電力会社の切り替えを検討しているあなたは、「初めて電力会社を変えるから選び方がよくわからない…」と悩んでいませんか?
本記事で紹介する4つのポイントさえ押さえれば、あなたにピッタリな電力会社を見つけることが可能です。
今回は、電力会社を選ぶときのポイントや注意点について詳しく解説しますので、電力会社の変更を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3421490?title=スマホ+インスピレーション)
電力会社の選び方を4つのポイントに分けて解説
初めて電力会社を切り替えるとき、どこに注目して選べば良いのかと悩んでしまうと思います。
以下の4つのポイントさえ押さえれば、あなたにとって最適な電力会社を選ぶことが可能です。
- 供給エリアを確認する
- 料金プランを確認する
- 支払い方法を確認する
- 運営状況を確認する
日本には700社以上の電力会社が存在し、それぞれ供給エリアもサービス内容も異なります。そのため、自身の生活環境に合わせて契約先を選ばなければなりません。
次からは、紹介した4つのポイントについて詳しく解説していきます。
電力会社の選び方①供給エリアを確認する
1つ目のポイントは、電気の供給エリアをチェックすることです。
電力会社の中には全国展開しているところもありますが、ほとんどの企業はエリアを絞って電気を供給しています。
いくら電気料金が安くても、自分が住んでいる地域に電気が供給されていなければ意味がありません。
ですので、気になる電力会社を見つけたら、真っ先に供給エリアを確認しましょう。(供給エリアは各社のホームページで確認できます。)
電力会社の選び方②料金プランを確認する
2つ目のポイントは、料金プランの内容をよく確認することです。
電力会社を変更すれば電気代の節約が期待できますが、契約先によっては高く付いてしまう可能性があります。
そのため、「安い」「お得」といった情報を鵜呑みにせず、電気料金や特典内容をしっかりチェックすることが大切です。
後ほど電力会社の料金プランについても詳しく解説しますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
電力会社の選び方③支払い方法を確認する
3つ目のポイントは、利用可能な支払い方法をチェックすることです。
電力会社によって対応している支払い方法は異なり、中にはクレジットカード決済しか利用できないところもあります。そのため、振込や口座振替を検討している方は要注意です。
また、これまでと同じ支払い方法であっても、利用できるクレジットカードや金融機関が同じとは限りません。自分が望む形で支払いができるかどうかも必ず確認しましょう。
電力会社の選び方④運営状況を確認する
4つ目のポイントは、電力会社の運営状況(サービスの提供状況や販売実績など)を確認することです。
近年は電力の市場価格が高騰しており、多くの電力会社が事業からの撤退・倒産や料金の値上げをしています。長期的に安定したサービスを受けるためには、運営状況の確認が必須と言えるでしょう。
なお、契約中の電力会社が撤退・倒産した場合、大手電力会社が代わりに電気を供給してくれます。「急に電気が使えなくなる」ということはありませんので、その点についてはご安心ください。
キャンペーンの有無も要チェック!
電力会社の中にはお得なキャンペーンを実施しているところもあるので、こちらも忘れずにチェックしておきましょう。
例えば、東京ガス(でんき)では新規申し込みで基本料金が3ヶ月無料になるキャンペーンを実施しています。電気料金がほとんど変わらない場合、特典を受けられる電力会社の方がお得なのでおすすめです。
また、キャッシュバックやポイント、ギフト券などが貰えることもあります。特典内容はもちろん、キャンペーン期間や適用条件も各社で異なるので、内容をよく確認した上で申し込むようにしてください。
発電方法も電力会社選びのヒントになる!
深刻化する環境問題のことを考えると、発電方法も電力会社選びのヒントになるでしょう。
日本における発電の割合は、化石燃料(石油や天然ガスなど)による火力発電が約7割を占めています。化石燃料を燃やすと、大量の二酸化炭素が排出されるため、地球温暖化や気候変動に繋がると考えられているのです。
そのような背景から、多くの電力会社が「再生可能エネルギー(太陽光や風力など)」の電気を取り扱うようになりました。再生可能エネルギーは二酸化炭素を排出しないので、環境負荷を大幅に減らすことが可能です。
「少しでもクリーンな電気を使いたい」という方は、発電方法にも注目してみると良いでしょう。
電力会社にはどんな料金プランがある?
