「今月も家計がギリギリだ〜」と悩んでいる人は多いはずです。そこで今回は、5つの固定費を節約する方法をご紹介します。
この記事を読むことで、固定費の節約方法が分かり、あなたの貯金が増えていくでしょう。ぜひ、最後まで記事をご覧ください。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/vwaTtIhCjVg)
変動費よりも固定費を見直す理由
節約するなら「食費をおさえればいいじゃん」と思う方もいるでしょう。しかし、食費のような「変動費」は節約率が低く努力が必要になります。
例えば、大好きなお菓子を我慢したり遠いスーパーまで安い食材を買いに行ったりすることは、努力が必要になり長続きしないうえ節約効果も小さいです。
比べて、固定費は一度見直しをすれば長期的に大きな節約が見込めます。なので節約をしたければ、固定費を見直しましょう!
みんなはこれくらい!固定費の平均額
まずは、節約術を紹介する前に「みんなはどれくらい固定費を支払っているの?」と気になりますよね。そこで、北海道・東北地方と関東地方の固定費平均をみてみましょう。
単身世帯の2020年1月〜3月期の固定費平均
北海道・東北地方 | 関東地方 | |
ガス(基本料金) | 2,879円 | 3,542円 |
電気(基本料金) | 7,288円 | 6,436円 |
携帯(基本料金) | 6,468円 | 7,098円 |
インターネット※1 | 5,000円 | 5,000円 |
生命保険 | 5,474円 | 8,849円 |
自動車保険※2 | 59,340円〜67,090円 | 59,340円〜67,090円 |
家賃※3 | 33,000円 | 76,000円 |
上下水道 | 2,284円 | 2,064円 |
固定費合計 | 121,733円 | 168,329円 |
この表からも分かるように、毎月の固定費は地域によって大きく異なりますが、約121,733円〜168,329円。年間では、約146万円〜202万円です!
つまり、固定費だけで収入の多くを失っていることになります。ぜひ、この機会に固定費の節約方法を身につけて貯金を増やしましょう。
- 参考サイト:https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003005368
- ※1の参考サイト:https://hikari-n.jp/east/plan/family-next.php
- ※2の参考サイト:https://www.edsp.co.jp/guide/column/column_025/
- ※3の参考サイト:https://home.adpark.co.jp/contents/yachinsoba/
固定費は何を節約したら良いの?
年間で約146万円〜202万円もかかる固定費は、何を見直すと節約効果が高いのでしょうか?節約効果が高い固定費は下記の5つです。
- 光熱費(ガス・電気)の基本料金
- 通信費(携帯代・インターネット代)の基本料金
- 生命保険
- 自動車保険
- 家賃
これらの固定費は、特に毎月の支払額が大きく契約会社によって料金が大きく異なります。そこで、今回は上記5つの節約術について詳しく紹介していきます。
今回ご紹介する節約方法はあくまでも一例です。ご自分の生活にあった節約方法を選択して無理のない節約をするようにしましょう。
光熱費(ガス・電気)を節約する方法
それでは、実際に節約していく方法をご紹介していきます。まずは、光熱費(ガス・電気)についてみていきましょう。
電気(基本料金)の節約方法
電気の基本料金を節約する方法は、「契約する電気会社を変える」ことです。
今回は、電気・ガス会社を変更した際の料金シミュレーションが行えるサイト「エネチェンジ」を使用して見直してみましょう!
実際に下記の条件を「エネチェンジ」に入力しシミュレーションしてみます。
- 電力会社Aで契約
- 東京新宿区在住
- 一人暮らし
- 毎月の支払い額:6,460円(固定費の平均額より)
- 契約アンペア:30A
- 昼ごろは自宅にいない
- 夕方から22時以降まで夜更かし
電力会社Aから電力会社Bに変更すると、年間16,743円の節約が可能!
また、「エネチェンジ」で電力会社を変更するとギフト券がプレゼントされるのも魅力のひとつです(2020年7月現在)。
無料でシミュレーションできるので、一度ご自分の条件を当てはめて節約額をチェックしてみてください。
ガス(基本料金)の節約方法
ガスの基本料金を節約する方法は、「契約するガス会社を変更する」ことです。こちらも料金見直しサイト「エネチェンジ」で見直してみましょう。
実際に下記の条件を「エネチェンジ」に入力しシミュレーションしてみます。
- 都市ガスA社で契約
- 東京新宿区在住
- 一人暮らし
- 毎月の支払額:3,542円(固定費の平均額より)
都市ガスA社から都市ガスB社に変更すると、年間9,829円の節約になります!
シミュレーションは無料で簡単に行えます。ぜひ、この機会に一度見直してみてはいかがでしょうか。
通信費は固定費の中でも節約効果大!
次は、通信費(携帯電話・インターネット)の節約方法についてご紹介します。特に携帯料金は、固定費の中でも一番節約が簡単で効果が大きいので一番に見直してみることをお勧めします!
携帯電話
携帯電話の基本料金を節約する方法は、「格安SIMを導入する」ことです。
携帯電話会社はドコモ、ソフトバンク、auの大手3社があります。あなたは、この3つの会社で契約していませんか?
