「証券口座を利用する際の注意点を知りたい」「口座開設は誰でもできるの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、このようなお悩みをお持ちのあなたにピッタリの記事を用意しました。
今回の記事を読んでいただければ、以下のお悩みを解決することができます。
- 証券口座を利用する際の注意点
- リスクへの対策方法
- 口座開設の申込基準や手順
- おすすめの証券会社
これらの悩みを解決し、人生100年時代を生き抜くための資産運用をしていきましょう!あなたのためにも、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
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証券口座を利用する際の注意点①お金を損失してしまう恐れ
証券口座を利用したいと考えているのであれば、『お金を損失してしまう恐れがある』ということを理解しておきましょう。
なぜなら、金融商品の価格は日々変わっているからです。あなたが購入した商品の価格が元値より下がれば、それだけの損失に繋がります。
しかし証券口座を利用したい方の中には、『できるだけリスクは負いたくない』という方も多いのではないでしょうか。
そこで下記では、できるだけリスクの低い商品から高い商品の順番で紹介します。
- 預貯金
- 債券
- 投資信託
- 株式
上記の金融商品を見ると、『預貯金』が1番リスクの少ない商品だとわかります。
この『預貯金』とは、金融機関に預けておくだけで利子が付くという商品です。しかしノーリスクな分、リターンはとても少ないです。
対して投資信託や株式はハイリスクではありますが、その分リターンも多い商品といえます。
もしあなたがリスクを負いたくないのであれば「預貯金」を利用し、お金に余裕があれば「投資信託・株式」を利用すると良いでしょう。
投資信託であれば、あなたの代わりに投資の専門家が株式に投資してくれます。初心者の方であれば、1番勝率が高い商品といえるでしょう。
証券口座を利用する際の注意点②投資に関する知識が必要
ネット証券の口座開設や取引を行う場合、あなたが証券会社や投資の判断をします。そのため、あなたの持っている知識や情報が必要です。
つまり、『あなたの投資したい商品がどこの会社にあるか』『サポート体制が整っている会社はどこか』などを事前に知らべておく必要があります。
口座開設した後に、「投資したい商品がなかった」という場合もあるので注意しましょう。
また投資に関する知識がない場合は、先ほど紹介した投資信託をお得に利用できる証券会社を選ぶことをおすすめします。
証券口座を利用する際の注意点③注文のミスは自己責任
ネット証券では、スマホ1つで手軽に商品を注文することができます。そのため、発注ミスが起きる可能性も高いです。
例えば、『桁を間違えて注文してしまった』『買う予定のない商品を買ってしまった』などです。
しかしそのような発注ミスが起こっても、責任はあなたにあるということを覚えておきましょう。
ネット証券は「大きな金額が動く」ということを理解し、落ち着いて取引を行うようにしてくださいね。
証券口座を利用する際の注意点④通信障害の可能性
ネットで証券口座を利用する場合、通信障害やデバイスの不調によって「注文を出せない」ことがあります。
この”注文を出せない”状況の場合、あなたが購入した株価が下がっているときに株式を売却(損切り)することができません。
もし損切りが遅れてしまったら、あなたの損失が大きくなる可能性があります。
そこで通信障害のリスクを低くするためにも、以下の対策をしておきましょう。
- 複数の回線を用意する(光回線・携帯回線)
- 複数のデバイスを用意する
上記のように回線・デバイスを複数用意することで、通信障害のリスクを限りなく低くすることが大事です。
損切りとは、購入したときよりも下がっている株価を売却して『損を確定させる』ことです。いち早く見極めることで、損失をできるだけ抑えましょう。
証券口座を利用する際の注意点⑤情報漏洩の恐れ
ネット証券ではIDやパスワードを設定して、サイトにログインしたり取引したりします。
そのため、パソコンやスマートフォンでのログインには情報漏洩のリスクが伴います。
もしあなたのIDやパスワードが漏れた場合、『不正にログインされる・思わぬ損失が発生する』などの可能性があるので注意が必要です。
そこで次の章では、情報漏洩のリスクを低くするための対策について確認していきましょう。
SBI証券では2020年の9月に、第三者が証券口座に不正ログインし、約9,864万円が流出したと発表しています。
参考:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63905840W0A910C2EE9000/
情報漏洩を防ぐための対策4選!
