スマホ決済サービスである「d払い」を使えば普段の支払いが簡単になります。しかし、安全性が心配でなかなか利用を始められないという人もいるでしょう。
そこで、この記事ではd払いの安全性について解説していきます。d払いに備わっているセキュリティ対策や、さらに安心して利用するための方法も紹介するので参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/q8U1YgBaRQk)
安全性の前に…そもそもd払いとは?
d払いとはドコモが提供しているスマホ決済サービスです。スマートフォンさえあれば、小銭を数えてレジでもたもたするなんてことがなくなりますよ。
クレジットカードなしでもOKなので、クレジットカードを持っていない・持ちたくない人でも利用できますよ。
電子マネーのようにチャージして利用したり、QRコードを使って決済したり、スマートフォンの利用代金と合算して支払ったりすることができます。自分に合った決済方法が選べるのは嬉しいですね。
d払いの安全性
「スマホ決済は安全性が不安」だと感じる人は多いでしょう。しかし、d払いはセキュリティ対策がしっかりしているので、安心して利用することができるんですよ。
ここではd払いのセキュリティ対策を紹介していきます。次章以降でそれぞれ詳しく解説していくので、分からない言葉があっても大丈夫ですよ。
先に全体像が分かっていると細かい説明も理解がしやすくなるので、ここではどんなものがあるのかをなんとなくでいいので確認してみてくださいね。
- 回線認証
- 二段階認証
- フィッシング詐欺対策
- 使い過ぎ対策
- 不正ログインは通知がくる
d払いの安全性①回線認証
d払いでは回線認証が行われるので安全性が高いんです。回線認証とは、ドコモ回線(ネットワーク)を利用しないとd払いを利用できない仕組みのことを言います。回線を使用するときはパスワードを入力します。
ドコモ回線はあなたが直接契約するものなので、あなたでないと利用できません。つまり、d払いに必要なログイン情報(IDやパスワード)を知られていたとしても、第三者は不正利用ができないんです。
ドコモ回線はドコモのスマートフォンを利用している人は全員、契約しています。ドコモユーザーではない人はドコモ回線を契約していないので回線認証が使えません。
そのため、ドコモユーザーではない人は回線認証の代わりに、次に紹介する二段階認証で不正利用を防いでいるんです。
d払いの安全性②二段階認証
ドコモユーザーではない人は、dアカウントを使って二段階認証をします。そして、dアカウントでログインすると、あらかじめ設定した連絡先にセキュリティコードが送信されます。
セキュリティコードを入力すると、d払いが使える仕組みです。つまり、dアカウントのログイン情報が漏れ出ていたとしても、第三者はセキュリティコードを知りえないので不正利用はできません。
二段階認証は設定が必要なので、ドコモユーザーではない人は不正利用を防ぐためにも、二段階認証の設定をいしっかりと行って下さいね。
d払いの安全性③フィッシング詐欺対策
スマホ決済で不安なことの一つにフィッシング詐欺がありますよね。フィッシング詐欺とは、悪意のある者が本物のようなメールを送り、添付したURLをクリックさせることで個人情報を抜き取る詐欺です。
ただ、d払いが利用者に送るメールに添付するURLのドメインは決まっています。そのため、d払いが実際に使うURLのドメインを予め知っておけばフィッシング詐欺に合うこともありません。
d払いが利用しているドメインは画像の6つです。ドメインはd払いの公式サイトでも確認することができますよ。
d払いの安全性④使い過ぎ対策
d払いは手軽に決済が完了するので、ついつい使いすぎてしまうのが心配な人もいるでしょう。しかし、d払いななら、月々の利用限度額を設定することができるので、使い過ぎを防ぐことができます。
また、アプリやネットから利用履歴をいつでもどこでも簡単に確認することができるんですよ。引き落とし前に利用した金額が分かるのはとても助かりますね。
ただし、利用限度額の設定は、ドコモ回線を使っている人(ドコモユーザー)で、スマートフォンの料金と合わせて支払いする「電話料金合算払い」を利用している人のみの機能です。
