「投資の勉強をしたいけど、投資の初心者が読むべき本ってどれなんだろう」と考えてはいませんか?実際に書店やサイトで本を買おうと思っても、どれが良いのか分からないですよね。
そこでこの記事では、投資初心者が読むべき本を”7つ”紹介しています。
さらに投資の基礎知識である「投資の種類」や、『投資の神様』のルールまで紹介しているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/xY55bL5mZAM)
まず知っておくべき「投資の種類」
投資初心者が読むべき本を紹介する前に、基礎知識である「投資の種類」について説明します。投資には、主に以下の2種類がありますよ。
- 株式投資
- 投資信託
あなたが投資の本を読むときは、必ず「自分はどちらの投資をするのか」を確認して、その情報が書かれている本を読んでくださいね。
(例えば「株式投資」をしようと思っているのに、「投資信託」の本を読んでも、あまり意味が無いですよね。)
また「不動産投資・FX投資」といった種類の投資もありますが、これらの本は紹介していません。両方とも「損をしたとき、その金額が大きくなる(ハイリスク)」投資なので、投資初心者は手を出すべきではないからです。
よってローリスクでも運用できる「株式投資・投資信託」に絞って話を進めていきますね。それでは次の項目から、投資初心者が読むべき本を紹介していきます。
投資初心者が読むべき本:金持ち父さん貧乏父さん
まず紹介する本は、「金持ち父さん貧乏父さん」(著:ロバート・キヨサキ)です。
この本は、先ほど紹介した2つの投資について書かれた本ではありません。しかし、投資をしていく上で、絶対に持っておかなければいけない「お金への考え方」が書かれていますよ。
例えばですが、この本に書いてある「筆者が衝撃を受けたセリフ」を紹介しますね。
「わたしはお金のために働くのではない、お金がわたしのために働くのだ!」
この考え方を持っている日本人は、とても少ないです。学校や会社でこんな言葉を聞いた方も、ほとんどいないでしょう。しかしこの考え方は、投資をするときに絶対に持っていないといけません。
この本を読めば、今まで気づかなかった「お金への考え方」と「なぜ投資をするべきなのか」が、非常によく分かりますよ。とくに投資初心者の方は、まずはこの本から読むことを強くオススメします。
投資初心者が読むべき本:これからの投資の思考法
この本の正式タイトルは「元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いたこれからの投資の思考法」(著:柴山和久)です。少し長かったので、見出しでは省略しました。
この本では一貫して「長期・積立・分散」を考えて投資することの大切さが書かれていますよ。この3つの言葉の意味は、以下の通りです。
- 長期→「長い期間(1年以上)で投資の利益を考えること」
- 積立→「毎月一定額を投資のプロに運用してもらいながら、積み立てていくこと」
- 分散→「1つのモノだけに大金をかけるのではなく、複数のモノに少しずつお金をかけること」
著者である柴山さんは、財務省から外資系コンサルティング会社のマッキンゼーへ転職した、まさに「お金のプロ」です。
そのお金のプロが、投資の基本である「長期・積立・分散」を分かりやすく紹介してくれていますよ。
「金持ち父さん貧乏父さん」と同じく、投資初心者がまず読むべき本ですね。
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投資初心者が読むべき本:投資で一番大切な20の教え
次に紹介する本は、「投資で一番大切な20の教え」(著:ハワード・マークス)です。
この本も詳しい投資法が書かれているのではなく、投資をするときに必要な「哲学」ともいえる考え方が書かれていますよ。
この本がどんなに素晴らしいのか、それはあの『投資の神様』と言われているウォーレン・バフェットさんが、この本の帯に書いた言葉を見ればよく分かります。
”ハワード・マークスからの「顧客レター」が届くと、私は何をおいても真っ先に読むことにしている。本書は極めて稀に見る、実益がある本である”
もう一度言いますが、世界中で『投資の神様』と言われているバフェットさんが、手放しで絶賛している本です。読まない手はありませんね。
しかもバフェットさん自身が大量に買って、いろんな投資家に配ったとも言われている本なので、ぜひ手にとって内容を確認してみてください。
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投資初心者が読むべき本:ピーター・リンチの株で勝つ