大手キャリアの平均月額費は8,000円(最新プラン・通話5分間プランで2年契約した場合)です。一方で格安SIMなら2,500円くらいが平均です。こうしてみると月々5,500円も安くなります。
電話番号や、加入者の情報が記録されているカードのことで、携帯電話を使用するには必ず必要になるものです。
格安SIMを提供する会社は、基地局などの必要な設備を持たずに大手3社の設備を借りることで電話料金を格安に抑えることを可能にしています。
下記サイトで格安SIMの料金プランを比較できます。まだ格安SIMを導入していないという方は一度チェックしてみてください。
インターネット
インターネットの基本料金を節約する方法は、下記の2点があります。
- 契約更新時に他社との料金を比較して見直す
- 格安SIMとのセット割引を活用する
インターネットは、一度契約するとなかなか見直しをせずに更新しがちです。しかし、インターネット会社によって料金やサービス内容に差があるため見直しは必須です。
また、格安SIMと同じ会社で契約することでセット割を受けられるインターネットも存在します。
しかし、2020年7月現在で格安SIMとのセット割引を受けられるインターネットは下記3社しかありません。その点も踏まえて格安SIMを選択するというのも重要になってきます。
- 楽天モバイル
- ワイモバイル
- mineo
毎日使う携帯電話とインターネットなので、最適なプランで料金も節約できるよう一度見直してみてください。
生命保険を節約する方法
生命保険を節約する方法は、「更新時に他社と比較をする」ことです。あなたは生命保険を更新する際、特に見直さずにそのまま更新していませんか?
保険会社は、競争が激しいため毎年新しい保険商品を提供しています。そのため、保険の更新の際には見直しをすることでより最適な保証内容の保険が見つかり料金の節約につながる可能性があります。
インターネットで簡単見積もりができる「ライフネット生命」などを活用して、更新時にはしっかりと保険の見直しをするようにしましょう!
保険の見直しをすることで、年間で88,704円相当節約できる可能性もあります(ライフネット生命による2019年度ご契約者様へのアンケート結果より)。
自動車保険を節約する方法
自動車保険を節約する方法は、以下の2つがあります。それぞれの節約方法について詳しくみていきましょう。
- 搭乗者障害特約に加入しない方法
- 車両保険で節約する方法
搭乗者障害特約に加入しない方法
自動車保険の保証内容には、「人身障害」「障害者特約」というものがあります。それぞれの保証内容は以下の通りです。
契約中の車に搭乗中の事故 | 他人の車・バス・タクシーに搭乗中の事故 | 歩行中等の自動車事故 | ||
単独事後 | 単独事故以外 | |||
人身障害 | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭乗者特約 | ○ | ○ | × | × |
人身障害をセットしていれば、事故時の怪我に対して保険金が支払われます。そのため搭乗者障害特約に必ずしも加入する必要はありません。
契約車両に乗車中の方が事故で死傷した場合などに、過失割合に関係なく、実際の損害額に対して約款に定める基準に基づき保険金をお支払いします(引用元:https://www.sonysonpo.co.jp/auto/coverages/acvr009.html)。
契約車両に乗車中の事故により、自分や同乗者が死傷した場合に、保険金をお支払いします。搭乗者傷害特約(傷害一時金)と、搭乗者傷害特約(死亡・後遺障害)があります(引用元:https://www.sonysonpo.co.jp/auto/coverages/acvr010.html)。
保証内容が異なる場合があるので、ご自分が契約中の保険会社で詳しく確認してみることをお勧めします。
車両保険で節約する方法
車両保険は、「一般型」と「エコノミー型」の2種類があります。一般型の方が保証範囲が広い分、毎月の支払い金額が高くなります。そのため、車両保険に加入する際は、エコノミー型で加入することで節約ができます。
また、車両保険は車の運転に自信がある方、車が古く買い替えを検討中の方は加入しないという方法もあります。
契約車両が事故で壊れた場合や、いたずらされた場合などに修理費などを補償します。保険金額(契約時に設定した金額)が上限です。
2019年3月のデータでは、ソニー損保契約者の47%は車両保険に未加入です(参考元:https://www.sonysonpo.co.jp/auto/guide/agde051.html)。
ご紹介した2つの方法を踏まえて、自動車保険の保証内容を一度検討してみてください。また、これから加入するという方は下記リンクから自動車保険を比較できます。ぜひ、活用してみてください。
家賃を節約する方法
家賃を節約する方法は、「礼金、家賃を交渉する」ことです。あなたは、礼金や家賃が交渉次第では値下げできることをご存知ですか?
実は、礼金や家賃は不動産仲介業者に交渉できます。自分の予算を伝え、それ以上の物件を紹介された際には、予算まで値引きができないか交渉してみましょう。
交渉する際には、事前に周辺物件の相場を調べて妥当な金額を提示すると良いでしょう。
必ずしも値引きができるわけではありませんが、交渉してみる価値はあるので、物件選びの際には相談してみましょう!
固定費の節約はファイナンシャルプランナーに相談!
最後は、節約のプロ「ファイナンシャルプランナー」に相談する方法です。
ファイナンシャルプランナーは、いわば家計の見直しを手伝ってくれる節約のプロです。相談料等はかかりますが、「自分でうまく固定費の見直しができない」という方は、ぜひ相談してみることをお勧めします。
相談内容は限られていますが、無料電話相談も行っているので、まずは気軽に相談してみることから始めましょう!
固定費の節約方法まとめ
今回は5つの固定費を節約する方法をご紹介しました。要約すると以下のようになります。
- 光熱費は他社に切り替える
- 通信費は格安SIMを使用し格安SIMとセット割引のあるインターネットを契約する
- 生命保険はしっかりと見直して更新(他社に切り替える)する
- 自動車保険は搭乗者障害特約に加入しない、車両保険をエコノミーにするもしくは加入しない
- 礼金や家賃は値引き相談する
ぜひ、今回ご紹介した方法で固定費を節約してみましょう。そうすれば今よりも貯金を多くできるようになるはずです!