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老後に必要な貯蓄額はいくら?貯蓄や収入の増やし方についても解説!

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人生100年時代と言われる現代。老後には生活費や貯蓄額がどのくらい必要なのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、老後の貯蓄額がどのくらい必要なのか、またどうやったら貯蓄額を増やすことができるのかを説明していきます。

老後に不安を少しでも減らすためにも、ぜひ最後まで読んで見てください!

貯蓄額ゼロ世帯も意外と多い現実。

まず最初に確認するのが、金融資産非保有率です。簡単に説明すると、貯蓄がない世帯の割合のことです。

2017年に金融広報中央委員会が行なった家計の金融行動に関する世論調査によると、金融資産非保有率の割合は全体で31.2%も占めています。世代別では以下の表の通りになります。

世代別 金融資産非保有率
20歳代 35.6%
30歳代 33.7%
40歳代 33.7%
50歳代 31.8%
60歳代 29.4%
70歳代 28.3%

年齢が上がるにつれ、割合は減少しています。しかし、驚くことに60歳代・70歳代の約30%が「貯蓄ゼロ」世帯なのです。

老後に備えた貯蓄は必要!

(画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2931767?title=%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85%E3%81%A8%E9%80%9A%E5%B8%B34)

上の表を見てしまうと「別に貯蓄しなくても生活できるのでは?」と感じる方も多いかもしれません。実際はどうなのでしょうか?

結論から言うと老後のための貯蓄は絶対に必要です!なぜなら、多くの世帯は定年後は収入が減り、収支のバランスが崩れるからです。つまりは家計が赤字になるわけです。

そうなると貯蓄を切り崩して生活していかなければならず、貯蓄がゼロだと生活が立ち行かなくなることになるのです。

老後に必要な貯蓄額はいくら?

ここまで読んで、気になるのは「老後の貯蓄額はいくらぐらい必要なの?」ということだと思います。ここからは、必要な貯蓄額について統計調査等をもとに計算していきます。

貯蓄額の計算をするにあたって、以下の条件で計算していきます!

  • 夫婦2人世帯
  • 夫は65歳以上、妻は60歳以上

総務省が行なった平成30年家計調査によると、月々の平均収入は222,834円、平均支出額は264,706円となっています。つまり、毎月41,872円(年間約50万)の赤字という計算になります。

日本の平均寿命が85歳前後ですから、平均寿命まで生きたとすると年間50万円×約20年の1,000万円の貯蓄が最低限必要になるという計算になります。

しかし、長生きをした時や不測の事態が起きた時のことなどを考えると、1,500万円以上の貯蓄があった方が安心ですね。

貯蓄額1,500万円は現実的に可能なのか?

では、1,500万円という貯蓄額は可能な数値なのでしょうか?実際の世代ごとの貯蓄額の平均をみてみましょう。

年代 平均貯蓄額
29歳以下 154万円
30〜39歳 404万円
40〜49歳 652万円
50〜59歳 1,051万円
60〜69歳 1,339万円
70歳以上 1,263万円
参考:平成28年国民生活基礎調査

上記の表をみると、最高でも定年退職直後の60歳代の1,339万円となっており、1,500万円まで貯蓄をするのはなかなか難しいという現実が伺えますね。

では、少しでもゆとりある老後を過ごすためにどのように備えれば良いのでしょうか?ここからは、老後の貯蓄額・収入額の増やし方について、3つ紹介します。

老後の貯蓄額の増やし方① 生活費の見直し

(画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3122817?title=%E5%AE%B6%E8%A8%88%E7%B0%BF%20#8)

まず1つ目は、生活費の見直しです。貯蓄額を増やす方法の最も代表的なものですね。生活費の中で、今より抑えられるものはないか検討をしてみてください。

こんな所を見直してみよう!
  • 娯楽費
  • 外食費
  • 通信費
  • 交際費
  • 保険料(医療保険や生命保険、自動車保険など)
  • 手数料(ATM利用時など)

定年退職後に生活水準をいきなり下げるというのは難しいことです。現役時代から生活水準を上げすぎないように意識することが大切です。

老後の貯蓄額の増やし方② 個人年金保険への加入

2つ目は個人年金保険への加入です。まずは簡単に個人年金保険について簡単に説明しますね!

