とします。最低弁済額については以下の表をご覧ください。
借金総額 | 最低弁済額 |
0~100万円 | 全額 |
100万円~500万円 | 100万円 |
500万円~1500万円 | 借金総額の5分の1 |
1500万円~3000万円 | 300万円 |
3000万円~5000万円 | 借金総額の10分の1 |
個人再生を行うと信用情報に登録されて5年間借入、クレジットカードの作成が行えなくなります。また、住所氏名が官報という国が発行する機関誌に掲載されてしまいます。
自己破産
自己破産を行うと借金の支払い義務を放棄できます。一方で、自己破産には多くのデメリットも存在します。以下の4つが自己破産を行った時のデメリットです。
- 信用情報に登録されて10年間借入、クレジットカードの作成が不可
- 官報に掲載される
- 一部の職業・資格が制限される
- 裁判所が定める一定状の財産を没収される
カードローンでの借金の返済方法について まとめ
いかがでしたでしょうか。最後に、ここまでの内容をまとめておさらいしましょう。
- お金を捻出して、積極的に追加返済を行うことで借金の負担が軽減できる
- 3か月分の生活費は貯金しておく
- 自転車操業は避ける
- おまとめローンを利用する
- カードローンの借り換えを利用する
- 返済が困難であれば、債務整理を行う
借金を返済することは、大変なことでしょう。ですが、この記事に書いてあることを実践することで、より早く効率的に返済を終えることができるはずです。早く借金を完済して、肩の荷を下ろせるといいですね。
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