鍋料理は一人暮らしで食費を節約したい時の強い味方ですね。ここでは、できるだけ食費をかけずに、鍋料理を作る方法をご紹介します。
この記事では鍋料理の節約方法と具体的なレシピを2つ紹介しています。
これを読めば、あなたもお金をかけずに、健康的で美味しい鍋料理を作ることができますよ。ぜひ最後まで読んでくださいね。
一人暮らしの味方・鍋料理で食費を節約する5つのコツ
それでは、食費をかけずに鍋料理をつくる方法をお伝えします。ちょっとしたことでも、節約になりますよ。
- 昆布を買う
- 調味料の基本的割合を覚える
- 根菜の皮・残りの食材を活用する
- 食材を安く仕入れる
- レシートを確認する
鍋料理は食費をかけなくても十分に美味しく、その上健康的に作ることができます。
いろいろ自分で工夫することで、思いがけないあなただけのレシピを発見するかもしれません。ぜひ楽しみながら節約料理を作ってくださいね。
【一人暮らしの鍋料理】節約術1:昆布で出しで食費を減らす
最初に紹介するの鍋の節約方法は、昆布を使うことです。鍋キューブなどを使うと1回分で38円くらいなのに対し、昆布を使うと15〜30円で済ませることができます。
さらに昆布は、後から佃煮や煮物にして食べることができるので、かなりの節約になりますよ。
昆布は自然な風味で美味しい出汁が取れるので、味も十分に楽しむことができるでしょう。経済的で健康にもよい昆布で節約鍋ができますよ。
【一人暮らしの鍋料理】節約術2:基本の調味料を使う
基本の調味料でタレをつくれば、大幅に節約できますよ。基本的な調味料とは、醤油、砂糖、酒、味醂、味噌です。
どれくらい節約になるか、エバラすき焼きのタレで比較してみましょう。
- 一本421円
- 1人分63円(1人分75cc)
- キッコーマン醤油:1Lで235円
- 日の出の料理酒:1Lで233円
- スプーン印の砂糖は1Kg:192円
- 1人前、約20円程
このように市販ではなく、タレを自分でつくると、40円以上節約になります。
【一人暮らしの鍋料理】節約術3:根菜の皮や残りの食材を活用
鍋料理で食費を節約するには、残り物や、野菜の皮など、いつもは捨てていた食材を活用することです。
例えば大根を下茹でして、昆布出しでことこと煮るシンプルな鍋料理、「風呂吹き大根」の大根は普通皮をむいて、皮は捨てますが、皮をむかずそのまま下茹でして食べましょう。
作った後にはスープが残りますので活用しましょう。昆布は捨てずに他の料理に作り直して食べます。
ジャガイモの皮は、芽や緑色の皮に毒があります。料理に使うときは、芽をとり皮をむきましょう。
【一人暮らしの鍋料理】節約術4:食材を安く仕入れて保存する
食材を安く仕入れることでも、鍋を節約して作ることに繋がります。安く仕入れて、フリーザーに買ったお肉や魚を入れておくと、食費の節約になりますよ。
お店にはそれぞれの強みがあります。スーパーでも、新鮮野菜が安い店や、魚介類が安い店、お肉が安い店、加工品が安い店などがあります。お店の強みや特徴を把握することで、食材を安く仕入れることができます。
お店には特売で安くなる曜日や、時間帯(大抵閉店前)があるので、把握することで安く仕入れることができますよ。
【一人暮らしの鍋料理】節約術5:レシートを確認する
あなたは、買い物の時の「レシート」をどうしていますか? そのままゴミ箱へポイ。もしくは、受け取らずにレジの横のボックスにポイしていませんか。
レシートを捨てずに、見直して、無駄に買ったものは、次からは買わないようにします。
スマホの家計簿アプリを使うと、レシートをカメラで撮影するだけで、日付、品名、金額、店名を自動でよみとってくれるので、便利ですよ。
レシートを確認することで、どこで仕入れたのか、食費にどれだけかかったのか、お金の出入りを管理できるので節約になります。
一人暮らしにオススメな「湯豆腐」の作り方
それでは、もっともシンプルな昆布出しを使った鍋料理・湯豆腐の作り方をご紹介します。湯豆腐はすぐにできて、手間もかからず、低コストで作れて、ヘルシーで美味しいです。
- お好みのお豆腐:1丁
- 水:500cc
- 昆布:2.5g
- 醤油
- 土佐醤油
- ポン酢
- ねぎのみじん切り
- おろし生姜
- 花鰹
- 大根おろし
- 唐辛子
- ごま
- ゆずの千切り
- 鍋に水と昆布を入れ、30分ほど漬けておきます。
- 切った豆腐を入れます。
- 中火より少し弱いくらいの火にかけ、ことこと煮て豆腐を温めます。
- 沸いてきたら沸騰する前に昆布を取り出してください。
湯豆腐は刻みネギと花鰹、お醤油だけでも充分美味しいですが、薬味やタレを工夫すると贅沢な一品になります。寒い冬、日本酒といただくと格別です。
市販のタレもありますが、土佐醤油もポン酢も自分で作ると美味しいです。鍋は、もしあれば、保温力のある土鍋で作ることをおすすめします。もちろんなければ、普通のなべでOKです。
- 土佐醤油:醤油100ccに対して、みりん15cc 酒10cc 鰹ぶし2gを目安に。調味料を火にかけ、湧いてきたら鰹を投入、アクをとり弱火で2、3分でできあがり。あとは、2時間ほどそのままにして、粗熱をとってこします。
- ポン酢:柑橘類(ゆず、だいだい、すだちなど)100cc 濃口醤油150cc 昆布5g 鰹節5g。食材を清潔な容器にいれて、一週間ほど寝かせばできあがりです。使う時は、昆布をとりだし、鰹節をしっかり絞って使いましょう。柑橘類が足りなければ、酢や市販の果汁を足してください。
安く作れるご馳走・節約鍋「すき焼き」を作ってみよう!
