プロパンガス代を節約する方法！【一人暮らしなのに料金が高い人必見】

一人暮らしなのにガス代が高くて困っていませんか？プロパンガスは都市ガスに比べて料金が高いのが特徴です。節約しようと思っても、実は、光熱費の中でもガス代が最も節約が難しいのです。

そのため、一人暮らしであってもガスは料金が高額になって家計を圧迫しがちになります。そこで、この記事では一人暮らしのプロパンガス代を節約する方法を紹介していきます。

プロパンガスが都市ガスに比べて高い理由や、実際にガス代を安くする日常的なテクニックも紹介するので、参考にしてくださいね。

（トップ画像出典：https://pixabay.com/photos/save-piggy-bank-money-coins-3402476/）

プロパンガスだけじゃない！ガスの種類と見分け方

ガスには、都市ガスとプロパンガスがあります。それぞれ特徴があり、まとめると以下のようになります。

都市ガスは、配管（パイプ）でガスを供給しているので、配管がない地域では利用することができません。それに対して、プロパンガスはガスボンベで運搬するため、基本的にどこでも利用することができます。

プロパンガスは価格競争があまりないため、料金が都市ガスに比べて２~３倍ほど高いのが通常です。

では、実際にプロパンガスを利用している一人暮らしの場合、月々にどれくらいの料金がかかるのでしょうか？次章で紹介していきます。

１人暮らしのプロパンガス代は平均いくらくらい？

一人暮らしのプロパンガス代の平均は、月2,000円～5,000円と言われています。

ただし、プロパンガスの料金は地域やガス会社によってかなり幅があるので、場合によっては6,000円、7,000円と高額になる場合もあります。

筆者がプロパンガスを利用していた当時、同じ会社で働いていた人は1人暮らしで、筆者と同じ地域に住んでいたにもかかわらず「冬場は7,000円かかる」と言っていました。

一人暮らしの場合はガスの使用料が比較的少ないので、基本料金を安くおさえることができればかなりガス代を安くすることができます。

ガスの基本料金はガス会社によって異なるので、プロパンガス会社をきちんと選ぶことが大切です。

プロパンガス会社を変えると一人暮らしでも節約できる

電力会社の自由化はかなり広まっていますが、実はガス会社も自由化されています。そのため、私たちは自分が利用するガス会社を自由に選ぶことができるのです。

都市ガスの配管が通っていない地域では都市ガスは利用できませんので、プロパンガス会社から選ぶことになります。

戸建ての場合は個人でガス会社を自由に選べるのですが、集合住宅の場合はそう上手くはいきません。集合住宅の場合は、大家がガス会社を決定しているからです。

そのため、ガス会社を変更したい場合は、大家を説得してガス会社を変更してもらう必要があります。

理由としては、プロパンガスの場合、ガスを供給するための設備費用をガス会社が大家の肩代わりをしているからです。ガス会社を変えてしまうと、肩代わりしている分の費用を一括で支払う必要が出てきます。

また、都市ガスの対応地域に隣接していて、工事をすれば都市ガスも利用できるのにもかかわらず、プロパンガスを利用しているというケースもあるでしょう。

都市ガスの導入工事をした場合、工事費が大家の負担となるため、このケースでも大家は応じてくれない可能性が高いです。

引っ越し先がプロパンガスの場合に注意すること

これから引っ越す先がプロパンガスである場合は、以下の２点に注意してください。

物件の見積もりを出してもらうのと同時に、プロパンガス会社や料金体系も教えてもらうようにしてください。こうすることで、料金が高額なガス会社と契約することを防げますよ。

また、ガス台の有無も確認しましょう。ない場合は自分で用意することになりますが、都市ガスとプロパンガスでは火力が違うため、対応しているガス台を準備する必要があります。

都市ガスがある地域では、プロパンガス用のガス台が売っていない場合もありますので、注意が必要です。

一人暮らしのプロパンガス代を節約する方法

ここからは、一人暮らしのプロパンガス代を節約する方法を紹介していきます。節約する方法を分かりやすく整理するために、ガスを使う場面を以下の３つに分けました。

それぞれの場面での節約方法を次章以降で解説していきます。ちなみに、ガスの使用量で一番大きな割合を占めているのがお風呂です。

「効率よく節約したい」「忙しくて全部読んでいる暇がない」という人は、お風呂編を優先的に読んでいただくと良いと思います。

【調理編】一人暮らしのプロパンガス代を節約する方法

調理にかかるガス代を減らすためには、調理法を見直す必要があります。調理法によって使うガスの量にかなり差が出てくるからです。

ガスの使用量が多い順に並べると、揚げる、煮込む、蒸す、炒める、となります。炒める・蒸すなどのガスが少なくてもできる調理法を選ぶと良いですよ。

また、具材の下処理として、電子レンジで先に少し火を通しておくとさらにガスの量を減らすことができます。下記のような電子レンジ調理ができるタッパーなどを使うと良いですよ。

