「新電力ってエリアごとにおすすめって違うの?」「新電力を選ぶときのポイントって何?」などと考えたことはありませんか?
実際に、新電力に乗り換えようと思っていても、自分の住んでいる地域はどこの新電力がいいのか、わからなくて不安ですよね。
そこで、この記事では、エリア別におすすめの新電力会社、新電力を選ぶ際のポイントについて紹介していきます。
この記事を読むだけで、新電力に乗り換えるメリット・デメリット、新電力を選ぶ際のポイント、エリア別におすすめの新電力会社がわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3742261?title=%E9%9B%BB%E6%B0%97%E4%BB%A3)
新電力に乗り換えて電気代を安くしよう!
2016年4月に電力の小売全面自由化が始まり、自由に電力会社を選べるようになりました。
新電力は、大手電力会社よりも、基本料金や電力量料金が安いプランがたくさん存在しています。そのため、新電力会社への乗り換えで、月々の電気代を節約できる可能性があります。
また、新電力には大手電力にはない様々なプランがあり、自分の生活スタイルに合ったプランを選べるのも魅力的です。
しかし、新電力は供給エリアが限られている会社もあるので、注意しましょう。
東京電力/関西電力/中部電力/東北電力/九州電力/中国電力/四国電力/北海道電力/北陸電力/沖縄電力
供給エリアを確認して新電力に乗り換えよう!
契約したい新電力があったとしても、自分の住んでいるエリアに電力が供給されていなければ、契約はできません。
全国に電力を供給している新電力もありますが、エリアを限定して電力を供給している新電力もあります。
そのため、契約したい新電力が、自分の住んでいる地域が供給エリアかどうかを確認しておきましょう。
そこで、次からは、エリア別におすすめの新電力を合計7社紹介していきます。
全国 | TERASELでんき |
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全国 | ONEでんき |
関東 | CDエナジーダイレクト |
中部 | TOKAIでんき |
関西 | 大阪ガス |
四国 | ガポタでんき |
沖縄 | 沖縄ガスニューパワー |
全国エリアでおすすめの新電力を厳選して2社紹介!
ここでは、全国エリアでおすすめの新電力を2社紹介していきます。
TERASELでんき
運営会社 | 株式会社エネクスライフサービス |
基本料金30A | 858.00円 |
電力量料金120kWhまで | 19.88円 |
対応エリア | 全国(沖縄・離島以外) |
TERASELでんきは、電気を使えば使うほど、お得になる料金プランで、ファミリー世帯におすすめです。
また、電気料金200円につき、楽天ポイントを1ポイント貯められるのも嬉しいポイントです。
契約の際に、6種類ある特典(Amazonギフト券4,000円分やhuluチケット4ヶ月分など)から1つ好きなものを選べるのも魅力的ですよ。
ONEでんき
運営会社 | 株式会社グランデータ |
基本料金 | 0円 |
電力量料金1kwhまで | 28.80円(東京電力エリア) |
対応エリア | 全国(沖縄・離島以外) |
ONEでんきは、料金プランが「フリープラン」のみでわかりやすい料金体系になっています。
エリアによって、電力量料金は異なりますが、基本料金は0円で電気を使用した量によって、電気代が発生する仕組みです。
そのため、一人暮らしでも、ファミリー世帯でも、電気代の節約ができます。初期費用や解約手数料も無料なので、新電力に乗り換えるのが初めての方にもおすすめです。
関東エリアでおすすめの新電力!CDエナジーダイレクト
運営会社 | 株式会社CDエナジーダイレクト |
基本料金30A | 802.98円 |
電力量料金120kWhまで | 19.78円 |
対応エリア | 東京電力 |
CDエナジーダイレクトは、たくさんの料金プランがあるため、自分の生活スタイルに合わせて選べられるのが魅力的です。
基本プランの「ベーシックでんき」や一人暮らし向けの「シングルでんき」、オール電化向けに「スマートでんき」など、様々なプランがあります。
また、東京電力よりも安い料金設定になっているので、乗り換えると安くなります。
中部電力と大阪ガスの共同出資で設立した会社のため、高い信頼性があるのも魅力的です。
中部エリアでおすすめの新電力!TOKAIでんき
運営会社 | 株式会社TOKAI |
基本料金30A | 858.00円 |
電力量料金120kWhまで | 21.03円 |
