海外FXで使えるクレジットカードは？入出金の仕組みも解説

「海外FXの取引にクレジットカードって使えるのかな？」と思っていませんか？手軽に決済できるクレジットカードで海外FXの取引ができたら便利ですよね。

実際のところ海外FXの取引が、クレジットカードで可能な業者が多くなってきています。しかし、すべてのカードが取引可能ではありません。

そこで本記事では、海外FXで利用できるクレジットカードの紹介や、クレジットカードでの入出金のメリットや注意すべき点などを紹介していきます。

最後まで読み進めれば、海外FXで取引可能なクレジットカードがわかり、その仕組みも理解できます。

冒頭画像出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/24106875

海外FXで使えるクレジットカード一覧

まずは、海外FX業者で利用可能なクレジットカード一覧をご紹介します。

海外FX業者	VISA	Mastercard	JCB
XM Trading	〇	×	〇
AXIORY	〇（現在一時的に使用不可）	×	〇
Tradeview	〇	〇	×
GEMFOREX	〇	〇	×
FBS	×	×	〇
IS6FX	〇	〇	〇
HotForex	×	×	〇
IronFX	〇	×	〇
instaforex	〇	〇	×
TitanFX	〇	〇	〇

利用できる国際ブランドには差がありあますが、上記10社の海外FX業者でクレジットカードが使えます。

また、手数料を抑えることができるので海外FXの取引を多く行っている人は、クレジットカードを使うことをおすすめします。

投資に使うクレジットカードを選ぶ時の3つのポイント

海外FXの入出金する際に使うクレジットカードを選ぶ時、何を重視したらいいのか迷ってしまいますよね。

そこで、この章では、クレジットカードを選ぶ時のポイントを3つ紹介していきます。3つのポイントは以下の通りです。

クレジットカードを選ぶポイントがわかれば、カード選びの迷いも減りますよ。

ポイント①限度額が大きいカードを選ぶ

クレジットカードで海外FXで入金する場合、ショッピング枠の範囲内で入金することができます。

そのため、クレジットカードの限度額が大きくないと、必要な投資資金を入金できない可能性があるのです。

まとまった資金でのトレードを希望しているなら自分が取引したい金額以上の限度額が適用されるクレジットカードを利用するのが良いでしょう。

ポイント②ポイント還元率が高いカードを選ぶ

海外FX口座にクレジットカードで決済すると、海外FXの業者で保留されることになります。そのため、決済時にはポイントが還元されます。

例えば、50万円の自己資金を海外FX口座に入金をすると、ポイント還元率1.00％のクレジットカードの場合、50万円×1.00％＝5,000円が一気に貯まります。

せっかく決済時にポイントが還元されるなら、ポイント還元率の高いクレジットカードを選ぶ方がいいでしょう。

ポイント③年会費永年無料のカードを選ぶ

海外FXの業者によっては、使えない国際ブランドのクレジットカードもあります。そのため、複数の年会費永年無料のカードを持っておいた方がいいでしょう。

また、ショッピング枠内の限度額しか、海外FX口座の入金ができないのでクレジットカードは複数所有して、投資の時に備えましょう。

以上の3つのポイントを意識して、生活費や買い物などで使っているカードとは別に、投資専門でカードを使うといいでしょう。

なぜなら、生活費と投資入金が混合して管理しにくくなるからです。また、限度額範囲内でしか海外FX口座に入金できないので、複数のクレジットカードを持った方がよいでしょう。

外FXで使えるおすすめな5つのクレジットカード

この章では、海外FXで使えるおすすめなクレジットカード5つを紹介していきます。それぞれの特徴を表にまとめたので見ていきましょう。

カード名	国際ブランド	年間費	ポイント還元率	公式サイト
ｄカード	VISA・Mastercard	無料	1.0％～4.5％	ｄカードの詳細
楽天カード	Visa・Mastercard・JCB・AMEX	無料	1.0％～3.0％	楽天カードの詳細
paypayカード	Visa・Mastercard・JCB	無料	1.0％～3.0％	paypayカードの詳細
リクルートカード	VISA・Mastercard・JCB・銀聯	無料	1.2％～3.2％	リクルートカードの詳細
三井住友カード（NL）	VISA・Mastercard	無料	0.5％～5.0％	三井住友カード（NL）の詳細

