クレジットカードを作ったりお金を借りるときに審査がありますよね。
この審査に通らないという方はいますか。もし、そうならブラックリストに登録されているのかもしれません。
この記事ではブラックリストについて説明していきます。ブラックリストについて詳しく知りたい方、ブラックリストに登録されてしまったような心当たりがある方はぜひ読んでみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%81%8A%E9%87%91-%E8%B2%AF%E8%93%84-%E8%B2%AF%E9%87%91%E7%AE%B1-%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88-1885540/)
ブラックリストとは
そもそもブラックリストとはなんのことでしょうか。ブラックリストとは借金の返済が延滞したり債務整理などを行ったりした時に、事故情報や延滞情報として金融機関の個人信用情報に登録されることを言います。
ブラックリストに登録されると信用情報機関に5~10年間残り続けます。
借金の延滞
借金の返済期日より61日以上返済が滞納した場合ブラックリストに載ってしまいます。
滞納を61日以内に抑えれば、滞納履歴は残りますがブラックリストに載ることは免れます。
債務整理
債務整理(任意整理、特定調停、個人再生、自己破産)を行うとブラックリストに載ってしまいます。
債務整理を行うことで借金を減らすことができますが、ブラックリストに載ってしまうと生活に支障をきたしてしまうことがあるかもしれないので、慎重に行うようにしましょう。
ブラックリストに登録されると借金ができないのか
ブラックリストに登録されてしまうとお金を借りることはできなくなってしまうのでしょうか。
ブラックリストに載っても借金ができないわけではないのですが、借金をしずらくはなってしまいます。お金を貸す側に返済能力がないと判断されやすくなってしまうのでなかなか借りることはできません。
ブラックリストに登録されていてもお金の貸し出しをしてくれる消費者金融もあるので諦める必要はないです。また、ブラックリストに載るとクレジットカードを作ることも困難になってしまいます。
借金延滞などを記録する信用情報機関
借金延滞などの個人信用情報の取り扱いを行っている信用情報機関は3つあります。それぞれの信用情報機関で情報を共有しあっています。
株式会社シーアイシー(CIC)
クレジットカード会社や消費者金融が加盟している信用情報機関です。
指定個人信用情報機関に指定されているため、すべての賃貸業者が加盟しています。
株式日本信用情報機構(JICC)
ほとんどのクレジットカード会社が加盟しています。JICCも指定個人信用情報機関に指定されているためすべての賃貸業者が加盟しています。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
全国銀行協会が運営している個人信用情報機関です。主に銀行が加盟しており、クレジットカード会社はあまり加盟していません。
ブラックリストに登録されているのかどうか
クレジットカードやキャッシングの審査に落ちてしまうとブラックリストに登録されているのか不安になってしみますよね。
そんな時は自分がブラックリストに登録されてしまっているのか確認することをお勧めします。
ブラックリストに登録されているのかどうかは各信用情報機関での本人開示制度を利用することで分かります。
開示要求自体は簡単にできるので興味があるならぜひ1度試してみてください。
過払い金の返還要請でブラックリストに載るのか
過払い金の返金要請をするとブラックリストに載ってしまうのでしょうか。
結論から言うと過払い金の返金要請をしてもブラックリストに載ることはありません。
平成22年の4月までは過払い金の返金要請をするとブラックリストに載ってしまっていましたが、4月19日から過払い金の返金要請をしてもブラックリストに載ることはなくなりました。
過払い金の返金要請をしてもブラックリストに載ってしまう心配はないので安心して返金要請をしてください。
ブラックリストを消す方法と消えた後の借金
ブラックリストに登録されてしまったものを消せるのなら消したいですよね。
残念ながら1度ブラックリストに載ってしまうとそれが誤りでない限り消すことは不可能です。
ブラックリストに載ると5年から10年間消えてくれないので、ブラックリストに載らないよう注意してください。
また、ブラックリストから消えても長い期間クレジットカードやローンの取引履歴(クレヒス)がない状態になってしまうので、その後のキャッシングなどもしにくくなってしまいます。
借金がしずらくなる社内ブラック
信用情報機関では5~10年で金融事故などの情報は破棄されます。しかし、各会社の内部に記録された情報は残り続けます。
会社内部での情報は残り続けるので、ブラックリストが消えても借金の審査に通りにくい場合があります。
会社に残される情報として債務整理、過払い金の返金申請、虚偽内容での申し込み、クレジットカードの現金化などの規約違反などがあります。
これらのことをやってしまうとずっと残り続けてしまうので注意しましょう。
借金がしずらくなる申し込みブラック
短期間(およそ1か月)に複数(3枚以上)のクレジットカードやカードローン、キャッシングに申し込むと申し込みブラックとなってしまいます。
短期間に複数の申し込みを行うと、カードを不正利用や返済されないのではないかと疑われてしまい、審査に通りにくくなってしまいます。
保険として複数の申し込みをしてしまう気持ちは分かりますが、申し込みブラックになってしまうので複数の申し込みを一気に行うのはやめておきましょう。
ブラックリストに載っていても手を出してはいけない借金
ブラックリストに載ってしまっていては消費者金融や銀行はなかなかお金を貸してくれません。
しかし、審査なしでお金を貸してくれる業者からお金を借りることはやめたほうがいいです。審査なしでお金の貸し出しを行っている業者は闇金だからです。
闇金からお金を借りてしまうと法外な利子をつけられてしまうため、借金が膨らんでしまいます。
また、闇金業者の取り立てはとても悪質です。もし、お金を借りてしまえばあなたの家族や職場に電話をかけてきます。あなたが闇金で借金をしていることを知られてしまえば信用を失ってしまうでしょう。
まとめ
以上がブラックリストについて書いた記事です。何をしたらブラックリストに載ってしまうのか、ブラックリストに載るとどうなってしまうのかについて知ることが出来たと思います。
ブラックリストに載ってしまうといろいろ大変ですよね。1度ブラックリストに載ってしまうと、解除されるまでどうすることもできないのでブラックリストに載ることがないようこの記事を参考にしてみてください。