「これから一人暮らしだけど節約できるか不安で、何かコツがあれば知りたい」
こんな人向けに、本記事では節約のための土台作りから家賃、保険料などの各項目を詳しく紹介していきます。最後には節約したお金を投資に回す際のコツも紹介しますので、ぜひご覧ください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E8%B2%AF%E9%87%91%E7%AE%B1-%E4%BF%9D%E5%AD%98-%E3%81%8A%E9%87%91-%E8%8B%A5%E3%81%84%E5%A5%B3%E6%80%A7-850607/)
一人暮らし節約のコツは大きく分けて4項目
「節約」と言っても何から手を付けていくべきか悩みがちです。10個のコツを大きく以下の4項目にまとめてカテゴリごとに紹介していきます。
- 節約のための土台作り
- 固定費の見直し
- 日々の生活費の見直し
- お金の賢い使い方
基本的に足場を固めて、節約のための流れを作り、大きくしていくイメージです。上から順番に取り組んでいくことをおすすめします。それでは次章より詳しく説明していきますね。
一人暮らし節約のコツ【土台作り①】家計簿を作る
節約する上で基本的な土台を作るためのコツを2つ紹介します。まず一つ目は、「家計簿を作ること」です。面倒くさいと思ったあなた。先月いくらお金を使ったかすぐに分かりますか?
節約できずに悩んでいる人の多くが、毎月のお金の流れが分からないままです。そのままだと節約するポイントも定まりません。大きく節約できるところが見えないままだともったいないですよね。
それでも紙の家計簿は面倒で書きたくない人も多いかと思います。そんな人でも今ではスマホの家計簿アプリがあるので比較的やりやすくなっています。
おすすめ家計簿アプリは「マネーフォワード」です。銀行口座やクレジットカードなどを連携させると自動的に自分の残高をまとめて管理してくれるのでとても楽にお金の流れが分かるようになりますよ。
一人暮らし節約のコツ【土台作り②】貯金する流れ作り
基本的な土台を作るためのコツ2つ目は、「貯金する流れを作ること」です。節約が苦手な人の多くが、収入から生活費を差し引いた残りを貯金する形(収入ー生活費=貯金)になっています。
この形だとついつい使い込んでしまい、それが日常的になると結局貯金ができていないということになってしまいます。
自身の意思の力は弱いということを自覚して、まず貯金して残りを生活費にする形(収入ー貯金=生活費)にすることから始めましょう。
生活費口座とは別に貯蓄口座を作り、自動的に振込まれる仕組みを作っておけば知らないうちに貯金ができます。残りは自由に使うことができるので息苦しさを感じずに節約ができるでしょう。
一人暮らし節約のコツ【固定費の見直し①】住居費
大きな節約に繋がるのが固定費の見直しです。今回は3つ紹介します。1つ目は、「住居費を見直すこと」です。住居費は一番大きな固定費になるのでここを見直すことは重要ですよ。
一般的に言われているのは住居費は手取りの30%以内に抑えることというものです。
ただし、住居にそこまでこだわりのない人は、割合をさらに下げたり、シェアハウスを利用するなど方法があります。
こだわりたい人は、これだけは捨てられないものを選んで、住居選びをしましょう。
一人暮らし節約のコツ【固定費の見直し②】保険料を見直す
固定費の見直し2つ目は、「保険料を見直すこと」です。月々で見ると見過ごしてしまいがちですが、長い目で見ると大きな額になるので一度見直してみましょう。
よく社会人になって保険の勧誘に会い、良く分からずに入っている人がいます。筆者の先輩で月3万円も保険料を払っていて保険貧乏になっている人がいました。
正直一人暮らしの社会人であれば、そこまで手厚い保険でなくても問題はありません。
都民共済や県民共済を使うことによって月2,000円くらいで済ませることもできるので、現在の保険料が高いと思う人は検討してみてください。
一人暮らし節約のコツ【固定費の見直し③】光熱費を見直す
固定費の見直し3つ目は、「光熱費を見直すこと」です。2016年に電気、2017年にガスが自由化され、選べるようになりましたが、特に気にせずに同じ会社を使い続けている人が多いのではないでしょうか?
