「クレジットカードは何枚持つのがいいんだろう?持ちすぎても困るしなあ。」
あなたはクレジットカードを何枚持っていますか。カードがあれば何でも支払いができて便利ですよね。ただ、カードを持ちすぎると、カードの管理やポイントの有効期限など色々と問題があるのです。
この記事では、クレジットカードを持ちすぎると起きる問題を5つ紹介します。もし、現在使っていないカードが手元にあるのなら、記事を読んでみて整理してみましょう。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1997125?title=%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A4%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E6%89%8B)
クレジットカードは何枚持つのが良いの?
クレジットカードって何枚持てるんだろう。持っていても困ること無いよね。
クレジットカードは複数枚あると、場面ごとに使い分けができて便利ですよね。ただ、機能が便利だからと何枚も作ってしまうと、それは問題があります。
枚数が増えると、使わないカードが増えてしまいますし、自分で管理するのが大変になります。
使わないカードは解約するのが良いですが、きちんと枚数が多いデメリットを知ってから整理した方が良いでしょう。
ここからは、カードを持ちすぎるとどんなデメリットがあるかを1つずつ紹介していきますね。
クレジットカードを持ちすぎるデメリット①カード管理が雑になる
クレジットカードを持ちすぎるデメリットの1つ目は「カード管理が雑になる」です。
カードが増えると、それぞれの請求日や銀行口座からの引き落としを管理しなくてはいけません。また、カードごとに引き落とし口座を変えていれば、毎月各口座の残高確認も必要になります。
銀行口座から引き落としができなかった場合は、支払いが遅れたと見なされるので、信用情報に傷がつきます。信用情報に傷がついてしまうと、カードの更新や利用限度額を増額するときの審査に影響します。
カードを複数持っている場合は、各銀行口座や請求日を常に管理しておきましょう。
クレジットカードを持ちすぎるデメリット②年会費がかかる
クレジットカードを持ちすぎるデメリットの2つ目は「年会費がかかる」です。
クレジットカードには良い機能がつくほど、年会費がかかり、年会費は数百円から数万円するものがあります。または、初年度のみ無料で2年目からかかるものもありますよね。
年会費がかかるカードばかり持っていると、使わないのにお金が無くなります。例えば、年会費が500円として、500円のカードを3枚持っていたら、年1回使わなくても1,500円を払わなくてはいけません。
1,500円あれば食事や日用品など別の費用にあてられます。年会費が高くなればなるほど、カードを使わないと損になってしまいます。
クレジットカードを持ちすぎるデメリット➂利用額を増額できない
クレジットカードを持ちすぎるデメリットの3つ目は「利用額を増額できない」です。
クレジットカードの利用限度額には、キャッシング枠とショッピング枠がありますよね。この枠は、カード会社が年収と過去のカード利用履歴、カード会社の独自の基準を元に決めています。
カードを持ちすぎると、収入から利用額の返済ができるのか疑われます。そのため、メインのカードの利用額を増やしたくても、カード会社は「収入が無いのに、限度額を増やして返済できるの?」と思ってしまいます。
クレジットカードには「総与信枠」というものがあり、この金額を元に審査をしていて、金額が大きいと審査で不利になることがあります。総与信枠については、別の章で説明しますね。
クレジットカードを持ちすぎるデメリット④ポイントの失効
クレジットカードを持ちすぎるデメリットの4つ目は「ポイントの失効」です。
クレジットカードにはカードのポイントがありますよね。カードを持ちすぎると、どのカードにどのくらいポイントがあるか把握するのが大変になります。
また、ポイントによっては100ポイント以上から利用できるなど、ルールが決まっていますよね。カードを使わないと有効期限がきて、ポイントが失効してしまいます。
マイルや商品券、電子マネーに変えられればよいですが、それもできない場合は、せっかく貯めたポイントが無駄になります。カードを持ちすぎてポイントが管理できない状態にならないようにしましょう。
クレジットカードを持ちすぎるデメリット⑤ローンの審査に影響
クレジットカードを持ちすぎるデメリットの5つ目は「ローンの審査に影響」です。
ローンでもこれから住宅ローンを組む予定がある人は、クレジットカードの枚数に注意してください。なぜカードの枚数が大切になるかと言うと、カードのキャッシング枠が関係あるのです。
実は、住宅ローンの審査では、実際にキャッシングをしていなくても、限度額までキャッシングをしたと仮定して審査をするのです。不思議ですよね。ローンの審査では、本人の返済能力を見るのです。
ローン会社は、借金ができるカードがあれば、返済能力を超えて借金をし、ローンの返済が止まってしまうことを想定して審査をしているのです。カードの枚数が多ければ、ローンの審査に不利になるのは当然ですよね。
クレジットカードの総与信枠が審査に影響する
クレジットカードの「総与信枠」とは、持っているカードの利用限度額の合計を指します。例えば、カードAの限度額が100万円、カードBが50万円、カードCが80万円とすると、総与信枠は230万円となります。
カード会社は利用限度額を決める立場ですよね。そのため、カード会社から見ると総与信枠は、「個人に与えてもいい利用限度額」で、総与信枠は年収ごとにおおよそで決まっています。
新規でクレジットカードを作るときに、総与信枠の金額が大きすぎると、カード会社は「総与信枠がこの人の収入に合わないので、返済能力に問題がある。」と考えて発行を断るのです。
既に持っているカードの総与信枠の金額が大きい場合、利用限度額を増やす申請をすると、今後返済できるのか疑われるでしょう。返済できる分だけカードを持つようにした方が安全ですね。
カードの持ちすぎの基準ってあるの?
「カードの持ちすぎってどのくらいなの?」と思う人もいるでしょう。2枚でも持ちすぎと言いますし、5枚で持ちすぎという人もいます。一般的にはどれくらいが妥当という基準はありません。
あなたが持っているカードを全部管理できていて、使う目的が明確ならば、適切な枚数を持っているでしょう。カードを10枚以上使い分けている人もいるので、それぞれの基準で良いです。
筆者は個人的に管理できるのが3枚で限界と考えているので、3枚以上は持ちすぎと思っています。皆さんはどのくらいがベストと考えますか。
定期的にカードは入れ替えよう
クレジットカードは、定期的に入れ替えをするようにしましょう。使わないカードは持っていても、財布の中で邪魔になってしまいます。1年以上使わないカードがあれば解約して捨てた方が良いです。
「払っている年会費がもったいないから…。」「この機能を使うときがあるから。」など理由をつけて解約をしない人もいます。
環境が変われば、使わないカードも出てくるでしょう。そのカードの利用限度額をメインまたはサブのカードで増やした方が有効活用できますよね。
使わないカードはすぐに解約して、必要なカードのみ残しておきましょう。
クレジットカードを持ちすぎるデメリットは? まとめ
今回はクレジットカードを持ちすぎると起きるデメリットを紹介しました。最後にクレジットカードが多すぎると起きるデメリットをもう一度確認しましょう。
- カード管理が雑になる
- 年会費がかかる
- 利用額を増額できない
- ポイントの失効
- ローンの審査に影響
クレジットカードは便利ですが、多いと自分で管理ができず何にお金が出てっているかわからなくなります。
無駄なお金を使わないためにも特典目当てに次々と作らず、管理できる枚数だけ持ち、使わないカードは解約するようにしましょう。