「投資に興味があるが、いきなり始めるのは不安。」「ポイント投資ができる楽天証券とLINE証券どっちがいいか迷っている」
そういった悩みを持っていて、どちらが自分に合っているのか迷っている人も多いと思います。
そこで、本記事では楽天証券とLINE証券を比較していきます。
本記事を読めば、楽天証券とLINE証券のメリットやデメリットも理解できて、あなたの証券会社選びの手助けになるでしょう。ぜひ、最後まで読み進めてみてください。
冒頭画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1608530
楽天証券に向いてる人はどんな人?
楽天証券はどんな人に向いているのでしょうか。それは、以下の3つに当てはまる人です。
- 1つの証券会社で幅広い投資をしたい人
- できるだけコストを抑えて投資をしたい人
- 使いやすいツールなど特典がある証券会社を選びたい人
楽天証券は、幅広い商品を取り扱っています。そのため、1つの証券会社で幅広い商品に投資したいと考えている人は楽天証券に向いています。
また、楽天証券の手数料は業界最安値です。投資を続けていくうえで、できるだけコストを抑えたいと思っている人にも楽天証券はおすすめです。
楽天証券は、使いやすいツールや特典も盛りだくさんなので、投資で資産運用をする手助けになるでしょう。
LINE証券に向いている人はどんな人?
LINE証券に向いているのは、以下の3つに当てはまる人です。
- 投資を始めようと思っている人
- 使いやすさで証券会社を選びたい人
- 単元未満株(ミニ株)で少ない資金で投資をしたい人
LINE証券に向いているいるのは、これから投資を始めようと思っている人です。LINE証券は、使い慣れたLINEから口座開設できるので、初心者でも始めやすいでしょう。
投資初心者にとっては、できればわかりやすく簡単な操作で投資をしたいもの。
その点、LINE証券は、日頃から使い慣れているLINEアプリから上場企業の株式や投資信託を簡単に購入することができるので、投資初心者におすすめです。
投資を始めたばかりの人は、いきなりまとまった資金を投資するのは少し不安があるでしょう。LINE証券なら、「いちかぶ」という単元未満株の取扱いをしているので少額から投資を始めることができます。
楽天証券の特徴を紹介
楽天証券は、1999年3月24日に創立されたインターネット専業のネット証券です。楽天市場や楽天モバイルなどさまざまな事業を展開する、大手楽天グループが運営する証券会社のことです。
大手であり、手数料が安い楽天証券は2022年6月には800万口座を達成しました。年々、口座開設が増えていて、ネット証券で人気のある証券会社と言えます。
楽天証券では、楽天ポイントで投資運用することもできます。そのため、楽天経済圏で生活している人や、楽天ポイントを貯めている人におすすめです。
また、NISAにも対応しているため、通常の投資はもちろん節税対策をしながら資産運営も可能なので、1つの証券会社で満足できる資産運用が可能でしょう。
楽天証券の5つのメリット
ここからは、楽天証券のメリットを解説していきます。楽天証券のメリットは以下の通りです。
- 取引手数料が安い
- 豊富な商品が揃っている
- ポイントが貯まって投資もできる
- 便利なツールが豊富
- 投資情報サービスが充実している
次の章から、楽天証券の5つのメリットについて詳しく解説していきます。
楽天証券のメリット①取引手数料が安い
楽天証券は、業界の中でも取扱手数料が最低水準に値します。主要の証券会社との手数料の違いを比較してみましょう。
楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | ||
国内株式 超割コース | 10万円 | 99円 | 99円 | ー | 99円 | 99円 |
50万円 | 275円 | 275円 | ー | 275円 | 275円 | |
100万円 | 535円 | 535円 | ー | 535円 | 1,089円 | |
国内株式 1日定額コース | 50万円 | 0円 | 0円 | 0円 | 550円 | 0円 |
100万円 | 0円 | 0円 | 1,100円 | 550円 | 0円 | |
200万円 | 2,200円 | 1,238円 | 2,200円 | 2,750円 | 2,200円 | |
米国株式 | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% | 0.495% | |
投資信託(買付時) | 原則無料 | 無料 | 無料 | 一部無料 | 無料 |
比較表を見てもわかるように、手数料はSBI証券についで安くなっています。投資を続けるには、コストを少しでも抑えたいところ。
楽天証券なら、低コストでストレスなく投資を続けることができます。
楽天証券のメリット②豊富な商品が揃っている
