借金をする理由は家を買ったり、車を買ったり、生活が苦しくてカードローンでお金を借りたりと人それぞれですが、お金を借りた以上返さなくてはなりません。
この記事ではこれからお金を借りようと思っているや返済に困っている方が知っておいたほうがいい事柄について書いていきます。興味のある方はぜひ読んでみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%81%8A%E9%87%91-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9-%E4%BD%8F%E5%AE%85%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3-2696229/)
返済の意味
返済は、借りたお金や物を相手に返すことをいいます。また、借りたお金を相手に全部返すことを「完済」といいます。
- 約定返済・・・契約を交わした返済のことをいう。
- 繰り上げ返済・・・約定返済とは別に、ローンの残高を減らすためにまとまった金額を返済することをいう。
- 増額返済・・・契約した時に決めた金額より多い金額を返済することをいう。
- 一括返済・・・ひとまとめにして返済することをいう。
返済時には利息の支払いもしなければならない
返済する時は借りたお金と一緒に利息も払わなければなりません。利息の計算方法は下記のように求めることができます。利息 = 利用残高 × 実質年率 ÷ 365 × 利用日数
例)300,000円を実質年率10%で借りた場合、1か月(30日)にかかる利息は300,000円×0.10 ÷ 365 × 30 = 2,466円となります。
借入から一か月後に10,000円を返済したとすると、2,466円を利息として払い、残り7,534円が元金の返済になります。
つまり、利用残高は300,000円 – 7,534円 = 292,466円。次の一か月後にかかる利息は、292,466円 × 0.10 ÷ 365 × 30 = 2,404円となります。
返済のシミュレーションをしてみる
返済シミュレーションをうまく活用すれば返済期間を短くしたり、完済時の返済総額を抑えることができます。更には、毎月の適切な返済額を設定できます。
借金の計算は先ほど「返済時には利息の支払いもしなければならない」でお話したように計算が複雑です。「完済はいつできるのか」「返済総額はいくらか」「返済利息は毎月いくらか」を把握するのは困難です。
あいまいなまま、借金をするとなかなか減らない元金に悩み続けることになってしまいます。そこで、返済シミュレーションを使うことをおすすめします。実際に返済シミュレーションをしてみましょう。
返済が滞ってしまったら・・・。
お金を借りた後のことを考えていない人は、意外に多いです。計画的な返済を心がけていても、思わぬ出来事で急な出費が生じてしまうこともありますよね。
返済が遅れがちになったり、返済不能になることもあります。返済が遅れてしまうと、金融会社から何かしらの通知が来ます。
- 返済日から数日後に電話やはがきで通知がきます。最悪の場合、勤務先の人に知られる可能性があります。
- 電話、はがきが送られてきても返済されなかった場合には、自宅に督促状が送られてきます。
- 督促状がきても返済されなかった場合には、取り立てが来ます。しかし、ドラマのように暴力はありませんが、金融側と解決に向けて話し合うことになります。
- 取り立てが来ても返済されなかった場合には、法的手段をとるため全額一括請求されます。
- それでも返済されなかった場合には、法的手段として給与の差し押さえがされます。
返済の悩みは一人で抱え込まない
返済の問題は、家族や友人にも相談しづらくて一人で抱え込んでしまいがちです。
返済の悩みで抱え込む原因の多くが、カードローンのキャッシングと言われています。手続きが簡単ですぐに引き出せるので、まるで自分のお金のように感じてしまい、いつの間にか多重債務の状態になっているのです。
結果、気づいた時には返済困難になっていて催促の電話や督促状が届くなどで更に悩んでしまいます。
返済が苦しいときにできる6つの解決法
返済で困っている方に解決法を6つ紹介します。気になるところから見ていきましょう。
1.家族、友人からお金を借りる
家族、友人に「借金があることを打ち明けるのが嫌・・・。」と思う方も多いかもしれませんが、思い切って打ち明けることで、今まで悩んできた返済の悩みが一瞬で解決することができます。
もし可能なのであれば、家族や友人に頼み込んでお金を借りることも考えましょう。強く硬い信頼関係が必要ですし、お金の話になれば関係がギクシャクしてしまう可能性もありますが、手段の1つであると頭に入れておいてください。
しかし、簡単にお金を使ってしまう癖を直さなければ、またすぐに借金を作ってしまいます。「次は安易な気持ちで借金をしない。」と決意することが大事です。
2.金利の安いところに借り換えをする
リボ払いであれば、金利15%前後に設定されていることが多いです。1%でも低い金利のローンに借り換えをすることで毎月の返済額を減らすことが可能になります。