恥ずかしながら筆者自身も特に気にしていませんでしたが、電気とガスのシミュレーションをしてみると会社が違うだけで年間5,000円近く割引できることが分かりました。
業界全体で自由化を推し進めている傾向もあり、各社で特典やポイントが付くところも多くありました。簡単にシミュレーションできるので試してみてください。
一人暮らし節約のコツ【日々の生活費を見直し①】食費を節約
ここからは日々の生活費を見直していきます。合わせて3つ紹介します。1つ目は、「食費を節約すること」です。
「食費の節約」と聞くとすぐに自炊すること、ととらえる人がいます。確かに、メインは自炊ですが、完全に自炊のみにすると逆に食費が上がることもあります。
その理由として天候不順で野菜の価格高騰などがあり、食材はその時の価格が変わりやすいからです。
安い食材を買う場合は自炊。食材が高い場合は総菜を使うなど、上手くやりくりすることが大切です。
一人暮らし節約のコツ【日々の生活費を見直し②】通信費の節約
日々の生活費の見直し2つ目は、「通信費の節約をすること」です。ほぼ固定費のようなものですが、今回は生活費として紹介します。
ちなみにあなたが使っているスマホは毎月いくらかかっていますか?毎月スマホに1万円かかっている人は払い過ぎだと思った方が良いでしょう。
格安SIMを利用することで、スマホ料金を月5,000円ほどにすることができます。よほどこだわりのある人は別ですが、格安SIMで端末代2~3万円の機種でも問題なく使えるものが多いですよ。
自宅でPC環境も整えたい人は、格安SIMとポケットWi-Fiで完了です。これで月8,000円程度に抑えられます。
一人暮らし節約のコツ【日々の生活費の見直し③】税金を節約
日々の生活費の見直し3つ目は、「税金を節約すること」です。あなたはいくら税金を払っているか把握していますか?
会社員は給与天引きで税金を払っているので、節税はできないと思われがちですが、3つの方法があります。
- ふるさと納税
- 確定拠出年金(iDeCo:イデコ)
- 少額投資非課税制度(NISA:ニーサ)
ふるさと納税は所得に応じて、寄付した自治体から返礼品が送られてくるものです。実質負担2,000円でそれ以上の返礼品がもらえ、2,000円を差し引いた金額が節税対象になります。
参加自治体も多く、気軽にネットショッピング感覚でできます。楽天カードを使っている人は楽天ふるさと納税がおすすめです。節税しながらポイントも貯まるので一石二鳥ですよ。
確定拠出年金(iDeCo:イデコ)と少額投資非課税制度(NISA:ニーサ)は次章で紹介します。
一人暮らし節約のコツ【賢いお金の使い方①】少額投資を行う
最後に賢いお金の使い方として2つ紹介します。1つ目は、「少額投資を行うこと」です。
前章で紹介した確定拠出年金(iDeCo:イデコ)と少額投資非課税制度(NISA:ニーサ)ですが、どちらも投資と節税を兼ねており、少額で始められます。
投資と聞くと、難しいと思われがちですが、預ける場所が銀行口座から証券口座になるだけで、普段の貯蓄する感覚と変わりません。
確かにリスクはあるので、少額で行うのが安心です。毎月余ったお金で少しずつ始めるのが良いでしょう。
一人暮らし節約のコツ【賢いお金の使い方②】ポイントを活用
賢いお金の使い方2つ目は、「クレジットカードなどのポイントを活用すること」です。
キャッシュレス化が進み、各社がポイント還元をアピールしています。筆者自身は楽天カードと楽天Edyを使っています。
まず固定費はほぼ楽天カード引落、コンビニなどでは楽天カードのポイントを付与してEdyで決済することが多いです。
これらによって毎月1,000円~2,000円のポイントが貯まります。お金の流れも管理しやすく、年間で見ると大きいので、おすすめです。
一人暮らし節約のコツまとめ
一人暮らし節約のコツ10選についてまとめていきます。あなたはいくつ実践していましたか?
- 節約の土台作り
-家計簿をつける
-貯金する流れを作る - 固定費を見直す
-住居費
-保険料
-光熱費 - 日々の生活費を見直す
-食費
-通信費
-税金 - 賢いお金の使い方
-少額投資
-ポイント活用
コツについて紹介しましたが、大前提として自分は何のために節約しているのかを明確にすることは重要です。
それさえはっきりしていれば、今回紹介したコツを実践することで今よりも効果的に節約することができます。
今回紹介したコツを参考に肩肘張らずに楽しく節約していきましょうね。