「投資信託ってどんな仕組みなの?投資信託でもインデックスがおすすめと聞いたけど…。」
投資の商品の中でもリスクが少ないと言われるのが投資信託です。投資初心者でもハードルが低く購入しやすい商品です。
この記事では、投資信託の仕組みや、代表的な2種類の運用方法の特徴を紹介します。これから投資を始めたいけど、何を買えばいいのかわからないと悩んでいる場合は、参考に読んでみてください。
投資信託は、株式投資やFXと比べるとリスクは低いですが、経済状況によっては損が出る可能性はあるので、商品を購入するときは、必ず自分で確認してから購入しましょう。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3830420?title=%E6%A0%AA%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%A7%E8%B3%87%E7%94%A3%E5%A2%97%E3%82%84%E3%81%99&searchId=55181759)
投資信託ってどんな仕組みなの?
投資を始めようと、どの商品を選ぶか迷った時に「投資信託」を勧められたことありませんか。
これから投資を始めるなら、始めは投資信託を買っておいた方が安全だよ。
初めて投資をする人にはこのように投資信託を勧める人が多いです。ただ、仕組みがわからないといくら勧められても購入しづらいですよね。
投資信託を買うと有名企業の株を持てる?
投資で1番想像しやすいのが株式投資でしょう。株式投資は、自分のお金で好きな企業の株を買うことができますよね。
一方で、投資信託は証券会社や銀行に自分のお金を預けて、運用会社(プロ)に運用してもらいます。投資信託の中身は、株や債権など様々な商品の詰め合わせになります。
例えば、海外の有名企業の株を運用している投資信託を購入すると、Appleやマイクロソフトなど大企業の株を持てますし、日本の投資信託を購入すれば、トヨタやソニーなどの有名企業の株を持てます。
投資信託は分散投資をしている
投資信託は、商品を購入すると様々な企業の株や債権を持つので、分散投資していることになります。
例えば、世界中の有名企業の株を運用している投資信託であれば、アメリカやEU、東南アジア、ブラジルなど先進国から新興国の株を購入するので、世界各地に分けて投資しているのです。
どんな分散投資をしているかは、投資信託の商品名を見るとわかりやすいでしょう。また、商品名からわからなくても、商品の説明にどんな運用をするか記載があります。
全米株式とあれば、アメリカの株式、新興国とあれば、東南アジアや南米に分散投資しています。
投資信託は買うときに手数料はかかる?
投資信託を購入すると、次の2つの手数料がかかります。商品を購入するときは、2つの手数料がどのくらいかかるか注意しましょう。
- 販売手数料:商品を購入するときにかかる手数料
- 信託報酬(運用管理手数料):商品を持ち続けると発生する手数料
販売手数料は、商品を購入するときにかかる手数料です。商品を購入するときに1度だけかかるお金になります。
信託報酬は、投資信託を持っている間払い続ける手数料です。商品によって0.1%や1%などバラバラのため、手数料を低くしたいならば、信託報酬が安い商品を選択すると良いでしょう。
ネット証券で投資信託を購入すると、販売手数料が0円の商品もあるので、銀行の窓口で購入するよりも、ネット証券の方が安く購入できることが多いです。
どんな仕組みで投資信託は利益が出るの?
投資信託は、自分のお金をプロに運用してもらいますが、任せている以上利益が出ないと困りますよね。投資信託はどのような仕組みで利益がでているのでしょうか。
投資信託は購入したときの価格と、売却したときの価格の差が利益となります。株式投資で利益を出す方法と一緒です。購入した投資信託をいつ売るかは自分で判断することになります。
もし、投資信託の価格が経済状況が良くなってもっと上がると予想すれば、そのまま持っておけば良いですし、これから悪くなりそうだから、確保できる分だけ利益をとっておこうと思えば売っても大丈夫です。
インデックスとアクティブの違いは?どんな仕組み?
投資信託の商品を見ると【インデックス~】【アクティブ~】と商品名についてます。投資信託は2つの代表的な運用方法(インデックスとアクティブ)があり、特徴を知っておくと商品を選びやすくなります。
- インデックス:経済指標に合わせて平均的な取引をする
- アクティブ:経済指標を上回る利益が出るように取引をする
インデックスって何?
インデックスとは経済指標に合わせて取引をすることです。経済指標とは、例えば【日経平均株価】、【TOPIX】、【ダウ】、【S&P500】などを指します。ニュースで言葉だけでも聞いたことありませんか。
商品名に日経平均株価とついていれば、日本経済新聞社が選んだ企業の平均株価に連動します。TOPIXであれば東証株価指数に連動していることになります。
経済指標通りに機械で自動売買をするために、人件費がかからないので、購入手数料や信託報酬が安いのが特徴です。
アクティブって何?
