【再エネ100%】環境にやさしいおすすめの新電力を5社紹介！

毎日使う電気だからこそ、環境にやさしいプランを選びたいところですよね。新電力には再生可能エネルギー（再エネ）の電気が使えるプランがあり、契約するだけで環境負荷を減らせます。

しかし、多くの新電力が再生可能エネルギーの電気を取り入れているため、「どの電力会社が良いんだろう…」と悩んでしまうでしょう。

そこで今回は、再生可能エネルギーの電気が使えるおすすめの新電力を5社紹介します。エコな電力会社を選ぶときのポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

（トップ画像出典：https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/JRUVbgJJTBM）

再生可能エネルギーの基礎知識

再生可能エネルギーとは、石油や天然ガスといった有限な資源である化石エネルギーとは異なり、太陽光や風力など常に存在するエネルギーのことを指します。大きな特徴は以下の3つです。

再生可能エネルギーは、エネルギー源として永続的に利用でき、地球温暖化の要因とされるCO2（二酸化炭素）を排出しません。

上記の特徴から、多くの新電力は持続可能な社会を実現するために、再生可能エネルギーの電気を調達・供給しています。

再生可能エネルギーの電気を使用するメリット

再生可能エネルギーの電気を使う最大のメリットは、CO2排出量を抑えられることです。

二酸化炭素が増加して地球の気温が上昇すると、異常気象の発生や生態系の変化など悪影響をもたらします。

その結果として食糧や水資源の枯渇、経済格差の拡大といった様々な問題が起きているのは事実です。

地球環境や私たちの暮らしを守るため、再生可能エネルギーの電気を使うのには大きな意味があると言えます。

エコな新電力を選ぶときのポイントは2つ

ここでは、再生可能エネルギーを利用している新電力を選ぶときのポイントを解説します。

以下の2つのポイントを意識すれば、あなたにとって最適な電力会社を選び出し、無理なく環境保全に貢献できるでしょう。

ポイント①再生可能エネルギーの割合を見る

電力に占める再生可能エネルギーの割合は、100%や30%など電力会社によって様々です。

「できるだけ環境への負荷を減らしたい」という方は、再生可能エネルギーの占める割合が多いプランを選ぶと良いでしょう。（後ほど「実質再エネ100%」の新電力を紹介します。）

なお、電源構成（発電設備の割合）については、各電力会社のホームページで確認できることが多いです。特に環境問題への意識が高い電力会社は、エネルギー源の比率を明記している傾向があります。

ポイント②電気料金を確認する

環境保全に貢献するためには、継続的に取り組むことが大切です。電力使用による環境への影響を考慮するあまり、自身に合っていない料金プランを選んでしまうと、サービスの継続利用が難しくなります。

電力会社によって料金単価は異なるため、気になる新電力を見つけたら電気料金をよく比較しましょう。その中で自身に合う料金プランを選べば、長期的にサービスが利用でき、環境保全により貢献できます。

環境にやさしい「実質再エネ100%」の新電力を厳選

ここからは、「環境負荷を減らしたい」と考えている方に向けて、おすすめの電力会社を紹介していきます。本記事で紹介するのは以下の5社です。

上記の新電力は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを削減するため、実質再エネ100%の電気料金プランを提供しています。

気になる電気料金については、大手電力会社と比べて同等または割安となっているので、無理なく環境保全に努めることが可能です。次からは、各社の特徴を詳しく解説していきます。

実質再エネ100%の新電力①みんな電力

みんな電力の基本情報
運営会社	株式会社UPDATER
実質再エネ100%の料金プラン	プレミアム100プラン
供給エリア	沖縄と離島エリアを除く日本国内

みんな電力は、電気を作る場所から作り手の顔まで公開しているユニークな新電力です。

エコに関心がある方におすすめなのが、発電時にCO2が排出されない「プレミアム100」というプラン。当プランを契約した場合、家庭から排出されるCO2の約半分を削減できます。

加えて、環境破壊に繋がる開発をしていないので、エコライフを検討している方にピッタリな新電力と言えるでしょう。

また、電気の使用量や使用時間に関わらず、従量料金が変動しないのもみんな電力の特徴です。

実質再エネ100%の新電力②ハチドリ電力

ハチドリ電力の基本情報
運営会社	株式会社ボーダレス・ジャパン
実質再エネ100%の料金プラン	HACHIDORI 100% PLAN
供給エリア	沖縄と離島エリアを除く日本国内

ハチドリ電力は、世界13ヶ国で社会問題に取り組む株式会社ボーダレス・ジャパンが、地球温暖化を解決するために始めた電力サービスです。

環境問題に対する意識が高いハチドリ電力は、CO2排出係数ゼロの自然エネルギーのみを販売しています。クリーンな電気が使える上、電気代の1%が再エネの発電所増設のための基金になるのも特徴です。

さらに電気代のもう1%が応援したい社会貢献活動に寄付されます。環境保全に加えて、より良い社会づくりに貢献できるのもハチドリ電力の大きな魅力です。

実質再エネ100%の新電力③Looopでんき

Looopでんきの基本情報
運営会社	株式会社Looop(ループ)
実質再エネ100%の料金プラン	eneco（有料オプション）
供給エリア	離島を除く日本国内

Looopでんきは、東日本大震災の被災地に太陽光発電を設置するボランティア活動から始まった新電力です。

環境にやさしい再エネの普及を促すため、Looopでんきでは再エネ100%とするプランやCO2排出係数が小さいプランを提供しています。

また、基本料金が無料となっており、使った分だけ電気代を支払うのもLooopでんきのポイント。契約期間の縛りや解約金もないので、初めての方も利用しやすいです。

実質再エネ100%の新電力④エネルギーファンディング

エネルギーファンディングの基本情報
運営会社	エネラボ株式会社
実質再エネ100%の料金プラン	再生可能エネルギープラン
供給エリア	沖縄を除く日本国内

エネルギーファンディングは、再エネの普及・促進や社会貢献に力を入れている電力サービスです。

クリーンな電気を安定的に供給していることや、大手電力会社より料金を安く設定していることから多くの方に支持されています。環境負荷の低減に加えて、電気代の節約も期待できる魅力的な新電力です。

また、電気料金の一部が応援したい団体への寄付になるのもポイント。家にいるだけで社会貢献できる満足度の高いサービスとなっています。

実質再エネ100%の新電力⑤東京ガス

東京ガスの基本情報
運営会社	東京ガス株式会社
実質再エネ100%の料金プラン	さすてな電気
供給エリア	東京電力エリア（東京都、栃木県など）

東京ガスは、国内最大の都市ガス会社で、環境に配慮した電力料金プラン「さてすな電気」を提供しています。

さすてな電気に切り替えると、東京電力の「スタンダードS/L」と同じ料金で、実質再エネ100%の電気を使うことが可能です。

近年、急激な燃料高の影響により、安定的に電気を供給できない新電力が増えています。その点、大手の東京ガスは安定したサービスを提供し続けているので、特に新電力に対して不安がある方におすすめです。

まとめ：再エネを使ったプランで環境保全に貢献しよう

今回は、再生可能エネルギーの特徴や環境にやさしい新電力を紹介しました。改めて本記事の内容を簡単にまとめてみます。

再生可能エネルギーの電気を使えば、環境負荷を大幅に減らすことができます。本記事を読んだあなたなら、最適な新電力に切り替えて環境保全に貢献できるでしょう。

なお、電力会社の切り替えはとても簡単で、基本的にはWeb上で完結します。この機会に電気料金プランを見直して、持続可能な社会を実現させましょう。