「クレジットカード会社って色々あるけど、どう違うの?」「自分にあったお得なクレジットカードってどうやって選べばいいの?」
本記事では、このような疑問にお答えします。クレジットカードは現金なしで支払いができ、便利な反面、その仕組みは複雑で理解しづらいですよね?
本記事を読んでいただければ、クレジットカード会社の種類と違いが理解でき、自分にあったお得なクレジットカードを選ぶことができます。ぜひ、最後まで読んでみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/財布-クレジット-カード-現金-401080/)
クレジットカード会社の種類
「どうせなら、自分にあったお得なクレジットカードを使いたい」と思う人は多いかもしれません。
しかし、クレジットカードと一口に言っても、様々な会社のカードがあって、どれを選んだら良いか迷うところです。
まず、クレジットカード会社には、大きく次の2つの種類があることを理解しましょう。
- 国際ブランド
- クレジットカード発行会社
クレジットカード選びには、この国際ブランドとクレジットカード発行会社、それぞれの役割や違いを理解することが必要です。それでは、詳しく見ていきましょう。
1-1 国際ブランドの役割
海外旅行など、世界でクレジットカードを使った決済を行うには、決済ネットワークが必要です。この決済ネットワークを世界中に持ち、それを提供している会社を国際ブランドと言います。
国際ブランドは、個々のクレジットカード発行会社に対して、ライセンスを付与し、その国際ブランドの決済ネットワークを利用できるようにします。
つまり、クレジットカード発行会社は、決済ネットワークを世界中に張り巡らすことは大変なので、その権利を国際ブランドから借りているということです。
現在、国際ブランドは、次のようなものがあり、7大国際ブランドと呼ばれています。
VISA、MasterCard、AmericanExpress、JCB、Diners、Discover、銀聯(ぎんれい)
1-2 国際ブランドによる違い
国際ブランドには、それぞれ特徴があります。ここでは、主な国際ブランドの特徴を紹介し、それぞれの違いを見ていきましょう。
VISA
VISAは世界で最も利用されているクレジットカードの国際ブランドです。全世界でも圧倒的な加盟店数を誇り、信頼性が高いです。
MasterCard
VISAに次いで、世界No.2の加盟店数を誇る国際ブランド。日本国内でも、ほとんどのお店で使用することができます。
ヨーロッパで加盟店数が特に多いので、ヨーロッパへの海外旅行の際に作っておくと安心です。
AmericanExpress
AmaricanExpressは、ステータス性が高い国際ブランドとして富裕層に人気が高いです。加盟店は、VISAやMmasterCardに比べるとやや少ないです。
JCB
JCBは日本生まれの国際ブランドで、日本国内では加盟店数は非常に多く、国内であれば基本的にどこでも使用することができます。
JCBブランドは日本での使いやすさに特化していますが、海外での加盟店数は少ないです。
2-1 クレジットカード発行会社の役割
クレジットカード発行会社とは、国際ブランドから決済ネットワークを利用できるライセンスを借りて、実際にクレジットカードを発行する会社のことです。
クレジットカード発行会社の主な役割は、カード会員の管理を行うことです。
具体的には、会員の募集、審査、カード利用者に対する利用代金の請求などがあります。
三井住友カード、三菱UFJニコス、JCB(※)、楽天カード、ANAカード、イオンカード、ほか多数
※JCBは国際ブランドでもありますが、実際のカード発行も行っているので、クレジットカード発行会社にも分類されます。
2-2 クレジットカード発行会社による違い
カード発行会社によっては、様々な違いがあります。その違いは大きく分けると次の3つです。
- 締め日、支払い日
- ポイント還元率
- 特典・付帯サービス
締め日、支払い日
クレジットカード発行会社によって、締め日と支払い日は異なります。たとえば、月末締め、翌月未払いや15日締め、翌月10日払いなどがあります。
したがって、クレジットカードを複数枚持って、使い分けたいという人は注意が必要です。
ポイント還元率
ポイント還元率とは、クレジットカードの利用額に応じて何円相当のポイントが帰ってくるかを表す割合です。
このポイント還元率は、クレジットカードによって異なっていて、カードをお得に使う上でとても大切です。
たとえば、ポイント還元率が0.5%と3.0%という差があったとき、次の表のように100万円の支払いに対して、2万5千円相当のポイント差がつきます。
ポイント還元率 | 100万円の支払いを行った場合 |
0.5% | 5千円相当のポイントを付与 |
3.0% | 3万円相当のポイントを付与 |
特典・付帯サービス
クレジットカード発行会社によって、受けられる特典や付帯サービスは多種多様です。あくまで一例ですが、たとえば次のようなものがあります。
- カードを提示するだけで、飲食店の料金が割引になる
- オンラインショッピングでカードを利用するとポイント還元率が上がる
- カードを持っているだけで、空港のラウンジが利用できる
まずはクレジットカード発行会社で選ぶ
クレジットカードを日常で使う上で、国際ブランドによる違いはそれほど大きくありません。
したがって、まずは先述したクレジットカード発行会社による違いを考慮し、自分にあったものを選びましょう。
その上で、VISAやMasterCardといったどこでも使える国際ブランドを選択しておくのが無難です。
すでに、VISAやMmasterCardのいずれかを1枚上持っている人であれば、JCBやAmericanExpressなどを選択するのも良いでしょう。
複数の会社のクレジットカードを持っていた方がお得?
