ローンは、返済する時に毎月の返済金額に加えて、利息もあるのでイヤになりますよね。出来るだけ早く返したい人が多いでしょう。時間をかけて返済したくない!というあなたに便利な方法がatmでの返済。
近くにコンビニがあれば、時間をかけずにローンの返済ができます。一方で早く返せる分デメリットもあります…今回はatmでローンを返済するメリット、デメリットを取り上げました。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2149884?title=ATM%E3%83%BB%E9%8A%80%E8%A1%8CATM#01)
ローンの返済方法は?
ローンの返済方法は、利用するローン会社により多少異なりますが、主に次の3つになります。
- 指定の銀行から口座引落
- 銀行などの金融機関で支払
- 自社のatm、または提携atmで支払
今回は、3のatmでローンを返済した場合のメリット、デメリットを私の経験も踏まえて紹介します。(私の経験は、カードローンを利用した時のものです。)
atmでローン返済のメリット①近所のコンビニで返済出来る
ローンをatmで返済するメリットの1つ目が、時間がかからないことです。もし仮にあなたが、カードローンでお金を借りていて、返済期日が今日と言われた場合、次のどちらを選びますか?
- 家から徒歩5分のコンビニのatm
- 手数料はかからないが、家から徒歩30分かかるローン会社のatm
お金を無駄にしたくない人は、ローン会社のatmまで行くかもしれません。ただ、返済期日が迫っている場合は、手数料数百円払ってもすぐに返済が出来るコンビニのatmを利用した方が早いですし、安心しますよね。
大手のコンビニのatmであれば、名前を聞いたことがある消費者金融やカード会社の返済は出来るので、万が一返済期日を忘れたとしても、その日に返済が出来るので安心です。
返済期日が遅れた場合は通常の利率ではなく、返済が遅れた場合の利率が適用されるので期日を忘れずに返済をしましょう!(消費者金融は通常の返済利率が15~18%ですが、返済が遅れると20%以上の利率です)
atmでローン返済のメリット②ローンの繰上返済が出来る
ボーナスなどでお金に余裕がある時は、借りた金額を早めに減らしたいですよね。そんな時は繰上返済(くりあげへんさい)が便利です。
実はローンは、毎月決められた日に決まった返済をする約定返済(やくじょうへんさい)と、追加で返済する繰上返済(または随時返済)の2種類の返済方法があります。
約定返済では、例えば31日を返済期日にした場合は、この日までに必ず返済しなければなりません。返済期間外に返済した場合は、毎月の返済金額に加えて追加で返済したと見なされます。これが繰上返済です。
多くのローン会社では、提携atmでも繰上返済が出来るので、今月余裕があるな~、お金が減る前に返済しておこう!と思った時には手続きが出来ます。
銀行などの金融機関でも繰上返済は出来ますが、窓口の手続きでは時間がかかりますので、時間に関係なく手続きしたい方は、atmでの返済をおすすめします。
atmでローン返済のメリット➂返済金額を決められる
これは、先ほどの繰上返済に限った話になりますが、約定返済とは違い返済金額を自分で決めることが出来ます。例えば、毎月1万円約定返済をしていて、繰上返済では5,000円でも問題はありません。
繰上返済をする最大のメリットは、支払予定の利息を減らすことが出来る点です。利息は【借りている金額の残高×前回の返済から次の返済までの日数×利率】で計算されます。
借りている金額の残高が減れば、その分利息も減ることになります。利息分のお金を別のことに回すことが出来るので、長い目で見れば節約にもつながりますよね。
財布のお金に余裕があれば、自分の返済したい金額を手続き出来るので、1日でも早く借金を減らしたい!という人はatmを利用した方が早いでしょう。
atmでローン返済のデメリット①手数料がかかる
atmでローン返済する時のデメリットは、手数料ですね。時間がかからず、返済する場所も自由に選べますが、その代わりに手数料がかかってしまうんです。
手数料は、自社のatmでは無料、他社では返済金額で手数料が変わることがあります。提携atmでは、手数料が月〇回まで無料という条件付きもあります。一般的なatm手数料は以下の通りです。
