「一人暮らしを考えているけど、生活費用の節約ってみんなどうしているのか気になる」
そんな人に向けての内容となります。本記事では周りの一人暮らしの人たちの節約の仕方を紹介し、より効果的な節約が期待できる方法を紹介しています。
一人暮らしのときにしっかりとお金のやりくりができるように、ぜひ参考にしてください。
<トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%81%8A%E9%87%91-%E8%B2%AF%E8%93%84-%E8%B2%AF%E9%87%91%E7%AE%B1-%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88-1885540/>
一人暮らしの費用は月々いくらかかっているのか?
始めに、一人暮らしをする上でいくらの費用がかかっているのか見ていきましょう。
総務省が行った家計調査(2019年)によると以下の表のようになりました。
項目 | 月平均額(円) |
食費 | 44,263 |
住居 | ※20,854 |
光熱・水道費 | 11,652 |
家具・家事用品 | 5,443 |
被服及び履物 | 5,985 |
保険医療 | 7,712 |
交通・通信 | 21,068 |
教養・娯楽・その他 | 46,805 |
消費支出合計 | 163,781 |
この結果は全国の単身世帯の平均のため、所得や住む場所によって大きく前後する可能性がありますので、大まかな目安として見ていきます。
住居に関しては平均4~8万円が全体の8割を占めています。※ローン完済世帯も含むため
大卒初任給が平均月20万円なので、このままだとかなりぎりぎりの状態ですね。一人暮らしできなくもないですが、節約しないと生活するだけで精いっぱいになってしまいます。
またFJネクストが首都圏在住で、ワンルームに住む独身・ひとり暮らしの20代、30代男女を対象に、節約している割合を調査しました。
性別 | 節約を意識している | 節約は意識していない |
全体 | 81.5% | 18.5% |
男性 | 83.5% | 16.5% |
女性 | 79.5% | 20.5% |
意識していると答えた割合で、男性が83.5%、女性が79.5%となり、わずかながら男性の方が節約する意識は高いという結果となりました。
結婚を考えると、ある程度の経済力を備えていないと難しいというのが背景としてあるようです。
次章より最初の契約で大きく節約できる方法を紹介していきます。
始めに仕組み化することで大きく節約
最初に、仕組み化することで大きく節約できる3つの方法を紹介します。
- 家賃を抑える
- 保険を抑える
- 通信料を抑える
どれも日々無意識に利用しているものなので、切り替えるのが面倒くさいと思うかもしれません。
ただ、無意識のままではなく、「果たして今の状況は適切か?」と考えてみてください。
日々の生活に大きな支障もなく、月々大きく節約できるのは嬉しいですよね。次章よりそれぞれ詳しく説明していきます。
一人暮らしの費用節約①家賃を抑える
1番目に紹介する、費用節約効果が期待できる方法は、「家賃を抑えること」です。
在宅ワークやリモート勤務などが増えてきて、通勤することが減っているため、都会に住むメリットはどんどん減っています。
同じ間取りでも場所によって5,000円変わる場合もあり、それだけで年間6万円近くの節約になります。場所の違いだけで年間6万円貯金できると考えると大きいですよね。
一般的に家賃の目安は収入の3割と言われています。今の収入と家賃を見比べてみて家賃の割合が高い場合は引っ越しを検討するのも良いでしょう。
一人暮らしの費用節約②保険を抑える
2費用節約効果が期待できる方法2つ目は、「保険を抑えること」です。
社会人になると周りから保険の勧誘が増えます。よく分からずに申し込んで月々2万円くらい払って、保険貧乏になっている人がいます。
バリバリと働いている一人暮らしの人であれば、正直保険は月5,000円くらいのもので十分です。
結婚などをして、環境が変わったら検討すれば良いので、共済保険など安いものに切り替えることをおすすめします。これで年間18万円ほど節約できます。
一人暮らしの費用節約③通信料を抑える
3番目に紹介する、費用節約効果が期待できる方法は、「通信料を抑えること」です。
あなたは格安スマホを利用していますか?特に理由もなく大手キャリアを使っているのならすぐに切り替えたほうが良いです。
大手キャリア(ドコモ)と格安スマホ(NUROモバイル)の料金比較 | |||
ドコモ ギガライト | NUROモバイル 音声通話つきプラン | ||
1GB | 2,980円 | ||
2GB | Sプラン(2GB) | 1,400円 | |
3GB | 3,980円 | ||
4GB | |||
5GB | 5,980円 | ||
6GB | |||
7GB | Mプラン(7GB) | 2,200円 | |
13GB | Lプラン(13GB) | 3,400円 |
上記の表を見ると、大手キャリア(ドコモ)の5GBよりも格安スマホ(nuroモバイル)7GBのほうが、3,780円安いことが分かります。
仮にドコモからnuroモバイルに切り替えると、データ容量が2GB増えて月々3,780円節約できます。年間で約45,000円の節約になるのでとても大きいですよね。
格安スマホの使い勝手はどんどん良くなっています。mineoなどでは、月々300円~のお試しSIMというものがあります。不安な人は一度試してみるのもありですよ。
一人暮らしの節約で多くの人が取り組んでいる行動は?
