毎日の通勤や出張・旅行のときにかかる交通費を節約できたら嬉しいですよね。
そこでこの記事では、バスやタクシーなどを含めた「全体的な交通費を節約する方法」と「電車・飛行機での交通費を節約する方法」を紹介します。
今日から始められる方法や、予約をすることで節約できる方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.pakutaso.com/20190645176post-21743.html)
全体的な交通費を節約する方法
「交通費」として考えられるものには、電車や飛行機、タクシーやバスに乗ったときの料金があります。
そこでまずは、それらを含めた『全体的な交通費』を節約する方法を紹介します。それが以下の3つですね。
- 歩く
- 自転車
- 早割
この3つを活用すれば何万円も節約できたり、そもそも交通費を使わないことも可能です。
次の項目から、各方法について詳しく説明していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
交通費を節約する方法:歩く
交通費を節約する上でもっとも効果がある方法は、「交通機関を利用せず自らの足で歩く」です。歩くだけなら交通費はかかりませんね。
自宅から会社までや空港から旅行先の目的地まで、ずっと歩き続けるのは大変です。ですが途中の一部分だけなら歩けますよね。
例えば少し早く家を出て一駅分歩いてみたり、旅行先でバスを使わずに観光がてら歩いたりすると、交通費をかなり節約できます。
歩くことで健康になり、それが回り回って医療費の節約にもつながっていきます。歩いて体と気分を健康にしながら節約していきましょう。
交通費を節約する方法:自転車
歩くのがしんどかったり、もっと速く移動したいという方には「自転車」がオススメです。これも歩くのと同じで、自転車に乗るだけなら交通費はかかりませんね。
歩きや自転車のメリットとして、交通費の節約もそうですが、狭い道を通れるので時間の節約にもなります。
毎日の通勤に自転車を使う時は、いわゆるママチャリではなく、安定して楽に走れるクロスバイクをオススメしますよ。
クロスバイクはだいたい2万円ほどで購入できます。ぜひ毎月の交通費と見比べて、購入を検討してみてくださいね。
交通費を節約する方法:早割
飛行機や新幹線、高速バスには「早割」という制度が設定されていることが多いです。これもしっかり活用していきましょう。
早割とは「乗車・搭乗日よりも前に予約をすることで、格安のチケットを購入できる制度」ですね。例えば羽田空港から新千歳空港へ行く時、当日予約だと37,110円かかります。
しかし75日前までに予約して早割を利用すると、なんと最安11,600円で予約できますよ。(出典:JAL公式サイト)
夏休み前など、旅行の計画を立てやすいときには、この早割を利用して節約につなげていきましょう。
電車での交通費を節約する方法
あなたも普段の通勤では、電車を利用することが多いのではないでしょうか?であれば、以下で紹介する3つの「電車での交通費を節約する方法」で交通費を節約できますよ。
- 交通系ICを利用
- 定期券の分割購入
- 回数券の利用
一回一回にかかる交通費は小さいですが、毎日のように利用する電車だからこそ、節約する意味がとても大きいです。
次の項目から、各方法について詳しく説明していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
交通費を節約する方法:交通系ICを利用
まず紹介する節約方法は「交通系ICの利用」です。交通系ICには以下の種類がありますよ。
- 北海道旅客鉄道(JR北海道、Kitaca)
- 東日本旅客鉄道(JR東日本、Suica)
- 東海旅客鉄道(JR東海、TOICA)
- 西日本旅客鉄道(JR西日本、ICOCA)
- 九州旅客鉄道(JR九州、SUGOCA)
- パスモ(PASMO)
- 名古屋交通開発機構(マナカ)・エムアイシー(manaca)
- スルッとKANSAI(PiTaPa)
- 福岡市交通局(はやかけん)
- 西日本鉄道(nimoca)
パスモ(PASMO)やSuica、ICOCAなどが有名ですね。なぜ交通系ICを使うことで節約できるかというと、なんと現金で買うよりも、数円安い料金で切符を買えるのです!
