あらゆる物やサービスが値上がりしている昨今、節約するにも限界があります。そのような背景もあり、メルカリを使って節約に努めている方は少なくありません。
筆者自身もメルカリを利用していますが、上手く使えば家計の負担を減らすことが可能です。本記事では、節約生活の中でメルカリが役に立つ4つの理由を紹介し、賢い使い方や注意点についても解説します。
「メルカリのメリット・デメリットが知りたい」「上手く使いこなしたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4753347)
メルカリが節約生活で役に立つ4つの理由
節約に努めている方の多くが利用している「メルカリ」。以下の4つの理由から、メルカリは節約生活をする中で強い味方になってくれると言えます。
- 不要品をお金に変えられる
- 売上金を生活費に充てられる
- 必要な物を安く購入できる
- 支出管理しやすくなる
今やメルカリは家計を潤す収入源の1つになっており、さらに出費を減らすための有効な手段として重宝されています。
以下では、紹介した4つの理由(メルカリのメリット)について詳しく解説しているので、さっそく見ていきましょう。
節約生活で役に立つ理由①不要品をお金に変えられる
メルカリ最大のメリットとも言えるのが、不用品をお金に変えられるという点です。「不要品でも売れるの?」と思うかもしれませんが、あなたにとっては不要な物でも、それを必要としている方は意外といます。
例えば、「時代遅れの服」や「壊れた家電」など売れないように思える物でも、買い手が見つかるケースは珍しくありません。
ゴミとして捨ててしまえば0円ですが、メルカリに出品して売れば少なからずお金に変えられるので、節約生活をする上で使わない手はないでしょう。
ちなみに、リサイクルショップでも不要品は売れますが、基本的にはメルカリの方が高く売れます。自分で販売価格を決められるのもメルカリのメリットです。
メルカリを利用して不要品を整理すれば、物を維持するための費用や手間も節約できます。
さらに家の中を広く使えるようになるため、断捨離したい方にもメルカリはおすすめです。
節約生活で役に立つ理由②売上金を生活費に充てられる
メルカリを利用して不要品を売れば、その売上金を生活費に充てられます。いらない物が減る上、さらに収入が増えるので、まさに一石二鳥です。
なお、売上金はメルカリの決済サービス「メルペイ」で使えます。スーパーをはじめ、100円ショップやネットショッピングなどでも使えるので、多くの方にとってメルペイは利用しやすいと言えるでしょう。
また、メルカリでは売上金の現金化にも対応しています。そのため、よく利用するお店がメルペイに対応していなくても、売上金を出金して生活費を節約することが可能です。
節約生活で役に立つ理由③必要な物を安く購入できる
メルカリでは「服」「家電」「食品」などあらゆる物が出品されており、多くの物を割安で購入できます。つまり、必要な物を安く購入できるため、家計の負担を減らしやすいです。
物価が上昇している今、特に子供服のように使用期間が短い物や、お試しで使ってみたい物にお金をかけるのはリスクを感じるでしょう。そのようなときに、安く購入できるメルカリは大変便利なサービスと言えます。
ちなみに、出品されている多くの物は中古品になりますが、意外と良い状態の物がたくさんあり、新品・未使用で出品されているケースも少なくありません。
メルカリなら良い商品を安く購入できる可能性が高いため、積極的に利用してみることをおすすめします。
節約生活で役に立つ理由④支出管理がしやすくなる
メルカリの決済サービス「メルペイ」を使うと、他のキャッシュレス決済と同じように決済履歴が残ります。さらに残高を確認しながら買い物ができるため、支出管理がしやすいです。
既に家計簿をつけている方は多いかと思いますが、こまめに記録するのが面倒に感じたり、小さな出費を記入し忘れたりすることもあるでしょう。
その点、メルペイは決済履歴がきちんと残るので、家計簿代わりとして利用することが可能です。出費のコントロールがしやすくなり、家計管理の負担を軽減できるのもメルカリのメリットと言えます。
知らなきゃ損!メルカリの賢い使い方を解説