海外FXで使えるクレジットカード①ｄカード

dカードは、日本最大手の通信携帯会社のdocomoが提供しているクレジットカードです。ドコモのユーザーなら、携帯料金が抑えられたり、ポイント還元率も高くなります。

また、docomoのユーザーでなくても、1％の高い還元率なのが魅力です。例えば、FX会社に10万円入金すると、1,000円分のdポイントが付加されます。

日頃の買い物や、ネットショッピングでも使うことが可能です。高還元率で、投資しながらポイントが貯まるのは嬉しいですよね。

docomoユーザーで、日頃からドコモポイントを貯めている人ならｄカードを使った決済の方がポイントが貯まります。

海外FXで使えるクレジットカード②楽天カード

楽天カードは、楽天が提供しているクレジットカードです。カードの審査が緩めなので、始めてカードを持つ人にもおすすめなカードです。

海外FXの口座に入金すると、楽天ポイントを付加されます。還元率は、1.0％～3.0％と高めですから、楽天市場や楽天と提供するサービスでポイントを利用できてお得です。

楽天経済圏で生活している人なら、楽天カードで海外FXで決済するだけでポイントが貯まります。

海外FXで使えるクレジットカード③paypayカード

PayPayカードは、PayPayカード株式会社が提供しているクレジットカードです。

paypayカードはポイント還元率が1%ですが、Yahoo！ショッピングでは3%が還元され、Paypayポイントが貯まりやすクレジットカードと言えます。

還元率が高いFXの決済を利用することで、ポイントも貯まりやすいでしょう。また、入会特典が手厚いのもおすすめな点です。

海外FXで使えるクレジットカード④リクルートカード

リクルートカードは、大手人材会社のリクルートが提供するクレジットカードで、1.2%と高い還元率が魅力です。

また、モバイルSuica、楽天Edyなどの電子マネーチャージでもポイント対象となるので、二重取り、三重取りがしやすいため人気の高いクレジットカードと言えます。

リクルートポイントはPontaポイントやdポイントに交換ができるので、ポイントの使い勝手が良いクレジットカードです。

海外FXで使えるクレジットカード⑤三井住友カード（NL）

最後におすすめするのは、三井住友カード（NL）です。三井住友カード（NL）は、三井住友カード株式会社が提供しているクレジットカードです。

三井住友カード（NL）の一番の特徴は、カードに番号の記載がないナンバーレスカードである点です。スマホアプリなどから管理をするため、カードを紛失しても不正利用の防止になります。

通常のポイント還元率は、0.5%と低めです。しかし、セブンイレブン、ローソン、マクドナルドなどで、Visaのタッチ決済か、Mastercardコンタクトレスを利用すれば還元率は5.0％になります。

そのため、コンビニやマクドナルドの利用機会が多い人なら、効率的にポイントを貯めることができるでしょう。

海外FXにクレジットカードで入金する仕組み

海外FX口座へクレジットカードで入金するときは、ショッピング枠での支払いになります。

つまり、クレジットカードでの入金は、通常のお買い物する仕組みと同じです。

例えば、海外FX口座に10万円をクレジットカードで入金するとします。その後の流れは以下の通りです。

このように、海外FXでクレジットカードを使用するのは、オンラインショップでショッピングするのと同じ流れで行うことになります。

海外FXからクレジットカードで出金する仕組み

海外FXからクレジットカードで出金する仕組みは、2つのパターンがあります。それは以下の2つです。

同額までと、利益分を含むの出金の仕組みの違いを次の章から解説していきます。

入金額と同額までの出金の仕組み

入金額と同額までの出金は、ショッピング枠のキャンセル扱いになります。

そのため、クレジットカードの締め日前なら入金した金額を出金することになり、相殺することになるので指定口座から引き落とされることはありません。

しかし、締め日以降に出金すること、一度入金した金額が指定口座から引き落とされます。その後、出金時に一度引き落とされた金額が指定口座へ返金されることになるのです。

入金額を超える利益分を含む出金の仕組み

出金金額が、利益分を含む金額の場合は通常なら海外送金で出金され、指定の銀行口座に現金として入金されます。

しかし、クレジットカードで入金した分の出金の場合、クレジットカードで入金した金額はショッピング利益のキャンセルとして処理されます。

そして利益分は、海外送金後に現金化され指定口座に入金されます。つまり、50万をクレジットカードで入金した後30万の利益を発生させた場合、50万はショッピング履歴のキャンセルのため手数料がかかりません。

