「どうにもならない・・いったいどうしたらいいんだろう・・・」借金がかさんでしまいこの先の生活に不安がある人は、どう借金を返済していったらいいのか本当に切実に悩まれていると思います。
仮に仕事をしていても、常に借金の事が頭から離れず、頭の中で何度も収入と支出の計算をしてしまいます。いくら考えてもどうにもならない・・そう悟った時の絶望感は言葉では言い表せませんよね。
「また、他から借りるのか?でも借りれるのか?」「誰かに相談したいけど、借金のこと知人や家族には知られてくないし・・」そんな風に悩んでいるのなら一度あなたがお住いの市役所の借金相談を利用すべきです。
市役所には、借金問題を抱えた方の無料の借金相談があります。今回はこの借金相談についてご紹介していきます。自分のこれからすべき方向性が必ず見えてくるはずです。
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市役所で借金の相談をする方法とは?
借金がかさんでしまって、支払いが厳しくなってきていったいどうしたらいいのか悩んでいる時、誰かに相談したいですよね。それが無料だったとしたら?市では無料の「借金相談」サービスがあります。
無料で利用できるので便利なサービスではあるのですが、無料だけあってメリット、デメリットがあります。そして、相談するのであってお金を貸してくれるわけではありません。
ただ、自分の借金の返済方法や、これからどう動くべきかのアドバイスをしてくれます。事前にメリット・デメリットを理解したうえで市役所に相談に行くか?他を考えるべきか?を選択すべきです。
市役所で借金の相談をするメリットは?
どんなサービスでもメリット、デメリットはあります。まずは、市役所で相談する際のメリットから紹介していきます。
市役所のサービスだから安心できる
市役所で借金の相談するメリットはなんでしょうか?生活を圧迫するほど借金が膨らんでしまって、この先どうなるのか?どうしたらいいのか・・・
とにかく誰かに相談したいですよね。借金の相談をしたいけど、いきなり弁護士や司法書士に依頼するのは抵抗がある・・市役所のサービスだから安心と思う方にはお勧めです。
また、法律事務所を利用するのが不安な方や自分でどう探せばいいのかわからない・・という方は利用してみてもいいかもしれません。
無料で法律相談ができる
基本的にこういった市役所の相談サービスは無料で利用できますから、一切お金をかけたくないけど借金の相談がしたい方や無料で弁護士に法律相談したい、法的なことを聞きたい方などは利用してみるのもありですね。
ただ弁護士の法律相談が無料なのは、何も市役所だけが行っているわけではなくそれぞれの法律事務所でも、このような無料サービスもありますので、どこに相談に行くかは各人によって違ってきます。
市役所で借金の相談をするデメリットは?
続いては、市役所で相談する際のデメリットについてです。気になるところですよね。
早急の対応は期待できない
借金の相談を誰かにしたい!と思って、市役所の相談に期待するのもありですが気を付けないといけない点があります。それは、市役所での相談では、相談してすぐに解決策を求められない点です。
市役所での相談は、日程が決まっていたりと、事前予約や期間の調整が必要です。そのためすぐにでも相談し、早急に対応を望むのであれば、直接弁護士や司法書士の事務所に相談しに行ったほうが早いです。
選択枠が狭まってしまう
市役所で借金の相談をしながら弁護士に法的相談も勿論できますが、結局その後「借金の整理」を解決策として選択すると相談に対応してくれた先生にそのまま依頼する形になります。
「自分でいい弁護士を探すなんて大変・・」と思っている人にとっては良いのですが、法律事務所によって得意分野がそれぞれ違い、選択枠が狭まってしまう場合があります。
自分に一番合った解決法を選ぶはずが、弁護士事務所の進める解決策でしか借金整理ができない場合もあります。自分で、どんな案件に強い事務所か、事前に調べてお願いした方がいい場合もあると言うことです。
【注意】市役所の借金相談は地域によって違う!
市役所に借金の相談をするとき、ご自身がお住いの市役所に相談することになるのですが、実はそれぞれの市役所によって全て条件が同じではないのです。ほんの一例ですが、各市で行われているサービスの流れです。
- 市民生活課で常時相談を受け付け→専門の相談機関を紹介→外部の相談機関の紹介。
- 相談場所が市内にある消費生活センターで毎週決まった曜日に事前に予約してからの相談→外部の相談機関への紹介。
- 相談専用ダイヤルから電話相談して来庁後、弁護士会の多重債務相談センターの紹介。
- 月に2回程度、弁護士や司法書士を呼んで借金の相談に応じてくれたりします。(事前の予約が必要)
上記のように、それぞれの市役所によって相談の仕方は異なりますので、市役所で借金の相談する時は事前に該当する市の借金の相談のサービスがどんなものか確認しておく必要があります。
まずは、必ず住んでいる市の市役所のホームページをチェックして、どんなサービスがあるのか調べます。また、市役所に連絡して借金の相談をしたい旨を伝え、役所で行われているサービスを教えてもらいましょう。
問い合わせ先は市区町村ごとに異なりますので、ご自身が住まいの役場にまずは問い合わせてみてください。金融庁が公開している地方自治体の多重債務相談窓口を参考にしてください。
市役所で借金の相談をする前に事前に準備しておくことは?