その他にも、圧力鍋を使ったり調理中はなるべく蓋を使うようにしたりすると、ガスの量を抑えられます。炊飯器を使って調理をするのも良いでしょう。

【給湯キッチン編】一人暮らしのプロパンガス代を節約する方法

ここでは、お風呂以外でお湯を使う場合のガス代節約方法を紹介していきます。

調理で煮込み料理をする時はレンジ調理をするのと同時に、電気ケトルでお湯を沸かして使うようにすれば、ガス代を節約することができます。

煮込み料理以外でも、お茶を入れる時など、お湯を使う際は電気ケトルを活用すると良いですよ。

冬場は寒いので、食器洗いや手を洗う際にもお湯を使いたくなりますが、お湯を沸かすのはかなりガスを使うので極力使わないようにすると節約につながります。

油汚れのある食器を洗う時は、電気ケトルでお湯を沸かしてタライを使って貯め洗いをすると良いですよ。

【給湯お風呂編】一人暮らしのプロパンガス代を節約する方法

ガスはお湯を沸かす際にたくさん使うので、お風呂の入り方を工夫すれば効率よく節約することができますよ。一人暮らしの場合は、湯舟を頻繁に張るのではなく、シャワーで済ませるほうが安上がりです。

その際は、節水ができるシャワーヘッドを利用すると、水道代もガス代も節約することができるのでおすすめです。

また、お湯の設定温度を季節によって変えることも効果的です。最近では夏場はかなり暑いですから、お湯の温度を38度くらいまでなら下げても問題ないでしょう。

場合によってはお湯を使わずに水で済ませる時があっても良いかもしれません。

湯舟を張るときには、設定温度を調節しつつ、湯量を少なめにすると良いですよ。湯舟で温まったら、身体を洗う際に湯舟のお湯を使うようにすると、より節約効果が期待できます。

【究極編】一人暮らしのプロパンガス代を節約する方法

最後に、劇的にガス代を節約できる方法を紹介します。ただ、かなりハードルの高い方法ですので、ガス代でものすごく困っている場合以外は実践する必要はないでしょう。

方法としては、プロパンガスを解約するという方法です。解約すれば、当然ガスは使えなくなります。そのため、電気などほかの手段を使って代用することとなります。

調理

調理の際は、カセットコンロやIHコンロを使うようにします。カセットコンロは非常に安価に手に入りますが、ガスボンベを継続して購入しなければいけないので、少し手間がかかります。

それに対してIHコンロは電気で動くのでそういった手間はありません。一口のものならかなり安価で手に入りますし、小さいので収納にも困りませんし、手入れも簡単です。

ただ、IHコンロは対応している調理器具が必要となります。通常のフライパンなどは使えないので、IHコンロを購入する場合は、IH対応の調理器具も合わせて準備しましょう。

自炊をやめるという方法もありますが、外食が増えるとそれだけ出費が増えるので、節約したい場合はあまりおすすめしません。

給湯　キッチン・洗面

食器洗いや洗顔などでお湯を使う場合は、節約方法のところで紹介したような電気ケトルを使います。少々不便ですが、こうすると電気代だけですむので、プロパンガス代が高額な場合は効果的です。

お風呂

ガスがなくなると一番大変なのがお風呂です。ただ、お風呂に関してもガスなしで入る方法があります。

まず、下記のような電気でお湯を沸かす「お風呂ヒーター」が必要になります。お風呂ヒーターは、浴槽にためた水の中で使うとお湯を沸かしてくれますよ。

空焚き防止機能もあるので、もし万が一、消し忘れがあっても安心です。

シャワーが必要ないのであれば、お風呂ヒーターさえあればOKです。「シャワーも使いたい」という場合は、浴槽からお湯を汲み上げるポンプにシャワーヘッドをつけて代用します。

シャワーをすぐに止められるように、シャワーヘッドは手元で水を止められるタイプのものをおすすめします。

また、シャワーヘッドとポンプのホースが接続できないものもありますので、サイズなどを確認のうえで購入するようにしてください。

一人暮らしのプロパンガス代を節約する方法　まとめ

一人暮らしのプロパンガス代を節約する方法を紹介してきました。プロパンガスは、安いガス会社に変えてしまうのが一番手っ取り早いのですが、集合住宅の場合はなかなか難しいのが現状です。

その場合は、工夫をしてガスの使用量を減らすようにします。記事では、調理、お風呂以外の給湯、お風呂の３場面での節約方法を紹介しました。下記にそれぞれ一覧でまとめておくので、チェックしてみてください。

調理はちょっとした工夫で、ガス代が節約できるので始めやすいのが特徴です。レシピサイトを活用すれば、電子レンジや炊飯器を使ったレシピもたくさん見つかるので、ぜひ試してみてくださいね。

続いてお風呂以外の給湯ですが、こちらはなるべく水で済ますか、電気ケトルで沸かしたお湯を使います。沸かしたお湯を水と割ってちょうどよい温度に調節しましょう。

お風呂に関しては、以下の５点を気をつけると、ガス代を節約することができますよ。お風呂はほかの場所と比べても、ガス量が多いので少し木を使うだけで、大きく節約することが可能です。

また、究極的な節約方法として、ガスを解約するという方法も紹介しました。ガス会社を解約する場合は、以下のようにガスの代用をします。

ガス解約すれば基本料金もいらなくなるので、かなりの節約になります。ただ、お風呂の代用は初期費用や手間がかかるので、かなりハードルが高いでしょう。

「どうしてもガス代が高くて困っている」という人は、この方法も検討してみてください。