ネット証券を安心して利用するために、以下4つのセキュリティリスクの対策について確認しましょう。
- 個人情報の漏洩
- 不正取引
- 不正出金
- ウイルス感染
個人情報の漏洩
個人情報を漏洩させないために、あなたができる対策について紹介します。
- 同じパスワードを使わない
- 推測しやすいパスワードにしない
- 顔認証・指紋認証などを設定する
- 2段階認証を別デバイスに取り入れる
- デバイスを紛失したら迅速に対応する
個人情報の漏洩を防ぐためには、上記のようにパスワードの管理を徹底する必要があります。
またパスワードをさらに強力にしたい場合、『2段階認証を取り入れる』と良いでしょう。
この機能はログインした際に、あなたの設定しているアドレスに『ワンタイムパスワードが届く』というシステムです。
通知先として登録するアドレスを別のデバイスにしておけば、2段階認証のコードを突破されることはないでしょう。
2段階認証を取り入れると、登録したデバイスに新しいパスワードが届く仕組みです。そのためデバイスを別にすれば、情報が漏れることはありません。
不正取引
不正取引への対策には、『取引とログインのパスワードを別にする』『定期的にパスワードを変更する』などの方法があります。
もしログインパスワードが漏れたとしても、取引のパスワードが別であれば不正に取引される可能性も低いです。
また定期的にパスワードを変更することで、さらに情報漏洩のリスクが減ります。
しかし簡単なパスワードの場合は、情報漏洩のリスクが高まるので注意しましょう。
不正出金
不正出金をされないための対策には、以下3つの方法が挙げられます。
- 2段階認証を別デバイスに取り入れる
- ID・パスワードをデバイスに保存しない
- 出金先口座を簡単に変更できない会社を選ぶ
前述したように、2段階認証を取り入れることで情報漏洩を防ぐことが可能です。
また、ID・パスワードをデバイスに保存するのはやめましょう。なぜなら悪意のある第三者の手にデバイスが渡ってしまえば、ログインされる可能性があるからです。
さらに出金先口座を簡単に変更できない会社を選ぶことで、不正出金を防ぐことができます。
あなたのデバイスが第三者の手に渡っても大丈夫なように、できるだけの対策を行ってくださいね。
ウイルス感染
スマホやパソコンがウイルスに感染すると、あなたの情報が漏洩する可能性が高まります。そこでウイルス感染の対策について、いくつか紹介します。
- セキュリティ対策のアプリを利用
- 端末を常に最新のバージョンにする
- 信頼性の低いアプリやソフトを利用しない
セキュリティソフトやアプリを利用することは、セキュリティ対策として非常に有効です。
しかし「制作者がわからない」「会社がわからない」など、信頼性が低いと感じるソフトやアプリは利用しないようにしましょう。
また、端末のバージョンを常に最新の状態に保つこともウイルス対策に繋がります。アップデートの通知が届いた際は、早めに対応しましょう。
ウイルスの多くは、Androidをターゲットにしています。Androidにおすすめのソフトは、『ESET・ノートン・カスペルスキー』です。
証券口座を開設できない場合も…
口座開設がインターネットで簡単に申込めるようになり、2022年時点では多くの方が口座開設をしています。
しかし証券会社は『申込基準』という規定を設けているため、以下の条件に該当する方は申込めない可能性があります。
- 日本国内に住んでいない
- 金融業界で働いている
- 未成年(18歳以下)
- 快適なインターネット環境
- 免許証・パスポート期限の余裕
- 資産やリスクへの理解がない
上記の内容だけでは理解できないポイントもあると思うので、「免許証・パスポート期限の余裕」「資産やリスクへの理解がない」について詳しく確認していきましょう。
免許証・パスポート期限の余裕
証券会社によっては、本人である証明を義務付けた『本人限定郵便』で口座開設の通知書を送る場合があります。
そのため、あなたの本人確認書(免許証やパスポート)の有効期限に余裕のある状態で申込みましょう。
資産やリスクへの理解がない
あなたが投資を行う場合、一定の資産がなければ投資はおろか、口座開設すら行えません。
また、投資を行うことで損失が出る恐れがあるということも理解しておく必要があります。
『預貯金』であれば、リスクなしで利子を受け取ることができます。しかしノーリスクなため、リターンも少ないです。
口座開設の手順を紹介!
