お酒をやめると節約できると分かっていても、習慣づいた飲酒をやめるのはなかなか難しいですよね。お酒をやめるのは難しいですが、やめることができれば家計の余裕が出るので少しずつ取り組むことをお勧めします。
お酒をやめることで節約できるのは、お金だけではありません。お酒をやめることで何をどれくらい節約できるのかを知るだけでも、お酒をやめようという気持ちが高まりますよ。
この記事を読めば、お酒をやめることで節約できるもの3つやお酒をやめるメリットを知ることができます。お酒をやめるための方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/0-4zzoh3JXU)
お酒をやめると節約することができる!
最初に伝えておきたいのですが、この記事では「絶対お酒をやめた方がいい」と言うつもりはありません。お酒は使い方によってはコミュニケーションを円滑にすることができますし、気分が落ち着きますよね。
ただ、お酒をやめることにメリットがあることもまた事実です。お酒との付き合い方は人それぞれなので強要はしませんが、少しでもお酒をやめることに関心があるのなら、選択肢のひとつとして検討してみてください。
お酒をやめるのは大変ですが、お酒をやめると3つのものを節約することができます。
- お金
- 時間
- 意志力
3の意志力はあまりピンとこない人もいるかもしれませんが、次章以降でそれぞれ詳しく解説していくので大丈夫ですよ。
何が節約できるのか、節約できたら何ができるのかを知っておくだけで、お酒をやめるモチベーションが上がります。ぜひチェックしてくださいね。
お酒をやめると節約できるもの①お金
言うまでもなく、お酒をやめるとお金を節約することができます。普段どれくらいお酒を飲むかにもよりますが、かなりの金額を節約することができますよ。
会社の付き合いなどで飲み会に行くことは月に数回あるでしょう。仮に1回4,000円使うとして、月に3回飲み会に参加するとなると、飲み会代だけで月に12,000円になります。
これに加えて一人で晩酌もするなら、お酒やおつまみも含めて1回1,500円くらいは使うひとが多いでしょう。これが週に3回ほどあるなら1ヶ月にすると18,000円です。
- 飲み会代:1回4,000円×月に3回=12,000円
- 晩酌代:1回1,500円×月に12回=18,000円
- 合計:月30,000円→年間360,000円
飲み会代と晩酌代を合わせると月に30,000円にもなります。1年で考えると360,000円です。こう考えるとかなり大きいですよね。もし仮に、お酒をやめるのであればボーナスがもらえるようなものです。
もし、お酒をやめて毎月30,000円余れば、将来のために貯金しても良いでしょうし、借金があるなら毎月の返済も楽になるでしょう。
とはいえ、急にやめるのは大変なので、少しずつ量を減らすことをお勧めします。例えば、「お酒飲みたいな」と思ったときに「月に1回だけやめる」など、小さな目標から始めてみてください。
お酒をやめると節約できるもの②時間
お酒をやめると時間も節約することができます。飲み会に参加すれば、移動なども含めるとなんだかんだで3時間くらいはかかるでしょうし、晩酌をするなら買い出しにも時間がかかりますよね。
お酒を飲んで酔っている時間もかなり長いはずです。酔っているときは、判断力や記憶力が鈍くなるので有意義に過ごすのは難しいです。
酔っているときに何かするとすれば、仕事の愚痴を言い合ったり、何にも考えずボーッとネットサーフィンをしたりなどでしょう。その時間も楽しいかもしれませんが、あまり長いのも困りものです。
お酒を飲むときには、お酒を飲んでいる時間もそうですが、お酒を買い出しに行く時間や、酔っている時間もあるのです。
飲み会は3時間でも次の日の昼間までろくに集中できないのであれば、半日近くがお酒に奪われていることになります。
もちろん、会社の飲み会で仕事の方針が決まるようなこともあるでしょうから、「飲み会は全て無駄だ」というつもりはありません。
仕事の状況も考えながら「3回に1回は断る」「重要な仕事の前以外は断る」など、自分が無理なくできるルールを設定してみてください。
お酒をやめると節約できるもの③意志力
お酒をやめると意志力も節約することができます。あまりピンとこないかもしれませんが、意志力は1日に使える量が限られているんです。
午前中はていねいに仕事ができても、夕方ごろになると「めんどくさいな」と思うことが増えて、ちょっと雑になってしまうことってありますよね。
お酒を飲むと疲れが抜けにくくなって、頭もボーッとしがちになります。
こういう状態で、意志を強く持って「頑張ろう!」とはなかなか思えないはずです。もしお酒を飲まなければ、体は軽く頭はすっきりした状態になるので、意志力をちゃんと発揮できるようになりますよ。
ただ、お酒を飲んで仕事を忘れてすごす時間があった方が、仕事にも張り合いが出るという人もいるはずです。
その場合は、「重要な打ち合わせの前はお酒をやめる」など、仕事にダメージが出ないやり方を模索してみると良いでしょう。
節約だけじゃない!お酒をやめるメリットはたくさんある