市役所の「借金の相談」は月に何回か無料で弁護士や司法書士に相談できるのですが、相談できる時間は20~30分程度です。なんの準備もせずに相談に行ったら、一番聞きたいことが聞けなかった・・なんてことに。
せっかく、忙しい時間を割いて相談に行ったのに思ったようなアドバイスがもらえなかったら残念でしかありませんよね。ですから、自分の債務状況などを整理しておく必要があります。
きちんと整理して的確に自分の債務状況などを専門家の弁護士の先生に伝えることが出来れば、一番ベストなアドバイスを得ることが出来ます。面倒かもしれませんが、自分の債務状況を整理することは大事なことです。
債務件数と借り入れ状況をまとめる
現在、何社から借金をしているのか?月々いくら支払っているのか?これを全て詳細にまとめておきましょう。正確な金額を全て書き出して明確にしておきます。
これが現状の債務状況を伝えるのに一番大事な事ですので、だいたいの数字では意味がありません。いつから借り入れているのか、このまま支払い続けるといつが完済予定となるかも調べておくのがベストです。
一括で返済すると総支払い額はいくらになるか?
何社も借金をしているとわかりづらいですが、今、仮に全て一括で借金を支払ったらいくらぐらい必要になるかも調べておきましょう。知っておいて損はありません。
これにより自分の借金を改めて再認識することができます。勿論、一括返済はできませんが明確な数字を提示することで自分も意識できますよ。
このままの条件で支払いを続けると総額いくらになるのか?
今までと同様に、支払いを続けると結局総額でいくら支払うことになるのか再計算してみましょう。これにより金利分を、完済までいくら支払うのか明確に知ることができます。
一括返済すると現時点ではいくらになるか調べておけば、どのくらい金利を払うことになることがはっきりしてきます。ぞっとしてしまうかもしれませんが、これが現実であると認識しましょう。
毎月返済にあてることができる上限の支払い額を計算する
現在の仕事の年収から、毎月の返済金が最大いくらまで払うことができるのかを明確にしましょう。自分の上限である支払い額を知ることはとても大切なことです。
併せて、現在の支出の中から不必要なものはカットしていきます。支払い上限の確認と支出の整理作業を行うことで自身のお金の収支を明確にすることができます。
今までは、どうやって返すかばかりを考えていたと思いますが、この一連の作業で計画的に目標を立てて返済することへの第一歩になります。
聞きたいことをあらかじめ決めておく
ここまで、自分の借りを明確にしてきましたから、おのずと何を聞くべきかは見えてくると思います。準備した状況を全て伝えて、自分にとって何が一番いい方法かを聞きましょう。
複数ある選択肢で、そのメリットとデメリットも参考に聞いておきましょう。最終的に提示された手段を実行すると今後どうなっていくのかも聞いておきます。
これで、次に自分がどう動けばいいのかが明確になってくるはずです。最終的にどうやって完済することができるかわかれば目標がたったようで意欲が沸いてくるはずです。
全ての用意ができたら実際に相談に行ってみましょう。相談時間は限られていますから要点や聞きたいことは紙に書いてまとめておきましょう。聞き漏れがないようしたいですよね。
市役所で借金相談をした後に勧められる借金の解決方法とは?