ここでは、電力会社を選ぶ上で重要な料金プランについて詳しく解説します。
各社で契約できる料金プランは異なりますが、主なものとして以下の4つが挙げられます。
- 従量電灯プラン
- 時間帯別プラン
- 基本料金・最低料金0円プラン
- 特典付きプラン
電力会社の料金プラン①従量電灯プラン
従量電灯プランは、契約アンペア数と電気使用量に応じて料金が決まるスタンダードなプランです。
毎月一定の「基本料金・最低料金」が発生し、電気の使用量に応じて「電力量料金」を支払うのが特徴になります。
「シンプルでわかりやすいプランが良い」「電気を使う時間帯が決まっていない」という方に、従量電灯プランはおすすめです。
電力会社の料金プラン②時間帯別プラン
時間帯別プランは、朝方や夜間など特定の時間帯の電気料金が安くなるプランです。
夜間料金が割安に設定されていることが多いため、「昼間は家にいない」「夜にたくさん電気を使う」という方に向いています。
なお、特定の時間帯以外は電気料金が割高に設定されているので、自身のライフスタイルに合ったプラン選びが必要です。
電力会社の料金プラン③基本料金・最低料金0円プラン
基本料金・最低料金0円プランは、その名の通り基本料金・最低料金がかからないプランです。
このタイプのプランは、電気使用量に関わらず料金単価が一律で、若干割高に設定されていることが多いという特徴があります。
電気をたくさん使う家庭の場合、当プランを契約することで電気代の節約に繋がりやすいです。
電力会社の料金プラン④特典付きプラン
特典付きプランは、電気料金の支払いに応じてお得な特典が受けられるプランです。
例えば、CDエナジーダイレクトでは電気料金100円につき1ポイントが付与されます。貯まったポイントは電気代の支払いに充てられるので、より安く電気を使うことが可能です。
また、ガスやガソリンなど他サービスの割引が受けられるプランもあり、電気代以外の節約も期待できます。
ただし、特典を受けてもお得にならない場合があるので、内容をよく確認した上で契約するようにしましょう。
失敗しない料金プランの選び方
続いて、失敗しない料金プランの選び方を2つのポイントに分けて解説していきます。
- 現在の契約内容と比較する
- ライフスタイルに合わせて選ぶ
料金プランの選び方①現在の契約内容と比較する
新しいプランに切り替えても、今契約しているプランより電気料金が高ければ、返って電気代が高くなってしまいます。そのため、現在の契約内容との比較は必須です。
なお、多くの電力会社のホームページでは「料金シミュレーション」ができ、簡単に新旧プランを比べられます。契約後にどれくらいお得になるのかわかるので、積極的に活用しましょう。
料金プランを比較するときは、電気料金と特典の両方を比べるのがポイントです。
電気料金があまり安くなくても、特典を含めることでお得になる可能性があるので、総合的にサービス内容を比較しましょう。
料金プランの選び方③ライフスタイルに合わせて選ぶ
電気代を節約するためには、自身のライフスタイルに合わせてプランを選ぶ必要があります。
例えば、「日中は仕事で夜に電気をよく使う」という方は、夜間割引があるプランを契約すれば電気代を抑えやすいです。
しかし、昼間に電気をよく使う方が夜間割引のあるプランを契約した場合、電気代の節約どころか高く付いてしまいます。
自分の生活パターンを確認し、電気を使うタイミングや平均的な使用量をチェックしておくと、最適な料金プランを見つけやすいです。
電力会社を選ぶときに注意すべき3つのこと
電力会社を切り替える際は、以下の3つのことに注意しましょう。
- 電気代が安くならないケースもある
- 違約金が発生する場合がある
- 一部の建物は自由に電力会社を選べない
注意点①電気代が安くならないケースもある
電力会社を切り替えても、電気代が安くなるとは限らないので注意が必要です。
前述したように、電力会社には様々な料金プランがあり、自身のライフスタイルに合わせて選ぶことで電気代の節約が期待できます。
しかし、選び方を間違えれば高く付いてしまうので、プラン選びは慎重に行いましょう。
注意点②違約金が発生する場合がある
電力会社の中には違約金を設定しているところもあるので注意しておきましょう。
違約金の相場は2,000〜10,000円ほどですが、解約するときに違約金が発生すると、他の電力会社に変えづらくなります。
また、電力会社を切り替えてはみたものの、「自分の生活環境には合わなかった」ということも起こりえます。いつでも安心して解約できるよう、事前に違約金についてしっかり確認しておきましょう。
注意点③一部の建物は自由に電力会社を選べない
マンションやアパートなど「集合住宅」に住んでいる方は、個別で電力会社と契約できない可能性があります。
集合住宅では高圧電力を一括で契約しているところが多く、その場合は自由に電力会社を選ぶことができません。
ですので、マンションやアパートなどに住んでいる方は、管理会社や大家さんに確認を取ってから電力会社を切り替えるようにしてください。
まとめ:自分に合った電力会社で電気代を節約しよう!
今回は、電力会社の選び方について解説しました。改めて電力会社を選ぶときのポイントを簡単にまとめてみます。
- 供給エリア・料金プラン・支払い方法をチェックする
- 安定したサービスを受けるためには運営状況の確認が必要
- キャンペーンの有無も忘れずにチェックする
- 確実に電気代を抑えるためには新旧プランの比較が必須
- ライフスタイルを把握することが最適なプランを見つけるコツ
電力会社を切り替えれば、電気代を大幅に抑えることが可能です。しかし、選び方によっては高く付いてしまう可能性もあるため、よく比較検討してから契約する必要があります。
本記事を読んでポイントを把握したあなたなら、最適な電力会社を選ぶことができるでしょう。この機会に契約内容を見直し、電気代の節約や理想の暮らしを実現してみてください。