「仮想通貨投資を始めたいのだが、収益が発生した時に現金化する方法がわからない…。税金も発生すると聞いたことがあるので、詳しく教えてほしい。」
現在、仮想通貨は投資対象として多くの方が取引していますが、初めて収益を出した方の中には、現金化の方法がわからず悩んでいる方も存在します。
そこで今回は、仮想通貨を現金化する方法を3つお伝えしながら、現金化する最適なタイミングと、現金化する際の注意点をお伝えします。
この記事を読むことで、仮想通貨を現金化する際の不安が消えます。ぜひ最後までご覧ください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E6%91%A9%E8%80%97-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E6%89%8B-%E9%9D%A9-3080558/)
仮想通貨を現金化する方法①仮想通貨取引所の利用
1つ目の仮想通貨を現金化する方法は、「仮想通貨取引所」を利用することです。
仮想通貨取引所とは、主にビットコインなど様々な種類の仮想通貨を保管している取引所のことで、仮想通貨の銀行とも呼ばれています。
この仮想通貨取引所では、保有している仮想通貨を法定通貨である日本円に換金することができます。
また仮想通貨取引所は、インターネット上のメールアドレスなどの個人情報と、免許証といった本人確認書類を提出することで無料登録でき、現金化する上で最も一般的な手段です。
仮想通貨を現金化する方法②ATMを利用する
2つ目の仮想通貨を現金化する方法は、「仮想通貨ATM」を利用することです。
仮想通貨ATMとは、文字通り仮想通貨を引き出すことができるATMのことで、スマートフォン型のウォレットを持っていれば、QRコードをかざすだけで簡単に換金することができます。
ウォレットとは、仮想通貨を保管する財布のようなもので、USBメモリのような物理デバイスや、スマホのアプリといった電子ウォレットが存在します。
この仮想通貨ATMは、2019年11月の時点で世界における設置台数が6,000台を突破し、順調に台数を伸ばし続けています。
ただ日本では、2020年4月の時点で利用できる仮想通貨ATMが存在せず、海外へ渡航する際に利用する機会が訪れることでしょう。
仮想通貨を現金化する方法③バンドルカードの利用
3つ目の仮想通貨を現金化する方法は、「バンドルカード」の利用です。
バンドルカードとは、国際ブランドである「VISA」に対応したプリペイドカードのことで、クレジットカードと同じようにVISA加盟店で使うことができます。
プリペイドカードとは、あらかじめカードに一定金額をチャージ(入金)することで、現金を使用せずに商品の支払いが行えるカードのことです。
特にバンドルカードは、審査や年齢制限がないので誰でも簡単に発行することができ、さらに入会費・年会費がともに無料なので、最近話題となっています。
またバンドルカードを利用するには、主に現金でチャージする必要がありますが、仮想通貨取引所の「Coincheck(コインチェック)」と連携することで、ビットコインの円建てチャージが可能となります。
なのでバンドルカードを利用して仮想通貨を現金化するには、まずコインチェックで口座を開設しなければなりません。
仮想通貨を現金化するには、やはり仮想通貨取引所の口座を開設するのが一番の近道ですね。
次の項目からは、コインチェックで仮想通貨を現金化する手順として「登録時」と「換金時」に分けて紹介しますね。
コインチェックで現金化する手順①登録時
コインチェックで仮想通貨を現金化するためには、アカウントを登録して口座を開設する必要があります。ちなみに、登録の際に必要な個人情報は下記の通りです。
- インターネット上のメールアドレス、もしくはFacebookアカウント
- 電話番号
- 本人確認書類(免許証、もしくはパスポート)
まず、コインチェックのトップページの新規登録ボタンからメールアドレス、もしくはFacebookアカウントを登録します。
そしてSMS認証、本人確認書類の提出を経て承認されると、コインチェックの口座を開設することができます。
また、コインチェックが詳しい登録方法を解説した動画を出しているので、不安な方はご覧になるとよいでしょう。
