「ネット銀行って通帳がないけど、大丈夫?通帳が無いとお金が入っているか心配になる…。」
ネット銀行は、通帳が無いのが特徴です。今までの通帳がある生活に慣れていると、ネット銀行を使い始めたら、通帳が無くなるので不安になることもあります。
通帳が無いと何か問題はないのか、不便なことはないのかなど心配になりますよね。でも、通帳がなくても不便なことはあまりありません。むしろ、便利なことの方が多いんですよ。
そこでこの記事では、通帳が無いことによるメリットを紹介します。ネット銀行を利用するのに通帳がないと不安になる人は読んでみてください。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3012743?title=%E9%A0%90%E9%87%91%E9%80%9A%E5%B8%B3%20%E8%B2%AF%E9%87%91%E9%80%9A%E5%B8%B3%20&searchId=177347565#)
ネット銀行は通帳がないけど…問題ないの?
ネット銀行は通帳がないので、不便だと思う人がいるかもしれません。先に結論から言うと、通帳がなくても困ることは少なく、むしろメリットの方が多いのです。
- 通帳を管理しなくてよい
- 記帳で店舗に行く必要がない
- 盗難の心配がない
- いつでも取引明細を確認できる
- 現金を持ち歩く必要がない
ネット銀行の通帳がないと、通帳を管理する手間がなくなったり、時間の節約ができたりするので、実は今まで通帳を使うのに当たり前だと思っていたことをやらずに済むので、むしろ不便なことが減るのです。
通帳がないと不便なことが少なくなる一方で、次のようなデメリットも起きます。ただ、通帳がなくて生活に支障があるほどのデメリットではありません。
- 明細を確認できる期限がある
- 不正利用に気づきにくい
ここからは、なぜネット銀行の通帳がなくても問題がないのか、理由をひとつずつ解説していきます。
ネット銀行の通帳がないメリット①通帳を管理しなくてよい
ネット銀行の通帳がないメリットの1つ目は「通帳を管理しなくてよいこと」です。
通帳を捨てても困らないなら良いのですが、何かあると明細を確認できないので、取っておいてしまいますよね。そうすると、何十冊もたまってしまい、収納の場所を取ったりと困ってしまいます。
一方でネット銀行は基本的に通帳を発行しないので、明細はすべてデータです。通帳のように何十冊も管理する必要が無いので、場所も取りません。
さらに過去の通帳を時系列順に管理する必要もないので、整理する必要もありません。
ネット銀行の通帳がないメリット②記帳で店舗に行く必要がない
ネット銀行の通帳がないメリットの2つ目は「記帳で店舗に行く必要がないこと」です。
毎月カードの支払いや公共料金の口座引落ができたか不安になって銀行に記帳に行っていませんか。しばらく記帳していなかったので、店舗に行ったら予想以上に記帳に時間がかかったことありませんか。
ネット銀行では、通帳がないのでわざわざ記帳のために店舗に行く必要がありません。さらに記帳で時間を取られることもないので、時間の節約にもなります。
ネット銀行の通帳がないメリット➂盗難の心配がない

ネット銀行の通帳がないメリットの3つ目は「盗難の心配がないこと」です。
あなたは銀行印や通帳を一緒に保管していませんか。銀行印と通帳を一緒に保管すると、盗まれた場合、不正に引き出されてしまう可能性が高いです。
一方でネット銀行は通帳も銀行印も不要のため、空き巣や強盗に入られても通帳を盗まれないのです。
必要なのはネット銀行にログインするためのIDとパスワードなので、この管理ができていれば犯罪に巻き込まれる可能性は少なくなります。
ネット銀行の通帳がないメリット④いつでも取引明細を確認できる