d払いの安全性⑤不正ログインは通知がくる
d払いのログイン情報が何らかの形で洩れて、第三者があなたのアカウントにログインした場合は、あらかじめ設定した連絡先に通知がきます。
そのため、もし万が一不正ログインされた場合でも、すぐに気づくことができますよ。気づいた場合は、「ドコモインフォメーションセンター」や「お客様サポートセンター」へ問い合わせましょう。
状況を説明し、利用停止手続きを取ってもらえば、不正利用によって料金の支払いが生じずに済みますよ。
さらに安心してd払いを使うために
ここまでd払いのセキュリティ対策について紹介してきました。d払いは様々な対策がされている、安心して使える決済サービスであることが分かりましたね。
ここでは、さらに安心してd払いを使うための方法を紹介していきます。方法は全部で3つあります。
スマホロックを利用する
スマートフォンの画面ロック機能を使うようにしましょう。画面ロックとは、指紋認証やパスコード入力をしないとスマートフォンを利用できないようにする機能のことです。
これを使えば、知らない人が自分のスマートフォンを勝手に使うことができなくなるので、d払いのアプリを開いたり、ログイン情報を抜き取られる心配がなくなりますよ。
パスワードは複雑なものを
これはd払いに限ったことではありませんが、パスワードは複雑で推測がしにくいものを利用しましょう。誕生日や単純な文字列(例.AAAや1234など)は避けてください。
また、違うサイトやアプリなどで利用しているパスワードを使うのもやめましょう。さらに、定期的にパスワードを変更するとより、安全ですよ。
「あんしんセキュリティ」サービスを利用する
d払いを安心して使うために、ドコモがスマートフォンのセキュリティ対策をしてくれる「あんしんセキュリティ」というサービスがあります。月額200円で利用できますよ。
「あんしんセキュリティ」を利用すれば、巧妙に作られたフィッシング詐欺のメールを自動でブロックしてくれたり、不正なウェブサイトを検知すると通知してくれたりします。
安心してd払いを使いたい人は、「あんしんセキュリティ」サービスを利用するといいでしょう。
d払いがおすすめな人はどんな人?
d払いが安心して使える決済ツールなので、「利用したい」と思った人も多いでしょう。では、d払いを使うことが特におすすめな人はどんな人なのかを紹介していきます。全部で3種類あります。
クレカ使いたくない・持ってない
d払いはクレジットカードがなくても利用できるので、クレジットカードを持てない学生や、持ちたくない人におすすめの決済ツールです。
面倒な設定が嫌
多くのスマホ決済ツールでは、利用を始めるさいに色々な設定が必要になります。スマートフォンの操作が苦手な人は、この設定が難しいと感じるでしょう。
しかし、d払いであれば面倒な設定がなくすぐに使い始められますよ。
ドコモユーザー
スマートフォンでドコモを利用している人(ドコモユーザー)は、d払いを利用するとスマートフォン代金と合算して支払いができるので便利です。
スマートフォン代金と合算して支払いをすれば、家計の管理が楽ちんですよ。
まとめ
d払いの安全性について紹介してきました。記事の内容を、「d払いのセキュリティ対策」と「さらに安全性を高めるd払いの使い方」の2つに分けてまとめると下記のようになります。
d払いのセキュリティ対策は全部で、5つあります。もう一度おさらいしてみてくださいね。
- クレジットカードを持ってなくても使える
- 利用限度額の設定で使い過ぎを防げる
- 回線認証で不正アクセスを防ぐ
- 面倒な設定なしで利用できる
- 二段階認証で安心
これだけでも安心できますが、ユーザーが使い方をちょっと意識するだけで安全性がグンと増します。さらに安全にd払いを使うためのポイントは以下の4つです。
- 「あんしんセキュリティ」でさらに安心
- URLをチェックして詐欺から身を守る
- パスワードは複雑なものを使う
- 画面ロックを利用する
d払いはセキュリティ対策がしっかりしている、決済ツールです。安全性を心配して利用をためらっていた人も、これを機会にd払いを始めてみてはいかがでしょうか。