例えば、1,000,000円を借りていて金利1が%違うと年間利子が約10,000円、月の返済額が約833円低くなります。2%、3%・・・と差が大きくなればその分、早く完済に近づけますね。
3.借入先を1本化する
例えば二か所から借りている場合、1つ目が30,000円、2つ目が40,000円と合計毎月70,000円の返済のところ、一か所にまとめると毎月の返済が50,000円にすることが可能です。
毎月20,000円の余裕ができるだけでも生活にゆとりがもてますよね。浮いたからといって浪費で使わないように気を付けましょう。
4.副業をする
サラリーマンでしたら最近は副業を許可する企業が増えてきました。アルバイトや単発の収入でも良いですし、在宅ワークで家にいながら稼ぐことも可能です。
新しい仕事をすることでスキルアップにもつながりますし、収入が増えてることは心に余裕を持たせることもできますよね。
5.弁護士に相談する
無料相談や短時間であれば無料で相談を受けてくれるという法律相談所もあります。
最近では弁護士や司法書士に相談すると過払い金があり、お金が戻ってくるケースがあるとCMでも話題になっていますよね。相談しなければ気づけないこともありますので、まずは相談することをおすすめします。
6.債務整理をする
債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産の3種類があります。
- 任意整理・・・貸金業者と交渉して債務額全体を減らしたり、利息を無くして月々の返済額を減らすことで、現在の支払いよりも負担を軽くする手続きです。最も利用が多いといわれています。
- 個人再生・・・3年~5年で完済できる金額に借金を圧縮(おおむね5分の1の金額)する手続きです。安定した収入が必要です。
- 自己破産・・・裁判所に借金の返済が不可能であることを伝えることで、返済を全額免除してもらう手続きです。その代わりに家や車など自分の財産も失うことになります。
解決法を用いた時のメリット
どの方法も1日でも早く完済に近づけると思います。自分以外の人に今の現状を話して知ってもらうだけでも気持ちが楽になります。
更には返済するモチベーションを上げることにつながり、解決策が思い浮かぶキッカケになるかもしれませんよ。
諦めず、完済を目指して努力していると必ず報われる日が来ます。一つ一つ解決法を試していくのもいいですし、良いと思った方法から試してみるのもいいでしょう。
解決法を用いた時のデメリット
家族、友人からお金を借りた場合、返せなくなった時には信頼関係に影響が出てしまうリスクがあります。
借入先を1本化する場合、返済期間が長くなってしまうので、利息分が膨らんでいき、1本化する前よりも借入総額が増えてしまう場合があります。
債務整理をすると住宅ローンや車のローン、教育ローンなどのローンは利用できなくなります。クレジットカードを作ることもできません。
他人の連帯保証人になることもできないので、子どもが奨学金を利用する場合、親として連帯保証人になることもできなくなります。しかし、債務整理手続後5年~10年くらい経てば解消されます。
実際に行った人の体験談
解決法を実際に経験した方の体験談を紹介します。是非、参考にしてみてください。
実際に債務整理をやってみると今までのイメージとはかけ離れていた事を知りました。しかも苦しかった返済もかなり楽になり、完済に向いてのメドも立った事で気持ちがとても楽になったのです。
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ネットを探していると、専門の弁護士の方に相談に行くといいと書いてあったので早速無料相談に行ってみました。
正直最初は勇気がいりました。
借金をしてしまったのは私だし、今まで弁護士の方に相談に行くなんてしたことないのでドキドキするし緊張するしどうしようもなかったんですが無料だしと思って調べて行ってきました。
すると、今の状況を聞いてくれ解決策のアドバイスもくれて話しているとなんだかまた再スタート出来る気持ちになって弁護士事務所を出るときには晴れ晴れした気持ちになりました。
ずっと心のモヤモヤがあった状態なので本当に無料相談に行って良かったです。(出典:https://www.natn.org/category21/entry50.html)
まとめ
お金を借りるということは返済する責任が発生するということです。もし、返済で悩んでいたら何かしら行動に移さなければ現状変わりません。
- 家族、友人からお金を借りる
- 金利の安いところに借り換えをする
- 借入先を1本化する
- 副業をする
- 弁護士に相談する
- 債務整理をする
解決方法は上記の通り6つあるので、一人で悩まずにできるところからやっていきましょう。完済した時にはお金の使い方や返済のコツなど多くのことを学べて良い経験として残るでしょう。
これからお金を借りようと思っている方や返済に困っている方がこの記事を読んで1つでも伝わるものがあれば幸いです。