片付けが節約につながるのには明確な理由があります。この理由を知っておくだけでも、節約や片付けに対するモチベーションがアップしますよ。
「片付けをすると節約できる」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。しかし、実際にどうして片付けが節約につながるのか説明できる人は少ないのではないでしょうか。
そこで、この記事では片付けが節約につながる理由5つを解説していきます。片付けをする手順も紹介していますので、参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3082131?title=家計簿と電卓とお金)
片付けをすると節約できるのはどうして?
部屋を片付ければ、当たり前のことですが部屋がきれいになります。また、節約効果もあるので片付けは一石二鳥の効果があるのです。
ここでは、片付けをすると節約できる理由について紹介します。片付けをすると節約ができる理由は全部で5つあります。
- 無駄なものを買わなくなる
- 出かける機会が減る
- ダブリがなくなる
- 食品ロスがなくなる
- 自炊のやる気が出る
次章以降ではそれぞれを解説していきます。片付けがどうして節約につながるのかを知っておくことで、節約も片付けに対してもモチベーションが上がるので、ぜひチェックしてくださいね。
片付けをすると節約できる理由①無駄な買い物が減る
一度片付けをして部屋をきれいにすると、「部屋を散らかしたくない」と思うので、無駄な買い物が減ります。「ゴミが落ちている道にはポイ捨てできるけど、きれいな道にはできない」という心理と似ています。
また、片付けは一気にやると大変なので、最初にきれいな部屋にしようと頑張る時はかなり疲れるでしょう。それを経験すると、「もう2度とこんな思いはしたくない」と思い、ものを増やさないようにしたくなるのです。
上記のような心理から、結果的に無駄な買い物が減ることで節約につながります。
片付けをすると節約できる理由②出かける機会が減る
部屋をきれいにすると、今までよりも部屋にいるのが快適に感じます。「部屋が快適だから家にいたい」と思うことが増えて、外出することが減ります。
なんとなく外出してショッピングモールなどを歩いていると、ついつい洋服が欲しくなったり、お惣菜を買って帰りたくなったりしてしまうことは誰にでもよくあることです。
外出することが減れば「なんとなく買う」という買い物が減るので節約につながりますよ。
片付けをすると節約できる理由③ダブリがなくなる
片付けをしっかりして「どこに何があるのか」がはっきり分かるようになると、家にあるのに買ってしまうことがなくなります。
部屋が片付いていないと、ものがゴチャゴチャしていて「あるはずだけど、探すのがめんどくさいから買っちゃおう」と思うものです。
逆に、部屋がきちんと整理されていて欲しいものがすぐに取り出せれば、「家にあるけど買う」ことがなくなるので節約につながりますよ。
片付けをすると節約できる理由④食品ロスがなくなる
冷蔵庫の中身も先ほどと同じで、どこに何があるか分からないと同じものを重複して買ってしまうことがあります。同じものを買ってしまうと、量が多すぎて使いきれずに捨ててしまうこともあるでしょう。
また、取り出しやすい場所にあるものばかりを優先的に使いやすくなるので、奥の方や高い場所にあるものは長いこと使われないことも。結果、期限が切れるなどして食品ロスになってしまいます。
食品ロスが出るとそれだけ食費がかかるということです。食品ロスが減れば、食費の節約になりますよ。
片付けをすると節約できる理由⑤自炊のやる気アップ
冷蔵庫や台所の棚などが整理されていないと、自炊のやる気が下がります。会社のデスクにものがたくさんあると仕事のやる気が出ないのと同じです。
「使うものがすぐに取り出せない」「料理の前に片付けをしなければいけない」と思うと、自炊するハードルが上がるのでめんどくさくなってしまうのです。
片付けをしてすぐに料理ができる状態にしておくと、自炊のやる気がアップして食費の節約につながりますよ。
台所は細々したものが多く、一気にやろうとすると片付けが大変なので、「今日はこの棚だけ片付ける」「冷蔵庫の中を整理する」などと場所を限定すると良いですよ。
次章からは、片付けのやり方について紹介していきます。片付けをして節約しやすい環境を整えましょう。
節約するために…どうやって片付けをすれば良い?
