給与振込をメガバンクの口座にしていませんか。給与振込をネット銀行に変えるだけで、金利や手数料などお得なことがたくさんあるのにもったいないです。
ここでは、給与振込をネット銀行にするべき理由を5つ紹介します。この記事を読んだら、給与振込を今すぐネット銀行に変えてみませんか。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1675714?title=%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%AE%E5%B1%B1&searchId=244572149#)
前提:給与振込をネット銀行にできるかは会社次第
給与振込をネット銀行にするべき理由を紹介する前に、会社に確認してほしいことがあります。あなたの会社が給与振込にネット銀行を指定できるか、ということです。
会社によっては指定の銀行口座を開設するように言われることもあります。または、メガバンク以外給与振込先として認めないところもあるでしょう。
ネット銀行の口座を開設したのに、給与振込先に指定できないのであればもったいないですよね。口座を開く前に、会社に給与の振込先にネット銀行を指定できるか確認しましょう。
給与振込をネット銀行にするべき理由①金利が高くなる
給与振込をネット銀行にするべき理由の1つ目は「金利が高くなるから」です。
ネット銀行の中には次のような条件で、普通預金の金利が高くなることがあります。
- 給与の振込先としてネット銀行を指定する
- 普通預金残高が一定金額に到達する
- 証券口座とネット銀行の口座を連動させる
詳細は別の章で説明しますが、給与振込先にネット銀行を利用するだけで、普通預金の金利が100倍にもなります。給与振込先にするだけで金利が高くなるなら、振込先を変えた方が良いですよね。
給与振込をネット銀行にするべき理由②手数料が安い
給与振込をネット銀行にするべき理由の2つ目は「手数料が安いから」です。
メガバンクだと手数料が安い時間が決まっているので、手数料が安い時間内に銀行のATMに行こうと焦ったことありませんか。
ネット銀行だと時間に関係なく手数料が無料、または安いところが多いので、手数料を気にせず取引ができます。
ネット銀行であればいつでもお金を引き出せるので、給料日に昼休みの時間を使って銀行に行く必要がなくなります。
給与振込をネット銀行にするべき理由➂残高をすぐに確認できる
給与振込をネット銀行にするべき理由の3つ目は「残高をすぐに確認できるから」です。
給与振込先がメガバンクだと、給料日に銀行に行って通帳を記帳して、残高を確認して、お金を引き出して…と面倒に思ったことありませんか。記帳しないと最新の残高がわからないので、もやもやします。
一方ネット銀行であれば、給料日には残高が自動更新されます。専用のアプリを使えば、すぐに確認できるので、わざわざ記帳をする必要がありません。
記帳をする手間がなくなるので、銀行に行く時間が節約できるのです。
給与振込をネット銀行にするべき理由④取引がスマホで完結する
給与振込をネット銀行にするべき理由の4つ目は「取引がスマホで完結するから」です。
多くの銀行では振込をするとき、銀行の窓口かATMで手続きをする必要があります。一方ネット銀行では、振込をするときは、スマホがあれば銀行やATMに行く必要はありません。
例えば自分が持っている支払用の銀行口座に給与の一部を移動させたいときなど、ネット銀行ならスマホを操作するだけで終わります。
1件の振込のために銀行の窓口に行ったり、ATMに行ったりするのは時間が無駄になりますよね。ネット銀行であれば、スマホを数分操作するだけで振込が完了します。
給与振込をネット銀行にするべき理由⑤コンビニで引き出せる
給与振込をネット銀行にするべき理由の5つ目は「コンビニで引き出せるから」です。
給料などまとまったお金が必要なときに、手数料を安くするために銀行のATMに行くのが面倒だと思ったことありませんか。
ネット銀行であれば、提携しているコンビニのATMだと手数料が無料になることがあります。例えば住信SBIネット銀行では、セブンイレブンのATMでお金を引き出すときの手数料が一定回数無料になります。
わざわざ時間をかけて銀行に行くよりも、自宅や会社の最寄りのコンビニでお金を引き出せた方が楽ですよね。
給与振込におすすめのネット銀行3選
ここまで、給与振込はネット銀行にするべき理由を5つ紹介しました。どのネット銀行が給与振込でお得なのか知りたいですよね。
ここからは、給与振込先に指定すると特典があるネット銀行3つを紹介します。どのネット銀行にするか迷っている場合は参考にしてみてください。
- 東京スター銀行
- 楽天銀行
- イオン銀行
①東京スター銀行
東京スター銀行は、給与振込先に指定すると、普通預金の金利が0.1%になります。現在銀行の普通預金の金利が0.001%なので、給与振込先にするだけで、金利が100倍になるならお得ですよね。
さらにセブン銀行やファミリーマート設置のATMで取引をすると、手数料が月8回まで実質無料になります。(手数料が翌月キャッシュバック)コンビニで利用することが多い人に便利なサービスです。
②楽天銀行
楽天銀行では、給与振込先に指定すると他の銀行あての振込手数料が3回まで無料になります。振込手数料が無料だと毎月の支払や銀行間の資金移動に利用できます。
また、給与の受取で楽天ポイントも貯まるので、楽天のサービスをよく使う場合は、簡単にポイントが貯まりますよ。
③イオン銀行
イオン銀行では、取引内容に応じて普通預金の金利が上がったり、手数料が無料になったりする【イオン銀行Myステージ】があります。
給与振込先に指定したり、インターネットバンキングに登録をするだけで金利が0.01%→0.03%に上がったり、ATMの引出手数料が無料になったりとお得な特典が多いです。
一方でネット銀行ならではのデメリットも…
給与振込先にネット銀行を指定するのはおすすめですが、一方でネット銀行特有のデメリットがあります。
- 銀行の支店がない
- IDやパスワードを忘れるとお金を引き出せない
- 公共料金等を引落できないことがある
①銀行の支店がない
ネット銀行は支店が無いので、すべてネット上での手続きになります。メガバンクのように最寄りの支店に行って手続きができません。
②IDやパスワードを忘れるとお金を引き出せない
ネット銀行では、マイページにログインするIDやパスワードを忘れてしまうとお金を引き出せなくなります。ID等の再発行手続きをして、ログインができるまで最大1週間かかるので、忘れないようにしましょう。
③公共料金等を引落できないことがある
公共料金の引落がネット銀行では引落ができないことがあります。生活費を給与口座から引落することが多い場合は、ネット銀行が対応しているか確認しておきましょう。
給与振込先に指定できない場合は自動入金機能を使おう
「自分の会社に確認したら、ネット銀行は給与振込先に指定できなかった。しかし、メイン口座として使いたい。」と思うでしょう。
このような場合は、ネット銀行の自動入金機能を使えば簡単にお金を移動できます。給与振込に指定している口座からネット銀行の口座に指定した金額を移動できるのです。
この機能は銀行によっては振込手数料がかからないので、高額の資金移動に便利です。住信SBIネット銀行やイオン銀行、ソニー銀行など多くのネット銀行で利用できるので、ぜひ利用してみてください。
給与振込先はネット銀行がおすすめ? まとめ
今回は給与振込先はネット銀行がおすすめの理由を紹介しました。
給与振込先をネット銀行に指定できるかは会社次第なので、まずは経理や人事担当者に確認するのが先になるでしょう。
万が一振込先にネット銀行を指定ができなくても自動入金機能を使えば資金移動が簡単にできます。(筆者も給料を自動入金機能を使ってネット銀行に移動しています。)
給与振込をするだけで金利が上がったり、手数料が安くなったりするネット銀行もあるので、お得に使いたいですね。