「投資で稼ぐためには”分散投資”と”ポートフォリオ”が大切らしいけど、この2つはどんな意味でどんな特徴があるの?」
あなたが投資を始めようと思っているなら、この2つ(分散投資、ポートフォリオ)について知っておかないと大損する可能性が高くなります。
そこでこの記事では分散投資とポートフォリオについての説明や、「初心者はコレから始めよう」という投資法などを紹介していきます。
紹介している内容を理解すれば「稼ぎやすい投資」を進められることでしょう。ぜひ最後まで読んでくださいね!
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/EMPZ7yRZoGw)
「分散投資」って、どういう意味?どんな特徴があるの?
分散投資とは『投資先を1つに限定せず、いくつもの銘柄に少しずつ投資すること』です。イメージとしては「A社・B社・C社の株を1万円ずつ買う」ですね。
(厳密に言うと株だけでなく、「株と国債」や「国債と金」の組み合わせで投資しても分散投資になります)
逆に『A社の株だけ大量に買うこと』を、集中投資と言います。これはプロ向けの投資法ですよ。
分散投資の特徴としてはローリスクローリターンや、それぞれの資産管理が面倒などがあります。
「ポートフォリオ」はどんな意味?「分散投資」との関係は?
ポートフォリオは『どの銘柄にどのくらい投資するか決める(分散投資の計画書)』という意味です。
「A社・B社・C社の株を、毎月1万円ずつ買う」というプランが、ポートフォリオになります。
この言葉は『あなたが持っている金融商品の一覧』という意味で、使われることもありますよ。
つまりポートフォリオと分散投資は、パートナーのような関係になっています。
ちなみに、ポートフォリオのプランを決めることを「ポートフォリオを組む」と言うことが多いですよ。
あまり馴染みの無い「ポートフォリオを組む」という行動ですが、投資初心者でもするべきなのでしょうか?
投資初心者でも、ポートフォリオを組むべき?
初心者でもプロでも、ポートフォリオをしっかり組んでから投資していきましょう。
まずポートフォリオを組んでおかないと「ハイリスクな分散投資」になる可能性が高くなってしまいます。
分散投資のメリットである「ローリスク」を潰すことになりかねません。
だからこそ、できるだけローリスクになるポートフォリオを組んでから、分散投資していくことが大切です。
ローリスクなポートフォリオを組むには、相関係数を意識してみましょう。相関係数については「各ファンドの相関係数」を参考にしてください。
ポートフォリオを組むときに、まず決めることとは?
ポートフォリオを組む前に「まずは安全な予算を決めること」をオススメします。
安全な予算さえしっかり決めておけば、投資で破産するリスクをゼロにできるからですね。
例えば予算を考えず「A社・B社・C社の株を買う」とだけ決めると、その日の株価やあなたのテンションによって大量買いする可能性があります。
もし貯金を大きく切り崩して株を買ってしまい、そして株価が大きく下がったら…。あなたの生活が立ち行かなくなるかもしれません。
しかし安全な予算(例:1つの株には1万円、合計5万円まで)を決めておけば、仮に損失が出ても予算内で抑えられるんですね。
投資のリスクをとても小さくできるので、安全な予算を決めてからポートフォリオを組んでいきましょう。
分散投資はポートフォリオのリバランスも大切!
分散投資は「ポートフォリオのリバランス(資産配分の再調整)」という考え方が大切にされています。
投資した株や債券などの価格が変わったとき、ポートフォリオのバランスを元の状態に戻すこと。
例えばあなたが『A社とB社の株を同額(予算の50%ずつ)買う』というポートフォリオを組んで、分散投資したとします。
そして株価が変わったとき、片方の株を買ったり売ったりして「A社とB社の株を同額持っている」という状態に戻すことがポートフォリオのリバランスですよ。
リバランスをするタイミングや詳しい方法については、「今さら聞けない!投資Q&A」を参考にしてください。
これを行うことで、投資によるリスクを小さくできたり、逆にリターンを大きくできたりするんですね。
ポートフォリオのバランスが崩れていないかを時々チェックして、定期的にリバランスをしていきましょう。
ポートフォリオを組んで分散投資すれば、損は出ない?
ポートフォリオを組んで分散投資していけば、ローリスクで投資を進めていけます。しかしタイミングによっては、損が出ることもありますよ。
あくまでローリスクであって、ノーリスクでは無いことを理解しておきましょう。
ですがポートフォリオを組んで分散投資することにより、損失のリスク(出る回数・大きさ)を小さくできます。
あなたが「これなら損失が出ないor損失が出ても大丈夫」と思うポートフォリオを組んでから、分散投資をスタートしましょう。
次の見出しからは、いよいよ具体的におすすめな分散投資の方法を2つ紹介していきます。
分散投資で大きな利益を出している「GPIF」とは!
実は「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)」という機関が、分散投資で大きな利益を出しています。
収益額がケタ違いになっていますが、それより注目してほしいのは収益率。19年間も運用してきて、プラスをキープしていますね。
これほど大きな利益を出しているGPIF、一体どんなポートフォリオを組んでいるのでしょう?
「GPIF」のポートフォリオをマネすれば、利益を出せる!?
先ほど紹介したGPIFですが、実は組んでいるポートフォリオを公開しています。
- 国内債券:25%
- 外国債券:25%
- 国内株式:25%
- 外国株式:25%
(参考:年金積立金管理運用独立行政法人:基本ポートフォリオの考え方)
具体的な投資金額は書かれていませんが、GPIFはこのポートフォリオで分散投資を進めています。
前の項目で紹介した通り「利益を出す」という点でかなり高い信頼性を誇っているので、ぜひマネしてみましょう。
とにかく簡単に分散投資を進めたいなら「投資信託」がオススメ
「GPIFと同じポートフォリオで分散投資してもリバランスがあるし、めんどくさそう。もっと簡単に投資を進められないかなぁ」
もしあなたがそう思っているなら『投資信託』を始めてみましょう。
たくさんの投資家から資金を集め、専門家が投資・運用を行い、利益を投資家に分配する金融商品のこと。
シンプルに言えば、「プロに頼んで分散投資してもらう」ということです。
とくに投資初心者であれば、まずは投資信託から始めることをオススメします。
少ない資金からでも始められますし、プロがポートフォリオを組んでくれるので損失リスクが小さくなりますよ。
そして筆者が「イチオシ!」と思っている投資信託会社は、楽天証券です!
取り扱っている銘柄数が多い・投資するたび楽天ポイントが付くなどのメリットがありますよ。
「自分で投資している感覚や緊張感を味わいたい!」という人は、GPIFと同じポートフォリオでの分散投資がオススメです。
「他人任せでもとにかく簡単に投資を進めたい!」と言う人は、投資信託がオススメですよ。
分散投資とポートフォリオについての情報まとめ
分散投資とポートフォリオについての説明や、高い実績を出しているポートフォリオなどを紹介しました。
分散投資は「いくつもの銘柄に投資すること」であり、ポートフォリオは「分散投資する時の計画書」ですよ。
より安全なポートフォリオを組むことが、分散投資において何よりも大切になります。
GPIFのポートフォリオをマネして、投資を始めるのもOK!「あなた自身が投資している」という感覚や緊張感を、存分に味わえることでしょう。
ですが「他人任せでもとにかく簡単に投資を進めたい」と思うなら、投資信託をぜひ利用してみてくださいね!