しかし、利益分の30万は指定口座に入金するため手数料がかかってしまいます。海外送金となる取引利益分の出金には、中継銀行手数料・着金銀行手数料が4,000〜5,000円程度発生してしまうのです。

海外FXの入出金をクレジットカードで取引するメリット

海外FXの取引でクレジットカードを使うメリットについて考えてみましょう。海外FXの入出金をクレジットカードで取引するメリットは次の2つがあげられます。

クレジットカードで海外FXの取引するメリットについて、次の章から詳しく解説していきます。

メリット①入金がすぐに反映される

クレジットカードで海外FXの入金をすると、入金情報がすぐに反映されて取引が開始できます。

国内銀行送金では数時間から数日、海外銀行送金の場合には、数日から数週間かかってしまいます。

その点、クレジットカードでの取引は即時反映されるので、「すぐに取引したい」と思っている人にはおすすめな方法なのです。

メリット②入金・入金と同額まで手数料が無料

海外FX口座に、クレジットカードで入金すると金額に関係なくすべて無料です。また、入金と同額までの出金までなら無料で取引できます。

銀行口座への送金の場合には、海外FXの業者によっても異なりますが、4,000円ほどかかってしまいます。

少しでも、手数料は安く抑えたいところ。入金金額を超えると利益分だけ、海外銀行への送金となってしまうものの、入金金額が無料で取引できるのは嬉しいですよね。

海外FXの入出金をクレジットカードで取引する際の注意点

海外FXの取引を、クレジットカードで行う場合の注意点もしっかり理解しておきましょう。注意点は以下の3つです。

海外FXの取引はメリットばかりではありません。注意点も理解して取引をしましょう。

注意点①ポイント目的では利用しない

海外FX口座に入金するのは、ショッピング枠を利用して入金するので通常の買い物のように、ポイントが付加されます。

しかし、出金すると入金をキャンセル処理するためポイントもキャンセルされます。ただし、1年出金をしないと、ポイントはキャンセルされずにすみます。

投資で入金となると付加されるポイントも多くなります。中には、海外FXの取引をせずに、ポイント付加目的でクレジットカードを使用するケースもでてきています。

こうした入金に対し、海外FA業者が税務署や財務局、取引先の金融機関に報告をする取り組みが進んでいます。ポイント付加目的で入金すると、今後取引ができなくなる可能性もあるので絶対にしないようにしましょう。

注意点②出金に時間がかかる

クレジットカードで海外FXの取引をした場合、入金はすぐに反映されますが出金は時間がかかります。

クレジットカードで入出金に対応している海外FXの業者の、出金申請してから出金されるまでの時間を見てみましょう。

海外FX業者	出金までに要する時間の目安
TitanFX	1営業日～1ヶ月程度
AXIORY	3～20 営業日
XM Trading	通常7～14日程度
FBS	最大2日程度

業者によってバラツキがありますが、海外FX業者の処理後クレジットカードのキャンセル処理があるので、実際は入金にもう少し時間がかかるでしょう。

また、クレジットカード会社の締め日をまたいでしまうと、さらに一か月後の処理になるので出金手続きをした金額が手元に入金されるまで、更にかかってしまう可能性があります。

このことを念頭に置いて、出金の申請は時間がかかるということを覚えておきましょう。

注意点③出金時の海外銀行送金には手数料がかかる

クレジットカードで入金した額を上回った利益を出金する場合、海外銀行への送金がほとんどです。

この場合、海外銀行への送金手数料が0円から4,000円程度かかります。

ずいぶんと金額に幅があるのは、海外FX業者によっては、一定額以上の出金で無料、1ヶ月に1回は無料などルールを設けていることがあるためです。

手数料が多くなるのは、海外銀行への送金に3つの場面で手数料が発生する可能性があるからです。

手数料は、各海外FX業者によってバラツキがあるので事前に調べておきましょう。

海外FXでクレジットカードで入金できない3つの理由

海外FXでクレジットカードを利用しようとしても、エラーとなり使えない時があります。「どうして使えないのだろう」と焦ってしまいますよね。

そこで、この章では海外FXでクレジットカードが使えない理由を解説していきます。主な原因になるのは以下の3つです。

海外FXでクレジットカードが使えない、3つの原因について詳しく解説していきます。

①ショッピング枠を超えた取引はできない

海外FXでクレジットカードの入金をする場合、クレジットカードのショッピング枠を利用するため、限度額を超えると取引できません。

ほとんどのクレジットカードの海外ショッピングは一括払いです。海外FXも同様で、リボ払いなどの複数回の支払いはできません。入金ができない場合は、利用限度額を確認してみましょう。