ここでは、メルカリの賢い使い方について解説します。本記事でおすすめする使い方は次の3つです。
- 売上金をメルペイで使う
- 本人確認をする
- 売却を想定して商品を購入する
メルカリの賢い使い方①売上金をメルペイで使う
メルカリで得た売上金は、現金化せずにメルペイで使うのが得策です。というのも、売上金を現金化するために振込申請をすると、1回につき200円の手数料がかかるため、使える金額が少なくなってしまいます。
仮に月1回のペースで現金化した場合、年間の振込手数料は2,400円です。手間をかけて得た売上金が手数料に消えてしまうのは、節約生活をする上で非常に勿体ないと言えるでしょう。
全てのお店がメルペイに対応している訳ではないので、必要に応じて現金化できるのはありがたいですが、売上金を無駄にしたくないならメルペイでの利用がおすすめです。
メルカリの賢い使い方②本人確認をする
メルカリを利用するにあたって、本人確認は必須ではありません。しかし、本人確認をすることで、次のようなメリットを得られます。
メリット | 主な効果 |
売上金の振込申請(出金)期限がなくなる | 期限超過後の自動振込による手数料200円の発生を防げる |
売上金で買い物ができる | ポイントを購入する必要がなくなる(売上金で直接購入できるようになる) |
お支払い用銀行口座を登録できる | お支払い用銀行口座からチャージ(入金)できるようになる |
「本人確認済みバッジ※」が付く | ユーザーから信頼を得やすくなる(商品が売れやすくなる) |
※メルカリが定める基準を満たしている証。購入者により安心して取引してもらえるように提示できる情報の1つ。
メルカリで本人確認をすると、振込申請の期限がなくなり、売上金で直接買い物ができるようになります。さらにお支払い用銀行口座からのチャージ(入金)も可能になるため、本人確認をした方が使い勝手が良いです。
また、「本人確認済みバッジ」が表示されることにより、ユーザーに信頼感を与えられます。その結果、出品した商品が売れやすくなり、節約もしやすくなるという訳です。
上記の内容から、購入者・出品者のどちらにとっても、メルカリで本人確認をするメリットは大きいと言えます。
メルカリの賢い使い方③売却を想定して商品を購入する
メルカリでは商品を購入するだけでなく、自ら物を売ることもできます。そのため、節約上級者は商品を購入するときに、売却することも想定して買い物をする方が多いです。
安い物を買うことは節約の基本ですが、「少し料金は高いけど後で高く売れるから買う」という考え方も、支出を減らすポイントの1つと言えます。
“使い終わった物はお金に変える”という習慣を身につけ、メルカリを上手く活用すれば家計の負担を大幅に減らせるでしょう。
メルカリ経験者が出品時に意識している3つのこと
メルカリで物を売るためには、それなりのコツが必要です。そこで、実際にメルカリを利用している筆者が、出品時に意識していることを3つ紹介します。
以下のポイントを意識すれば、メルカリ初心者でも商品が売れやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
- 類似品を参考にして販売価格を決める
- 商品画像を丁寧に撮影する
- 商品情報をしっかりと記載する
類似品を参考にして販売価格を決める
「できるだけ高く売りたい」という気持ちはわかりますが、人気がある物や珍しい物でない限り、高く売れることはほとんどありません。
そのため、他の方が出品している類似品を参考に、妥当な販売価格を設定するのが賢明です。
商品画像を丁寧に撮影する
商品画像は、購入者にとってデザインや状態を確認するための重要な情報になるので、丁寧に撮影することが大切です。
例えば、衣類を出品する場合は前後の全体画像をはじめ、ブランドロゴや洗濯表示などの細部も撮影しておくと良いでしょう。
また、ほこりや汚れなどが付いていると印象を悪くしてしまうので、綺麗にしてから撮影するのもポイントです。
商品情報をしっかりと記載する
メルカリの場合、購入者は実物を手に取ることができないため、情報量が少ないと売れにくくなってしまいます。そのため、商品情報はしっかりと記載することが重要です。