- 返済金額1万円以下:108円
- 返済金額1万円超える:216円
- 自社atm利用:金額に関係なく無料
自分が利用するローン会社を確認して、atmの返済回数が何十回もあるようなら、返済方法を確認した方が良いですね…。手数料だけでも食事代や生活費並の出費になります。
atmでローン返済のデメリット②最低返済金額が決まっている
atmで返済する時に、最低○○円の支払が必要です、とアナウンスされることがあります。借りている金額にもよりますが、1,000円単位であることが多いです。(atmによっては1円単位でも返済可能です。)
そのため、利息や手数料で発生した金額(例:利息49円、手数料216円)は、ローン会社に相談してどのように支払うか確認する必要があります。
私は、ローン返済の時に借りた金額を支払ったら、手数料216円が残高で残ってしまい、atmでは支払いが出来ず嫌な思いをしました…。
手数料や利息を毎月の返済と一緒に支払って残したくない!という方は、ローン会社に相談すれば、返済○○回目から××円で返済してください、など対応してもらえることがあるそうです。
atmでローン返済のデメリット➂利用時間や回数制限がある
atmでは、ローンを返済出来る時間が決まっていることがあります。銀行の営業時間などに関係なく、返済できますが、例えば機械のメンテナンスがあればその時間は手続きが出来ません。
また、お金に余裕がある時は早めに返済して、利息を減らしたいですよね。追加で返済したい時はatmが便利です。ただ、atmで返済出来る回数が決まっているローン会社もあります。
自分が使用しているローン会社には利用制限が無いか、コンビニなどのatmで返済できる時間が決まっていないか確認しておきましょう!
今回調べたカードローンやキャッシングローンの会社で、1ヶ月でatm返済は20回までと決められていた所もありました。(20回も1ヶ月に返済する人はいないと思いますが…)
返済が遅れた場合はどうなるの?
返済期日に遅れた場合は、ローン会社からメールや電話などで、返済が遅れているという旨の連絡が届きます。または、「支払いを早くして下さい」という催告書が届くこともあります。
遅れてしまった場合は、すぐに返済をすれば問題はありません。ただし、期日から遅れた日数分の利息が上乗せされてしまいます。
ちなみにローン会社の連絡を無視すると、職場や家族に連絡がいきます!お金を借りていることを知られたくない場合は、連絡を無視せず返済をしましょう!
仕事の都合や、病気などでどうしても返済が遅れてしまうことはあります。事前にローン会社に相談すれば、返済が遅れたと見なさない場合もあるので、返済が難しい時は、まずは相談してみましょう!
時間を取るか、お金を取るか?
ローン返済で大切なことは、時間とお金のどちらを優先したいのか?ということです。隣駅のローン会社のatmまで行って返済するよりは、近所のコンビニへ行く方が時間が無駄にならないと思う方もいるでしょう。
atm手数料でお金が無駄になるなら、隣駅のatmまで行って返済する!という方もいるでしょう。どちらも間違ってはいません。1円でも残しておきたいのであれば、時間をかけてもいいという価値観もありでしょう。
(個人的な意見としては、借りたお金以上に利息の支払いを結局はしなければいけないので、手間暇かけて返済するよりは、楽に返せる方法を選びます。)
まとめ
今回はローンをatmで返済する時のメリット・デメリットを紹介しました。返済方法を口座引落にしてたら、今月残高足りなかった!という時などは、atmが便利ですね。
私は過去にカードローンを利用した時、atmで返済しました。毎回明細で残高が確認出来るので、あと何回で終わりだ!と自分のモチベーションにもつながりました。(atmのローン返済のメリットと言えませんが。)
過去にローンを使用して毎月遅れずに返済していると、ローン会社や銀行から「この人はお金を貸しても返済が出来る人だ」と信用がつき、初めて利用する人よりお得に借りられる可能性があります。
ローンなんて使いたくない!という方もいるでしょう。ただ家や車など大きい買い物をしたい時に、お金が無いと困りますよね。そんな時は、ローンは便利なサービスです。上手く利用していきたいですね。