つぎに、「すき焼き」の作り方をご紹介します。とても簡単で美味しいです。タレの分量は下のBoxの通りです。
- 肉、牛脂、豆腐、ネギ、白菜、椎茸、白滝、卵など。
- 鍋の具材はお好きなものを入れてください。
- 醤油1:酒1:砂糖1(単位cc)
- 一人分だと各30ccくらい
調味料の量や割合はご自分の好みで調整していってください。甘ったるいのが嫌いな方は砂糖をいれず、醤油1:酒1でも美味しいです。
- フライパン(又は鍋)を温め、牛脂を入れます。脂が溶けてきたら肉を入れ、次に調味料を入れます。
- 一人分を作る場合は、肉に半分くらい火が通ったら、肉がカチカチにならないよう、一度お皿にとりだします。
- 残った煮汁ですき焼きの具材を入れて焼きます。次にお皿にとったお肉を野菜の上に戻し、具材が煮えたらできあがり。
- 水分が足りないと感じた時は、少し水を加えてもよいですし、あなたの晩酌のビールやワインをちょっと足しても美味しいです。
昆布出しと調味料を使って鍋料理のバリエーションを増やそう!
昆布で出しをとれば、あとはバリエーションです。いろいろな鍋料理を楽しんでくだいね。
- 昆布の量=水の量に対して1%。
- 例えば、500ccくらいの水で5gくらいの昆布。
とはいえ、昆布の量は、そんなに厳密でなくてもよいですよ。水炊きなど、タレで食べる鍋や、出しがよく出る具材で鍋を作るなら、昆布の量は半分くらいでも美味しくできます。
昆布出しは、昆布を一晩水につけておくだけでもOKです。分量は水の量に対して1%の昆布を使います。
- 日本料理の調味料、醤油、酒、みりん(砂糖)を味付けに使う割合は、基本的に1:1:1です。(醤油1:酒1:みりん1)
- 塩は醤油の5倍の塩分がありまます。塩を使う場合は、醤油の1/5の量を目安にしてくさい。
- 塩分に味噌を使う場合は、醤油の1.5倍の量を目安にしてください。(味噌1.5:酒1:1)です。
基本調味料と、昆布出しで寄せ鍋のスープを作る場合は、昆布出しの量の5%の醤油を目安に作ってください。
- 水…500cc
- 昆布…5g(水の重さの1%)
- 調味料…醤油25cc: 酒25cc:みりん25cc(醤油は昆布出しの量の5% 単位はcc)
酒は料理に旨味やコクを出します。みりんも旨味やコクをだしますが、料理に甘味をつけます。
甘味が強い場合は、みりんを減らしてください。調味料の基本は塩分です。酒かみりんはどちらかを省いても美味しく出しが取れますよ。
昆布出しと調味料の使い方がわかれば、お好きな具材を入れてください。
生姜やニンニク、ごま、唐辛子、ニラで中華風の鍋に、カレー粉を入れてカレー鍋に、味噌を加えて味噌鍋にするなど、お料理の幅を広げていってください。
一人暮らしの節約鍋料理「まとめ」
鍋料理は、とても経済的で、ポカポカとあたたかくなる美味しい料理です。
鍋料理はほとんど昆布出しのスープがあれば、あとは調味料や具材を変化させるだけです。
ここまで、食費をかけずに鍋料理を作るコツと、鍋料理の作り方をご紹介してきました。
あなたの工夫次第で、どんどんお料理が変化していきます。ぜひ節約しつつ楽しみながら、安くて美味しい鍋料理を作ってくださいね。最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。