楽天証券は、豊富な商品を取扱っています。楽天証券が取扱っている商品の一覧は以下の通りです。
- 国内株式(現物取引、信用取引、国内ETF/REIT、IPO)
- 外国株式(米国株式、海外ETF、中国株式)
- 投資信託
- NISA(一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA)
- FX
- CFD
- バイナリーオプション らくオプ
- iDeCo
- 債券
- 先物・オプション
- 金・プラチナ
- クラウドファンディング
※2022年8月9日現在
楽天証券では、幅広い商品を取扱っています。そのため、楽天証券の口座を1つ持っていれば投資の選択枠を広げることができるのです。
複数の証券会社の口座を使い分けて投資をするのも良いですが、管理が大変になってしまう恐れもあります。
楽天証券の口座を持っていれば、さまざまな投資にチャレンジすることも可能になるでしょう。
楽天証券のメリット③ポイントが貯まって投資もできる
楽天証券を利用するとポイントが貯まります。楽天のポイントコースには「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の2つあります。それぞれのポイントコースの違いを見ていきましょう。
楽天ポイントコースと楽天証券ポイントコースの違い
まずは、楽天証券の「楽天証券ポイントコース」と「楽天ポイントコース」の違いを表でみてみましょう。
楽天証券ポイントコース | 楽天ポイントコース | |
コース |
|
貯まった楽天ポイントを他の楽天グループのサービスに利用できる |
ポイント投資 |
|
|
SPU | 対象にならない | +最大1倍対象 |
楽天ポイントコースでは、他の楽天グループのサービスで使うことができます。しかし、楽天証券ポイントコースでは使えません。その代わり、JALマイルに交換することが可能です。
ポイント投資は、楽天証券ポイントコースではポイント利用上限がありません。しかし、楽天ポイントコースでは上限があります。投資できる種類も、それぞれ違うので注意しましょう。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、楽天ポイントコースでは+最大1倍対象ですが楽天証券ポイントコースでは対象ではありません。
それぞれの、ポイントコースの特徴をよく理解した上でコースを決めましょう。
貯まったポイントで投資ができる
貯まった「楽天ポイント」と、「楽天証券ポイント」はどちらもポイント投資することができます。しかし、注意すべきなのは、ポイント投資できる商品がそれぞれ違う点です。
楽天ポイント | 楽天証券ポイント | |
投資対象商品 |
|
投資信託 |
利用可能上限 | あり | なし |
楽天ポイントは、投資信託、日本株(現物)、バイナリーオプションにポイントで投資することができます。しかし、楽天証券ポイントは投資信託だけしかポイント投資できません。
利用可能上限は楽天証券ポイントではありません。しかし、楽天ポイントでは一般の会員であれば1日に3万ポイント、1ヵ月あたり他の楽天グループでの利用の合計10万ポイントまでの利用上限があります。
利用可能上限があるものの、気軽にポイントで投資するなら楽天ポイントコースを選ぶ方が良いでしょう。
楽天ポイントコースは、幅広い投資を現金を使わずに投資ができるので資金の少ない人におすすめです。
楽天証券のメリット④便利なツールが豊富
楽天証券では、投資をするうえで便利なツールが豊富に用意されています。
パソコン・スマートフォン両方の取引に対応しているので自分の好みのツールを活用するといいでしょう。
楽天証券パソコン版トレードツール | 楽天証券スマートフォン/タブレット版ツール |
マーケットスピード | iSPEED |
マーケットスピードⅡ | iSPEED for iPat |
マーケットスピード FX | iSPEED FX |
マーケットスピード for Mac | iSPEED 先物OP |
マーケットスピードⅡRSS | |
楽天MT4 |
トレードツールは、投資初心者から経験者まで、さまざまな投資家による取引に対応してくれます。
「マーケットスピードⅡ」は自分好みにツールを作る事が可能です。投資に慣れてくれば自分の使いやすいツールに変えて使いやすくすることができます。
また、スマートフォントレーディングツールの「iSPEED」は株式取引、FX、先物オプション取引に対応しているので、場所を選ばずにトレードすることが可能です。
そのため、隙間時間でも有効に使いたいと思っている人にはメリットと言えるでしょう。
楽天証券のメリット⑤投資情報サービスが充実している
楽天証券では、無料で投資に役立つサービスが充実しています。特におすすめなのが以下の3つです。
- 日系テレコン(楽天証券版)
- マーケットアロー
- バロンズ・ダイジェスト
それぞれの情報誌の特徴を見ていきましょう。無料で利用できるので、ぜひ閲覧してみてください。
