「洗濯機を買い替えれば節約につながるかな?」「どれくらい節約できるんだろう?」と思っていませんか。
洗濯機は節約効果の高いものに買い替えると電気代や水道代を節約することができますよ。
この記事では、洗濯機を買い替えるとどれくらい節約できるのかについて紹介していきます。洗濯の仕方を工夫して電気代や水道代を節約する方法5つも紹介しているので、参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1580856?title=家事をする主婦%20女性)
洗濯機を買い替えるとどれくらい水道代が節約できるのか
洗濯機を買い換えるとどれくらい水道料金を節約できるのかについて紹介していきます。洗濯機は縦型とドラム式がありますが、ドラム式の方が少ない水で洗濯できるため、節水効果があるんですよ。
縦型の洗濯機とドラム式にかかる水道料金を比較した場合、下記のような結果になります。
洗濯から乾燥までの比較 パナソニックの場合
ドラム式〈NA-VX900ALの場合〉 タテ型〈NA-FW120V2の場合〉
洗濯容量 6kg 洗濯容量 6kg
標準使用水量 約55L 標準使用水量 約175L
1回あたりの水道代 約14円 1回あたりの水道代 約45円
消費電力量 約890 Wh(「標準」乾燥の場合) 消費電力量 約2,550Wh
1回あたりの電気代 約25円(「標準」乾燥の場合) 1回あたりの電気代 約69円ドラム式とタテ型式の洗濯から乾燥までは水道代は31円、電気代は44円、なんと合計75円の差。
引用元:「家電の虎」https://total-myhouse.com/seikatsu/sentakuki/tvsd-sentakuki/
水道代の差は1回の洗濯で31円です。毎日1回洗濯するのであれば、年間11,315円も節約できる計算です。
地域によって水道料金が違いますし、使う洗濯機や洗濯の回数などによっても水道代は変動します。そうは言っても、ドラム式の節水効果はとても魅力的ですね。
現在、縦型の洗濯機を使っている人は、ドラム式の洗濯機に買い替えると水道料金を節約できますよ。
洗濯機を買い替えるとどれくらい電気代が節約できるのか
ここでは、洗濯機を買い替えるとどのくらい電気代が節約できるのかを紹介していきます。電気代に関しても、縦型のものよりドラム型の方が節約に向いています。
洗濯から乾燥までの比較 パナソニックの場合
ドラム式〈NA-VX900ALの場合〉 タテ型〈NA-FW120V2の場合〉
洗濯容量 6kg 洗濯容量 6kg
標準使用水量 約55L 標準使用水量 約175L
1回あたりの水道代 約14円 1回あたりの水道代 約45円
消費電力量 約890 Wh(「標準」乾燥の場合) 消費電力量 約2,550Wh
1回あたりの電気代 約25円(「標準」乾燥の場合) 1回あたりの電気代 約69円ドラム式とタテ型式の洗濯から乾燥までは水道代は31円、電気代は44円、なんと合計75円の差。
引用元:「家電の虎」https://total-myhouse.com/seikatsu/sentakuki/tvsd-sentakuki/
1回の洗濯(乾燥も含む)で電気代は44円の差です。毎日1回洗濯する場合は、年間で16,060円の節約となります。
また、乾燥機能は縦型のものよりドラム式の洗濯機の方が機能が高く、洗濯物がしっかり乾いてフワフワに仕上がる傾向にあります。
買い替えるのが良い?節約率が少なければ使い続ける方が良い
ここまで、洗濯機を買い替えたら水道代と電気代がどれだけ節約できるのかを紹介しました。水道代と電気代を合わせると、年間27,375円の節約となる計算です。
ただ、節約できる金額は今あなたが使っている洗濯機の性能や、新しく買う洗濯機の性能によって変わってきます。洗濯回数などによっても影響を受けるため、あくまで目安として考えてください。
節約効果を得たいのであれば、ドラム式の洗濯機がおすすめです。とはいえ、ドラム式の洗濯機は縦型のものに比べて高価です。縦型は5万円ほどから購入可能なのに対して、ドラム式は10万円前後します。
今回の試算では年間約27,000円節約できるので、数年使えば縦型の洗濯機との差額分は取り戻せます。が、節約できる金額は状況によって変わるため、「買い替えがお得」とは言い切れません。
買い替えの費用がかかることを考えると、特別古い洗濯機を使っている場合を除けば急いで買い替える必要はないでしょう。
洗濯の仕方を工夫すれば水道代や電気代を節約できます。洗濯を工夫して節約しながら洗濯機の寿命である7・8年まで使うのがおすすめです。
水道代や電気代を節約する洗濯のポイントは次章で紹介していきます。
洗濯機を買い替えなくても節約したい!使い方のポイント5つ
ここでは、洗濯にかかる水道代や電気代を節約する方法を紹介していきます。洗濯の仕方を少し工夫するだけで、水道代や電気代を節約できますよ。
