本記事は、「投資を始めてみたいけど、どうやって勉強を始めて良いかわからない」という方に向けて、投資初心者にオススメの勉強方法5選を紹介しています。
投資を始める前にある程度の知識をつけておかないと、失敗するのではないかと不安になりますよね。また、投資は難しい専門用語ばかりで、勉強が大変そうだと思っているでしょう。
この記事を読むと、投資の基礎知識を理解した上で、効率の良い勉強方法を知ることができますよ。ぜひ最後まで読んでくださいね。
投資初心者が勉強を始める前に知っておきたい3つの基礎知識
投資初心者が勉強を始める前に、ある程度は投資に関する基礎知識を知っておいた方が、勉強を始めた際に知識が頭に入りやすいでしょう。
まずは、投資初心者が勉強を始める前に、知っておきたい基礎知識を紹介していきます。知っておきたい投資の基礎知識は、以下の3つです。
- 投資はギャンブルではない
- 分散投資をするとリスクが減る
- 初心者は中長期目線で投資を始めるべき
それでは、投資初心者が勉強を始める前に、知っておきたい3つの基礎知識を、それぞれ詳しく解説していきます。
①投資はギャンブルではない
1つ目の知っておきたい基礎知識は、「投資はギャンブルではない」ということです。投資は失敗するリスクがあるので、パチンコや競馬などと同じようにギャンブルではないかと思っているかもしれません。
しかし、投資とギャンブルは大きく異なります。投資とギャンブルの違いは以下の2つです。
- 継続的な収入が入るか・入らないか
- 運によって収入が大きく左右されるか・されないか
ギャンブルは儲けが出たとしても、得られる収入は一時的なものですよね。それに対して、投資は継続的に収入を得られる可能性があります。
また、ギャンブルは運によって収入額が大きく左右されますよね。一方、投資は運の要素も少しはありますが、投資の勉強をしっかりとした上で、リスクを分散すれば、収入が安定することもあります。
投資の商品の中には、運だけで収入が左右されるものも確かにありますが、そういった商品は失敗するリスクが大きいので、投資初心者は手を出さない方が無難です。
②分散投資をするとリスクが減る
2つ目の知っておきたい基礎知識は、「分散投資をするとリスクが減る」ということです。分散投資とは、1つの投資商品にすべての資金を集中投資せず、投資する商品を分散させることで、リスクを抑える手法です。
分散投資は、リスクを抑えるための基本として頻繁に紹介されるので、先に覚えておきましょう。分散投資がなぜ必要なのかというと、1つの商品に集中投資をすると資産を大きく失うリスクが高くなるからです。
例えば、1つの投資商品にすべての資金を投入した状態で、その商品の価値が急落した場合、損失もそれに比例して大きくなってしまうでしょう。
分散投資をしておけば、1つの投資商品の価値が急落しても、その他の投資商品の価格が上昇している可能性があるので、リスク分散に繋がります。
③初心者は中長期目線で投資を始めるべき
最後に紹介する知っておきたい基礎知識は、「初心者は中長期目線で投資を始めるべき」ということです。
中長期目線での投資とは、「短期間で利益を出すことを目標にするのではなく、中長期の期間で利益を出すことを目標にして投資を始めることが大切」という意味です。
投資を始めるからには、短期間で大儲けしたいと考えてしまうかもしれません。
しかし、投資はギャンブルではないので、短期間で大儲けする投資方法よりも、着実に安定して資産が増えていく投資方法を選びましょう。
投資初心者は勉強を始める前に投資の種類を知っておこう
どの種類の投資を始めるかを事前に決めておかないと、そもそも投資の勉強を始めることができないので、投資の種類を知っておきましょう。
投資と一言で言っても様々な投資対象があります。日本でできる主な投資の種類は、以下の4つです。
- 株式投資
- 投資信託
- 債権投資
- 不動産投資
①株式投資
株式投資とは、企業が発行する株式を購入することで、投資した企業の利益から配当金を受け取ることができる投資方法です。
自分が好きな会社や、素晴らしい経営者がいる会社に投資できるのが一つの魅力です。また、株主優待という企業が株主に対して独自商品や、サービスを提供したりする制度もありますよ。
しかし、株式投資は他の投資と比べて、元手資金がかなり必要になります。最低資金額は、投資先の企業によっても異なるので一概には言えませんが、10万円以上は必要でしょう。
②投資信託
投資信託とは、投資家から集めたお金を運用のプロである「ファンドマネージャー」が、株式や債券などに投資・運用し、その運用の成果として生まれた利益を投資家に還元する金融商品のことです。
