「キャッシュレスで節約できると聞いたのに、以前より出費が増えてしまった」という悩みを抱えていませんか。
キャッシュレスは手軽に使える分、お金を払うハードルが下がって無駄遣いしてしまいがちですよね。
この記事では、キャッシュレスで節約するコツやおすすめの家計簿アプリなどについて紹介しています。ぜひ一読して、節約の参考にしてみてくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23781979)
キャッシュレスの特徴
キャッシュレスとは、現金を使わずお金のやり取りをする決済方法のことです。
スマホやカード一つで支払いが完了し、支払いと共に商品交換や買い物時に使える還元ポイントを受け取ることができます。
キャッシュレスにはクレジットカードやデビットカード、電子マネーなどの種類があり、支払い方法は「前払い」「即時払い」「後払い」の3つです。
クレジットカードのように後払いしかできないものや、楽天ペイやPaypayなど3種の支払い方法から1つ選べるものなど、キャッシュレスによって支払い方法が異なります。
- 前払い:先にお金をカードやスマホ決済アプリにチャージして支払う方法。nancoやSuicaなど。
- 即時払い:利用した直後、銀行の口座から自動でお金が引き落とされる支払い方法。デビットカードやiDなど。
- 後払い:後日、利用した金額を1か月分まとめて支払う方法。クレジットカードやモバイルSuicaなど。
キャッシュレスは節約に向いている?
結論から言うと、キャッシュレスは節約に向いています。キャッシュレスは使えばお得なポイントが貯まったり、利用履歴が残って支出の把握がしやすかったりとメリットが多いです。
ただ、お金を使う意識が薄くなりがちなので、何も考えずに使っていると逆に損をしてしまいます。
キャッシュレスを上手に使って節約するには、4つのコツを押さえておくことが大事です。次の項目から詳しく説明していきますね。
- キャッシュレスで使用する金額を決めておく
- 使用するキャッシュレスを絞る
- キャッシュレスのポイントを重視しすぎない
- キャッシュレスの支出を把握する
節約するコツ①キャッシュレスで使用する金額を決めておく
キャッシュレスで節約するために一番大事なコツは、事前にキャッシュレスで使用する金額を決めておくことです。
キャッシュレスだと財布の中身が減らないので、意識していないと必要以上のお金を使ってもすぐ気付けません。無駄遣いを防ぐためにも、先にひと月いくら使うか予算を決め、それ以上は使わないようにしましょう。
利用金額の上限を設定できるクレジットカードを使ったり、電子マネーのオートチャージ機能は使わないようにしたりと、予算を越えないようキャッシュレスの機能を使い分けるといいですね。
オートチャージ機能とは、電子マネーの残高が設定以下の金額になると紐づいているクレジットカードから自動でお金が補填される機能のことです。
オートチャージ機能を使うと、前払いで予算分をチャージしても後でクレジットカードから追加されるので、予算以上の金額を使用することが容易になります。
無駄遣いが心配な人はオートチャージ機能を使わないのがおすすめです。
節約するコツ②使用するキャッシュレスを絞る
ポイント欲しさに多種のクレジットカードや電子マネーを使っていると、逆にポイントが貯まりにくく、利用履歴も分散して支出の把握が難しくなります。
「クレジットカードは2枚だけ」というように普段使用するキャッシュレスを絞り、効率よくポイントを貯めましょう。
キャッシュレスはよく行くお店と相性がいいものや、複数のお店で利用可能なものを選ぶとポイントを貯めやすいです。また、年会費がかかるのかにも注意しましょう。
節約するコツ③キャッシュレスのポイントを重視しすぎない
キャッシュレスでは、利用金額によってポイントがもらえて、買い物の支払いや商品との交換に使用できます。
ただ欲しい物を買うならいいですが、ポイント欲しさに必要ない物まで買ってしまっては本末転倒です。ポイントはおまけ程度に考えて、重視しすぎないようにしましょう。
「ポイント還元率UP」や「対象商品を買うと1,000ポイントもらえる」といったキャンペーンが定期的に行われますが、キャンペーンに釣られて必要以上にお金を使わないよう注意してください。
また、キャッシュレスのポイントには有効期限があるものが多いので、期限が切れる前に使うようにしましょう。
節約するコツ④キャッシュレスの支出を把握する
お金を使った感覚を忘れないためにも、定期的に支出を把握しましょう。会計時のレシートを見たり、Webサイトやアプリで残高や利用履歴を見たりしてこまめに確認してください。
前払いの場合は事前にチャージするお金を少額にすると、支出が確認しやすく、チャージするたびに「お金を使ったな」という意識を持つことができます。
「財布の中身が減らないとお金を使った気にならない」という人は、キャッシュレス使用後に使ったお金を実際に財布から抜いて別の場所に移すと、買い物した感覚が湧いていいですよ。
複数の電子マネーを使う場合は、キャッシュレスに対応した家計簿アプリを利用するのがおすすめです。次の項目からおすすめの家計簿アプリを紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
- Zaim
- マネーフォワードME
キャッシュレスにおすすめの家計簿アプリ①Zaim
Zaimは1,000万以上ダウンロードされた家計簿アプリです。無制限で金融関連サービスと連携することができ、棒グラフや円グラフで収支を見ることができます。
作った家計簿は月別で印刷できるので、家計簿を紙媒体で手元に残しておきたい人におすすめです。
Zaimの詳細 | |
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特徴 |
|
自動連携機能 | 有 |
レシート読み取り機能 | 有 |
月額料金(税込) |
|
対応デバイス | iOS、Android、PC(Web版) |
キャッシュレスにおすすめの家計簿アプリ②マネーフォワードME
マネーフォワードMEは、2021年家計簿アプリ利用率No.1の家計簿アプリです。連携したキャッシュレスは自動で利用明細が入力され、シンプルなグラフやカレンダー表示で入出金を確認できます。
無料版でも、食費や光熱費などの項目ごとの支出管理ができるので、細かく支出を分類して管理したい人におすすめです。
マネーフォワードMEの詳細 | |
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特徴 |
|
自動連携機能 | 有 |
レシート読み取り機能 | 有 |
月額料金(税込) |
|
対応デバイス | iOS、Android、PC(Web版) |
キャッシュレスの注意点
キャッシュレスは便利ですが、利用する際の注意点もあります。それが次の3つです。
- セキュリティ面で危険がある
- 使用できない店舗がある
- 機器の故障や災害などのトラブルに弱い
キャッシュレスは、カードの盗難やクレジットカードの情報流出などでお金を勝手に使われてしまうといった、セキュリティ面での危険もあります。
クレジットカードや電子マネーは、報告すると利用停止や被害額補填されることが多いので、不正利用されたかもと思ったらすぐ管理会社に報告するようにしましょう。
また、キャッシュレスは店舗によって使用できないことがあり、通信障害や店の支払い機器の故障、災害といったトラブルにも弱いです。
キャッシュレスが急に使えなくなっても大丈夫なように、普段から多少の現金を持ち歩いておくと安心ですね。
【まとめ】キャッシュレスを賢く使って節約しよう
キャッシュレスで節約するコツやおすすめの家計簿アプリなどを紹介しました。最後にまとめとしてキャッシュレスを使った節約術を載せます。
- キャッシュレスで使用する金額を決めておく
- 使用するキャッシュレスを絞る
- キャッシュレスのポイントを重視しすぎない
- キャッシュレスの支出を把握する
- キャッシュレスの管理は家計簿アプリを使うのがおすすめ!
紹介した節約術をあなたの生活に取り入れて、キャッシュレスを使いこなして節約しましょう。