家族に内緒で借金をしようと思っている方、すでにしているという方はいますか?
この記事では、バレずに借金をする方法とそのリスクについて解説していきます。
借金は内緒でできるのか
家族に内緒で借金をすることは可能なのでしょうか。成人している場合と未成年の場合で変わってくるので、両方のパターンを見ていきましょう。
成人
結論から言うと、バレずに借金をすることは簡単です。消費者金融からお金を借りるのであれば、保証人が必要ない会社はたくさんあるので、誰にもバレずにお金を借りることができます。
また、保証人が必要であっても連帯保証人になってくれる保証会社を利用すれば問題なくお金を借りることができます。
未成年
借金をすることは法律行為にあたります。ですが、未成年は法律行為を行うことができないので、借金をすることができません。
法律行為を行うことができるのは法定代理人(両親)の許可を得た時に限ります。
借金をするには両親の許可を得る必要があるので、バレずにお金を借りることは不可能です。
また、学生ローンであれば両親にバレずに借金をできるのではないかと思うかもしれませんが、学生ローンであっても未成年は法定代理人(両親)の許可が必要となるため不可能です。
未成年が内緒で借金をする方法
未成年は親の許可なしに借金をすることは不可能ですが、クレジットカードを利用することで所持金以上の買い物をすることは可能です。
所持金以上の買い物をしたいのなら、クレジットカードでその商品を購入して、分割払いやリボ払いをすることで支払いを遅らせることができます。
ただし、長期の分割払いやリボ払いをすることで多額の手数料を取られてしまいます。
また、収入がない状態でクレジットカードの分割払いやリボ払いをすることはとても危険なので、バイトなどで収入を得られる状態で実行してください。
借金を内緒にしきれなくなる理由
内緒で借金をすること自体は簡単ですが、問題なのは内緒で借金をした後です。借金をしたことを隠し続けることは結構大変なことです。
では、どんな理由で家族に借金をしていることがバレてしまうのでしょうか?以下の3つの理由でバレることが多いので、よく確認するようにしてください。
- 契約書・明細書を見られる
- 滞納による督促
- うっかり言ってしまう
契約書・明細書を見られる
契約書を家族が見えるような場所に放置してしまうと、バレる原因となってしまいます。契約書はバレないように管理しておきましょう。
また、郵送された明細書を見られてバレてしまうこともあります。明細者が郵送されてこないようにしておきましょう。
滞納による督促
返済を滞納してしまうと、はがきや電話で支払いの督促がきてバレてしまうことがあります。
現在は家に電話がかかってきても、知らない番号の場合には出ないという家庭もありますが、はがきは送り主を見られてしまうので危険です。
返済を滞納しなければ督促がくることもないので、滞納が起こらないようにしましょう。
うっかり言ってしまう
自分が借金をしていることをうっかり言って、バレてしまうこともあります。何らかの話題がきっかけで感情的になってしまうと、ついつい口が滑ってしまうこともよくありますので気を付けましょう。
借金を内緒にし続けること
借金を内緒にし続けることは可能ですが、内緒にし続けるデメリットも存在します。借金を内緒にし続けるデメリットは以下の2つです。
- 1人で返済し続けなくてはいけない
- 罪悪感がある
1人で返済し続けなくてはいけない
1つ目のデメリットとして「借金を1人で返済し続けなくてはいけない」という点が挙げられます。
家族にバレないように借金を返済するには自分のお小遣いを返済にあてることになるでしょう。自由に使えるお金を削って返済をしていくのはなかなか大変です。
罪悪感がある
2つ目のデメリットとして「罪悪感を感じてしまう」ということです。
家族に内緒で借金をするというのは、家族をだましていることになります。
その罪悪感に耐え切れずに、精神を病んでしまわぬよう注意してください。
家族に内緒でした借金が返済できなくなったら
家族に内緒でした借金が返済できなくなってしまうとどうなるのでしょうか。
あなた1人では借金を返済することができないので家族に相談する必要があります。
あなたは家族に大きな嘘をついていたことになるので、信用を失うと思ったほうが良いでしょう。
もしかすると、あなたの家族はあなたの借金を代わりに払ってくれるかもしれません。しかし、あなたの家族があなたと縁を切りたいといっても仕方がないと思ってください。