お得にクレジットカードを利用するなら、カードを2~3枚を持っておくのがおすすめです。
クレジットカード発行会社によって特典やサービスは異なっているので、1枚のカードでは受けられない特典を、もう一方のカードで受けることができます。
たとえば、1枚を日常使い用にして、もう1枚を特定のサービスでポイント還元率が上がるカードにします。
このようにすれば、1枚では得ることができない利益を効率的に得ることができるのです。
おすすめのクレジットカード3選
ここまで、クレジットカードを選ぶポイントは、理解して頂けたかと思います。
しかし、それでもクレジットカードは無数にあるため、1枚を選ぶには迷ってしまうかもしれません。
そんな人のために、1枚作っておいて絶対に損はしないカードを厳選して3つ紹介していきます。
もし、クレジットカード選びに迷っているという人は参考にしてみてください。
楽天カード
楽天市場で買い物をする人には、楽天カードがおすすめです。楽天市場のスーパーポイントプログラムで、なんと最大でポイントが16倍になることもあり大変お得です。
さらに楽天カードは、JCSI調査クレジットカード部門で顧客満足度11年連続No.1という実績を誇り、かなり信用もできますよ。
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA、MasterCard、AmericanExpress、JCB |
ポイント還元率 | 1.0% |
締め日・支払い日 | 月末締め・翌月27日払い |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険、カード盗難保険 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
Orico Card THE POINT
Orico Card THE POINTの特徴は、ポイント還元率が通常1.0%のところ、入会後半年間であれば2.0%にアップすることです。
この半年間に、まとまった大きな買い物をする予定がある場合は、かなりお得に使うことができますよ。
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | MasterCard、JCB |
ポイント還元率 | 1.0% |
締め日・支払い日 | 月末締め・翌月27日払い |
付帯保険 | カード盗難保険 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
REXカード
REXカードは、年会費無料のカードの中では驚異のポイント還元率1.25%を誇るカードです。
とりあえず、いろんなお店でクレジットカードを使いたい、という人には間違いなくおすすめのカードです。さらに、国内旅行傷害保険といった、付帯保険が充実しているのも嬉しいところです。
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA、MasterCard |
ポイント還元率 | 1.25% |
締め日・支払い日 | 月末締め・翌月27日払い |
付帯保険 | 国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険、ネット安心サービス、カード盗難保険 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
クレジットカードを使用する際の注意点
クレジットカードは、便利なカードであることは間違いないですが、その反面、デメリットもあることを最後に理解しておきましょう。
クレジットカードを使う際に特に注意すべきポイントは次の3つです。
- 手数料がかさんで支払額が増えることもある
- 個人情報の漏洩
- ついつい使いすぎてしまう
手数料がかさんで支払額が増えることもある
クレジットカードは、分割払いやリボ払いなど、様々な支払い方法を選ぶことができます。
これらは、手元にまとまったお金がない場合に、便利な支払い方法ですが、毎回の支払額に手数料を上乗せされることがあります。
それによって、返済不可能になってしまうことも想定されるため、事前にどれくらいの手数料が発生するのか確認しておきましょう。
個人情報の漏洩
オンラインショッピングは、事前にクレジットカード情報を登録する必要あるため、個人情報の漏洩に注意が必要です。
セキュリティが整っていないサイトだと、このような個人情報を、不正利用されてしまう可能性があります。
クレジットカードによっては、オンラインで不正利用された場合に補償が受けらるサービスがあるので、オンラインショッピングを利用する人は事前に確認した方が良いです。
ついつい使いすぎてしまう
現金なしで決済ができてしまうため、お金を使っている感覚がなくなり、ついつい使いすぎてしまう人もいるでしょう。
そのような人は、預金残高が不足して、引き落とし不可能になってしまう可能性もあります。
クレジットカードを使う場合は、毎月の利用明細が確認できるアプリでなどで、毎月の支払い額をしっかり確認しておきましょう
クレジットカード会社の役割と違い:まとめ
「クレジットカード会社の種類と違い」ということで、ここまで解説してきました。
クレジットカード会社には、国際ブランドとカード発行会社があり、それぞれの役割や違いがあることが理解できたかと思います。
また、クレジットカードのお得な特典やサービスといったメリットはとても大きいです。
最後に、本記事でおすすめしたクレジットカードを3つ振り返っておきます。
本記事を参考にして、自分のライフスタイルにあったカードを選ぶようにしましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。