「節約しんどい。疲れた。」「どれだけ頑張っても貯金が貯まらない」と、節約に困っていませんか?
貯蓄はなかなか増えないのに、「老後2000万円」と、将来への不安は増す一方。
そこでこの記事では、節約がしんどいと感じた時の対処法や、無理せずできる節約方法を紹介します。
無理せずに節約生活を長く楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
節約がしんどいのには理由がある
「節約がしんどい」と一言に言っても、人によって様々な要因が考えられますよね。主に考えられるしんどい要因は以下の通りです。
- 我慢しすぎ
- 目的がない
- 予定通りいかない
- 周りと比べてしまう
- 将来に対する不安
- 贅沢への罪悪感
この6つを見て、「そうそう!」と合点がいくこともあれば、ピンとこないこともあるかと思います。
ここからは、上記の6つについて詳しく紹介していきます。ピンとこないことも、もしかしたら無意識のうちに重荷になっている可能性があるので、是非目を通してみてくださいね。
我慢しすぎで節約がしんどい場合
節約がしんどい要因として、1つめに紹介するのは、我慢しすぎて節約がしんどい場合です。商品やサービスの質を下げると節約にはなりますが、やりすぎるとしんどくなってしまいます。
例えば、「節約には自炊がつきもの」と考え、苦手な自炊を無理してやってはいませんか?
たしかに、自炊が節約になることは間違いありませんが、「幸せになるために節約してる」のにストレスを抱えていては元も子もありません。
我慢しすぎず、心に余裕を持てるようにして、節約が続くようにしましょう。
節約に目的がなくてしんどい場合
節約がしんどい要因として、2つめに紹介するのは、目的がなくて節約がしんどい場合です。
ただ漠然と節約しようと思っていても、なかなか貯められないものです。「なんとなくやった方がいい気がする」という節約では、モチベーションが保てませんから。
「1年で○○円(月に〇円)」や「恋人と結婚するため」のような、具体的で期限がある目標・目的を設定するといいでしょう。
何のために貯めているのか、目的をはっきりさせることができれば、日々の節約のモチベーションにもつながりますよ。
予定通り節約できなくてしんどい場合
節約がしんどい要因として、3つめに紹介するのは、予定通り節約ができなくてしんどい場合です。「月に3万貯めたいのに、結局使い切ってしまう」といったことはありませんか?
たしかに、毎月安定して貯蓄ができると理想的ですが、やむをえない出費で貯蓄がコンスタントにできないのは当然ともいえるでしょう。
改善するコツとしては、「3カ月で8万円が目標」「1年で30万円貯めよう」など少し長めの期間で、目標を緩く設定することです。
また、給与を受け取った際に、あらかじめ貯蓄分を天引きしておくのも対処法の1つですよ。
周りと比べてしまって節約がしんどい場合
節約がしんどい要因として、4つめに紹介するのは、周りと比べてしまって節約がしんどい場合です。「20代で貯金1000万」「月の食費は1万」など、貯蓄や節約がすごい人を見ると落ち込みますよね。
ですが、人生の幸せは「貯蓄額」でも「節約額」でも決まりません。そしてなにより、お金を他人と比べて競争してはいけません。
まずは、あなたの軸を持つことが大切です。自分に合った、自分のための目標を設定し、クリアしたら自分をほめてあげると上手くいきますよ。
将来に対する不安でしんどい場合
節約がしんどい要因として、5つめに紹介するのは、将来に対する不安でしんどい場合です。結婚、育児・教育、家のローン、車、老後と、将来を考えるとできるだけ節約しておきたいのはわかります。
そんな方は、「不安だから」と抽象的かつネガティブな感情で節約をしている可能性が高いです。そういった節約は精神的にしんどいだけです。
「幸せな結婚生活のために○○円貯める」「理想の車に乗るために、2年で○○円節約する」など、具体的かつポジティブな目標が設定できると、改善できますよ。
贅沢に対する罪悪感でしんどい場合
節約がしんどい要因として、最後に紹介するのは、贅沢に対する罪悪感でしんどい場合です。これは多くの人が無意識に感じていることなので注意しましょう。
「節約中なのに、ついコンビニでアイスを買ってしまった」「ついゲームの課金をしてしまった」など、つい使ってしまったことに対して、大きな罪悪感を抱いたことはありませんか?