日系テレコン(楽天証券版)
1つ目は、日本経済新聞社が提供する日経テレコン(楽天証券版)です。次のサービスが無料で利用できます。
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)
- 過去1年分の新聞記事検索
- 日経速報ニュースの閲覧
ビジネス情報誌である、日経新聞の記事を無料で閲覧できるのは、楽天証券だけです。
マーケットアロー
2つ目のマーケットアローは、投資情報メールサービスです。国内株式や外国為替に加えて、米国やアジアの市場の概況など、国内・海外の投資情報が、毎日メールで届きます。
いちいちパソコンを開いてチェックしなくても、定期的にメールで情報が送られてくるのでマーケットの動きを瞬時に確認できるのです。
バロンズ・ダイジェスト
最後に紹介するのは、バロンズ・ダイジェストです。バロンズ・ダイジェストは、米国で最も著名な投資週刊誌「バロンズ」の中から、日本の投資家にも役立つ記事を厳選して提供しています。
米国市場だけでなく、日本国内市場の投資判断にも役立つ情報を無料で読むことができるのです。
楽天証券の3つのデメリット
ここからは、楽天証券のデメリットを解説していきます。楽天証券の3つのデメリットは以下の通りです。
- 外国株の取扱いが他の証券会社より少ない
- 株・単元未満株の取引はない
- 投資には通常ポイントしか使えない
それぞれのデメリットについて次の章から、詳しく解説していきます。
楽天証券のデメリット①外国株の取引きが他の証券会社より少ない
楽天証券では外国株も取り扱っていますが、他の証券会社に比べると取扱可能な外国株が少なめなことがデメリットと言えます。他の証券会社の外国株取り引きと比較してみましょう。
楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | DMM株 | |
米国株 | 4,768銘柄 | 5,002銘柄 | 4,566銘柄 | 1,629銘柄 |
中国株 | 1,196銘柄 | 1,324銘柄 | 2,000銘柄超 | ー |
韓国株 | ー | 65銘柄 | ー | ー |
ロシア株 | ー | 29銘柄 | ー | ー |
ベトナム株 | ー | 380銘柄 | ー | ー |
アセアン株 | 241銘柄 | 545銘柄 | ー | ー |
楽天証券は、米国株と中国株、アセアン株(インドネシア株式、シンガポール株式、タイ株式、マレーシア株式)の6か国に対して、SBI証券は9か国の取引があります。
楽天証券の外国株の取扱銘柄数は、決して少ない方ではありません。しかし、幅広い外国株への投資を考えている人にとってはデメリットと言えるでしょう。
楽天証券のデメリット②株・単元未満株の取引はない
楽天証券では、豊富な銘柄を取り扱っていますがミニ株の取扱はおこなっていません。
株式投資では、単位が100株からと決められていますが「ミニ株」や「単元未満株」の制度を取り扱っている証券会社なら、1株や10株から株を買うことができます。
大手ネット証券のSBI証券や、マネックス証券では取り扱っているので少額から投資を始めたいという人にとってはデメリットと言えるでしょう。
楽天証券のデメリット③投資には通常ポイントしか使えない
楽天証券では、ポイント投資ができるのがメリットです。しかし、ポイント投資できるのは「通常ポイント」のみです。
キャンペーンなどで多く付与される「期間限定ポイント」はポイント投資できないので注意しましょう。
SBI証券では期間限定のTポイントで投資が可能です。そのため、使えるポイントの種類が「通常ポイント」のみという限定的な点はデメリットと言えます。
LINE証券の特徴を紹介
LINE証券は、LINEグループと、野村證券の親会社である野村ホールディングスが共同で開発したスマホ投資サービスです。
投資と言うと、難しく思われますがLINE証券なら初心者でも使いやすいシンプル構造なので使いやすいでしょう。
LINE証券は、メッセージアプリで利用者の多いLINEアプリから投資をすることができます。いちいち、パソコンを開かなくてもスマホから簡単に取引できるのも魅力です。
LINE証券のメリット
ここからは、LINE証券のメリットを解説していきます。LINE証券のメリットは以下の通りです。
- 「いちかぶ」で少額投資ができる
- LINEポイントが投資に使える
- セキュリティ対策がしっかりしている
- キャンペーンやイベントが豊富
- IPOに応募が気軽にできる
次の章から、LINE証券の5つのメリットについて詳しく解説していきます。
LINE証券のメリット①「いちかぶ」で少額投資ができる
LINE証券では1株から取引できる、単元未満株である「いちかぶ」を提供しています。
通常の株の取引は、100株が一単位です。そのため、どうしても取引に必要なまとまった資金が必要となります。
しかし、LINE証券が提供している単元未満株の「いちかぶ」を利用すれば自己資金は1/100に抑えることができます。