さらに交通系ICには「クレジットカード付きの交通系IC」もあります。これはクレジットカードと交通系ICが一体型になっているカードですよ。
クレジットカード付きの交通系ICには、以下の種類があります。
- ビックカメラSuicaカード
- To Me CARD Prime PASMO
- イオンSuicaカード
このカードの素晴らしいところは、このカードでチャージを行うとポイントが貯まる点です。これで貯めたポイントは交通系ICにチャージできたり、他のポイントに換えたりもできますよ。
たとえば「To Me Card Prime PASMO」に貯めたポイントは、PASMOのポイントへ換えられるのはもちろん、ANAのマイルやnanacoのポイントなどにも換えられます。
料金が数円安くなるだけでなく、電車に乗るたびにポイントが貯まるので、節約効果がとても高いですよ。
交通費を節約する方法:回数券の利用
交通系ICを使う次に節約効果が高いのは「回数券」を買う方法です。回数券には有効期限があるので、そこに注意して使い切りましょう。
例えばJR東日本の回数券は、10回乗車するための値段で11枚の回数券を購入できます。つまり1回分の運賃を節約することができますよ。
この節約方法が1番役立つのは、ひんぱんに出張がある場合ですね。回数券の期限はだいたい3カ月なので、3カ月以内に11回以上出張があると予想できる時は、回数券を買いましょう。
JRであれば、回数券をクレジットカードで買えるところもあります。先ほど紹介したクレジットカード付きの交通系ICを使って購入すれば、ポイントが貯まってさらに節約になりますよ。
交通費を節約する方法:定期券の分割購入
もしあなたが定期券を購入しているなら「定期券を分割して購入する」ことで節約になる場合がありますよ。以下に2つの例を出しますね。
- 東京〜南船橋までの定期券代金→『66,700円』
- 東京〜舞浜+舞浜〜南船橋という2つの定期券代金の合計→『62,040円』
この2つの金額は”半年間”でかかる料金です。つまり1年間で考えると『9320円』もの節約につながります。
こんな方法で節約ができるのは、JRのシステムが理由ですよ。基本的にJRでは、電車で移動する距離が長くなるほど料金が高くなります。
しかし私鉄と被っている区間では、JRを利用してもらうため、特別に安くしているところがあるんですね(品川ー横浜間など)。そこで分割すれば、定期券代も節約することができます。
飛行機での交通費を節約する方法
旅行や出張のときに飛行機を利用する方も多いです。1回利用するだけで1万円は払うので、ここを節約できたら大きいですよね。
そこで「飛行機での交通費を節約する方法」を紹介します。それが以下の2つですね。
- LCCを使う
- オフシーズン・オフピークを狙う
飛行機での交通費を節約すると、何千円〜何万円という金額を浮かせられますよ。
次の項目から、この2つについて詳しく説明していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
交通費を節約する方法:LCCを使う
「LCC」とは「Low–cost carrier」の略称で、以下の特徴で航空輸送サービスを運営している会社のことです。
- 業務の効率化
- 簡単なサービス
この2つの特徴から、JALやANAと比べて料金が安くなっています。別名「格安航空会社」とも言われ、スカイマーク・Peachなどの会社がこれに当たりますね。
たとえば、JALを利用して成田空港から新千歳空港まで行くと、早割を使っても11,600円はかかります。しかし、Peachだと、5,790円で行くことができますよ。
節約できて嬉しい反面「こんなに安くて、安全なのか?」と心配になりますが問題ありません。LCCの安さは、業務の効率化と簡単なサービスのみ行うことによって実現しています。
飛行機の質が悪い・安全性が低いという訳ではありません。安心してLCCを利用してくださいね。
交通費を節約する方法:オフシーズン・オフピークを狙う
年末年始や夏休みのシーズンは、帰省や旅行をするために乗客数が多くなります。そのため、その時期になると料金が高くなり、交通費が増えてしまいますよ。
そこで上記のシーズンとは真逆の、旅行客が減って料金も安くなる「オフシーズン」を利用すると節約できます。主に以下のような時期ですね。
- 1月半ば〜2月
- 4月初め〜半ば
- ゴールデンウイーク終わり
基本的に、ゴールデンウィークや長期休みが終わった時期は、料金が安くなるので節約することができます。
また、飛行機の出発時間によっても節約できることがあります。乗客数のピークは日中で、朝早い時間や深夜に出発する飛行機は「オフピーク」となります。
このオフピークは乗客が少ないため、料金も安くなりやすいですね。日中じゃなくても良い時は、オフピークを狙って節約してください。
まとめ
「全体的な交通費を節約する方法」と「電車・飛行機での交通費を節約する方法」について紹介しました。
交通費を節約すると「最終的には何百万円も得をした」という状況を作れるので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 歩きや自転車を使う
- ICカードや回数券の利用
- 定期券の分割購入
- 早い予約やオフシーズンを狙う
- 飛行機ならLCCを活用
筆者がオススメする節約法は「歩く」です。案外、電車で2駅ほどの距離なら楽に歩けますし、健康やストレス解消にもなりますよ。
あなたが使っている交通費を見直して、節約できるところはドンドン節約していってくださいね。