「ピーター・リンチの株で勝つ」(著:ピーター・リンチ)は、株式投資をする上で欠かせない本です。著者のピーターさんは、2,000万ドルを13年で140億ドルにまで増やした天才投資家ですよ。
この本には、とても面白いサブタイトルがついています。そのサブタイトルがコチラ。
- 「アマの知恵で、プロを出し抜け」
このサブタイトルの通り「アマチュアは視点さえ間違えなければ、プロや全体の相場よりずっと好成績があげやすく、有利だ」とピーターさんは書いています。
なぜアマチュアがプロに勝てるのか、そして投資に欠かせない情報を集める方法や売買のタイミングなど、投資の基本〜応用まで勉強できる1冊ですよ。
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投資初心者が読むべき本:世界一やさしい株の教科書1年生
この「世界一やさしい株の教科書1年生」(著:ジョン・シュウギュウ)も、株式投資について書かれた本です。株式投資の入門書ともいえる本ですよ。
「世界一やさしい」というタイトルなだけあって、この3つのキーワードを意識して作られています。
- シンプル
- 分かりやすく
- 楽しく
そもそも株とは何なのかという説明から始まり、株式チャートの見方や銘柄の選び方など、基本的なことが非常にわかりやすくまとめられてます。
ポートフォリオ(投資を分散させるときに、何と何を組み合わせるか)の作り方まで解説されているので、株式投資以外の投資にも役立てられる名著です。
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投資初心者が読むべき本:はじめての「投資信託」入門
この本の正式タイトルは「改訂版 一番やさしい! 一番くわしい! はじめての「投資信託」入門」(著:竹川美奈子)です。こちらも少し長かったので、見出しでは省略しました。
この本ではタイトルの通り、投資信託について詳しく書かれています。この本を読むと、これらの知識を得られますよ。
- 「投資信託とは何なのか、なぜ利益を出せるのか」などの基礎知識
- 投資信託の基本的な用語
- 投資信託の選び方
初心者でも理解できるよう、イラストや図をふんだんに使っていて、とても読みやすい内容になってますよ。これから投資信託を始めたいと思っている人は、絶対に読むべきですね。
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投資初心者が読むべき本:超ど素人がはじめる投資信託
「超ど素人がはじめる投資信託」(著:20代怠け者)は、投資ジャンルで大きな人気を誇るブロガーが書いた本です。
投資信託の初心者へ向けた内容で、初心者でも非常にわかりやすい解説と、初心者でも始めやすい「NISA(少額投資非課税制度)」に関する情報も盛りだくさんですよ。
そして、本についているフローチャートを使って、自分に合った投資信託を見つけられるのも特徴ですね。
さらに、この本自体にも読みやすい工夫がいくつもつめられています。その工夫がコチラ。
- 章ごとにページの色が違う(1章はオレンジ、2章はグリーンなど)
- 見開きの右ページに見出しと文章、左ページにカラー図解が書いてある
章ごとにページの色が違うので何回でも読み返しやすく、本を開けばイラストが書いてあるので理解しやすい。まさに初心者が読むべき1冊です。
番外編:『投資の神様』のルール
ここでは番外編として、投資初心者が読むべき本ではなく、『投資の神様』ウォーレン・バフェットさんが意識している”あるルール”を紹介します。
もしかしたら、どの本を読むよりも勉強になるかもしれない”あるルール”がコチラです。
- ルール1 絶対に損をしないこと
- ルール2 ルール1を忘れないこと
投資の世界で1番大切なのは、利益を出すことではなく「損失を避けること」です。その次に大切なのは「それを忘れないこと」。
『投資の神様』として10兆円ほどの資産を持つバフェットさんが、いまだに持ち続けているこのルールは、投資の真理でしょう。
本を読んで知識と自信を手に入れても、このルールは絶対に厳守してくださいね。
投資初心者が読むべき本まとめ
投資初心者が読むべき本を7つ紹介しました。「投資やお金への考え方」と「株式投資・投資信託」について書かれた本の2種類がありましたね。
筆者がオススメする本は、最初に紹介した「金持ち父さん貧乏父さん」です。
この本をベタ褒めする感想はいくつも聞きましたが、「役に立たない」や「参考にならなかった」という感想は聞いたことがありません。絶対に読みましょう。
また『投資の神様』のルールも紹介したので、読むべき本と一緒に覚えていてくだされば嬉しいです。