対応エリア | 中部電力 |
TOKAIでんきは、電気の使用量に拘らず、乗り換えるだけで中部電力より、料金が安くなるのが魅力的です。
ガスと電気のセット割り引きがあり、TOKAIの都市ガスと電気をセットで契約すると、毎月200円が割り引きされます。
料金200円につき1ポイントのTCLポイントが貯まります。TCLポイントはWAONやdポイントに交換可能で、ポイントを貯めたい方にもおすすめです。
解約金もかからないため、簡単に乗り換えが可能ですが、オール電化の場合は電気代が高くなる可能性があるので、注意しましょう。
関西エリアでおすすめの新電力!大阪ガス
運営会社 | 大阪ガス株式会社 |
基本料金15kWhまで | 285.00円 |
電力量料金120kWhまで | 20.31円 |
対応エリア | 北海道電力/東北電力/中部電力/北陸電力/関西電力/中国電力/四国電力/九州電力 |
大阪ガスは、ガスと電気のセット割りや、家庭用向けプランなど、各家庭の生活スタイルに合わせてプランを選ぶことが可能です。
Amazonプライムやradikoプレミアムの年会費を負担してくれるプランなど、ユニークなプランがあります。
また、大阪ガスは関西の電力管内の新電力で、電気供給量実績が160万件を超えており、契約件数が多いので、安心して利用できます。
大阪ガスは、たくさんのエリアに対応していますが、関西電力以外の地域だと、契約できる料金プランが限られているので注意しましょう。
四国エリアでおすすめの新電力!ガポタでんき
運営会社 | 四国ガスグループ株式会社 |
基本料金11kWhまで | 411.40円 |
電力量料金120kWhまで | 20.37円 |
対応エリア | 四国電力 |
ガポタでんきは、四国ガスグループが運営しています。四国ガスグループのガスを契約していると、ガポタでんきの申し込みが可能です。
ガスと電気のセット割りで、毎月88円の割引が適用され、年間で約4,500円の光熱費の節約ができます。
ガポタでんきは、電気を使えば使うほど、お得な料金プランになっているため、二人暮らしやファミリー世帯におすすめです。
沖縄エリアでおすすめの新電力!沖縄ガスニューパワー
運営会社 | 株式会社沖縄ガスニューパワー |
基本料金10kWhまで | 395.19円 |
電力量料金120kWhまで | 22.93円 |
対応エリア | 沖縄電力(離島以外) |
沖縄ガスニューパワーは、沖縄ガスと電力事業者のイーレックス株式会社の共同出資で設立した会社です。
ガスと電気のセットで契約が可能で、沖縄電力から沖縄ガスニューパワーに乗り換えると、電気の使用量に拘らずに、安くなるのが魅力的です。
しかし、契約して1年以内に解約してしまうと、違約金2,000円が発生するので注意しましょう。
新電力に乗り換えるメリット・デメリット
本記事を読んでいる方は、新電力に乗り換えるメリット・デメリットを把握している方がほとんどだと思います。
しかし、供給エリアだけで新電力を選んでしまうと、電気代が高くなる可能性があるので注意が必要です。
そのため、改めて、新電力に乗り換える際のメリットとデメリットを確認しておきましょう。
新電力に乗り換える際のメリット
- 電気代が安くなる可能性がある
- お得なプランやセット割りがある
- ポイント還元やキャッシュバックがある
- 環境保全に貢献できる
新電力に乗り換える一番のメリットは、現在契約しているプランより、基本料金や電力量料金が安い新電力を選ぶと、電気代を安くできる可能性があることです。
ポイント還元やガスとのセット割り引きなど、各社のお得な特典も参考にして、自分に合った新電力を選びましょう。
新電力によっては、実質的に、再生可能エネルギー100%で発電した電気を利用できるプランもあるので、環境に貢献したい方にもおすすめです。
新電力に乗り換える際のデメリット
- 電気代が安くなるとは限らない
- 市場連動型プランの場合は電気代が高騰する可能性がある
- 解約金・違約金が発生する場合がある
大手電力会社から、新電力に乗り換えたとしても、電気代が絶対に安くなるとは限りません。特に、市場連動型プランの場合は、電気代が高騰する可能性があります。
そのため、電気代が高騰するリスクを少しでも避けたい方は、市場連動型以外のプランがおすすめです。
また、新電力の中には解約金や違約金を設定している会社もあるので、契約する前に、契約条件をしっかりと確認しておきましょう。
供給エリア以外で新電力を選ぶ際のポイント3つ
- 料金プランを確認する
- 支払い方法を確認する
- キャンペーン内容も確認しておく