投資を始めたばかりの人や、自己資金があまりない人にとっては嬉しいサービスですよね。「いちかぶ」でも、配当や株式優待も貰えるので、少額から投資をはじめたい人にはピッタリです。
LINE証券のメリット②LINEポイントが投資に使える
LINE証券では、LINEポイントでも投資することができます。1ポイント1円から使えます。
つみたて投資にもLINEポイントを使うことができるので、自己資金がなくても投資を始めることができますよ。
LINEポイントを、あまり持っていない人は以下のLINEポイントの増やし方を参考にポイントを増えしてみましょう。
- LINEアプリの、ウオレット内にあるポイントクラブにアクセス
- LINEポイントクラブで、「ゲームプレイ」「動画を見る」「マンガを読む」などさまざまな、ミッションをクリアするとポイントがもらえる
- 「LINEショッピング」や「lacore」、「LINE PLACE」などのサービスを利用すれることでポイントが貯まる
LINE証券のメリット③セキュリティ対策がしっかりしている
手軽に投資することができるLINE証券ですが、セキュリティ対策は大丈夫か気になりますよね。
LINE証券では、外部からの侵入や攻撃に対し、セキュリティ対策が万全です。日々のアクセス監視を実施しているとされています。
手続きなどの際は、LINE証券専用の暗証番号が必要なため、暗証番号が漏洩しない限り勝手に送金されたり、出金される危険は低いとしています。
もちろん、自分で出来る対策をすることも大事です。例えば、暗証番号は推測しにくいものにしたり、LINEアプリのパスワードをロック設定したりすれば自分でもセキュリティをあげることができます。
LINE証券のメリット④キャンペーンやイベントが豊富
LINE証券では、「初株キャンペーン」や「株のタイムセール」などのイベントが定期的に開催されます。それぞれの内容を見てみましょう。
初株キャンペーン
LINE証券で口座開設すると、2株、または3株の株を購入代金がもらえる「初株キャンペーン」があります。「初株キャンペーン」の参加方法は以下の通りです。
- 口座開設後に、簡単な2問のクイズに回答
- 1問正解で2株、全問正解で3株分の購入代金がプレゼントされる
- キャンペーン専用画面に表示された対象銘柄の中から、購入する銘柄を選ぶ
口座開設しただけで、株の購入代金がもらえるなんてお得なキャンペーンですよね。
初めての投資の場合、どの銘柄の株を選べばいいか迷ってしまいます。そのため、対象銘柄が決まっているのは迷うことも少ないでしょう。
株のタイムセール
LINE証券で開催される、「株のタイムセール」の種類は以下の4つがあります。
- 【対象銘柄が取引コスト0円】アフタヌーンセール
- 【対象銘柄が取引コスト0円】アフタヌーンセールEX
- 【対象銘柄が最大7%OFF】タイムセール(全員参加)
- 【対象銘柄が最大7%OFF】プレミアムタイムセール(参加者限定)
タイムセールの対象になる銘柄は、毎回最低5銘柄です。また、タイムセールで取引した場合取引手数料は無料になります。
できるだけ、コストを抑えて投資をしたいと思っている人にとってはメリットと言えるでしょう。
LINE証券のメリット⑤IPOの応募が気軽にできる
LINE証券は、IPOの応募が簡単にできます。LINE証券は、LINEグループと、野村グループが共同出資で誕生した証券会社です。
LINE証券は、IPOの引受実績がトップクラスの野村證券の主幹事の銘柄を取り扱います。そのため、ユーザーにもIPO銘柄の選択肢が広がることになるでしょう。
LINE証券で提供しているIPOサービスでは、抽選の申込手数料と購入時の手数料が無料です。ここでも、手数料を抑えることができますね。
また、IPO関連情報や当選結果が「LINE」でリアルタイムで届きます。そのため、IPO関連情報を見落とすことなくスムーズに取引することができるでしょう。
LINE証券の3つのデメリット
続いては、LINE証券のデメリットについて解説していきます。LINE証券の3つのデメリットは以下の通りです。
- 一般NISAの取り扱いがない
- 投資信託の取扱いが少ない
- 取扱商品が少ない
それぞれのデメリットについて次の章から、詳しく解説していきます。
LINE証券のデメリット①一般NISAの取り扱いがない
LINE証券では、一般NISAに対応していません。もしも、一般NISAでの資産運用を考えているなら注意が必要です。NISAが使えない場合、運用益の約20%が税金として差し引かれてしまいます。
一般NISAで資産運用を考えている人にとっては、LINE証券では一般NISAの取扱いがないためデメリットと言えるでしょう。
一般NISAは非対応なLINE証券ですが、2022年2月9日から、つみたてNISAの取引を開始しました。
もしも、LINE証券でも非課税対策で資産運用を考えているなら、つみたてNISAを利用しましょう。
