使わなくなったクレジットカードは解約したいですよね。しかし、解約してしまうと損をしたり、支払いが面倒になったりしてしまうこともあります。
場合によっては信用情報にも問題がでて、キャッシング利用できる金額が少なくなってしまう可能性もあるんです。
この記事では、損をしないためにクレジットカードの解約にで気を付けるべきことを書いていきますので、参考にしてくださいね。
- クレジットカードを解約するメリット3つデメリット2つ
- クレジットカードの解約前に確認しておくべきこと5つ
- クレジットカードの解約方法
- 解約したクレジットカードの廃棄方法
- クレジットカードは何枚くらい持つのが良いのか
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E4%BF%A1%E7%94%A8%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC-5141613/#content)
クレジットカードを解約するメリット
ここでは、クレジットカードを解約するメリットを紹介していきます。クレジットカードを解約するメリットは3つあります。
メリット①管理が楽になる
クレジットカードをたくさん持っていると管理が難しくなります。クレジットカードによって、引き落とし口座や引き落とし日が異なるからです。
家計の管理も大変になりますので、ネットサーフィンをするなどの自分の趣味の時間が減ったり、将来を見越した貯金がしにくくなったりしてしまいます。
メリット②年会費がいらなくなる
年会費のかかるクレジットカードの場合、解約すると年会費が不要になります。クレジットカードを使わなかったとしても、年会費は毎年かかります。
もし、使っていない年会費のあるクレジットカードがあるのであれば、解約するのも良いでしょう。
メリット③新しいカードの審査が通りやすくなる
実は、クレジットカードを持っている枚数が多いほどクレジットカードの審査に通りづらくなります。
クレジットカードをたくさん持っているということは、それだけ出費が多かったり、お金を借りている可能性が高かったりするからです。
特典に魅力を感じるクレジットカードがあったとしても、クレジットカードの保有数が多いだけで審査に落ちてしまうことがあるのです。
クレジットカードを解約するデメリット
ここでは、クレジットカードを解約するデメリットを紹介していきます。
メリットだけでなく、デメリットも理解したうえで、「解約する必要があるかどうか」を見極めてくださいね。クレジットカードを解約するデメリットは2つあります。
信用情報に影響する可能性がある
クレジットカードに入会してすぐに解約をすると、入会特典目当てと判断されて、信用情報に悪影響を及ぼす可能性があります。
入会特典目当てだったとしてもそうでなくても、入会してすぐに解約するのは避けたほうが良いです。
年会費が無駄になる
年会費を払ってすぐに解約してしまうと、クレジットカードの特典が利用できなくなってしまうので損をします。
「特典も必要ない」「解約するつもりが放置していたら、年会費の支払いが来てしまった」と言う場合は特に問題ありません。
次章では、クレジットカードは何枚くらい持つのが良いのか紹介していきます。メリットとデメリットと併せて、今持っているクレジットカードを解約するかどうかの参考にしてくださいね。
クレジットカードは何枚持つのが良い?
クレジットカードはたくさん持ちすぎると審査に通りにくくなることはすでにお伝えしました。では、クレジットカードは何枚くらい持つのが良いのでしょうか?
1枚はポイント還元率の高いものをメインカードとして公共料金などの支払いで使い、その他にサブカードとして1枚もしくは2枚持つのが良いです。
サブカードは海外旅行の際に役に立つなど、特典が良いものを選びましょう。カードごとに役割を決めておくとそれぞれ違う特典や特徴を上手く使って、お得に買い物ができますよ。
クレジットカードを解約する前に確認するべきこと
前章までで、クレジットカードを解約するかどうかの判断基準になる情報を紹介してきました。ここまでの情報を踏まえたうえで、「解約する」と決めた場合は実際に解約する前に以下の5つのことを確認しましょう。
- 自動引き落とし設定されているものはないか
- ポイントや電子マネーは残っていないか
- ETCや家族カードは使っていないか
- タイミングは良いのか
- 未払いはないか
これらを確認しておかないと、支払いがうまくいかなくなったり、予想外の出費によって家計が苦しくなったりする可能性があります。漏れなく確認するようにしてくださいね。
解約する前に確認すること①自動引き落とし設定
解約しようとしているクレジットカードで、自動引き落としの設定をしていないかどうか確認してください。
自動引き落とし設定をしたままクレジットカードを解約してしまうと、自動引き落としができなくなります。再度、料金を銀行振り込みしなければならないなど、料金の支払いに手間がかかってしまいます。
公共料金、通信費、定期購入している商品・サービス、などが自動引き落としに設定されている可能性が高いので、重点的に確認してみてくださいね。
解約する前に確認すること②ポイントや電子マネー
クレジットカードを使うことで溜まっていくポイントや、クレジットカードでチャージして使う電子マネーに残金がないか確認してみてください。
残高がある状態で解約してしまうと、本来なら買い物に利用できるポイントや電子マネーが使えなくなってしまいます。
少額である場合は使えなくなっても良いのかもしれませんが、ポイントは知らない間にたまっていることもありますので、一度チェックしてみることをおすすめします。