お酒をやめると、お金や時間、意志力が節約できますが、お酒をやめる効果はこれだけではありません。お酒は健康にも影響を与えます。
お酒を飲みつづける生活をながく続けていると身体に負担がかかってしまいます。健康を害せば、医療費かかりますし、集中力が落ちて仕事に打ち込めなくなることもあるでしょう。
お酒をやめればそういったことは無くなりますし、自分に自信を持つことができるようになります。自信が持てればいろんなことに前向きになれますし、前向きで明るい人はみんなから好かれるものです。
ただ、お酒をやめると体は健康になれても、精神的にはストレスが溜まって辛くなる人もいるでしょう。その場合は、体と精神の健康バランスを考えて、無理なく続けられるよう工夫してみてください。
お酒をやめて1〜2週間ほどで震えなどの症状が出ることがあります。症状が出た場合、アルコールに依存している状態なので、少しずつでも良いのでお酒の量を減らすことをお勧めします。
節約を始めよう!お酒をやめる方法
お酒をやめようと心に決めても、具体的なやり方が分からなければできませんよね。ここでは、お酒のやめる方法について紹介していきます。お酒をやめるには、以下の3つの手順で進めていきます。
- お酒を飲んでしまうタイミングを知る
- お酒を飲みたくなる環境を作らない
- お酒を飲みたくなったら置き換える
次章以降で、それぞれを解説していくので、ここではなんとなくの流れが分かれば大丈夫ですよ。
お酒をやめる方法①飲んでしまうタイミングを知る
まず最初に、自分がどういうときにお酒が飲みたくなるのかを知ることから始めます。お酒を飲むのが習慣になっているときには、多くの場合、無意識のうちにお酒を飲んでしまっています。
お酒を飲みたいと思う瞬間を知っておかないと、そこでお酒を飲むのをやめることができません。自分を観察して、お酒を飲みたいと思ったらどういう状況だったか記録してみましょう。
例えば、仕事帰りや空腹になったとき、ストレスを感じた時などです。
お酒を飲みたくなることが思ったよりも多くても、落ち込む必要はありません。まずは、どれくらいなのかを客観的に見るだけでOKです。
お酒をやめる方法②飲みたくなる環境を作らない
次に、お酒を飲みたいと思う環境を作らないようにします。空腹になったときにお酒を飲みたくなるなら、食事を数回に分けたり、すぐに口にできるようにナッツなどの間食を持ち歩いたりすれば良いのです。
また、仕事終わりに飲みたくなるのであれば、家に帰るまえにスポーツジムに行って運動するなど、ワンクッション入れてみましょう。
ストレスに関しては、ストレスを感じたらすぐに解消するように努めます。深呼吸したり、自分の気持ちをすべて書き出して客観視したりなどお酒に頼らない方法を実践してください。
繰り返しお伝えしていますが、毎回毎回お酒を我慢する必要はありません。お酒をやめるときは最初が1番大変なので、焦らず少しずつ減らしていきましょう。
お酒をやめる方法③飲みたくなったら置き換える
環境を作っても、お酒を飲みたい気持ちが収まらないこともあるでしょう。そういった時は、お酒を飲むという行動を他の行動に置き換えます。
例えば、炭酸水を飲む、ガムを噛む、激しい運動をするなどです。ここで大事なのは、その置き換えをしている間はお酒を飲むことができないものにすることです。
テレビを見る、ネットサーフィンをするなどはテレビやスマホを見ながらお酒が飲めてしまうので、この置き換え方はよくありません。
習慣はなくすよりも置き換える方が簡単なので、お酒を飲むことを違う行動に置き換えてみましょう。
「飲んだつもり貯金」はお酒を飲みたくなったときに、飲んだことにしてお酒やおつまみに使うはずだったお金を貯金するというものです。
晩酌を我慢したのであれば、飲んだつもりになって1,500円を貯金するのです。「飲んだつもり貯金」専用の貯金箱を準備すると良いでしょう。貯金箱がなければ封筒でもチャック付きの袋でも構いません。
お酒をやめたことでどれだけ貯金ができたのかがすぐに分かります。溜まっていく貯金を見れば、お酒をやめるモチベーションを維持できるでしょう。
それでもやめられない場合は、アルコール外来に行くことも検討してみてください。保険が効かないケースがあるので、出費は大きくなりますが、一時的にお酒が飲めなくなる薬を使えば強制的にやめることができます。
お酒をやめて節約しよう まとめ
お酒をやめると節約できるという内容をお伝えしました。お酒で節約できるものは3つありました。
- お金
- 時間
- 意志力
お酒をやめるだけでこれだけのものが節約できるのは、かなり大きいですよね。そして、お酒をやめるための方法もお伝えしました。
- お酒を飲みたくなるタイミングを知る
- お酒を飲みたくなる環境を作らない
- お酒を飲みたくなったら置き換える
- お酒を飲めないような行動に置き換える
- 飲んだつもり貯金も活用する
急にお酒をやめるのは少し抵抗があるかもしれませんし、依存している場合は身体に症状が出る場合もあります。禁酒ではなくても減酒をすることで節約効果はあります。
急にやめるのは難しいと感じる人は、晩酌はやめて誘われたときだけ飲む、休肝日を週○日作ると決めるなどの工夫をしてみてくださいね。