「お金を節約するために、食費をどうにかしたいけどストレスがたまる。なぜだろうか?」
節約を考えたときに、削れる費用で真っ先にでてくるのが食費です。食費は色んな記事で節約方法が紹介されていますが、いざ紹介されている方法をやろうとすると、思ったようにできなくてストレスがたまりますよね。
この記事では、食費を節約しようとするとストレスがたまる理由や、食費の節約でやってしまいがちなことを紹介します。
これから食費の節約を考えている人は、間違った節約方法を実践しないためにも読んでみてください。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3186754?title=%E9%A3%9F%E8%B2%BB%E3%81%AE%E8%A8%88%E7%AE%97#)
食費の節約を続けているとストレスがたまる理由を知ろう
あなたは食費の節約に挑戦してうまくいかなかったことはありませんか。安い食材を使ったり、毎日自炊しようと試したことありませんか。
- 節約記事を読んで参考にやってみたのに、思ったように上手くいかない。
- 安い食材を購入して料理したのに、節約できていなかった。
- 記事を参考に自炊に挑戦したけど、やる気が続かなかった。
食費を節約しようとすると、最初に予想したとおりにうまくいかなくてストレスがたまるんですよね。自炊をやろうとしたら、三日坊主で終わってしまうことも…。
食費の節約や自炊がうまくいかない原因がわからないと、何度挑戦しても挫折します。ここからは、節約記事によくありがちな落とし穴や、食費の節約がストレスになる理由などを順番に紹介していきます。
節約記事の金額はあまり参考にならない
節約方法をネットで探しているときに、次のような記事の見出しを見たことありませんか。
- ズボラでも自炊を続けて月○万円貯金できました
- ×万円貯めた主婦の食費の節約方法
- 食費を月△万円→月☆万円に減らした方法を紹介
節約記事を見ると、何万円減らせたのか、節約した結果何万円貯金に回せたのかなど実績が題名についていることが多いです。このような記事に書かれていないのが、記事を書いた人の環境です。
収入が何万円で、食費以外にどのような費用がかかっているのか内訳がわからないのです。また、「子どもがいても節約に成功した!」と書いていても、子どもが赤ちゃんなのか高校生かでも食費の金額が変わりますよね。
食費を月数万円減らせた書いていても、実は実家や知り合いからお米や野菜をもらっていたら、それは食費が減らせて当然だとなるでしょう。
このように各家庭の環境が違うので、見出しに月数万円貯金できた、減らせたなどと書いていても、参考にならないことが多いのです。あくまで節約する方法を参考にする程度にしましょう。
食費の節約は無理に続けるとストレスをためる
節約記事を見ていると、食費をおさえるために安い食材の購入をおすすめしていますよね。しかし、食費の節約では無理をすると、ストレスがたまってしまいます。具体的には、次のような節約方法です。
- 1日1食しか食べない
- もやしだけ食べる
- おかずが野菜だけ
- 毎日のおかずが鶏むね肉や豆腐
- きのこばかり食べる
1日1食しか食べなかったら、栄養不足で体が思うように動かなかったり、もやしだけ食べてたら栄養が偏ったりします。
安い食材を使うことは節約の上で大切ですが、自分の健康が悪化するような食事はおすすめしません。さらに栄養が不足したり、偏るとストレスもたまりやすくなります。
ストレスがたまると、イライラしやすくなったり、頭痛がでたりするなど、身体のあちこちに影響が出ます。満足いく食事ができず、我慢の限界が来ると、暴飲暴食に走ってしまうでしょう。
安い食材を使ったり工夫したりしていたのに、無理な節約をしたことが原因で、無駄使いをすることもあるのです。
食費の節約でストレスをためないためには?