投資信託のメリットは、投資のプロがあなたの代わりに運用してくれるという点です。投資信託ならば、初心者でもプロがあなたの代わりに資金を運用してくれるので、リスクを抑えることができます。
投資信託ならば、数百円から投資することができる証券会社もあるので、資金があまりない方にはオススメの投資方法です。
しかし、手数料が高かったり、利回りが低かったりするデメリットもあります。
利回りとは、元のお金(元本)に対してどれくらい増えたかを示す割合のことを言います。
③債権投資
債権投資とは、国・地方公共団体・独立行政法人・事業会社などが、資金を調達する際に、元本の返済や利子の支払いなどの条件を明確にして発行する有価証券に投資するものです。
債権投資は、他の投資商品と比較して、確定している条件が多いので、リスクが低い投資方法といえるでしょう。
例えば、「○年の間投資金額に対して○%の金利をお渡しします」という条件で、債券を買うことができます。
しかし、絶対に元本が保証されるわけではありません。投資した会社が倒産などの状態になった場合は、損をする可能性もあります。
④不動産投資
不動産投資とは、マンションやアパートを購入して転売したり、貸し出すことで利益を得る投資方法です。不動産の価格は、建っている土地の価値が大きく関係しています。
不動産投資は、一度に投資する金額が他の投資と比べると大きいため、リスクが大きいと言えるでしょう。不動産投資を始める場合は、一般的に数百万円の資金が必要になってきます。
投資資金が潤沢にある方や、高いレベルの投資をしたいという勉強意識の高い方には向いている投資方法です。
投資初心者にオススメの勉強方法5選
投資の基礎知識と種類を踏まえた上で、ここからは、投資初心者にオススメの勉強方法を5つ紹介していきます。オススメの勉強方法は、以下の5つです。
- 本を読む
- 日経新聞を読む
- ブログ記事を読む
- 投資仲間を作る
- セミナーや勉強会に参加する
それでは、投資初心者にオススメの勉強方法5選を、1つずつ丁寧に解説していきます。資金があまりかからない勉強方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
投資初心者にオススメの勉強方法①本を読む
最初に紹介する勉強方法は、「本を読む」です。書籍を読むことで、投資の基礎知識やノウハウを学ぶことができるでしょう。
書籍ならば、数千円程度で購入することができるので、気軽に投資の知識をインプットできるでしょう。投資に関する本を選ぶ際は、ベストセラーになっている初心者向けの本を選ぶと良いですよ。
投資関連の本は、信憑性が低いものがありますが、ベストセラーになっている本は信憑性が高いです。正しい投資知識を得るためにも、ベストセラーになっている本を選びましょう。
投資初心者にオススメの勉強方法②日経新聞を読む
2つ目の勉強方法は、「日経新聞を読む」です。日経新聞(日本経済新聞)とは、日本経済新聞社が発行している新聞のことです。
日経新聞は、経済状況や投資家のための情報に特化した新聞なので、これから投資を始めたい初心者は読んでおくべきでしょう。
日経新聞を細かく読もうとすると、専門用語が多くて挫折してしまうかもしれません。そのため、全ての内容を理解しようとするのではなく、大きく書いてある見出しの文章だけ読むくらいの気持ちで良いでしょう。
また、日経新聞には「きょうのことば」という、その日の新聞で重要なキーワードを初心者向けに解説した欄があります。新聞を読む前にそこをチェックしてから読み始めると、内容が理解しやすくなりますよ。
投資初心者にオススメの勉強方法③ブログ記事を読む
3つ目に紹介する勉強法は、「ブログ記事を読む」です。読書や新聞記事で、投資の基礎的な知識を覚えたら、次は投資に関するブログ記事をインターネット上で読みましょう。
インターネット上の検索結果に出てくるブログ記事には、以下の2種類あります。
- 企業が書いている記事
- 個人が書いている記事
上記の2種類のどちらを読んでも構いませんが、企業が書いているブログの方が信憑性が高いです。
個人が書いているブログは、自分の商品を売るためのポジショントークをしている可能性があります。ポジショントークを間に受けてしまうと、情報が偏ってしまうでしょう。
そのため、まずは企業が作ったブログ記事を読んで、勉強することをおすすめします。
投資初心者にオススメの勉強方法④投資仲間を作る
4つ目に紹介する勉強方法は、「投資仲間を作る」です。本や新聞でどれだけ情報収集を頑張っても、あなた一人で得られる情報量には限界があります。