洗濯にかかる水道代や電気代を節約するための工夫は全部で5つです。
- まとめ洗い
- すすぎ1回
- お急ぎモード
- 残り湯の活用
- 自然乾燥と併用
次章以降でそれぞれを解説していきます。ちょっとした工夫ですし、今すぐ実践できるものばかりですので、ぜひやってみてくださいね。
買い替えなくても節約できる洗濯機の使い方①まとめ洗い
洗濯をする時はなるべくまとめて洗濯するようにして、洗濯回数を減らすようにしましょう。
仮に、洗濯機の4割程度しか使わずに洗濯している場合、8割ほどまで洗濯物が溜まってから回すと洗濯回数を半分にすることができます。これを1年間続けると約4,500円の節約になりますよ。
これは、経済産業省資源エネルギー庁による試算です。(データ元を見る)洗濯物が少ないのにもかかわらず洗濯してしまっていた人は、見直してみてください。
節約できる洗濯機の使い方②すすぎ1回で使う水を減らそう
洗濯機によっては「すすぎ1回」を選ぶことができるものがあります。通常すすぎは2回しますが、すすぎの際には新しい水を使うので水道代がかかりますし、電気代もかかります。
すすぎを1回にすれば、その分だけ水道代と電気代を節約することができるんです。手持ちの洗濯機ですすぎ1回が選べる場合は活用しましょう。
すすぎの際には40ℓの水を入れ替えることになるので、すすぎを1回にするだけで40ℓ分の節約になります。地域にもよりますが1ℓあたり0.25円として計算すると1回あたり10円の節約です。
毎日1回洗濯すると仮定すれば、年間3,650円の節約になる計算です。
ただし、すすぎ1回だと汚れが落ちにくい場合があります。汚れがひどいものがある場合は、すすぎ2回にすると良いでしょう。
また、すすぎが少ないと洗剤が衣類に残ってしまう可能性もあるので、「すすぎ1回でもOK」と表記されている洗剤を使うようにしてくださいね。
節約できる洗濯機の使い方③お急ぎモードで電気代をカット
「お急ぎモード」を使うと洗濯の時間が短くなるので、その分、電気代を節約することができますよ。
洗濯機によっては別名称で書かれていたり、そもそも洗濯が短時間で終わるコースがなかったりするので注意してください。
また、お急ぎモードにすると汚れが落ちにくくなる場合もあります。汚れがひどいものを洗うときには、一度、手洗いをしたりつけ置き洗いをしたり、通常モードで洗うなどの措置をとってくださいね。
節約できる洗濯機の使い方④残り湯を活用しよう
お風呂の湯船として使った残り湯を洗濯に使うと水道代を節約することができます。
特に一人暮らしなら湯船もそこまで汚れないので、洗濯に活用すると良いでしょう。ただし、入浴剤を入れた場合には洗濯に使わないようにしてください。
入浴剤の成分が洗濯洗剤の働きを阻害するからです。柔軟剤の使用も避けてください。ただ、商品によっては洗濯に対応しているものもあるようですので、入浴剤のメーカー公式サイトなどで確認すると良いでしょう。
また、残り湯を使った場合はすすぎを2回にしてください。そうでないと残り湯の汚れが洗濯物に付着したままになる可能性があるからです。
残り湯を洗濯に使う際は、残り湯を吸い上げるための専用ポンプが必要となります。洗濯機によっては専用ポンプがない場合もあります。
節約できる洗濯機の使い方⑤自然乾燥も取り入れよう
洗濯機の乾燥機能は便利ですが、電気の消費量が多く、電気代が高くなってしまいます。晴れている日に自然乾燥をするようにすれば、乾燥機能にかかる電気代を節約することができますよ。
経済産業省資源エネルギー庁の公式サイトによれば、自然乾燥を取り入れるようにすると、年間1万円ほどの節約になるようです。
衣類乾燥機のデータですが、洗濯機の乾燥機能でも節約効果が期待できます。(データ元を見てみる)
晴れている日や日照時間の長い夏場は自然乾燥でも洗濯物が乾きやすいので、自然乾燥をすると良いですよ。雨の日や日照時間の少ない冬場は洗濯物が乾きにくいので、乾燥機能を使っても良いでしょう。
洗濯機は買い替えなくても節約できる まとめ
洗濯機の買い替えで節約になるのかどうかについて紹介しました。節約効果の高いドラム式洗濯機に買い替えれば、電気代と水道代を節約することができます。
ただ、ドラム式の洗濯機は本体価格が高いですし、洗濯機の寿命は7・8年と長いです。10年以上使っているなど、特別古い洗濯機を使っている場合を除けば、すぐに買い替える必要はないでしょう。
洗濯の仕方を工夫すれば節約可能なので、使い方を工夫して節約しながら使うことをお勧めします。洗濯の工夫をして節約する方法は5つ紹介しました。
- まとめ洗いで節約
- すすぎ1回で節約
- お急ぎモードで節約
- 残り湯の活用で節約
- 自然乾燥と併用で節約
ちょっとした工夫で洗濯にかかる水道代や電気代を節約することができます。すぐに取り組めるものもありますので、ぜひ、実生活に取り入れてみてくださいね。