口座開設は、インターネットで簡単に行うことができます。しかし証券会社によって手続きは様々なので、この章ではおおまかな流れを確認していきましょう。
- 個人情報の登録
- 本人確認書類の提出
- 口座開設完了の通知
- ログイン後に入金して取引
手順①個人情報の登録
口座開設の申込みページにアクセスしたら、氏名・メールアドレス・住所などを入力します。
またこれらの個人情報を入力する際には、申込みページが公式サイトなのか確認しておきましょう。
『精巧に作られた偽サイト』ということもあるので、常に情報漏洩に気をつけてくださいね。
手順②本人確認書類の提出
口座開設には、マイナンバー登録と本人確認(免許証やパスポート)が必要です。
また提出するには、スマホで撮影した写真をアップロード、コピーした写真を郵送などの方法があります。
手順③口座開設完了の通知
口座が開設されると、メール・郵送のどちらかで通知を受け取ることができます。あなたの受け取りやすい通知方法を選びましょう。
送られてきたメール・郵送には、ネット証券にアクセスする情報が記載してあります。個人情報が漏洩しないよう、大切に保管しておきましょう。
手順④ログイン後に入金して取引
ネット証券のログイン画面から、ユーザーIDとパスワードを入力することでログインできます。ログインできれば、入金することですぐに取引可能です。
あなたに適した入金方法を選んで、金融商品を購入してくださいね。
- ネットバンキング
- 銀行振込
- ポイントカード
(dカード・楽天カードなど)
ポイントカードを利用できる証券会社も多いので、あなたのよく使うカードで会社を選ぶのも1つの手です。
おすすめの証券会社5選!
口座開設をするのであれば、信頼できる証券会社を選びたいですよね。そこでこの章では、口座開設数の多い証券会社を5つ紹介します。
信頼できる会社を選ぶためには『口座開設数も決め手の1つ』なので、しっかり確認していきましょう。
ネット証券会社名 | 口座開設数 |
1位:SBI証券 | 8,018,000口座 |
2位:楽天証券 | 7,141,203口座 |
3位:SMBC日興証券 | 3,738,000口座 |
4位:マネックス証券 | 2,185,769口座 |
5位:auカブコム証券 | 1,408,685口座 |
参考:https://finance.yahoo.co.jp/brokers-hikaku/article/ranking.html
上記の口座開設数を確認すると、SBI証券の人気がよくわかります。このように実績の多い会社であれば、あなたも安心して任せられるのではないでしょうか?
しかし口座開設数は、1つの基準に過ぎません。もしあなたがそれぞれの会社の特徴を知りたいのであれば、下記の記事を読んでみてくださいね。
証券口座を開設する際の注意点まとめ
上記で紹介した『証券口座を利用する際の注意点』『情報漏洩の対策』を意識することで、あなたは安心して証券口座を利用できます。
この章では、今回紹介した証券口座の注意点について改めて確認していきましょう。
- お金を損失してしまう恐れ
- 投資に関する知識が必要
- 注文のミスは自己責任
- 通信障害の可能性
- 情報漏洩の恐れ
今回の記事では証券口座の注意点を始め、考えられるリスクや対策について紹介しました。
もしあなたが証券口座の利用をお考えであれば、上記の注意点を考慮し口座開設を行うことをおすすめします。
また現代では『人生100年時代』といわれているので、あなたの長い人生を楽しむためにも資産運用が非常に大事です。
この先あなたが安心して暮らしていくためにも、少しでも早い口座開設をしておきましょう。