ここでは、どうやって片付けをすれば良いのかについて紹介していきます。片付けをして部屋をきれいに保っておけば、節約にもつながりますし、異性ウケも良いでしょう。
部屋の片付けをする時は以下の3つを上から順番にやってみてください。
- 断捨離する
- 整頓する
- 維持する
次章以降で、それぞれの手順をやる意味や効果などを詳しく解説します。うまくやるコツも紹介しますので、片付けが苦手な人も参考にしてくださいね。
まずはものを減らそう!片付けの手順①断捨離する
まずは、ものを整理しやすくするために、断捨離をしてものの数を減らします。「残しておいているけど、結局使っていない」ものは思い切って捨ててしまうとスッキリしますよ。
特に洋服は増えやすいので、どこから片付けて良いか分からない場合は、洋服から手をつけるのがお勧めです。洋服をため込んでしまう時にありがちなのは、「服はたくさんあるけど着る服がない」という状況です。
自分が着たい服はどんな服ですか?「手入れが簡単」「気軽に着れる」「他の服と合わせやすい」などなど、自分が普段使いできる服はどんな服か、一度考えてみてください。
持っている服に着たい服がないなら、厳選した数着を買って、今持っているものは手放すというのも良いでしょう。もしすぐに手放せなければ、来シーズンまで待ってみて、一度も着なかったら手放すことをお勧めします。
また、捨てづらいものの代表格とも言えるのが人からのプレゼントです。「自分の趣味じゃない」「別に必要ない」と思っても、「捨てたら申し訳ない」という気持ちからなかなか手放せないですよね。
使わない自分が持っているよりも、使ってくれる誰かが持ってくれている方が物にとって良いのです。そう考えると手放すハードルが下がるかと思います。
リサイクルショップやフリマアプリで売れば、必要としている人の元に届きますし、ちょっとしたお小遣いくらいにはなるでしょう。
一気にやろうとすると面倒に感じて結局やらなかったり、あれこれものを引っ張り出すだけ出して余計に散らかってしまったりします。
片付けをしている途中に他の場所が気になっても、グッと我慢して決めた場所をきれいにすることだけに専念してみてください。これだけで片付けが捗りますよ。
気分の良い部屋に!片付けの手順②整頓する
断捨離をしてものが減ったら、整頓しましょう。整頓は、正しい位置におくことを意味します。
よく使うものは取り出しやすいところへ、あまり使わないものはすこし離れたところにしまうと良いですよ。よく使うものがすぐに取り出せないと、自炊が面倒になったり探さずに購入してしまったりします。
もし、しまう場所に迷ったら、とりあえず良さそうな場所にしまってみましょう。そのまま普段通りに過ごしてみて、「使いづらい」と思ったら改善すれば良いのです。
迷いすぎてしまうと整頓すること自体がめんどうに感じてしまうので、サクッと決めて、気軽にお試ししてみましょう。
整頓するときも、あちこちに手をつけずに「クローゼットの上の棚だけ」「文房具だけ」などひとつひとつやっていくと効率よく片付けが進みますよ。
整頓の場合は、簡単に片付けが終わりそうな場所から整頓すると、やる気が長続きするのでお勧めです。
ずっと綺麗をキープ!片付けの手順③維持する
断捨離をしてものを減らし、整頓して使いやすい場所にしまったら、それを維持するように努めましょう。片付けた状態で過ごしてみて、不具合があったら改善もしていきます。
しまう場所もそうですし、「手放したけどやっぱり必要だった」というものは購入します。また、新たに買い物する時は「本当に必要なのか」「しまう場所はどうするのか」を考えるようにしてください。
きちんと片付けをしても、買い物しすぎてしまったら部屋も散らかりますし、節約どころじゃありません。せっかく綺麗にしたのですから、元に戻らないように定期的に見直してきれいな部屋をキープしましょう。
節約に片付けは効果的! まとめ
節約と片付けについて紹介してきました。片付けをしっかりすることで部屋がきれいになりますし、節約にもつながります。
片付けが節約につながる理由は5つありましたね。もう一度まとめておきますので、最後にチェックしてみてください。
- 無駄なものを買わなくなる
- 出かける機会が減る
- ダブリがなくなる
- 食品ロスがなくなる
- 自炊のやる気が出る
片付けが節約につながる理由を知っておくだけでも、片付けに対するモチベーションがアップしますよ。実際に片付けをするときは以下の3つの手順で行うと、効率的に部屋をきれいにすることができます。
- 断捨離する
- 整頓する
- 維持する
ものを減らして、置き場所を決めて整頓しましょう。置き場所に迷ったら、仮置きしてみて使いづらかったら改善するようにすると良いですよ。
「どこから片付けて良いか分からない」という人は、まず洋服から片付けてみてください。洋服はどうしても増えやすいので、洋服を片付けるだけでも部屋がずいぶんスッキリするでしょう。
また、片付けるときは一気にやろうとせず、「今回は洋服を片付けよう」「今日は台所を整理しよう」と場所をひとつに決めると捗りますよ。
いろいろな場所に手をつけようとすると、面倒に感じたり、結果的に散らかして終わったりしてしまいます。片付けを始めたら、他の場所が気になっても決めた場所をきれいにすることだけに専念してくださいね。