個人年金保険とは
  • 公的年金の不足分を補填する目的で加入する私的年金
  • 貯蓄型の保険
  • 保険料を一定期間納めることで、契約時に定めた年齢から年金を受給できる

老後のために、銀行ではなく、保険会社にお金を預けるというイメージです。銀行のように自由にお金を下ろしたり、使ったりすることができないため、確実に貯めて行くことができます。

老後の貯蓄額の増やし方③ つみたてNISAやiDeCoの活用

3つ目は、つみたてNISAやiDeCoといった制度の活用です。つみたてNISAやiDeCoは、税金対策をしながら、老後に向けて貯蓄額を確保することができるというメリットがあります。

この記事では、つみたてNISAやiDeCoの説明は省略しているので、詳細が知りたいという方は以下の記事も参考にしてみてください。

老後の収入を増やすことも大切!

(画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2253382?title=%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%AE%E5%A2%97%E5%8A%A0)

ここまでは貯蓄額の増やし方について紹介してきました。貯蓄額を増やすことも大切ですが、老後の収入を少しでも増やすということも大切ですね。

老後の収入を増やす方法はどんなものがあるのでしょうか?今回は3つ紹介します。

老後の収入源① 就労所得

1つ目は就労所得です。働いて稼ぐという最も一般的な収入源です。最近では人材不足の影響もあり、定年後の再雇用やパート、アルバイトなど、退職後でも働き口が多くあります。

老後の収入源② 投資で資産形成

2つ目は投資で資産形成を行うというものです。具体的には株やFX、不動産などにお金を投資して、資産を増やすというものです。

投資により資産が増やすことができれば、働きに行かずに収入を得ることができる方法ではありますが、逆に資産が減るというリスクもあります。

確実な収入を得たいという方やお金に余裕がないという方にはあまりオススメできない方法です。

老後の収入源③ 自宅の現金化

3つ目は、自宅の現金化です。現在自宅を所有している場合、その自宅を利用して収入を得ることができるかもしれません。

ここからは、自宅を手放すことなく、現金を確保できる方法を2つ、簡単に紹介します。

リバースモーゲージ

まず紹介するのは、リバースモーゲージという仕組みです。これは、現在住んでいる自宅を担保として銀行からお金を借りるというものです。

要は借金なので返済の義務は生じますが、リバースモーゲージでは家主の死後、担保である自宅を銀行に売却することで返済することができます。

リバースモーゲージは存命中は自宅を手放さずに老後資金を確保することができるため、高齢者の方々からの支持が高い方法の1つです。

リースバック

2つ目はリースバックです。これは、自宅を不動産会社に売却後、自宅を賃貸として契約するという方法です。

この方法であれば、家を売却することでまとまった現金を確保することができる上、賃貸契約を結ぶので売却した自宅に住み続けることができます

これも、老後の資金確保の方法として注目されている仕組みの1つです。

どちらもメリットだけではなく、デメリットやリスクもあります。

仕組みやリスクについてしっかり理解した上で利用してくださいね!

「老後が不安」と感じる人はプロに相談してみよう

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2110910?title=%E7%9B%B8%E8%AB%87%E3%82%92%E3%81%86%E3%81%91%E3%82%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7

老後の資金は「これだけあれば絶対大丈夫!」という数字がないので、不安を完全に払拭することは難しいですよね。かといって、身近な人にお金の相談をすることは少し抵抗があるものです。

そういった場合には、お金のプロといえるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみるのも1つの方法です。

無料で相談できるところもあるので、老後のことやお金のことで不安があるという方は利用してみることをオススメします。

日本FP協会のHPで相談内容に合ったFPを探したり、無料相談体験やその予約ができたりするので、利用してみてください。

まとめ

今回の記事では、老後に必要な貯蓄額、貯蓄や収入の増やし方について説明してきました。

この記事のまとめ
  • 老後に必要な金額の目安は1,500万円
  • 貯蓄額を増やす方法
    • 生活費の見直し
    • 個人年金保険の加入
    • つみたてNISAiDeCoなどの活用
  • 老後の収入を増やす方法
    • 就労所得
    • 投資による資産形成
    • 自宅の現金化(リバースモーゲージ・リースバック

貯蓄額は多いに越したことはありません。ゆとりあるセカンドライフを送れるように、今のうちから備えていきましょう!

ABOUT ME
Anna.
文章を書くことが好きだと気付き、ライターの世界へ。人の心に響く文章を書くのが目標です。
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