そんな方に覚えておいてほしいのが、「お金は使うもの」ということです。実は、節約上手の人たちは、「使うのが上手」なのです。
ですので、たまのご褒美・贅沢は悪いことではありません。むしろ、見直すべきは食費などの変動費より、月々の固定費です。次の章で詳しく解説していきます。
「固定費」を見直して、しんどくない節約を!
しんどくない節約をするなら、まず「固定費」を見直しましょう。節約といえば、食費や生活費を削りがちですが、最も楽で大きな節約は固定費です。
というのも、食費は1回の自炊で1回分の食費しか浮きませんが、固定費は1回見直すとその後毎月毎月お金が浮きます。固定費を浮かせるほうが断然楽ですよね。
では、具体的に見直すべき固定費は以下の5つです。1つずつ詳しく紹介していきます。
- 通信費
- 光熱費
- 保険
- 家
- 車
通信費
大手キャリアと契約している方は、格安SIMに乗り換えるだけで月に約5000円、年に6万円の節約になります。
2018年のデータによると、大手キャリアの通信費は平均「8,023円」ですが、格安SIMは「2,889円」で済みます。(参考:MMD研究所)
デメリットとしては、キャリアメールが使えないことと、通話が高いこと、LINEのID検索が使えないことなどが挙げられますが、GmailやLINE通話などをすれば問題ありませんよ。
光熱費
2016年(平成28年)4月1日以降、電気の小売業への参入が全面自由化され、電力会社を自由に選べるようになりました。
地域ごとに契約できる電力会社は異なるため、まずは料金シミュレーションを行って、より安い契約を結びましょう。
保険
月々に払っている保険も見直しの対象と言えるでしょう。オススメなのは、「もし起きたら損失が大きすぎる保険にだけ入る」ことです。
例えば車なら、「対人対物については億クラスの損失になってしまうので加入するが、車両保険はそこまでじゃないので入らない」のようなイメージです。
これは人によって価値観が異なるので、自分の軸を持って入る保険と不要な保険を見分けるようにしましょう。
家
家も、毎月払う家賃がありますよね。実は毎月の家賃は交渉することができます。
例えば、同じマンションで物件掲載されている部屋の家賃が、自分の部屋の家賃より低ければ、契約更新の際に交渉してみてはいかがでしょうか。
車
もし近々車を買おうと考えているなら、新車よりも中古車をおすすめします。
というのも、車とは「移動手段の1つ」ですよね。ということは、見た目とかデザインは二の次なのです。
節約のために「移動手段」と割り切って買うことをオススメします。よほど車が趣味でなければですが…。
ルールを決めて、しんどくない節約を!
節約するときに自分のルールを決めておくと、モチベーションを保ってしんどいことなく節約を続けることができます。
ここでは節約に関するオススメルールを紹介しますので、あなたに合うものをぜひ実践してみてください。
- 苦手なことはやらない
- 時間のかかる節約はやらない
- ストレスがたまる節約はしない
- 数円、数十円の差は気にしない
- 他のものを失う節約はしない
- 生活の質が下がる節約はしない
- 家計簿はつけない(キッチリ管理しない)
- 給料日に貯金額を天引きする
- モノは極力持たない
- 節約メリットよりもデメリットの方が大きい節約はしない
このように自分のルールを決めておくと、自分の中で明確な軸ができるので、迷ったり悩んだりクヨクヨしたりすることがなくなりますよ。
節約がしんどい まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。最後にこの記事の内容をまとめます。
- しんどい理由は主に6種類。1つずつ解消しよう
- 楽で効果の高い「固定費」から見直そう
- 節約には自分のルールを持とう
大切なのは「いくら節約できたか」よりも「自分の軸で節約できたか」です。
必要のないものには徹底してお金をかけなず、自分が好きなもの、やりたいこと、我慢したくないものには惜しみなくお金を使うと、節約のしんどさも解消できるでしょう。