内緒で債務整理をする方法
家族で内緒にした借金を返済できなくなったらどうすればよいのでしょうか。そんな時は、債務整理をすることをおすすめします。債務整理には任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つがあります。
では、債務整理を家族に内緒で行うことは可能なのでしょうか。それぞれについて見ていきましょう。
任意整理・特定調停
任意整理・特定調停とは債権者と債務者が話し合って借金を決めなおすことです。
任意整理・特定調停を行うと今後払う借金の利子をカットしてもらえる可能性があります。
ただ、家族が保証人にいると家族に返済を請求されてしまうのでバレてしまいます。
個人再生
個人再生は借金額を5分の1から10分の1に減らすことができます。
ただし、家計の収入と支出についてまとめた家計収支表の2か月分と家族全員の給与明細が必要となるので、隠し通すことはほぼ不可能です。
自己破産
自己破産は借金の支払い義務を放棄することができます。ただし、財産をすべて奪われるので家族にはバレるでしょう。
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家族が内緒で借金をしていたら
自分ではなく家族がした借金についてもみていきましょう。家族が内緒でした借金が返済できなくなった場合、自分に返済義務はあるのでしょうか。
家族が借金の返済を滞納しても基本的には返済義務はありません。消費者金融などから、家族であるという理由で支払いを要求されても応じる必要はありません。
ですが、次の4つの場合では家族の借金を肩代わりする必要がでてきます。
- 借金の保証人になっている
- 配偶者の借金
- 未成年の子供の借金
- 相続人である場合
借金の保証人になっている
あなたの家族が借金をした場合、あなたが借金の保証人になっていれば借金を肩代わりしなくてはいけません。いくら身内と言えども、保証人担ってほしいと頼まれた際には、慎重に考えるようにしてください。
配偶者の借金
配偶者が借金をしていた場合は、あなた自身にも支払い義務が生じることがあります。
配偶者がした借金が生活費や教育費のため、つまり夫婦2人のためのものであればあなたにも借金の返済義務が生じます。
配偶者がした借金が、ギャンブルや浪費のためであった場合はあなたに借金の返済義務は生じません。
未成年の子供の借金
借金をした家族が未成年の子供の場合は、あなたに借金の肩代わりをする必要があります。
相続人である場合
借金を抱えている人が死亡した場合、あなたがその相続人であれば財産と借金を引き継ぐことになります。
仮に、引き継げる財産よりも借金のほうが多いのであれば相続を破棄することをおすすめします。ただし、相続を破棄すると全ての財産を失いますので、こちらも慎重に行いましょう。
内緒で借金はしない
ここまで家族に内緒で借金をしたらどうなるのかを書いてきましたが、家族に内緒で借金をすることは正直おすすめできません。
あなたが借金をしようとしている理由は家族に正直に言えないものなのですか?
仮に、家族に言えないような理由で借金をして、本当に完済することができるのですか?
ちゃんとした理由で借金をするのであれば、家族に隠す必要はないですよね。正直に話して、借金を許してもらいましょう。
家族に借金の許可をもらうには
では、家族に借金することを許してもらうにはどうしたらよいのでしょうか。どうして借金をしたいのか正直に話すことをおすすめします。
あなたがどんな理由で借金をしたいのかを正直に話して、その熱量を伝えることができれば家族も認めてくれるはずです。
認めてもらえないのであれば熱量を伝えきれていないか、あなたとあなたの家族に信頼関係が築けていないということでしょう。認めてもらえるように頑張ってください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。家族に内緒で借金をすること自体は簡単にできますが、それが本当に正しい選択なのかをよく考えてから行ってください。
家族の同意を得ることは面倒かもしれませんが、その面倒から逃げることで後々さらに大変な思いをすることになるかもしれません。
家族に内緒で借金をしなくてはいけないことになったり、家族に内緒で借金をされたりしないよう、日ごろから家族とのコミュニケーションを大切にしてください。