アクティブは、運用会社のトレーダーが株や債権を購入します。インデックスを上回る利益を目指そうと、経済の専門家やトレーダーが市場を分析して購入する株や債権を決めています。
多くの専門家が関わったり、インデックスより取引回数が多くなったりするので、手数料が高くなるのが特徴です。
商品名にはインデックスファンドなど「ファンド」とついていることが多いですが、ファンド=投資信託という意味です。
インデックス投資のメリット・デメリット
インデックスのメリット・デメリットは次のとおりです。経済指標に沿って動くので、動きを読みやすいのが特徴ですね。
- 手数料が低い
- 経済指標に沿って動くので値動きが読みやすい
インデックスの1番のメリットは、商品を購入するとかかる手数料や売却するまでかかる信託報酬が安く済むことです。
経済指標に合わせて機械で株や債権を自動売買するため、人件費がかかりません。そのため、手数料を安くすることができます。
- 短期間では実績がでない
- ローリスク・ローリターンである
- 良くも悪くも平均的な利益
インデックスは、1年~数十年単位で積立することを前提としています。そのため、短期間で利益は出ません。そのため、長期間放置できる、または商品の価格が上がるまで待てる人に向いています。
また、インデックスのメリットでリスクが少ないと説明しましたが、リターンも少ないので、投資した金額よりも高額な利益が欲しい人にとっては、物足りなく感じるかもしれませんね。
アクティブ投資のメリット・デメリット
アクティブ投資のメリット・デメリットは次のようになります。運用が上手くいけば、インデックス投資よりも大きい利益が見込めます。
- 経済指標よりも大きい利益を得られる可能性がある
- 損失が少なくなるように、運用会社があらゆる対策をしている
アクティブ投資は、平均的な利益を目指すインデックス投資よりも、多くの利益を出すことを目標としています。運用が上手くいけば、経済指標よりも高額な利益が得られる可能性があるでしょう。
また、インデックス投資よりも大きな利益を目指すため、その分損失も大きくなる可能性があります。そのような事態に備えて運用会社もあらかじめ対策をしているので、経済状況等が悪くなっても損失を抑えられます。
- 信託報酬が高い
- インデックス投資よりもリスクが高くなる
アクティブ投資は、利益を多く出すために1つの商品に多くの専門家が関わっています。機械で自動売買するインデックス投資と違い、人件費がかかっているので信託報酬が高くなる傾向にあります。
また、インデックス投資は指標に沿って取引するので、経済状況が悪化した場合は、その指標のまま悪くなります。
一方で、アクティブ投資は、ハイリスク・ハイリターンの取引が繰り返されます。当然経済状況が良くなれば、ハイリターンですが、悪くなればハイリスクになるので、損失も多くなります。
利益重視ならインデックスよりアクティブの投資信託
「損する可能性があっても利益を取りたい!」と考えているならば、アクティブの投資信託を選んでみましょう。インデックスよりもリスクが高いですが、元は投資信託なのでリスクに対する備えはできています。
経済指標を上回る利益を出すために、株や債権の売買をインデックスよりも行うので、手数料が高くなる傾向になります。さらに利益が出ていないと信託報酬だけかかってしまうので、商品を選ぶときは注意しましょう。
すでにインデックス投資の商品を購入している場合は、利益重視のアクティブ商品を購入して、資産を積極的に増やすことに挑戦しても良いですね。
インデックスは仕組みが簡単なので初心者向け
「大幅に増えなくて良いので、安全に資産を増やしたい!」と考えているならば、インデックスの投資信託を選びましょう。
また、「難しいことは考えずに、商品を購入して資産が増えればいい。」と思っている人にもインデックス投資は向いているでしょう。
経済指標を見るだけで良いので、例えばTOPIXの投資信託を購入したら、毎日TOPIXの数値をチェックすれば良いです。運用はプロがしてくれますから。
毎日投資のことを考えて生活することは難しくても、商品を購入したら運用利益が増えるのを待つだけならやりやすいです。
投資方針を決めてインデックスかアクティブかを選ぼう
インデックスもアクティブも説明したとおり、メリット、デメリットがあります。自分がどのような方針で投資を進めるかによって選択する商品も変わります。
例えば、100万円投資に使える資金が手元にあって、半分をインデックスに回す、半分をアクティブに回す方針でも良いでしょう。
投資信託であれば、商品を購入するだけで分散投資になります。インデックスでもアクティブでもリスクの対策はできているので、後は利益を堅実に増やすか、積極的に増やすかになります。
筆者は、投資を始めたばかりのころは、損失を出さず、徐々に資産を増やしたいと思っていたので、インデックスの投資信託を多く購入していました。(現在はアクティブで運用している商品も購入しています。)
投資信託の仕組みを理解して投資を始めてみよう
投資には株式投資やFX、ロボアドバイザーなど様々な商品があります。投資信託は、自分のお金をプロに運用してもらえるので、初心者でも安心して購入できる商品になります。
また、株であれば、企業の情報や株価の推移などを調べたり、今後の業界の変化を調べたりする必要があるので、勉強することが多くなるでしょう。
FXであれば、外国の経済情報や外貨の動きなどを勉強する必要がありますし、知らないといけない用語も多くなります。
株やFXと比べれば、投資信託は商品を選んで購入するだけなので、知っておく情報が少ないです。投資をこれから始める人にとってはハードルが低くてやりやすいですよ。
投資信託の仕組みは?インデックスは初心者におすすめ?まとめ
今回は、投資信託の基本的な仕組みと代表的な運用方法の特徴を取り上げました。投資信託は、投資の中でも1番リスクが少ない商品です。
これから投資を始めたい、資産形成を始めたいと考えている場合は、投資信託が基本的な知識も少なくやりやすいのでおすすめです。
また、購入資金が少なくても商品によっては100円から購入できるので、「投資を始めようと思ったけど、お金が足りない…。」という心配も不要です。
ただ、数年~数十年単位で積立をしないと利益が出ません。基本的に長期間待てる人には最適な商品です。