大きく節約の仕組み化ができたら、日々の生活で節約をしていきましょう。
実際に行っている節約方法として、どんなものがあるのかをFJネクストが調査したところ、トップ3が以下のようになりました。
- 自炊する
- クーポンや割引券を使う
- 衝動買いしないように注意する
トップ3には入っていませんが、個人的に驚いたのがおよそ4割が家計簿をつけていることでした。
家計簿アプリの登場でラクにできるようになったことが大きいようです。また男性の方が家計簿をつけている割合が多く、全体的に男性の方が節約傾向にありますね。
次章よりトップ3について紹介していきます。自分は普段どうしているかを振り返りながらご覧ください。
一人暮らしの費用節約行動①自炊する
1番多かった費用節約の行動は「自炊すること」で、節約している人のうち、61%が実践していました。
男性がおよそ半分に対して、女性は70%ほどが自炊しているということが分かりました。
確かに、外食やコンビニ弁当よりも自炊したほうが、食費の節約につながります。しかし、食材の価格高騰や料理内容によって光熱費がかさんでしまうことがあります。
食材が安い場合は自炊、高い場合は総菜などを組み合わせてやりくりすると、上手に節約することができます。
一人暮らしの費用節約行動②クーポンや割引券を使う
2番目に多かった費用節約の行動は「クーポンや割引券を使うこと」で、節約している人のうちの54.3%で実践していました。
一人でふらっと立ち寄れる飲食店は割引券の配布を行っている店が多いです。そのため割引券を使って繰り返しその店を利用するようになります。
また自炊と合わせてスーパーの値下げ品を目当てに買い出しに行く人も多いです。ちょうど良い時間を見計らっていけば、半額の食材を買うことができるので、かなり食費を浮かすことができます。
一人暮らしの費用節約行動③衝動買いをしないように注意する
3番目に多かった費用節約の行動は「衝動買いをしないように注意すること」で、節約している人のうちの51.5%で実践していました。
せっかく自炊やクーポンなどで節約しても、衝動買いをしてしまうと努力が無駄になってしまいます。
つい見栄を張って必要ないものを買わないように、スマホで家計簿などを付けながら、自己管理することが大切ですね。
仮に欲しいと思っても、その場で決めずに一週間待ってそれでも欲しいなら買う、と自分でルールを決めるのも良いですよ。
一人暮らしの費用を節約する方法 まとめ
本記事では、一人暮らしの人が大きく節約するための仕組み化できるものを3つ、日々の生活で多くの人が取り組んでいる3つの方法を紹介しました。
- 家賃の安い家に住む
- 保険料を安く抑える
- 通信料を抑える
- 自炊をして食費を浮かす
- クーポンや割引券を使う
- 衝動買いをしないように注意する
一人暮らしは自由にお金が使える反面、責任が伴います。とはいえ、節約のやりすぎも疲れてしまい、長続きしません。
時には好きなことに思いっきり使うなど、メリハリをつけてやりくりすると続けやすいでしょう。
ぜひ本記事を参考にしながら、楽しい節約ライフを送ってくださいね。