コインチェックで現金化する手順②換金時
コインチェックの登録を終え口座を開設しましたら、「コインを売る」というメニューで手持ちの仮想通貨を換金することが可能となります。
また、他の取引所で仮想通貨を保有している場合、「コインを受け取る」というメニューで仮想通貨をコインチェックの口座に移動でき、まとめて換金することも可能です。
ただ、初めて仮想通貨を現金化する際には、3つの注意点があります。順に解説しますね。
仮想通貨を現金化する際の注意点①入力ミス
現金化する際に、まず気をつけてほしい点は「入力ミス」をしないことです。
仮想通貨取引所では、ネット上で手軽に取引ができる反面、数字の入力ミスもすぐ反映されてしまいます。
一般的な銀行で送金ミスをしてしまった場合は、取り戻すまでに時間はかかりますが、お金そのものが消えるようなことはありません。
しかし仮想通貨の場合は、数字の入力が即座に反映されるため、桁数を間違えたりしてお金が消えてしまうケースがあります。
ちなみに一般的な取引所は、操作ミスなどで問題が起きた場合、基本的にフォローはしないと明記しているので注意が必要です。
仮想通貨を現金化する際の注意点②手数料
現金化する際の2つ目の注意点は、出金の際に発生する「手数料」です。
銀行などの金融機関では、時間帯によって出金する際に手数料が発生しますが、仮想通貨取引所でも同様に手数料が発生します。
この手数料は、1回あたり数百円と金額は小さいですが、頻繁に取引すると金額が積み重なるので注意が必要です。
ちなみに、国内大手の取引所における出金手数料は下記の通りとなるので、参考にすると良いでしょう。
- DMM Bitcoin:無料
- GMOコイン:無料
- コインチェック:400円
- bitFlyer:220円(3万円未満)、770円(3万円以上)
- bitbank:540円(3万円未満)、756円(3万円以上)
上記のように、「DMM Bitcoin」と「GMOコイン」は出金手数料が無料となっているのでオススメです。
前述しました「コインチェック」は出金手数料が発生しますが、初心者が扱いやすい取引所として紹介しました。
仮想通貨の扱いに慣れましたら、「DMM Bitcoin」や「GMOコイン」といった出金手数料が無料の取引所を利用してみると良いでしょう。
仮想通貨を現金化する際の注意点③税金
仮想通貨の現金化によって発生した利益は、金額に応じて税金を納めなければなりません。
仮想通貨の利益は「雑所得」として課税され、20万円を超える利益が発生すると確定申告を行わなければならず、翌年の所得税として税金を納める義務が出てきます。
特にこの雑所得は、金額が大きくなるほど課税される金額が大きくなる「累進課税」の仕組みなので、注意が必要です。
また、仮想通貨の税金計算は複雑なので、仮想通貨の損益計算をしてくれる「Gtax」というサービスの利用をオススメします。
仮想通貨の確定申告にオススメのサービス「Gtax」
Gtaxとは、確定申告の書類を簡単に作成することができる会計ソフトのことです。Gtaxの特徴として、下記の3点が挙げられます。
- 仮想通貨取引の損益を自動計算
- 確定申告の書類を作成する機能
- チャットサポートで気軽に質問ができる
このGtaxで仮想通貨の取引データを取り込むと、損益を自動計算してくれ、確定申告の際に必要な所得額を割り出してくれます。
またGtaxは、シンプルなメニューで初心者でも扱いやすく、しかも個人での使用なら無料で利用できるため人気となっています。
国内のほとんどの取引所に対応しているので、安心して利用することができますね。
仮想通貨を現金化する方法【まとめ】
今回は、仮想通貨を現金化する方法を紹介しながら、現金化する際の注意点を解説しました。要約すると下記の通りです。
- 仮想通貨取引所の利用「Coincheck(コインチェック)」
- 仮想通貨に対応したATM(現在は海外のみ)
- バンドルカードの利用
- 数字の入力ミス
- 出金手数料
- 納税金額の把握
- 「Gtax」で損益の計算
初めて仮想通貨を現金化する際は、通常の銀行で現金を引き出すような作業とは全く異なるので、不安になるかと思います。
ただ、初めは少額で取引を行うことで損失が抑えられるので、この記事で解説した注意点を把握しながら安全に運用していきましょう。