電力の自由化により、たくさんの新電力会社が登場しています。「供給エリアが大事なのは理解したけれど、それ以外に何を重視して選べばよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは、供給エリア以外で新電力を選ぶ際のポイントを3つ紹介していきます。
料金プランを確認する
新電力を選ぶ上で、大切なことは、料金プランをしっかりと確認しておくことです。なぜなら、電力会社によって、電力消費量が同じでも電気代が違ってくることがあるからです。
そのため、企業の公式サイトや比較サイトでシミュレーションをして料金プランを確認しておきましょう。
また、新電力によっては、ガスやインターネットとのセット割り引きを提供している会社もあります。
セット割りの利用は、電気代が安くなる可能性があるのはもちろんのこと、支払いの管理を一括でできるという点でも魅力的です。
支払い方法を確認する
新電力の主な支払い方法は、銀行振込、口座振替、クレジットカード決済です。新電力によっては、クレジットカード決済のみの会社も存在します。
そのため、支払い方法を先にチェックしておくとスムーズに契約ができます。
キャンペーン内容も確認しておく
新電力によっては、契約すると、キャッシュバックやギフト券が特典でついてくるなどお得なキャンペーンが開催されている時があります。
新電力会社によって、内容や条件が違うので、契約したい新電力の公式サイトを見て判断しましょう。
しかし、キャンペーンをやっているからという理由のみで契約してしまうと、「電気代が安くならなかった」と後悔してしまう場合もあります。
そのため、料金プランやサービス内容も見て、自分の生活スタイルに合っているプランを選びましょう。
【4STEP】新電力に乗り換える際の手順について
「新電力の乗り換えの手続きって難しそう」と考えている方も多いと思いますが、実際はとても簡単に乗り換えが可能です。
そこで、ここでは、新電力に乗り換える際の手順について紹介していきます。
- 検針票を用意する
- 乗り換えたい電力会社を決める
- 新しい電力会社に申し込む
- 乗り換え完了
【STEP1】検針票を用意する
まずは、毎月届く検針票(電気使用のお知らせ)を用意してください。新電力に申し込む際に必要な情報が検針票に載っています。
- 現在契約している電力会社
- 現在契約している電力会社のお客様番号
- 供給地点特定番号(22桁の番号)
電気代や電気使用量をWEBサイトで確認している場合は、現在契約している電力会社のマイページから確認が可能です。
不明な場合は、現在契約している電力会社に問い合わせをすると教えてくれますよ。
【STEP2】乗り換えたい電力会社を決める
検針票の契約アンペア数や電気使用量を参考にして、電気料金が、今よりも安くなる電力会社を選びましょう。
現在契約している電力会社と、新しく契約したい電力会社を比較して、本当に安くなるのかをシミュレーションしてください。
後から、後悔しないためにも、自分に合っている料金プランなのかを確認するためにも、事前にシミュレーションをして、乗り換えたい電力会社を決めることをおすすめします。
【STEP3】新しい電力会社に申し込む
契約したい電力会社を決めたら、申し込みをしましょう。申し込み方法は、契約したい電力会社の公式サイトから行えますよ。
準備した検針票を見ながら、必要な情報を入力してください。全てWEB上で、簡単に申し込みができます。
また、現在契約中の電力会社の解約手続きは、新しく契約した新電力会社が行なってくれるので、解約手続きは不要です。
従来型の電気メーターを使用している場合は、スマートメーターへの交換が必要になってきます。交換費用は、原則不要です。
【STEP4】乗り換え完了
新電力に乗り換えの申し込み後、契約内容を記載した通知書が届いたら、乗り換え完了です。
混雑状況にもよりますが、2週間程度で乗り換えが完了するので、スムーズに乗り換えができるのが魅力的です。
まとめ:自分の住んでいるエリアでおすすめの新電力を見つけよう
今回は、おすすめの新電力会社をエリア別に紹介してきました。新電力は、エリアによっては、電力の供給がされていない地域も存在しています。
そのため、契約したい新電力を見つけたら、まずは、対応エリアかどうかを確認しておきましょう。
また、新電力は、自分の生活スタイルに合ったプランを選ぶと、電気代を節約できる可能性があります。
気になっている新電力を見つけたら、企業の公式サイトか比較サイトで料金のシミュレーションをして、自分の住んでいるエリアで、自分に合っている新電力を探してみましょう。