市役所で相談をした後、どんな方法を進められるのでしょうか。具体的に進められる解決案をご紹介していきます。
市役所で借金の相談をした後に勧められるのは「借金の整理」
市役所で借金の相談をした後は、専門の弁護士に法的相談を受けることになるのですが、それは借金の整理の話になっていきます。
借金の整理とはつまり、「債務整理」のことです。「債務整理」とは、国が認めた借金解決のための法的な手続きのことです。簡単に説明しておきます。
「債務整理」とは、個人の債務を整理する総称のことです。もう少し詳しく説明していきます。具体的には「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」の4つです。
「任意整理」⇒司法書士、弁護士などに依頼して、すべての債権者と裁判所を介さずに交渉し、借金を減額して3~5年程度の分割返済での和解を成立させる手続きです。
「特定調整」⇒裁判所に仲裁してもらい貸金業者と金利の引き直しや返済額の減額を交渉することによって、3~5年程度ですべての借金の支払いを終わらせる和解計画を立てる手続きです。
「個人再生」⇒裁判所に申し立てをして借金の額を減らし生活を立て直す手続きです。借金総額の20%(総額の限度5000万円)か、100万円の額が大きい方を3年で返済する返済計画を立てます。
「自己破産」⇒自己破産とは、多重債務に陥ってしまった方のために国がつくった救済制度のことです。裁判所から債務(借金)を免責してもらうことにより、借金の支払い義務が免除になります。(=借金がゼロ)。
債務整理をして借金の減額、もしくは免除してもらうわけですから、信用情報には事故歴が残ってしまいます。今後のローンが組みづらくなったり、クレジットカードが持てなくなるリスクがあります。
ですから、債務整理のメリットとデメリットをよく理解したうえで自身の状況にあった選択が必要になってくることを、理解しておきましょう。
債務整理の相談ならおすすめはここ!
もし今あなたが未返済の借金について悩んでいるのであれば、債務整理を考えてみませんか?
法的手続きを取ることによって、未返済の借金を減額してもらえたり、0にすることもできるんです。そんな債務整理は個人でも手続きができるのですが、非常に難しいので専門家にお願いするのが一般的です。
債務整理を考えているならば、以下の記事で紹介している弁護士事務所がおすすめですよ。まずは一度目を通してみませんか?
市役所で借金の相談をしてお金が借りられるのか?
市役所でお金を貸し付けてもらえる制度あるんです。それは、低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支える「生活福祉資金貸付制度」です。
この生活福祉資金貸付制度は、低所得者や高齢者、障害者の方たちを対象に、厚生労働省と各自治体が連携し、公的な貸付を行うことで経済的にサポートをし、在宅福祉と社会参加の促進を目的とした制度です。
目的によって、「総合支援資金」「福祉資金」「教育支援資金」「不動産担保型生活資金」の4つに分かれ、支給される金額も細かく分かれています。
これらは基本的に無利子もしくはかなりの低金利で貸付を受けることができるので、お金に困った際には助かる制度です。何かしらの理由で経済的に厳しい方は確認しておきましょう。
国が運営している「法テラス」とは?
役所での無料相談はなかなか、時間が合わない・・・という人は国が運営している「法テラス」(日本司法支援センター)に相談してみるのもいいでしょう。
「法テラス」とは、法律に関する身近な悩みが相談できる窓口です。離婚問題、相続問題から、借金問題に関する相談も受け付けてくれます。
費用は無料(通信費や交通費は本人負担)。しかし、弁護士や司法書士に対して債務整理を依頼する場合は、報酬の支払いが必要です。
法テラスでは、弁護士や司法書士に支払う報酬を立て替えてくれる制度、費用立替制度あり利用者は分割して返済していきます。
債務整理以外に考えられる方法はあるか?
債務整理以外で、借金の返済を考えるなら金利の低いローンに借り換えして借金を返済する方法があります。金利が低くなれば自然と毎月の返済額も少なくなり負担も減ります。
最近では、銀行のカードローンが盛んに宣伝されていますよね。評判がいいと口コミで話題の3つのローンを紹介しておきます。
中央リテール
来店必須という点はおっくうかもしれませんが、審査が通りやすいと評判です。消費者金融よりも金利は低めですし返済期間も『最長10年』と長い設定なので、借金返済がかなり楽になります。
融資額 | 500万まで |
金利 | 10.95~13.0% |
返済期間 | 最長10年(120回) |
横浜銀行カードローン
申し込み条件に、年収が200万円以上の正社員、派遣社員、契約社員とあるので審査は厳しめです。しかし、その分低金利で借りられますから魅力ですよね。
融資額 | 1000万円まで |
金利 | 1.9%~14.6% |
返済期間 | 最長10年(120回) |
イオン銀行カードローン
銀行系の中では比較的審査が通りやすい『おまとめローン』です。しかし、イオン系は返済遅れに厳しいといわれていますから、仮に借入件数が多くても決して遅延しないようにしましょう。
融資額 | 700万まで |
金利 | 3.8~13.5% |
返済期間 | 最長8年(96回) |
まとめ
市役所で受けられる、無料相談について紹介してきました。なんとかしないと・・・そう思っていても具体的にどうしたらいいのか思いつきませんよね。
それに、いきなり弁護士や行政書士に依頼に行くのは勇気がいりますよね。そんな方は是非今回ご紹介した市役所の借金無料相談を利用してみてください。
もちろん、お金を借りられるわけではありませんが、借金返済の方向性が見えてきます。また、面識のない第三者だからこそ自分の今の現状や、悩みを自然に話せると思いますよ。