未成年者のスマホ所有率はなんと90%を越え、簡単に投資ができるようになりました。未成年者も簡単にネットで仮想通貨の取引ができます。
この記事では未成年者が仮想通貨をはじめるメリット・デメリット・注意点を解説してきます。
未成年で仮想通貨を始めてみたい人はぜひこの記事を読んでみてください。
仮想通貨は未成年でも運用できるのか?
まず仮想通貨を未成年が運用できるかという根本的な疑問に対しての答えは「YES」です。ただし、コインチェックやビットフライヤーなど日本国内の大手の取引所ではなく海外取引所に登録する必要があります。
基本的には日本国内の取引所は20歳未満、75歳以上の人の取引を認めていません。しかし海外取引所では本人確認をしなくても仮想通貨を運用できるのです。
基本的に日本国内の大手の取引所は本人確認が原則です。下記で説明しますが、国内でも大手ではないですが未成年者が運用できる取引所もあります。
しかし全体としては未成年の登録を許可している取引所は少ないです。登録する取引所をよく選ぶ必要があるので、次は未成年者におすすめの海外取引所をご紹介します。
未成年者でも登録できるオススメ海外取引所①「Binance」
Binanceは世界的にも知名度が高く、アップルストアでの評価も4.7と高評価となっています。そんなBinanceについて解説していきます。
特徴 |
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取引可能通貨 |
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Binanceは、口座開設・取引に年齢制限が無いので未成年の方でも利用できます。
Binanceを利用するにあたっての注意点は、日本円は入金することができないので、Binanceを利用する場合は「BTCBOXで仮想通貨を買う→Binanceへ送る」という手順を踏む必要があります。
未成年者でも登録できるおすすめ海外取引所②「クリプトGT」
クリプトGTはキプロス発の海外取引所です。もちろん日本語に対応しているので安心してください。 クリプトGTについて解説していきます。
特徴 |
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取引可能通貨 |
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クリプトGTは仮想通貨のFXに特化しており、最大500倍のレバレッジをかけた取引ができます。さらに追加証拠金がないため、借金を背負うリスクがありません。
口座開設時に本人確認がないので未成年でもはじめることができます。
未成年者でも登録できるおすすめ国内取引所「BTCBOX」
「海外の取引所はちょっと…」という方向けに国内の取引所でおすすめの「BTCBOX」を解説していきます。
BTCBOXはBTCボックス株式会社が2014年に国内で運営をはじめました。
特徴 | ・未成年でも口座開設・取引ができる(条件あり) ・iOS/Android版のスマホアプリがある ・金融庁に正式に認可されている |
取引通貨 |
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BTCBOXで未成年者が運用するための条件が2つあります。下記でまとめます。
・未成年の申込者は仮想通貨運用を同意する親権者と同居している
・未成年口座の取引主体者(取引等の操作を行う方)は取引責任者の親権者
BTCBOXは自分の口座で開設は可能です。しかし取引は親がする必要があります。毎回取引時に親に頼むのは面倒です。
なので、「最初だけ親に頼んで仮想通貨を買ってもらい、後は海外取引所に送金して自分で売買する」という方法がおすすめです。
未成年が仮想通貨を始めるメリット
未成年者が仮想通貨をはじめるメリットは、株やFXと比べ少額からはじめることができるので早いうちから経済や政治などの知識が蓄えらることです。
なので大人になっても経済や政治の情報に対して、前向きに学習することができます。
それでは具体的に未成年が仮想通貨をはじめるメリットを具体的に紹介します。
株やFXをはじめる時には100万円単位の資金の準備が必要です。100万円単位になると未成年者が準備するにはハードルが高いです。しかし、仮想通貨なら数百円・数千円など少額からの運用ができます。
株やFXと同様に仮想通貨を運用するには投資の知識が必要です。運用する知識は、日本ならず世界中の経済情報、政治情報を自ら収集する必要があります。
なので未成年者は少額から経済情報、政治情報が仮想通貨を運用することによって身に付けることができます。
未成年の頃から経済を含む、世界の動向をチェックし、学習する習慣を身につけることができるので、他の同世代の人と比較しても将来的に有利です。
未成年が仮想通貨をはじめるデメリット
当然ですが、未成年者が仮想通貨をはじめるメリットがあれば、デメリットもあります。ここでは、未成年が仮想通貨をはじめるデメリットを2つ紹介します。
未成年者に与えられた時間は短いです。学校生活があれば、宿題や部活動もあります。仮想通貨をはじめるとチャートが気になるようになります。学校生活でチャートをスマホで見る時間が増えると学業に支障が出ます。
このように仮想通貨にどハマり状態になり一日中スマホを見ていることがないように、今日は3時間、4時間だけと自分の中でルールを決めましょう。
仮想通貨の運用で大きな資産を得たら、どんどん使うお金が多くなってきます。そうなると、親とは違う金銭感覚となって手に負えなくなる可能性が出てきます。
また、扱う金額が大きくなると経済的負担とあわせて精神的な負担も大きくなります。一度の取引で大きな失敗をすると経済的・精神的な負担もちろん大きくなります。
自分のルールとして「毎月取引する金額はいくら」や「毎月の損切りはいくら」と決めておきます。自分でルールを決めることで経済的・精神的負担を少なくすることができます。
未成年が仮想通貨を運用してて親にバレるのか⁈
当たり前ですが家族共有のパソコンを利用していたら閲覧履歴からバレる可能性があります。
また、上記で説明した海外の取引所以外で国内の取引所では基本的に本人確認が必要です。さらに未成年者の場合、親の同意書が必要で必要書類なしで取引をしていた場合には法令違反となり処分される可能性もあります。
親に迷惑をかけず、正々堂々と取引をしたいなら親に許可をもらって取引しましょう。そして利益が出るようなったらまずは親に還元しましょう。
仮想通貨で利益が出たときの税金に注意しましょう
仮想通貨の利益には税金がかかります。仮想通貨の利益は雑所得扱いになります。ここでは、未成年で利益が出たときの税金について解説します。
雑所得は毎年1月から12月の期間で20万以上利益が出たときには税務署への申告が必要です。
さらに、給料があって雑所得もあって年間で合計38万以上あると親の扶養から外れてしまいます。扶養から外れる手続きをしないと親が脱税となってしますので注意が必要です。
怪しいオンラインセミナーには気をつける
世の中には、詐欺のような怪しいセミナーがたくさんあります。「絶対」「必ず」「損はしない」のようなフレーズが出てきたら、警戒が必要です。
特に未成年者や仮想通貨をはじめて間もない人は甘い言葉に乗ってしまいがちです。投資には絶対はありません。
仮に絶対があったら自分一人で利用するはずです。みんなが同じ手法を使うと先行メリットが無くなるからです。
しかし全てのセミナーがダメということはありません。セミナー中には自分の方向性や間違った知識を正してくれたセミナーもあります。怪しいセミナーかどうかの判断ができるまでまずは自分で知識を得ましょう。
【まとめ】なぜ仮想通貨を運用し始めたのかを今一度考える
未成年者にとって仮想通貨を運用するメリットもあればデメリットもあります。しかし、新しいことにチャレンジすることで視野が広がり、今後の人生に良い影響を与えます。
新しいことを始めるのは勇気が必要です。仮想通貨は今後社会の中心を取って代わるような可能性を秘めています。なので同世代の友達と差をつけるためにも今のうちから仮想通貨投資を始めることが大切です。
なんのために仮想通貨を運用しているのかわからなくなったらこのページに戻ってきてください。そうすることであなたの仮想通貨をはじめるきっかけを思い出すことができるでしょう。