「長年使っていないネット銀行を解約したいけどどうすればいいんだろう?メガバンクみたいに店舗は無いし…。」
今回はネット銀行を解約する方法を紹介します。ネット銀行の解約は、ネットで手続きができる反面、パスワード等を忘れてしまうと手間がかかります。
また、解約時に注意すべきことも紹介するので、これから使用していない銀行口座を整理しようと考えている場合は、手続きする前に読んでみてください。
(画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2171911?title=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%8A%E9%87%91&searchId=211311762)
使っていないネット銀行の口座は意外とある!
金利の高さやポイント目当てで開設したけど、結局あまりお金を入れていなくて放置している銀行口座はありませんか。ネット銀行だと手軽に口座開設できるので、どんどん増えてしまいますよね。
銀行口座を整理したら、使っていないネット銀行がたくさんあった…なんてことも。口座がたくさんあると、お金が分散してどの口座にどのくらいのお金が入っているか把握するのも大変です。
銀行口座は自分が管理できる程度に整理する方が楽です。これを機に使っていないネット銀行の口座を解約して整理しましょう。
ネット銀行を解約する方法は主に3種類
今回この記事を書くにあたって、主要なネット銀行10行の解約方法を調べました。ネット銀行を解約する方法は、主に次の4つに分けられます。
- ネットで申し込み
- 電話で申し込み
- 書面で申し込み
- 店舗で申し込み
解約方法を確認した銀行は次の10カ所です。どの解約方法が該当するか併せて紹介します。
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
- イオン銀行
- ジャパンネット銀行
- auじぶん銀行
- 新生銀行
- ソニー銀行
- セブン銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- 東京スター銀行
ネット銀行を解約する方法①ネットで申し込み
ネット銀行を解約する方法の1つ目は「ネットで申し込み」です。今回調べた10か所の銀行で一番メジャーな方法でした。
ネット銀行にログインできれば、口座に残っているお金をどの口座に移すのか等を入力すれば手続きは最短でその日中に完了します。
口座解約が完了したか確認したい場合は、登録してあるメールアドレスに「口座解約の完了」のメールが届くので、そのメールの到着で手続き完了となります。
ネット銀行を解約する方法②電話で申し込み
ネット銀行を解約する方法の2つ目は「電話で申し込み」です。「ネット銀行なのに電話で解約するの?」と疑問が出そうな方法ですが、該当する銀行がありました。(例:auじぶん銀行、セブン銀行)
電話で解約をするときは、解約する銀行のキャッシュカードと、口座に残高がある場合、移動先の口座番号がわかるキャッシュカードなどを準備しておきましょう。
電話をかけるお客様センターは時間が限られているので、事前に確認しておきましょう。(auじぶん銀行は、受付時間が9時~17時のため注意。)
セブン銀行は口座解約申込書を電話で連絡しないと郵送してもらえないので、解約自体に時間がかかります。
ネット銀行を解約する方法➂書面で申し込み
ネット銀行を解約する方法の3つ目は「書面で申し込み」です。「ネット銀行が書面で手続きするの?」と思うような方法ですが、書面で解約する場合はかなり限定されています。主に次のような場合です。
- ネット銀行にログインできない
- 解約するときの口座残高が1,000万円を超える
- 解約するときの口座残高が1日あたりの振込限度額を超える
- ログイン用のワンタイムパスワードカードやトークンを紛失した
長い間使っていないネット銀行の口座があれば、ログインするよりも書面での手続きをした方が早いかもしれません。
また、ログイン用のワンタイムパスワードカード等を紛失すると再発行の手続きは有料になるので、使わない口座であれば書面で解約した方がスムーズに進むでしょう。
セブン銀行のみ、解約が電話で申し込み→口座解約の書面が送られるという時間がかかる方法なので、手間がかかると思うなら口座解約はしない方がよいでしょう。
ワンタイムパスワードカードやトークンとは、ネット銀行にログインするときや振込等の手続きをするときに使用する専用端末です。
ネット銀行を解約する方法④店舗で申し込み
ネット銀行を解約する方法の4つ目は「店舗で申し込み」です。ネット銀行でも店舗がある銀行は、店舗で手続きができます。(例:イオン銀行、新生銀行)
店舗で解約の手続きをする場合は、次の3つを忘れずに持参しましょう。
- 銀行印(ネット銀行に登録してある印鑑)
- キャッシュカード
- 振込先口座がわかるもの(※口座に残高がある場合)
自宅の近くにネット銀行の店舗があれば、直接店舗へ行って手続きするのが早いかもしれませんね。
イオン銀行や新生銀行はネットでも解約手続きができますが、店舗で手続きをする場合は、ログインができない等の事情がある場合に限定されています。
ネット銀行を解約するときの注意点①預金残高が少額の場合
ネット銀行を解約するときは注意しなければいけない点があります。1点目が「預金残高が少額の場合」です。
ネット銀行を解約するときに口座に残高があると、別銀行の口座に振込をして残高を0にしてから解約となります。このとき別銀行への振込手数料は残高から引かれるので、【残高<振込手数料】だと解約ができません。
解約するときは、残高が1,000円以上あると手続きがスムーズに進められます。手続き前に残高照会を忘れずにしておきましょう。
【残高<振込手数料】でも、振込手数料を無料にして手続きしてくれる銀行もあります。(例:新生銀行)
ネット銀行を解約するときの注意点②契約中のサービスがないか
ネット銀行を解約するときの注意点の2点目は「契約中のサービスがないか」です。
ネット銀行の定期預金や毎月の自動振り込み、自動入金など利用していませんか。このようなサービスを利用していると解約ができません。
また、ネット銀行と関連する口座(例:証券口座やFX口座)があると、事前にその口座を解約する必要があることも。投資信託なども契約していれば解約が必要になります。
ネット銀行を解約する前に、契約しているサービスを全て解除してから手続きに入りましょう。
ネット銀行を解約するときの注意点③ローンの残高がないか
ネット銀行を解約するときの注意点3つ目は「ローンの残高がないか」です。
ローンを組むときに、銀行がネット銀行の口座から返済するよう指定することがあります。カードローンや住宅ローンをネット銀行で契約した場合は、返済が終わるまで口座を解約できません。
返済用の口座がなくなってしまうと、ローンの踏み倒し等が起きる可能性があるため、完済するまで口座解約ができないのです。返済が完了すると、解約ができるようになるので、ローンの残高を確認しておきましょう。
ネット銀行はどうやって解約すればいいの? まとめ
今回はネット銀行を解約するときにどのようにすればいいのか紹介しました。
ネット銀行を解約することはあまりないかと思いますが、今使用している銀行を整理したい、夫(妻)が使っていた銀行口座を整理したいなど理由は様々あるでしょう。
いざというときに解約方法を知っておけば、書面で手続きをしたり、店舗に行く手間が減るので、あなたが利用しているネット銀行の解約方法を一度確認しておくことをおすすめします。