食費の節約でストレスをためないためには、どのようにしたらよいでしょうか。具体的には次のことは最低限守りましょう。
- 1日3食必ず食べる
- 同じ食材ばかり食べないようにする
- 安い食材ばかり購入しない
食費の節約を考える前に、まずは3食きちんと食べるようにしましょう。また、栄養が偏らないようにもやしだけ、豆腐だけなど同じ食材でなく、様々な食材をバランスよく摂ることが大事です。
安い食材ばかり食べていると、食事に満足がいかなくなり、別の食材も買いたくなります。少しだけぜいたくしてよい食材を買った方がストレスもたまりません。
当たり前のことかもしれませんが、節約に目がいってしまうと自分の健康をあとまわしにしがちです。
自炊が食費の節約には1番良いけど…続けるのが難しい
食費を節約する方法で安い食材の購入の他に紹介されているのが、自炊ですよね。筆者は節約記事を何十本も読みましたが、どこも「食費を減らすには自炊!」「自炊すれば月○円節約できる!」と紹介されています。
このような記事を読んで「自分も自炊に挑戦してみよう!」と意気込んで始めたものの…続かないんですよね。自炊が節約になるのは頭ではわかっていても、次のような理由で三日坊主になってしまいます。
- 材料を切らなければいけないのが面倒
- 調理器具を出すのが面倒
- 後片付けが面倒
- 料理するのに時間がかかる
- 疲れているのにさらに料理をしなければいけないのが面倒
自炊は、「手間がかかって時間がかかるので面倒」です。自炊が簡単にできるものなら、みんな続けられますし節約もできているでしょう。料理をしないと生活できない…わけではないので、簡単に止められます。
筆者も材料を買って、「毎日料理するぞ!」とやる気を入れたものの何度も失敗したことあるので、自炊を続けるためには、料理が大好きか、相当な根気が無いと難しいのです。
自炊は簡単な食事を作れれば大丈夫
あなたは自炊を「毎日バランスの良い献立を考えて、料理をすること」と思っていませんか。自炊の最終目標はバランスの良い料理を作れることです。
しかし、自炊に慣れていないのに最初から目標を高く設定してしまうと、うまくいかなくて続かなくなってしまうのです。
料理が好きな人であれば、毎日献立を考えて料理を作ることを目標にしても苦痛ではないでしょう。しかし、生活のために料理をするのであれば、栄養面まで考えて料理をするのは難しいですよね。
料理が好きではない場合は、自炊の内容をもっと簡単にしてみましょう。例えば、毎日おにぎりをにぎって持っていくだけでも立派な自炊です。2日~3日に1回お弁当を持っていくでも問題ありません。
- おにぎりをにぎって持っていく
- お弁当に冷凍食品をつめてもっていく
- 水筒にお茶を入れて持っていく
食費の節約方法で自炊を紹介している人は現役の主婦が多く、元々ある程度料理に慣れている人です。そのような人が紹介した方法を料理に慣れていない人が実践しようとしても難しくて、参考にならないんですね。
食費は節約効果が一番現れない費用
食費を節約しようと家計簿をつけていたら、努力に反してあまり節約できていなかった経験はありませんか。節約方法で食費を削る方法はよく取り上げられますが、一番効果がでないのが食費なんです。
食材はその年の天候や経済状況に左右されるので価格が安定するものが少ないです。例えば、台風で野菜やお米の値段が上がったり、病気によって果物が不作になったりしますよね。
周りの環境により食材の価格が上がってしまえば、頑張って節約料理を作っても予想より食費はなかなか減らないのです。食費は減らす費やした努力に反して効果が一番反映されない費用でしょう。
それならば、食費よりも生活費で他に削れるところが無いか確認した方が早いです。
固定費を節約した方が簡単でストレスが少ない
食費以外で節約をしやすい費用の中で、よく言われるのが固定費です。固定費でも色々ありますよね。
- 家賃(または住宅ローン)
- 携帯料金
- 生命保険料
- 自動車ローン
- 動画サービス
- ジムの会費
- 雑誌の購読料
自分が定期的に払っている費用で、削っても生活に影響が出ないものを確認してみましょう。
特に携帯料金は、大手キャリアを利用していたら、月5,000円以上は支払っているでしょう。格安スマホに変えてしまえば月2,000円程度に抑えられます。
営業の人に勧められるままに加入した生命保険も、内容を確認すると今の自分には不要なものまで申し込んでいることが多いですよ。特に独身であればいくつも生命保険を支払う必要はありません。
読まないのに会員になってしまった雑誌や、行かないジムの会費も「時間があったら読むかもしれないし…。」「時間ができたら運動する予定…。」と思うかもしれませんが、いつまでも払っていたらお金の無駄ですよ。
節約は焦らずに長期間で取り組めばストレスにならない
お金が必要だからと焦って色んな費用を急に削ってしまうと、急激な変化に精神的にも身体的にもついていけなくなります。
特に食費は、自分の健康に直接かかわるので、いきなり変えるのではなく、例えばお菓子の量を減らす、肉の代わりに別の食材を使ってみるなど、色んな方法を試すことをおすすめします。
筆者は安い食材を使う方法はあまり合わなかったため、間食の量を減らすようにしたら食費がだいぶ減りました。
節約は短期間では効果が出ません。1ヶ月、2ヶ月…1年と時間をかけてようやくお金が貯まったり、毎月の収入に余裕が出るのです。焦らずに長い目で節約に取り組めば、ストレスに左右されずにいられるでしょう。
食費を節約しようとするとストレスになる? まとめ
今回は、食費の節約で起きるストレスの原因や、食費以外の費用に注目して節約を進める方法を紹介しました。食費は簡単に削れそうな費用に見えて、成果が一番出にくい費用です。
食費は成果が見えづらいので、やる気も続きにくいですし、無理な節約方法を取ってしまいがちです。自分の健康をおろそかにして食費の節約をするより、別の費用を削った方が早いし効果も出やすいでしょう。
特に料理に慣れていない人が、急に節約料理に挑戦しようとしてもうまくいかないです。まずは自炊であれば簡単な方法(例:おにぎりをにぎる)から始めて、食費の節約でストレスをためないことをおすすめします。