例えば、衣類を出品する場合はサイズ・素材・状態を記載し、必要に応じて購入時期や使用頻度なども記入するようにしましょう。
なお、高い確率でユーザーから商品についての質問が届くので、その際は丁寧に対応することが大切です。
メルカリを利用する際に注意すべき3つのポイント
ここでは、メルカリを利用する際に注意すべきポイントを3つ紹介します。
- 出品してもすぐに売れない場合がある
- 手数料を考慮して出品する必要がある
- 必要な物が出品されているとは限らない
出品してもすぐに売れない場合がある
前章では、出品時に意識すべきポイントを紹介しましたが、それでもすぐに売れない場合は多いです。
当然のことですが、人気や需要がない物は売れにくく、商品の状態が悪い物も買い手が見つかりにくい傾向にあります。
また、メルカリに出品しても必ず売れる訳ではないので、自分の思い通りに進まない可能性があることも頭に入れておきましょう。
手数料を考慮して出品する必要がある
メルカリでは出品した商品が売れると、販売手数料として商品代金から10%が差し引かれます。例えば、販売価格が5,000円の場合、販売手数料は500円です。
他にも送料や梱包材の購入費、出金する際には振込手数料がかかるため、あらゆる出費を考慮して物を売る必要があります。
必要な物が出品されているとは限らない
メルカリで物を購入すれば生活費を節約しやすいですが、目当ての物が必ず出品されているとは限りません。必要な物が出品されていたとしても、状態が悪かったり、値段が高かったりすることもよくあります。
物によっては出品されてからすぐに売れてしまうこともあるので、欲しい物があるときは定期的に情報をチェックするのがおすすめです。
メルカリで得た利益は確定申告が必要?
ここまでメルカリの魅力や使い方について解説してきましたが、中には「確定申告」について気になっている方も多いでしょう。
メルカリの公式サイトでは、確定申告について以下のように記載されています。
洋服や生活用品等の不要品を売却した収入は、所得税の課されない譲渡所得となるため基本的に課税されません。(1点30万円以上の貴金属、美術品1点30万円以上の貴金属、美術品等の売買による所得は所得税の課税対象となります)
また、所得税の課税対象となる譲渡所得が生じた場合には、所得税(国税)の確定申告が必要になることがあります。
- 給与所得がある方:20万円を超える利益(所得)が生じた場合
- 給与所得がない方:48万円を超える利益(所得)が生じた場合
なお、所得税(国税)の確定申告が必要でない場合でも、給与所得に加えて給与所得以外の所得(所得税の課税対象となる譲渡所得等)があった方等、住民税(地方税)について所得の申告が必要になることがあります。
以上は一般的な見解となります。詳細は最寄りの税務署・地方公共団体、もしくは税理士の方にご確認ください。
引用:メルカリ公式サイト https://help.jp.mercari.com/guide/articles/97/
少しややこしく思えますが、不要品(服や日用品など)を売却して得た収入は“課税対象外”になるため、確定申告をする必要がありません。
しかし、所得税の課税対象となる譲渡所得が生じた場合、確定申告が必要になるケースがあることも覚えておきましょう。
まとめ:メルカリを上手く活用すれば節約に繋がる
今回は、節約生活の中でメルカリが役に立つ理由をはじめ、賢い使い方や注意点について解説しました。改めて記事の内容を簡単にまとめてみます。
- メルカリを使えば不要品をお金に変えられる
- メルカリで買い物をすると支出を減らしやすい
- 売上金は「メルペイ」で使うのが1番お得
- 売却を想定して商品を購入するのも節約のポイント
- 物を売るときは販売価格の決め方や商品情報の伝え方が重要
メルカリを上手く活用すれば、今よりも収入を増やしたり、生活費を抑えたりすることができます。本記事を読んだあなたなら、すぐにメルカリの使い方に慣れ、家計の負担を減らすことができるでしょう。
物を出品するにも購入するにも難しい作業はないので、ぜひこの機会にメルカリを利用して節約に努めてみることをおすすめします。