投資のやり方は、人によって違うので、投資仲間を作ることによって新たな知識を得ることができるでしょう。
また、共に頑張る投資仲間がいると投資が楽しくなり、モチベーションの維持にも繋がるでしょう。投資をしていると、時にはうまくいかないこともありますが、投資について話せる仲間がいると頑張れますよ。
投資仲間を作るためには、投資セミナーや勉強会に参加してみたり、snsで投資をしている人と繋がってみたりすると良いでしょう。
投資初心者にオススメの勉強方法⑤セミナーや勉強会に参加する
最後に紹介する勉強方法は、「セミナーや勉強会に参加する」です。独学で勉強しているだけでは、知識に偏りが出るので、投資のセミナーや勉強会に積極的に参加すると良いでしょう。
投資セミナーや勉強会に参加することで、プロの意見を参考にしながら投資を始めたり、勉強を進めたりするきっかけになるかもしれません。
投資初心者の方は、まずは無料の投資セミナーに参加することをおすすめします。無料のセミナーでも投資の基礎知識を学ぶのであれば、適しているセミナーは多く存在します。
投資セミナーの中には、悪徳な商品を勧めるためのセミナーもあります。セミナーの情報を全て鵜呑みにしないようにしましょう。
投資初心者が勉強を始める際の3つの注意点
ここまで、オススメの勉強方法を紹介してきましたが、投資はお金が大きく動くため、あなたの人生を左右してしまう可能性もあります。そのため、注意点をしっかり押さえておきましょう。
これから、投資初心者が勉強を始める際の注意点について解説していきます。勉強を始める際の注意点は、以下の3つです。
- 情報を信じすぎないようにする
- リスクの許容範囲を事前に決めておく
- 実践しなけば投資は上達しない
それでは、投資初心者が勉強を始める際の3つの注意点について、1つずつ詳しく解説していきます。
①情報を信じすぎないようにする
1つ目の注意点は、「情報を信じすぎないようにする」です。投資関連の情報を本やセミナーで発信している人たちは、個人ではなく大多数の人に向けて話している場合がほとんどです。
大多数の人が投資に成功できるように、表面的な情報発信しかできていないと理解しておいてください。
また、投資の世界で「絶対に成功するノウハウ」を持っている人はいません。有名な投資家が発信している情報やノウハウであっても、投資で100%成功するという保証はないのです。
常に情報を疑いながら考えて、自分の投資スタイルに合う情報だけを取り入れていきましょう。
②リスクの許容範囲を事前に決めておく
2つ目の注意点は、「リスクの許容範囲を事前に決めておく」です。投資を始める前にリスクの許容範囲を決めておかないと、リスクを取りすぎて資産を全て失ってしまう危険性もあります。
投資の勉強を始める前に、「○○万円を投資の資金に使って、○○円損したら止める」などと、具体的な金額まで事前に決めるようにしましょう。
投資は、感情に左右されて、リスクを取りすぎてしまうことがあるので、事前にリスクに対するルールを決めておかなければなりません。
③実践しなけば投資は上達しない
最後に紹介する注意点は、「実践しなければ投資は上達しない」ということです。投資で重要なことは知識を学ぶことだけではありません。実際にその知識をもとに経験することで、学べることもあります。
事前に勉強で知識ばかりをつけても、実践しないと勉強する意味がありません。
投資は成功と失敗を繰り返すものです。実際に成功した経験や失敗した経験を積むことで、なぜ成功したのか、またはなぜ失敗したのかということを学べます。
こうした繰り返しを続けていくことで、投資に関する知識が身についていくでしょう。
まとめ
本記事では、「勉強を始める前に知っておきたい投資の3つの基礎知識」と「投資初心者にオススメの勉強方法5選」、そして「投資初心者が勉強を始める際の3つの注意点」を紹介しました。
効率よく投資の知識をインプットするために、投資初心者にオススメの勉強方法5選を、最後にもう一度おさらいしましょう。
- 本を読む
- 日経新聞を読む
- ブログ記事を読む
- 投資仲間を作る
- セミナーや勉強会に参加する
初心者のうちは、投資で失敗することが怖いかもしれません。しかし、事前に勉強をしておくことで、失敗するリスクを減らすことができます。
また、情報収集が終わった後は、実践して成功や失敗の経験を積んでみてください。
成功や失敗の経験を繰り返していくことで、投資に関する知識が身についていきますよ。最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。