②使用するクレジットカードは本人名義のものだけ

海外FXで、クレジットカードを利用する場合、口座名義とクレジットカードの名義が同じでなくてはなりません。

口座名義がこの二つのどちらかに当てはまっている場合、クレジットカードは利用できません。クレジットカードと口座の名義が一致しているか、もう一度確認してみましょう。

③クレジットカード会社が決済拒否をしている場合がある

海外FXで、クレジットカードが使えない理由として、クレジット会社が決済拒否をしている場合があります。

決済拒否の理由は、海外FXの入出金の仕組みが考えられます。海外FXで入金する場合、ショッピング枠を利用します。

そして、出金する時は入金した金額をキャンセル処理することになります。クレジット会社にとっては、面倒な作業となり頻繁に入出金を繰り返すとなると、システム上トラブルがおきる可能性が出てきます。

そのため、クレジット会社によっては海外FX取引を拒否している場合があります。三井住友カードでは、以下のように海外加盟店における、外国為替取引を取引停止の理由としています。

クレジットカードによるご利用停止対象となるお取引
・海外加盟店における、外国為替取引（FX）・バイナリーオプションなどのデリバティブ取引、株式・債権・外貨の購入、投資信託、積立投資・海外生命保険（オフショア）などの金融商品の決済にかかる取引
※上記取引において、クレジットカードを利用し継続して月々のお支払いをされている場合は、お支払い方法の変更が必要となります。ご変更のお手続きにつきましては、お客さまご自身で行っていただく必要がございますので、あらかじめご了承ください。
引用：https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010328.jsp

海外FXの入金時に、クレジットカードが使えない時は、先に説明した2点に当てはまらないなら、クレジット会社に確認してみましょう。

海外FXの取引で使えるクレジットカードが無い場合の入金方法

海外FX業者にクレジットカードで入金しようとしたら、エラーが出て入金できないなら、他の方法を考える必要があります。

自分が持っている、クレジットカードで取引したいならbitwalletを利用するのも良いでしょう。bitwalletとは、オンライン上の無料ウォレットサービスを通じ簡単に決済できるサービスです。

VISAはもちろん、MasterCard、AMEX、JCB、Dinersなど、海外FX業者に入金できなかったカードもbitwalletなら入金できます。

bitwalletから、海外FX業者への送金は無料で即時反映されます。しかし、クレジットカードからbitwalletへの入金は手数料がかかってしまいます。

VISA・mastercardのクレジットカードでの入金の場合入金額の8％、それ以外のクレジットカードだと入金額の8.5％の手数料です。

入金額の8%だと、例えば入金額が50万円の場合40,000円にもなります。これは、高額になってしまいますね。

逆に、bitwalletから日本の銀行口座へ出金する場合は824円かかります。出金の手数料は一律824円というのは安いですよね。

また、bitwallet経由で出金すれば海外FX業者からbitwalletへ即着金され、その後bitwalletから銀行口座への送金は24時間以内に完了します。

通常の海外FX業者からの出金手続きは、手数料が高いと4,000ほどかかりますがbitwalletなら824円。そして、出金に時間がかかりストレスを感じていた人にはおすすめなサービスです。

ただし、入金時の手数料が高いのは気になるところですが、複数の海外FX業者を利用している人や、visa以外のカードでの利用を希望している人は検討してみるのもいいでしょう。

bitwalletの公式サイトを見てみる

【まとめ】海外FXで使えるクレジットカードと入出金の仕組み

海外FX業者への取引をクレジットカードで行う場合、すべてのクレジットカードがつかえるわけではありません。

クレジットカードで、入金しようとしてエラーがでてしまって焦ってしまったこともあるでしょう。クレジットカードで、入金出来ない理由は以下の3つが考えられます。

取引が簡単なクレジットカード決済ですが、海外FXの取引をする際の注意点をよく理解した上で利用しましょう。

また、複数の海外FX業者と取引している人や、出金のストレスを感じている人、また海外FXで対応したカードを持っていない人はbitwalletの決済サービスを利用してみるのもおすすめです。