解約する前に確認すること③ETCや家族カード
クレジットカードはETCカードと連携して使ったり、家族カードを同じ契約者名義で作ったりすることもできます。
解約しようとしているクレジットカードがETCカードや家族カードが連携されている場合、解約するとETCカードや家族カードも使えなくなることに注意してください。
「自分はクレジットカードを使っていないけど、家族カードはつかっている」ような場合は、解約せずにおくのか、解約して新しく家族カードを発行するのか家族に相談するようにしましょう。
解約する前に確認すること④タイミング
クレジットカードを解約するデメリットのところでも触れたのですが、解約するタイミングが悪いと損をする場合があります。損をする可能性があるタイミングは以下の2つです。
- 入会してすぐ
- 年会費を払ってすぐ
入会してすぐに解約する場合は、信用情報に悪影響を及ぼすので特に注意が必要です。たとえ使わなかったとしても、入会してから時間が経ってから解約することをおすすめします。
また、年会費を払ってすぐの場合は、年会費が無駄になってしまうので損となります。
決済で利用しなくても、クレジットカードの特典を利用することはできるので、次の年会費を支払う期日まで解約を待つと良いですよ。特に保険や補償が特典としてついている場合は、持っておいて損はないでしょう。
解約する前に確認すること⑤未払い
解約しようとしているクレジットカードに未払いがないかを確認しましょう。もし、未払いがある場合は、解約時に一括で支払いを命じられてしまいます。未払いになる支払い方法は以下の3つです。
- 分割払い
- リボ払い
- ボーナス一括払い
上記の3つの支払い方法を設定しているものは、金額が大きく、まとめて支払うことができないものでしょう。にもかかわらず、カードを解約してしまうと、残っている金額が一括での支払いになってしまいます。
毎月の支払いがカツカツの状態で、大きな金額を一括支払いしなければならないとなると、借金をしなければいけなくなるケースもありますので、十分に注意してください。
クレジットカードの解約前に確認しておくことは以上です。確認して問題がなくなったら、いよいよクレジットカードを解約します。次章で解約方法を紹介していきますね。
電話1本でOK!クレジットカードを解約する方法
クレジットカードの解約は、クレジットカードの裏側にある電話番号に電話を入れるだけで完了します。新しいカードの勧誘などが長引かなければ2~3分で終了しますよ。
もし、急いでいる場合や、新しいカードを契約する気がない場合は、その旨を伝えて解約手続きだけをしてもらうようにするとスムーズですよ。
その他、解約の電話をする時に気を付けることを4つ紹介しますね。
受付時間・混む時間帯
クレジットカード会社によって電話の受付時間が違います。カードの裏面には受付時間が書いていない場合もありますので、カード名などでネット検索すると確実ですよ。
もしくは、平日の9時から17時くらいであれば多くのカード会社が電話を受け付けているでしょう。ただ、会社によって違うので、正確な時間は調べてくださいね。
解約時に必要な情報
解約手続きをする際には、本人確認をする必要があります。本人確認に必要な情報はカード会社によっても異なりますが、多くの場合は以下の4つを聞かれることが多いです。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 解約するクレジットカード番号
解約するクレジットカードを手元に置き、念のため、メモがとれる状態にして電話をすると良いでしょう。
解約する理由
解約時には解約する理由を聞かれることがあります。カード会社は会社側の対応に問題がなかったのか確認をし、サービスの質の向上に役立てようとしているからです。
深く考える必要はなく、「利用しなくなったから」「年会費が負担になっているので」などの理由を伝えれば問題ありませんよ。
解約料
クレジットカードによっては、解約料が必要な場合があります。解約料が必要な場合は、電話をした際に教えてくれますよ。
解約料が必要な場合は、以下のことを用意したメモに書き留めておくと良いでしょう。
- 解約料はいくらなのか
- どうやって支払うのか
- いつまでに支払うのか
次章では、解約したクレジットカードの廃棄方法について紹介していきます。
解約したクレジットカードの廃棄方法
クレジットカードを解約したら、ハサミで裁断して破棄するのが一般的です。個人情報を読み取られないようにするためです。ハサミを入れる箇所は以下の5つです。
- 名前
- 署名欄
- ICチップ(表側の金色した四角い部分)
- カード番号
- 磁気ストライプ(裏側の黒い部分)
情報が読み取りにくいように、切るようにしてください。たとえば、名前の場合、横向きにハサミを入れる(名前の文字を上下に切り離す。)と良いですよ。縦向きだと文字が読めてしまいますからね。
また、切り刻んだカードはガムテープで覆ったり、紙袋に入れるなどして廃棄するとより安全です。もしそれでも不安な場合は、同じごみ袋に入れずに数回に分けると良いでしょう。
解約したクレジットカードは利用が停止されるので、不正利用される可能性は低いですが、念入りに処理しておくと不安がなくなるのでおすすめです。
クレジットカードの解約 まとめ
クレジットカードの解約について紹介してきました。クレジットカードの解約手続きはものの数分で完了する簡単なものです。
しかし、解約するタイミングを間違えたり、自動引き落とし設定をしたまま解約したりしてしまうと、手間や余計なお金がかかってしまいます。
記事中ではその他にも、解約前に確認するべきことを紹介しましたので、解約する前に漏れの内容に確認してから解約してくださいね。