ネット銀行の通帳がないメリットの4つ目は「いつでも取引明細を確認できること」です。
通帳は記帳をするまで、取引が正常に完了したか確認できません。残高が足りずに引落できていない可能性もありますし、引落の日付がずれていることもあるので、この点通帳は不便ですよね。
一方ネット銀行は、取引が完了すれば、すぐに明細に反映されます。例えばATMでお金を引き出すと数分すればアプリやパソコンで残高や明細を確認できます。
記帳に行かなくてもスマホやパソコンで確認できれば、慌てることがなくなるんです。ATMだと夜には閉まってしまい記帳ができませんが、アプリなどを使えば24時間明細を確認できるので、深夜でも困りませんね。
ネット銀行の通帳がないメリット⑤現金を持ち歩く必要がない
ネット銀行の通帳がないメリットの5つ目は「現金を持ち歩く必要がないこと」です。
通帳を確認して残高が減っていると思ったら、お金を引き出して現金を預け入れますよね。そのときにお金を引き出す銀行と預け入れる銀行が違うと、銀行間のATMを行き来しなければいけません。
そのときに現金を持ち歩いていて盗まれると大変ですよね。大金を持ち歩くことはリスクがあるのです。
一方で、ネット銀行だと現金を引き出さずに銀行間でお金の移動ができます。アプリやパソコンを操作するだけで、お金を移動できるので安全です。
ネット銀行の通帳がないデメリット①明細を確認できる期限がある
ネット銀行で通帳がないデメリットもあります。1つ目は「明細を確認できる期限があること」です。
ネット銀行の通帳がないメリットは、パソコンやスマホからいつでも過去の取引を確認できることでした。しかし、ネット銀行の中には、過去の取引明細を確認できる期限を設けているところがあります。
通帳は原本が残っていれば、過去数十年の明細を確認できます。しかし、ネット銀行は明細を確認できる期限を過ぎてしまうと、取引明細を確認したくてもデータが残っていないことがあります。
このような事態を防ぐためにも、過去の取引明細はダウンロード等などしておき、保存する方がよいでしょう。
ネット銀行の通帳がないデメリット②不正利用に気づきにくい
ネット銀行の通帳がないデメリットの2つ目は「不正利用に気づきにくいこと」です。
ネット銀行はいつでも取引明細を確認できるからと、放置してしまうことがあります。取引明細を都度確認していれば不正利用に気づきやすいですが、放置するといつの間にか残高が減っていることも。
不正利用に気づくのが遅いと、ネット銀行に確認してもらったり、不正利用された原因を確認するのに時間がかかります。警察に届け出ても捜査に時間もかかってしまいます。
ネット銀行では不正利用された金額を保証する制度はありますが、悪用されないように普段からセキュリティを高める必要はありますね。
結局通帳ありとなしどちらがいいの?

ここまで、ネット銀行の通帳が無いメリットとデメリットを説明しました。通帳はあり、なしのどちらが良いのか判断が難しいところですが。
主観になりますが、記帳してお金が貯まる様子を実感したい人は、通帳を使った方が良いでしょう。給料やボーナスなど大きい金額が定期的に入るものは記帳してお金が入っている実感を得た方が良いです。
ネット銀行は、生活費の支払いや細々とした支払いに使う方が便利でしょう。支払いの度に銀行に行ったり、ATMに行ったりするよりは、アプリやパソコンで取引した方が時間の節約になります。
筆者は銀行を複数使い分けていますが、支払いは振込手数料が無料になるネット銀行をよく使い、給料やボーナスの受取は通帳があるメガバンクを利用しています。
ネット銀行で通帳が無いのは良い? まとめ
今回はネット銀行で通帳が無いことのメリットを主に紹介しました。メガバンクも最近は通帳の発行手数料等をコストと考えて廃止する方向に動いています。
今は、ネットが使えればいつでも銀行の残高や取引明細を確認できるので、通帳は発行が有料になり、やがて廃止されていくでしょう。
今後は、ネット銀行の通帳は無しで明細はアプリやパソコンで確認するのが常識になっていくかもしれませんね。