LINE証券のデメリット②投資信託の取扱いが少ない
LINE証券で購入できる投資信託は、33本です。大手ネット証券会社が取扱っている本数は、いずれも1,000本を超えています。
- 楽天証券:約2,698本
- SBI証券:約2,667本
- 松井証券:約1,395本
- auカブコム証券:約1,333本
- マネックス証券:約1,178本
大手ネット証券会社と比べると、かなり少ないですね。LINE証券では人気のある銘柄は購入することができます。LINE証券で購入できる人気のある銘柄は以下の通りです。
- eMAXIS Slimシリーズ
- iFreeシリーズ
- アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース
- 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
- フィデリティ・USリート・ファンド・Dコース
LINE証券で購入できる投資信託の本数は、33本ととても少ないので積極的に投資を始めたいと思っている人にとっては、この本数では魅力を感じないかもしれません。
LINE証券のデメリット③取扱商品が少ない
この章では、LINE証券で取扱っている商品について解説していきます。LINE証券で取り扱っている商品は以下の6つのみです。
- 国内株式
- 投資信託
- ETF
- REIT
- 単元未満株
- FX
大手ネット証券会社に比べると、この取扱いは少ないと言えます。例えば、SBI証券では上記の商品の他に以下の商品を取扱っています。
- 外国株式
- 債券
- 先物・オプション
- CFD
- 金・銀・プラチナ
人気の高まっている外国株式や、債券も購入できないのはデメリットと言えるでしょう。
楽天証券とLINE証券を5つの項目で比較してみる
それぞれの証券会社に向いている人はどんな人か解説してきました。
もう少し、楽天証券とLINE証券をしっかり比較してどちらが自分に合っているか判断したいと思っている人もいるでしょう。
そこで、それぞれの特徴をグラフにまとめてみたので、見ていきましょう。
楽天証券 | LINE証券 | ||
国内株式手数料 (定額コース) | 10万円 | 99円 | 99円 |
50万円 | 275円 | 275円 | |
100万円 | 535円 | 535円 | |
口座開設数 | 約800万口座 (2022年6月) | 約40万口座 (2022年1月) | |
投資信託数 | 2,687銘柄 | 33銘柄 | |
一般NISA | 〇 | ー | |
つみたてNISA銘柄数 | 177銘柄 | 9銘柄 | |
外国株 | 6か国 | ー | |
IPO実績(2021年) | 74社 | 11社 | |
単元未満株(ミニ株) | ー | 〇 | |
ポイント投資 | 〇 | 〇 |
国内株式の手数料は、どちらも業界最安値です。取引手数料が低額なのは、投資を続けるうえでとても重要といえます。なぜならコストを抑えることで、手元の資産が増えて投資意欲も湧くからです。
投資信託数は、圧倒的に楽天証券の方が上回っています。また、つみたてNISAの銘柄数も大きく差が付いていますね。しかし、単元未満株はLINE証券では取扱いがありますが、楽天証券ではありません。
この点から、楽天証券は本格的に投資を始めたいと思っている人におすすめです。また、LINE証券は、投資初心者に向いています。
なぜなら、スマホからシンプルな画面操作で、投資を手軽に始めることができるからです。
【まとめ】楽天証券とLINE証券で投資スタイルにあう方を選ぶ
手数料が安く、初心者でも始めやすいと人気の楽天証券とLINE証券。それぞれの特徴をよく理解して利用しましょう。それぞれのメリットは以下の通りです。
- 取引手数料が安い
- 豊富な商品が揃っている
- ポイントが貯まって投資もできる
- 便利なツールが豊富
- 投資情報サービスが充実している
楽天証券は、取引手数料が安く豊富な商品が揃っています。そのため、投資を始めたばかりの人から、資産運用を本格的に考えている人に向いています。
また、楽天証券では、ポイント投資やポイント運用ができるため日頃から楽天ポイントを貯めていたり、楽天経済圏で生活している人におすすめです。
- 「いちかぶ」で少額投資ができる
- LINEポイントが投資に使える
- セキュリティ対策がしっかりしている
- キャンペーンやイベントが豊富
- IPOに応募が気軽にできる
LINE証券は、「いちかぶ」からの少額投資や、LINEポイントで投資ができたりと投資初心者に向いています。
また、さまざまなキャンペーンを開催していて、ポイントをゲットできたり、人気の銘柄を購入できるチャンスがあったりと手数料を抑えて投資をはじめたい人にもおすすめです。
楽天証券と、LINE証券のどちらか選んで投資を始めたいと思っているなら、自分の投資スタイルに合った証券会社を選び投資をスタートさせましょう。